関西六大学の最終節を観に南港中央球場へ。
家で雑事を済ませてからだったので、第二試合に間に合えばと思っていたが。
南港に着いてみればまだ第一試合の8回表だった。
関六も最終節になれば、リーグ戦のパンフレットが売り切れている。
早いうちに入手しておいて正解。

《第一試合》 大阪経済大学4−3神戸学院大学(延長12回)

神院大 010 100 010 000=3
大経大 110 000 010 001=4x

※8回表時点からのバッテリー
神:安田、西口−樋口   経:芦田、平川−幸池

私が年末に観戦試合数を集計する場合、途中からもしくは途中までの観戦で
両チームの打順がひと廻りしていなければその数に入れない、
というルールを一応自分の中で決めてある。
この試合もカウントしないつもりだったが、延長戦になってしまった。
それも延長12回。

8回表の神院大の1点は樋口亮介(3・光星学院)の適時打。
その裏大経大は西佑太(4・徳島商業)のセーフティースクイズで同点。
12回裏、2アウト二、三塁で幸池達郎(4・八幡商業)の内野ゴロが
野手の悪送球を誘って大経大がサヨナラ勝ちした。

《第二試合》 大阪学院大学10−9大阪商業大学(延長10回)

大商大 210 302 100 0=9 H12
大院大 120 021 102 1=10x H17

商:黒沢、新谷、鎌田教、四本木−鎌田洋  院:和田、堀渕、平山−碩野

【本塁打】金子(商・2回右越ソロ)、碩野(院・2回左越ソロ)

大商大、大院大ともに気になる選手が居るので、
この最終節の試合はできれば見ておきたかった。
ひとりは、昨年9月28日の日記(『走れ!マツヤマ!』)にも書いた
大院大・松山祐二(4・神戸弘陵学園)。
そしてもうひとりは、大商大・金子和豊(4・八尾東)。

金子の場合は、初めて見たときはそのプレーよりも“八尾東高校”という
経歴で覚えてしまったもので。
私の地元・第5学区の普通の府立高校で、我々は“ヤオトン”と呼んでいた。
女子の制服が緑の襟のセーラー服でちょっと目立っていた。
現在は八尾南高校と統合され、八尾翠翔高校と名称が変わっている。
高校野球では府大会のベスト8に進んだことはあるが、
それほど強豪のイメージはないはずである。ゆえに、
「ヤオトンから商大の野球部でレギュラーをしてる子が居る」
それだけでも凄い、と思うのに、今や関六を代表する選手のひとりである。

その金子、初回先頭でいきなりライトへ二塁打。
第二打席で2アウトからライトへソロ本塁打。
第三打席では1アウト二、三塁で適時単打。
これで三塁打が出ればサイクルヒットだ、と期待していたが、
あとは四球(結果8点目の生還)、犠打、邪飛で終わった。
しかし、良い意味での泥臭さを感じさせる魅力的な選手である。

松山は第一打席から4連続安打。
うち1本は二塁打だが、これは松山だからそうなったような当たりだった。

9回裏1アウト、大院大は南口大地(4・光星学院)の適時打で1点差に迫り、
代打の吉田光作(4・鳴門工業)も安打で出て一、三塁に。
ここで碩野佑紀(3・尽誠学園)に打順が回ってきた。
碩野は2回に特大の2ランを打っているだけに一打逆転サヨナラの場面。
「デーブ!」の声がスタンドから起こる中、初球を叩きレフトフライ。
三塁走者の山本潤一(4・洛水)がタッチアップで本塁へ突入したが、
その球は本塁ではなく二塁へ送られ、一塁走者がタッチアウト。
三塁走者の生還は認められ、大院大は土壇場で9−9の同点に追いついた。

10回裏1アウト一、三塁で、大商大は松山を歩かせ満塁策を選択。
9回に同点の本塁を踏んだ山本の当たりはライトへのサヨナラ適時打に。
両チーム合計29本の安打が飛び交う乱打戦を大院大が制した。

金子、松山の大活躍は嬉しかったが、
それに加えて碩野の2回裏の大ホームラン。
高校時代も話題になっていたが、あのパワーは溜め息が出るほど。
また見てみたい選手がさらに増えてしまった(笑)

立命館クラブ。

2005年5月28日 野球
まだ見たことの無いチーム、それもできて間もない社会人チームの試合を
観に行くとなると、どこか期待感のようなものが湧き上がってくる。
特に、どんな選手が居るのかが気になるもので。
それが以前にどこかでプレーを見たことのある選手ならばラッキー(笑)

5月11日の日記に「“立命館クラブ”というチームができている」と書いたが、
その名前からして立命館大学のOBチームと想像していた。
さぁ、誰が居るんだろう?と期待に胸をふくらませ、いざ西京極へ。
都市対抗野球・京都府一次予選(クラブチームトーナメント)である。

《第一試合》 鴨沂クラブ14−4京都フルカウンツ(延長8回)

鴨沂ク 0 2 0 0 0 0 2 10=14 H13 E1
京都フ 0 0 0 0 0 4 0 0=4  H12 E0

鴨:鈴木、川瀬−渡辺   フ:北川、梶本、北川、西島、有坂−江口

5回裏途中から観戦。
延長8回表、フルカウンツは1アウトを取るのに四苦八苦していた。
一度逆転したは良いものの、もうちょっと何とかならんか、と
観ていて思わずにはいられなかった。

立命館クラブのユニフォームは、大学の二代前のものと同じデザインだと思う。
大久保勝信の頃はまだこれだったかも知れないが、
私にとってこのユニのイメージは長谷川滋利だな。
どちらにしても懐かしい。
“RITS”ではないほうの立命館のシンボルマークが左袖にある。
背番号上のネームの位置が妙に高い。

《第二試合》立命館クラブ7−3東山高校OBクラブ

東山ク 0 0 0 1 0 0 2=3 H7 E2
立命ク 2 0 3 1 1 0 X=7 H11 E1

東:菊井、緒方−前田、獺口  立:沢田、渡邊−内海、山下

本部席でメンバー表を購入、中を見てまず驚いたのが“沢田 誠”の名。
京大時代にはドラフト候補にも挙げられ、大阪ガスを経て京大の監督も務めた方。
コーチ兼任とは言え、背番号1で投手として登録されている。
おまけにこの試合の先発投手である。

で、三菱自動車京都の主将だった内海貴文が4番キャッチャー。
同じく三菱京都の前川宏文が名を連ね、3番ショートでスタメン。
三菱京都組では北川裕の名前もあり、
大学OBでは立命の澤向将葵、京大の平山祐、藤田慎也と記憶に新しい名前が。
面白いことになってきた。

沢田は6イニングで被安打3、失点1。
前川は3打数3安打、二塁打2本の大当たりで、
澤向も4回に適時打が出ていた。

《第三試合・代表決定戦》立命館クラブ3−1鴨沂クラブ

鴨沂ク 0 1 0 0 0 0 0=1 H7 E1
立命ク 0 0 0 0 3 0 X=3 H9 E1 

鴨:川瀬、坂田−渡辺   立:岩澤、内藤−内海

この試合に勝つと、京都府二次予選(京滋予選進出決定戦)への出場が決まる。
先発は立命館高校を出たばかりの左腕・岩澤正登だった。
昨年にTVで少し見ただけだが、この細さでよく準決勝まで勝ってきたなぁ、と
思わせるような投手だったので記憶に残っている。
確かに細いのだが、時折凄いキレのある球を投げてくる。
4イニングで奪三振6。どう成長して行くのかが楽しみだ。
5回から登板した内藤泰我も鳥羽高校を出たばかり。
二人の若い投手を、ベテランの内海がしっかり引っ張っているように見えた。

2回表に先制を許したが、5回裏に前川と折原康伸の三塁打などで逆転。
第二試合に続いての毎回安打で立命館クラブが勝利。
二次予選では初戦で日本新薬との対戦が決まった。
近畿の他の強豪クラブとの対戦も早く観てみたい気がする。

祝!?1部昇格。

2005年5月26日 野球
昨日の豊中ローズ球場を思い返してみると。
大教大、奈良大(ヒサシは紺色だが)ともに白帽同士の対戦だった。
高校ならともかく、大学では珍しい気もするが・・・どうなんだろう?
ユニの袖の色で言えば、青が目立つ大教大、赤が目立つ奈良大と好対照だが。

観に行けなかったが、今日の白帽対決の結果。
奈良大学硬式野球部のHPで確認したところ・・・

奈良大学(2部1位)
000 100 200=3
010 100 000=2
大阪教育大学(1部6位)

奈良大が2勝1敗で1部昇格を決めた。
観に行けないときに限って勝つなよー。
とは言いつつもやっぱり嬉しいものである。

2000年秋に初の1部昇格、2001年秋の入替戦で敗れるまで
1部に居たのはわずか3シーズン。
昨日の試合を観た限りでは、1部に昇格しても果たして1つ勝てるのやら・・・
と思わせるチームではあるが。
2001年春の3勝が最高成績なので、それに近づければ。
この秋は、いつもより心持ちだが、近畿リーグにウエイトを置くかも知れない。
他の1部所属校の皆さん、お手柔らかに(^^;
この日記でも度々書いているように、
毎月1回大阪市内にある某病院へ通院するのが恒例行事となっている。
その病院で診察を済ませると次回の予約をするわけだが、
先月の診察時に予約した日が今日、5月25日であった。
近畿学生リーグの入替戦、あわよくば同立戦の3回戦、という目論見だったが
その入替戦にまさか母校が出てこようとは。

昨日は母校が2−0で勝ったらしい。
ということは、今日は勝てば1部昇格、という大一番である。

予定では12時30分開始であったが、
12時頃に豊中ローズ球場のある豊島公園に入ると、
応援団のコールが聞こえてきた・・・ああ、阪大(大阪大学)か!
阪大は昨年の入替戦で大阪府立大学に敗れて3部に降格していたが、
3部で全勝優勝、今日の入替戦を戦っている。
9回裏、7−7の同点に追いついたところだった。

《第一試合》 大阪大学(3部1位)8x−7近畿福祉大学(2部6位)

近福大 000 202 102 00=7
大阪大 001 000 204 01=8x

延長11回裏、先頭の中林隆志(3・向陽)が二塁打で出塁。
続く山中雄太(4・静岡)が左前安打、レフトが処理をもたつく間に中林が生還。
サヨナラ勝ちで阪大は1勝1敗のタイに。
「生駒の嶺に朝影差して・・・」の阪大学生歌を久しぶりに聞いた。

《第二試合》 大阪教育大学(1部6位)7−5奈良大学(2部1位)

大教大 104 200 000=7 H9 E2
奈良大 000 201 200=5 H10 E4

(※豊中の得点板にはH・Eの計が出ないため、公式記録と異なる可能性あり)

大教:立道、雀部、紙原−中野   奈良:新宅、田中大−松下

大教大は1回表に安達哲郎(4・小野)の二塁打で1点先制。
3回表、1アウト一・三塁で松川周平(3・長田)が投前へスクイズ。
新宅新(4・城内)の前に転がったが捕手へのグラブトスが逸れて1点。
その後も内野ゴロ失策で2者生還など、大教大が労せずしてリードを広げる。
4回表は二番手田中大和(4・布施)から松川が2点適時二塁打、
7−0とコールドゲームの可能性が出てきた。

大教大の先発・立道洋史(4・茨木)の地を這うようなアンダースローに
タイミングを狂わされていたように見えた奈良大打線だったが、
4回裏に安打、四球、死球でノーアウト満塁と初めての好機を迎えると、
小森靖(3・三重海星)の適時打と山田祐一郎(4・高円)の犠飛で2点を返す。
ここから山田が落ち着いてきたのか、走者を出しても後続を断つようになった。
6回裏は吉岡俊輔(4・尽誠学園)、武智真秀(4・伊予)、小森の3連打で1点。
しかし後が続かない。
小森は7回裏にも適時打と今日3安打の大活躍。
安打数は7回の時点で奈良大が上回り、ファインプレーも出るなど、
流れは傾きだしていたのだがそれを完全に引き寄せられないまま、
7回途中から登板した紙原大輔(4・三島)の前に反撃の芽を摘まれた。
決着は明日へ持ち越されることになった(仕事で観に行けないが)。

豊中ローズ球場は阪急宝塚線の曽根〜服部の間にある。
こじんまりした球場だが、大阪の球場にしては珍しく?ネット裏に屋根がある。
着陸態勢に入った航空機がレフトからライトへ横切って行くのが近くに見え、
「おっ、アイベックスやん」
「うわっ、旧JASのレインボーカラーってまだ現役なんや」
などとつい目を奪われてしまうので、或る意味油断ができない(笑)
かと言って機種を一発で当てるような航空機マニアにはほど遠いが。
伊丹空港が近い立地ゆえの楽しみがこの球場にはある。
昨日、森本稀哲が2打席連続本塁打を打ったからでもないだろうが(笑)
朝から雨が降っていた。
友人と万国博球場へ阪神大学リーグを観に行くつもりでいたが、
この雨では例え試合ができたとしても・・・ということで行先を変更。
協議の結果、取り直し…ではなく(屋根のある)西京極で高校野球、と決まった。
京都府の春季大会決勝である。

私が球場入りしたときには、三位決定戦が終盤を迎えていた。
予定時刻よりも早く始まっていたらしい。

《三位決定戦》 福知山成美10−0京都学園

福成美 201 211 040=10 H11 E0
京学園 000 000 000=0  H2 E2

福知山成美の長崎(背番号11)が2安打完封、とのこと。

《決勝戦》 京都成章7−2立命館宇治

京成章 000 610 000=7 H12 E0
立宇治 001 001 000=2 H6 E2

成:西原、瓦林−野村   立:上田悠、山田、清川−小西、伊崎

3回裏、立命館宇治は1アウト満塁から併殺崩れの間に先制。
しかし、京都成章は直後の4回表に猛攻を見せる。
1アウト満塁から西原が2点適時打でまず逆転すると、
石上も適時打、再び満塁としてから林が走者一掃の二塁打、
合計6点を奪った。
5回表にも須藤の適時打で1点を追加。

立命館宇治は5回途中から登板した清川が好投。
しかし打線が西原を攻めきれず、6回裏スクイズで2点めを挙げるにとどまった。

時折雨が強く降る中での試合。
京都成章・西原はボールが先行しがちだったが長打は許さず。
8番打者ながらセンター方向へ3本続けて安打を放つ打撃センスの良さもあり。
また、京都成章・林、立命館宇治・上内と両校のショートストップの
軽快なフィールディングも目を引いた。

これで5月28日から舞洲で行われる近畿大会の出場校がすべて決定。

滋賀:安曇川
京都:京都成章
奈良:斑鳩
兵庫:社
和歌山:智辯学園和歌山
大阪(開催地):履正社、上宮太子、大体大浪商

組合せは・・・いつ決まるんだっけ?(^^;
京滋大学リーグは、佛教大学が8季連続39回目の優勝で
神宮行きをすでに決めている。
乱暴な言い方をすれば、今は“消化試合”の期間に入っていることになるが、
最終節に注目のカードが組まれていれば、そんなことは言っていられない。

佛教大学・古田大将(4・鳥羽)、京都学園大学・梅原伸亮(4・金光大阪)。
京滋リーグを代表するエースの対決に、太陽が丘球場のネット裏が賑わう。

《第一試合》 佛教大学6−5京都学園大学

学園大 012 011 000=5 H7 E2
佛教大 013 000 02X=6 H8 E4

学園:梅原−河本、和田  佛教:古田、東濱、長谷川修、谷掛−小森、馬場、福永

【本塁打】菊野(佛・3回3ラン)、山中(園・5回ソロ)

結果から先に言えば、失策が目立つ試合だった。
2回表裏、そして3回表の得点はそれぞれ失策が絡んでいる。
3回裏、梅原は2アウトを取ってから2人走者を出し、
菊野義朗(4・近大附属)にライトスタンドへ放り込まれて逆転を許した。
古田も3イニング3失点でリズムを掴めないまま、
4回表から東濱優(4・水口)にマウンドを譲った。
(東濱は“アリハマ”と読むらしい。)

5回表、山中(1・三重海星)がレフトへのソロ本塁打で同点に追いつくと、
6回表2アウト一塁からまたもや山中が二塁打を放って1点をリードした。
梅原も中盤から立ち直りそうに見えたが、
8回裏に安打や暴投、失策が絡んで再び同点。
1アウトから満塁策を取ったが、森川隆宏(2・智辯和歌山)の二ゴロが
併殺崩れとなる間に決勝点が入った。

佛教大で8回表から登板した谷掛雄介(1・須知)。
高校時代からその名前だけは耳にしていたが、今日初めて観ることができた。
ちょっと力んでいたのか、投球がワンバウンドとなることも何度かあったが、
いかにも力投派の腕の振りは非常に魅力的だ。

佛教大の応援にはチアと吹奏が来ていた。
個人的には、9番打者の時に演奏される曲がお気に入りである。
かつての三菱自動車京都の応援を思い出す。

《第二試合》 京都教育大学4−2滋賀大学

京教大 202 000 000=4 H8 E1
滋賀大 000 000 101=2 H10 E3

京教:大崎−難波   滋賀:板谷−松本

試合前の練習中、一緒に観ていた“Mr.どやさ”さんから、
一塁側のブルペンで板谷圭介(4・桃山学院)が投げていることを教えられた。
それまでは、今春の開幕戦で観た西山貴之(2・釜石南)が先発か?
と思っていたが、昨年春から色々な意味で注目してきた板谷が投げるとなれば、
当然見過ごすわけにはいかない。

1回表、京教大は2アウト二塁から大崎浩(4・春日丘)が二塁打で先制点。
藤原(康太?1・社)の適時打で2点目。
藤原は3回表にも3点目の適時打を打っている。
板谷は3イニングで6本の安打を浴びる苦しい立ち上がりだったが、
4回以降はノラリクラリの絶妙な投球で的を絞らせず、板谷らしさを充分発揮。

京教大の大崎は先発投手でありながら4番を打っている。
投げては丁寧な投球で滋賀大に連打を許さず、打っては先制二塁打と活躍。
滋賀大もたびたび走者を得点圏へ進めるものの、あと一本が出ない。

9回裏、1アウトから松本圭史(2・神戸商業)が二塁打で出塁。
各務祐亮(4・加納)の投ゴロで三塁へ進むと、
廣田亮(3・乙訓)の適時打で2点目の本塁を踏んだが、反撃はここまで。

京滋リーグのパンフレットが、今春のリーグ戦から二部も含まれるようになって
以前のものより豪華になった。
とは言え、まだ新人選手まではカバーしきれていない。
それは仕方無いとして、京教大の選手の学年が昨年と変わっていないので
見ていてちょっとややこしかった。
積極的には行くまいと思っていたプロ野球のパ・セ交流戦だが、
今日の仕事帰りに大阪ドームへ行ってみることにした。
ベイスターズの試合なんてそう観られるわけじゃないし。

多少無理をすれば、神戸でのドラゴンズ戦やカープ戦にも行けたかも知れない。
その日は招待券を配りまくっていたからか、はたまた花火ナイトがあったからか、
神戸はかなりの観客が入っていたらしい。
ホークスの試合でも無いのに、混雑した神戸には行くつもりは無い。
(というか、ホークスファンは神戸に来るな!と言わんばかりの今季日程だし)

まぁ、私にとっては利害関係の無い(笑)試合だから、
内野席上段スタンドの上のほうで踏ん反り返って観ていたわけで。
満員の中だと窮屈な思いがして居心地はあまり良くないが、
かと言って或る一区画に私しか居ないようなガラガラぶりも寂しい。
伸び伸び観られるほうが私は好きなんだけど。

上から眺めたところ、今日の大阪ドームで人口密度が最も高かったのは、
ベイスターズファンの集まるレフト下段だったような気がする。
“タネダンス”をすると、レフトスタンドが揺れて見えるんだもんなぁ。
日刊スポーツによれば、
今秋の明治神宮大会・大学の部で、関西地区の出場枠が1つ増えるという。

6月に行われる大学選手権では各連盟の優勝校が出場するわけだが、
神宮大会の場合は出場枠が少ないので、優勝しても出られるとは限らない。
関西のように代表決定戦が行われるところもあれば、
隔年で秋の優勝が全く神宮につながらないリーグもある。
明治神宮の招待大会だから、と言ってしまえばそれまでだが、
機会均等とは言えないような仕組みではあると思う。

関西の場合、5つの連盟で出場枠は1つ。
で、東海の場合は愛知大学連盟で単独枠があり、
東海地区大学連盟と北陸大学連盟で1枠。
つまり、濃尾平野の中で2校出られたりするのである。
その枠に決定するまでの紆余曲折はあったのだろうが、
単純に考えれば関西のファンとしては面白くないわけで。
(別に東海方面に恨みがあるわけではありません)
そこに今回の増枠のニュースだから、喜んでも良いのだが。

21世紀に入ってからの神宮大会の成績を以下に挙げる。

《2001年》近畿大 0勝1敗(2回戦) 1−2東北福祉大

《2002年》大体大 1勝1敗(2回戦) 14−12中央学院大 0−6亜細亜大

《2003年》龍谷大 1勝1敗(2回戦) 3−2中京大 3−4青山学院大

《2004年》佛教大 1勝1敗(2回戦) 2−1愛知大 1−2慶應義塾大

こう言うとミもフタも無いが、1つ勝つのがやっと。
一昨年から始まったスカイAの中継に映ることなく敗れている。
選手権に至っては、2001年の立命館大学のベスト4を最後に
2回戦を突破できない状況が続いているどころか、一昨年などは初戦で全滅。
それを思うと素直に喜べない。
どのような経緯で増枠になったのか、よくわからないが・・・。

大学選手権と神宮大会は別モノではあるが。
神宮大会の出場枠が増えた、ということは、
関西の大学の野球を神宮で披露する場が増えた、ということである。
そこで思いっきりアピールしないでどうするか。
「関西に2つも枠はいらねえよ」
などと言われない、いや、言わせないような試合を、
まずは大学選手権で見せて欲しい。
南港中央球場で、関西学生野球を観戦。

昨日4−1と1回戦をモノにした近畿大学は今日勝てば、
関西学院大学は今日と3回戦で連勝すればリーグ優勝とまさに天王山の一戦。
開始予定の20分ぐらい前に南港に到着すると、
私の定位置附近は完全に埋まっていたので、やや三塁側に腰を下ろす。
一塁側に近畿大学応援部。
三塁側に関西学院大学應援團総部が揃う。
気が付けばネット裏通路下の席も、上から見ると6〜7割は入っている。
関学はチアが“KGブルー”の紙メガホンを配っていて、
まるで関関戦かアメリカンフットボールの試合のよう。
近大も負けじとメガホン(プラスチック。試合後返却要)を配ったりして
応援を呼びかけていたが、野球場での近大応援部にしては珍しい光景。
優勝のかかった試合らしい、好い雰囲気である。

《第一試合》 

関学 000 000 000=0 H4 E2
近大 000 000 20X=2 H5 E0

関学:宮西、重野、池田、加藤学−清水   近大:甲藤−倉重

1回裏近大、2回表関学ともに走者を三塁まで進めたが得点ならず。
関学・宮西尚生(2・市立尼崎)、近大・甲藤啓介(4・高知)の投手戦に。
甲藤は4回〜5回の5者連続など5回ですでに10個の三振を奪う。
宮西も6回まで被安打2、落ち着いた絶妙な投球で近大打線を打ち取り、
これで今季46イニング、昨年から通算すると48イニング無失点となった。

7回裏、先頭の森川欽太(4・大阪産大附)が左中間への二塁打。
北野誠之(3・智辯和歌山)が四球、宮城一丸(4・柳川)が送って二、三塁。
続く中東信二(3・広陵)が粘りを見せ、レフトへ2点適時打を放つ。
宮西の無失点は48イニング1/3で途絶えてしまった。

関学も8回表1アウトから渡邊祥一郎(4・報徳学園)が三塁打で出塁。
2アウト後、増田崇彦(3・三田学園)が代打で出て期待を持たせたが、
増田のバットは折れて敢え無くセンターフライに終わった。

甲藤は関学最後の打者を遊ゴロに打ち取り、近大の4季ぶり37回目の優勝が決定。
最も素早くガッツポーズを見せたのは決勝打の一塁手・中東だった。


《第二試合》 

京大 000 000 000=0 H3 E1
関大 300 000 01X=4 H9 E0

京大:濱田、江藤、尾藤、土屋−岡田   関大:伊藤維、常藤、植西−乙須

関大は、京大の先発・濱田晋介(4・茨木)の立ち上がりを攻め、
先頭の三浦泰揮(4・酒田南)の三塁打を皮切りに5安打で3点を先制。
しかし、2回に京大が江藤雄一(2・大阪星光学院)にスイッチしてからは
安打が出ず、尾藤陽介(2・新居浜西)からも1安打のみ。
四球などで走者を出しても点に結びつかず、
8回裏に木下賢治(3・報徳学園)の適時打で1点を追加したにとどまった。

関大先発の伊藤維志(4・西大寺)は6イニングを投げて被安打2。
常藤勇城(4・米子西)から植西祐希(3・関大一)へつなぐ完封リレーで勝利。
投手のメンバーに植西の名がないので、よく見たら内野手だった。

今日は、長居球技場では“FLASH BOWL DAYS”の2日目。
第二試合で立命館と関大が対戦しているので、
関大応援団は南港には来ないかも知れない、と思ったら・・・来た(笑)
リーダーもチアも少なめ。吹奏は6人。団旗は無し。
しかも、学歌とエールは吹奏でトランペットを担当する女子の団員が行った。
これがけっこうキチンとできてるんだ。

試合終了間際から雨が降りだしてきた。
船出橋を歩いているうちに本降りになり、慌ててバス停の屋根の下へ。
弁天町行きのバスで咲洲トンネルを出たら晴れていた。
その車中、「相模原球場で雹(ひょう)のあと大雨が降った」とメールが来た。
おかしな天気である。
JABAのHPで都市対抗野球京都府一次予選の組合せを見つけた。

京都府の一次予選は、まずクラブチームのトーナメントが行われて、
そこで勝ち抜いた1チームが企業チームも含めたトーナメントに出る、
という方式を採っているのだが・・・。

いつの間にか“立命館クラブ”というチームができているではないか!
大阪の履正社学園に続く今年の新規参入組だが、
JABAHPの加盟チームには今日(5月11日)現在その名前は無い。
いつ登録されたのだろうか。

クラブチームのトーナメントは5月28日、西京極球場。
どんなチームなのか?確認の意味で観に行くかも知れない。
あまりにも劇的な幕切れだった2005年春の関関戦。
その応援について感じたことを少々。
(門外漢ゆえの放言はご容赦のほどを)

1回戦の試合開始とともに流れる関学の応援歌『新月旗のもとに』。
指揮を執るリーダーを挟んで、小旗を振るリーダーが2名。
立命の『グレーター立命』や神戸大の『燃ゆる想い』でも見られる編成だが、
関学に関してはあまり見たことがない。
或る友人によれば、関西四私大応援団連盟のイベント『四雄の宴』で見たとか。
この編成は1回戦のこのときだけで、2回戦では無かったと思う。

たぶん一昨年あたりからだと思うが、
関学はヒットが出たときにファンファーレを演奏するようになった。
(原曲は天理高校の『驀進』だったと思う。)
高校野球やタイガースの応援でお馴染みのファンファーレだが、
今回から関大も演奏するようになった。
今までの関大の応援パターンには独特の流れのようなものがあって好きだったが、
その流れが、ファンファーレを入れることで途切れてしまうように感じた。
2回戦では、8回の応援歌『大空を超えて』が佳境にさしかかったところで…。
そこまで徹底しなくても良いと思うのだが。
毎回冒頭に演奏される学生歌や応援歌の類が少なかったのも残念。
袴姿のリーダーも、(特に2回戦は)チアの数も少なかったし。

関関戦では、関学の吹奏が応援歌や応援パターンを忠実に演奏するのに対し、
関大は合間に吹奏がパフォーマンスをするなどの“遊び”の要素があって
それが毎回楽しみでもあったのだが、今回は立場が逆転した感が。
1回戦では5回にデビッド・フォスターの『Winter Games』を演奏。
私的には録音して残しておきたいほどの大ヒットだった。
おまけに2回戦では『マツケンサンバ?』、しかも歌入り(笑)
関学が関大のお株を完全に奪ってしまったかも知れない。

今回は、優勝に向け“いざ神宮へ”の幕を仕立てて盛り上がる関学が、
応援のほうでもリードしていたと思う。
頑張れ関大。

そして、この2試合で最大の謎。
2回戦のエール交換、関大はいつもの学歌だったが、
関学は『空の翼』では無かった!
今まで聞いたことがない曲のはずだが・・・
ひょっとしてあれが新しいカレッジソングか?
秋は応援歌集(昔、紙メガホンと一緒に配っていた)の復活希望。
昨日に続いて甲子園で関西学生野球。
今日は第一試合から観るぞ、と心に決めていたわけで。
いや、観ておかないと後悔するぞ、のほうが近かったかも。
晴れてはいるが、日陰は少々肌寒い。

《第一試合》

近大 003 000 020=5 H6 E0
立命 001 010 000=2 H6 E2

近大:甲藤、大隣−倉重   立命:山田、黒田、金刃、大橋−西川

3回表、近大は1アウト満塁で石井孝一(3・報徳学園)が
押し出し四球を選んで先制、立命先発の山田貴史(3・酒田南)をKO。
その後も宮城一丸(4・柳川)の適時打などで3点をリード。
その裏立命は2アウトから後界昭一(4・神港学園神港)、西岡克真(3・貴志川)、
保良久生(4・平安)の3連打で1点を返す。

立命が5回裏に保良の適時二塁打で1点差とすれば、
近大は昨日完投の大隣憲司(3・京都学園)を6回から投入。
立命も7回から金刃憲人(3・市立尼崎)が登板、昨日の左腕対決の再戦に。
8回表、倉重友二(4・広陵)の適時打で近大が2点追加、
勝利をほぼ決定付けるような得点だった。

今日は近大応援部、立命応援団ともに欠席で静かな第一試合のスタンド。
背後から関学の吹奏が練習している音がよく聞こえてくる。

《第二試合》

関大 200 000 000=2 H11 E4
関学 100 001 002=4x H8 E0

関大:田辺佑、岩田−乙須  関学:加藤学、金子、池田−清水

関大は1回表先頭の坂口直樹(4・尽誠学園)が安打で出塁。
犠打で二進すると、橋本拓也(1・岡山理大附)が三塁打でまず先制。
黒田雅和(3・広陵)も適時打で続いて幸先良いスタート。
関学も失策で出た坂口正太郎(4・明石南)を清水誉(3・小野)の三塁打で還す。
「三塁打で坂口が1点目の本塁を踏む」ことで1回の表裏は共通したことに(笑)

関学の先発、加藤学(4・清教学園)は調子が悪かったのか、2回で降板。
3回からは下手投げの金子宏(4・広陵)がマウンドに上がる。
ボールが先行しがちではあったが、打者の打ち気を誘うような球で
走者を出しながらも要所を締める。
関大・田辺佑介(3・明徳義塾)も毎回塁上に走者を置くも2回からは無失点。

6回裏2アウトから、関学は近藤輝幸(4・今治西)、荻野貴司(2・郡山)が連打。
捕逸で近藤が三塁へ進むと、今井健太(1・関西学院)の適時打で追いついた。
7回表からは池田弘(3・浪速)が粘りの投球を見せる。
もうこれ以上点を取られるわけにはいかない、とばかりに
関大も7回から岩田稔(4・大阪桐蔭)をリリーフに送った。

9回裏、2アウト一塁。
一塁側で宮西尚生(2・市立尼崎)が投球練習をしている。
延長戦になったら出てくるやろな・・・と思っていたら、
増田崇彦(3・三田学園)が代打で登場、関学ベンチが盛り上がった。
いかにもパワーがありそうなサイズで、背番号35が小さく見える。
増田は岩田の2球目を弾き返すとその球はセンター方向へ飛んで行く。
中堅手の山田裕貴(3・明徳義塾)が背走、フェンスによじ登ろうとするが
バックスクリーンへ飛び込む劇的な特大サヨナラ2ラン本塁打に。
関学はこれで1993年春以来の優勝に大きく弾みをつけた。

増田のサヨナラ本塁打はほんの数秒の出来事だったはずだが、
打球がバックスクリーンに届くまではまるでスローモーションに思えた。
観ていてただ「すげぇ〜・・・」としか言えなかった。

この土・日とも甲子園に通って大正解。
こんな試合、めったに観られるものじゃないっすよ。
大学野球で予告先発なんてあるはずもないが、
チームによっては1回戦の先発がだいたいはわかる。
今日の関西学生野球(甲子園)、第一試合は立命が金刃憲人(3・市立尼崎)、
近大は大隣憲司(3・京都学園)だろうと予想はついていた。
それだけに最初から観たかったのだが、仕事で出遅れてしまった。

球場入りすると、9回表立命に1点が入っている。
どうやら3号神戸線の下をくぐる直前に入ったらしい(笑)
9回裏、近大は2アウト満塁と一打サヨナラの場面だったが、ものにできず終了。

立命 000 000 001=1 H4 E0
近大 000 000 000=0 H3 E1

第二試合は伝統の“関関戦”。春秋ともに一度は観なけりゃ気が済まぬ。

関学 000 000 010=1 H6 E0
関大 000 000 000=0 H7 E0

関学:宮西−清水    関大:岩田、田辺佑−乙須

関大・岩田稔(4・大阪桐蔭)は、時折ボール球が先行するのは気になったが、
それでも直球の威力は素晴らしいものがある。
ここぞ、でキッチリ三振が取れたりするのはさすが。
関学・宮西尚生(2・市立尼崎)は球威よりもコンビネーションの良さが目に付く。
丁寧で落ち着きのある投球は2回生とは思えない。
走者を出すも得点を許さない、両サウスポーによる投手戦が続く。

7回裏、関大は初めて走者を三塁に進めたが後続を断たれ、
ピンチを切り抜けた8回表の関学の攻撃。
1アウトから坂口正太郎(4・明石南)が左越二塁打。
ちなみにこれがこの試合唯一の長打。
清水誉(3・小野)が四球で歩き、近藤輝幸(4・今治西)の安打で満塁に。
ここで関大は岩田から田辺佑介(3・明徳義塾)にスイッチすると、
6番荻野貴司(2・郡山)が絶妙のスクイズを決め、関学が執念で均衡を破る。

9回裏、先頭の橋本拓也(1・岡山理大附)が内野安打で出塁すると
黒田雅和(3・広陵)が送り、今日2安打の乙須正太(4・大阪桐蔭)が打席に。
あわよくば同点の好機だったが、乙須は初球をセンターフライで2アウト。
代打・高井強(1・川之江)も捕邪飛に倒れ、関学が守り抜いた。
宮西はこれで今季初先発から4連続完封勝利。

第一試合からずっと観ていた人にとっては、
今日の入場料はきっと安く感じただろうと思う。
さぁ、明日はどうなるか。

応援については、(明日の分も含め)後日まとめて・・・。
ちなみに今日、友人と座っていた席はやや一塁寄り。
ネット裏でありながら関学の応援席に組み込まれてしまった(苦笑)
記者席エリアの附近まで應援團総部のメンバーが応援に来ていたが、
そこまで来なくても良いような気もするが。
ここから向こうは応援席、というような区切りはある程度必要だと思う。
楽しかったけどね。
5月5日になって、ようやく大阪ドームのゲートをくぐるとは。
今年初めてのプロ野球観戦である。

今日限りで閉店となる北浜の三越の写真を撮りに行ってから、
試合開始のおよそ1時間前に大阪ドームに着いたのだが、
内野席入口への列が階段の下のほうまで達している。
私は某所で入手した“大阪ドームセレクトチケット”で、
列のほとんど無かった外野席の入口から入場。並んでられっか。

三塁側下段の内野自由席で、お馴染みの方々と再会。
「社会人観に行ってた?」と声を掛けてくる方も。ようわかってはるわ(笑)

で、今シーズンから内野席の応援体制が変わったことを聞かされた。
ユニフォームを着たリーダーが前のほうに立つのはこれまでと一緒だが、
主催球団側の指示で、旗と鳴り物は外野席に集中させることになったという。
リーダーの方々がローテーションを組んで、内野と外野を行ったり来たりしている。
なんだかなぁ。

昨年までは『白いボールのファンタジー』が流れるのに間に合うように
スタンド入りしていたものだが・・・流れない。
神戸でやっていたヤツをそのまま大阪に持ってこられてもなぁ、という感じで
ドームビジョンを眺めることもしばしば。

今日の私の周囲では、あらゆる食べ物が飛び交っていた(笑)
おにぎりはあるわ、玉子焼きはあるわ、まるでピクニック状態。
それも某料理店の大将ほか御一行の提供なものだから、美味いのなんの。
ホークスも初めからリードしているし、良い雰囲気の三塁側風景である。
星野順治が10安打を浴びながらも粘りの投球で完封、5勝目を挙げた。
(H6−0Bs)

でも、今の『いざゆけ』はやっぱり素直に歌えない。
「われら〜の〜われらの〜」と歌ったところで、
思わず周囲を見回してしまいそうな自分がそこに居る(苦笑)
JABA京都大会は、今日(4日)が最終日。
準決勝2試合と決勝の計3試合が行われる。
試合が円滑に進むようであれば最後まで見届けるつもりだったが、
円滑どころか・・・

《第一試合》

NTT西日本
011 102 040=9 H9 E0
103 000 200=6 H7 E3
日本生命

N西:岸田、大西、徳留−小坂    日生:井前、山脇、柏木、新家−藤田

のんびり構えていて、阪急梅田を出た時点で9時を回っていた(汗)
西京極球場の入口へ行く前に、ライトの後ろからスコアボードを確認。
3回表までの得点が表示されているが、「N西がリードしている」ことよりも
「N西がまた先攻である」ことのほうが気になった。
この対戦、昨年の都市対抗代表決定戦では日生がサヨナラ勝ちしている。

3回裏、スタンドに到着するや下野敦司が同点適時打、
及川徹も2点適時打で日生逆転。
N西も4回表1点差に迫り、6回表には押し出しで再び同点の後
一色和也の適時打で今度はN西がリード。
すると今度は日生が7回裏、連続死球で出た走者を及川が二塁打で還して
文字通りのシーソーゲームになった。

8回表N西。
2アウト一、三塁で藤井淳志が三塁ゴロ、しかし三塁手の送球が悪く同点に。
直後4番の山崎隆広が右中間への三塁打で2人が生還し、
山崎も捕逸でこの回4点目の本塁を踏んだ。
最後は7回途中から登板した徳留慶が抑えて、N西が決勝進出。
手元の時計で終了は12時47分。
開始が8時55分と聞いたので、試合時間は3時間52分。

《第二試合》

大阪ガス
220 012 000=7 H17 E0
020 200 001=5 H11 E3
シダックス

大ガス:松尾、榎本−小野   シダ:加納、森福、岩渕、山本、岩浅、上田−坂田

13時36分開始。
1回表1アウトから栗栖敏、荒川大輔、澤多弘也の三連打と
牧野光将の犠飛で大ガスがまず2点を先制。
2回表にも岩本達也の三塁打と栗栖の適時打でさらに2点を追加。

しかし、大ガスの松尾洋和は30日の三菱ふそう川崎戦とは様子が違った。
1回裏は1安打を許すも無難に抑えたが、
2回裏に3安打で攻め立てられ、押し出しの死球で2点目を献上してしまうなど
序盤にしてかなり苦しい投球のように見えた。
4回裏、2アウト満塁から藤澤英雄の2点適時打で同点に追いつかれる。

5回表、今度は大ガスがシダックス2番手の森福允彦を攻め、
荒川、澤多、牧野が三連打でたたみかけて均衡を破る。
この三連打は同じメンバーで6回表にもあり、外野からの中継ミスも加わって2点。
その裏から榎本公介が登板。
シダックスは走者を再三出しながらも得点ができず、
9回裏1アウト二、三塁の好機も松岡淳の適時打による1点だけで終わった。
17時26分終了、試合時間3時間50分。

この試合の2回表。
猪坂彰宏への死球を巡って、シダックス野村克也監督が抗議に出た。
打者の避け方の如何をゼスチャーで示しながら、
(実際は違うかも知れないが)何やら球審に説教をしているようにも見えた。
野村監督は、その球審の本職がお寺の住職さんだと知っているのだろうか(笑)
まぁ、この場面ではそんなことは関係ないが。

パンフレットでは、第三試合の開始予定時刻は15時となっている。
下手すればその第三試合が終わっていても不思議では無い時刻なのに、
まだ第三試合が始まっていないとは。
決勝戦を観る体力が残って無い(苦笑)ので、
結果の連絡を友人に任せて球場を出た。

で、21時30分頃その友人から以下の速報が来た(笑)

大阪ガス 100 010 030=5
N T T 西 000 000 003=3

大阪ガスは、(大阪大会時代を含めて)京都大会初優勝である。
お疲れさまでした!
昨日の帰り。
駅での電車の待ち時間に携帯であちこちリサーチしていたら、
JABA京都大会が雨の影響で順延になったことがわかった。
京都の最終日が4日になったことで、
3日は岐阜のベーブルース杯大会へ行くことに決定。
どうにか名古屋までの近鉄特急を押さえた。
朝は伊勢中川乗り換えの便しか空いてなかったらしいが、やむを得ない。

近鉄特急→JR新快速→岐阜バス、と乗り継いで、
長良川球場のある岐阜メモリアルセンターまで自宅から約4時間。
東海地方の大会でお馴染みのアナウンスが聞こえてくる。
第一試合の3回裏が終わったところだった。

《第一試合》

フェデックス
000 000 000=0 H9 E0
011 110 00X=4 H11 E0
東海REX

フ:壇野、榎本、平畠−篠原   R:辻原−藤尾

REXが小刻みにリードを広げていたが、
5回フェデックスの投手が平畠正之に替わってからは追加点が取れず。
フェデックスも後半連打での好機などがあり、
試合の流れを変えるきっかけはあったはずだが、
最後までREXの辻原司を打ち崩すことができずに終わった。

フェデックスは長野県塩尻市のチームで、今日初めて試合を観たことになる。
紫とオレンジをあしらったユニフォームは、
かずさマジックとかつてのNTT関東をミックスさせたような感じに見えた。
初観戦でも、大学または他のチームで見覚えのある選手がチラホラ。

《第二試合》

東海理化
000 000 000=0 H5 E0
330 000 00X=6 H10 E1
東 芝

理化:川脇、永井、山川−奥山、山根   東芝:磯村、山川−飯田

東芝は、初回から井関雅也、工藤賢二、平馬淳の3連打で先制。
伊勢泰孝にも2点適時打が出て優位に立つ。
2回も工藤、平馬の適時打で3点と、まだまだ点を追加しそうな勢いだったが、
2アウト一、三塁で堺博文の安打性の当たりを遊撃手の泉直樹が好捕。
これで大量得点の流れを断ち切られてしまったのか、
3回から登板した永井裕二には散発3安打に抑えられ、
しかもその安打以外には外野に球が飛ばなかった。

永井の好投を堅い守りでより盛り立てていた東海理化だが、
東芝先発・磯村秀人の勢いは止められず、8回までに14三振。
奥山博之が2安打で気を吐いたものの、5本の安打はすべて単打だった。

第二試合が終了したのは手元の時計で15時50分。
余裕を持って帰れるところだったが、
名古屋の地下街を徘徊するまでにはいかなかった。
ドラゴンズのポケット日程表を貰いそびれたのがやや心残り。
来月、岡崎へ行きたいんやけどなぁ・・・?
5月になって、今年初めて神戸総合運動公園の地を踏んだ。
昨日に続いて西京極へ行っても良かったのだが、
春の間に関西学生・関西六大学ともに神戸での試合が組まれているので
うち一日だけでも行っておきたかった。
地下鉄を降りると雨。スタメン発表のアナウンスを聞きながら階段を上る。

スコアボード上の旗は“半旗”に。
近大の選手はユニフォームの袖に喪章を付けていた。

《第一試合》 近畿大学10−1京都大学

京大 000 100 000=1 H6 E0
近大 401 030 11X=10 E13 E1

京大:尾藤、濱田、江藤、川添−岡田   近大:甲藤、山田−倉重

【本塁打】中東(近大・5回3ラン)

近大は初回から打者一巡で5本の安打を連ね、4点を先制。
1回に2点適時打を打った倉重友二(4・広陵)は、
3回にも内野安打で打点を稼ぐ。

3回まで3人ずつ、完全に抑えられていた京大だが、
4回表先頭の坂井伸光(4・筑紫丘)が初安打で出塁。
犠打で二進のあと、鳥山和宏(4・成蹊)がセンターへ安打。
坂井が二塁から生還、その間に鳥山は二塁へ進もうとするも失敗。
5回表には、1アウト満塁の得点機を迎えたがこれも実らず、
その裏中東信二(3・広陵)の左越3ランで突き放された。

8回裏、和田匡永(4・上宮)の安打によって、先発全員安打となる。
甲藤啓介(4・高知)は雨の降りしきる中、8イニングスを投げて
振り逃げ1を含め11個の三振を奪ったが、万全ではなかったように見えた。
今度はもっと良い天候の中での投球が見たい。

私が座っていた屋根の下の席にも、雨が吹き込んでくるような悪天候。
終わる頃にはグラウンドの各所にも水が浮き出していた。
確か4回を終わった時点で、第二試合中止の場内放送が入った。
1試合しか観られなかったが、これではしょうがない。
おまけに寒くなってきたし。
雨の中で傘を持ってウロウロするのも億劫なので、
雨でも開催中だった西京極への移動は早々にあきらめることにした。

近大、京大ともに男子リーダー、チアリーダーは来ていたが吹奏は無し。
京大の応援で鳴り物が無いのは珍しいような気がする。
近大は太鼓とテープによる応援。
近大も『狙い打ち』をするようになったのか・・・。
関西六大学野球・龍産1回戦は、信じられない結末になった。

京産大 001 000 011=3 H4 E0
龍谷大 000 000 004=4x H11 E1

京産:平野−和田   龍谷:柳瀬、井上−阪田、東向 

続きはまた後ほど。

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今日は、東京の“師匠”が京都まで来たついでに西京極へ寄るとのことで
他の仲間とともに観戦。
京産・平野佳寿(4・鳥羽)、龍谷・柳瀬明宏(4・如水館)のエース対決に、
ネット裏には多くのスカウトの姿が。

3回表、京産は先頭の安井亮太(4・大阪桐蔭)が三塁打で出ると、
風呂本拓也(3・大谷)の犠飛で1点を先制。
平野は立ち上がりからかなり粘られてはいたが、
先頭打者を出しても要所を締めて点を与えない。

一方、柳瀬も先取点は許したが、安打はさほど打たれていない。
8回表、政田義範(4・北嵯峨)の三塁打で2点目を失い降板するまで
被安打はわずか3。

9回表、坂本光隆(3・高知商業)の適時打で京産がリードを広げた。
今日の平野の出来ならばこのまま完封か、と思われたが・・・。
9回裏先頭の菊池高志(4・八幡浜)から3人連続して安打を打たれ1点。
犠打で1アウト後、後藤雅人(3・伊香)と本郷峻介(3・北大津)にも連打。
気が付けば3−3の同点、しかも塁上にはまだ2人の走者が残る。
この場面で、途中からマスクをかぶっていた東向勇樹(2・上宮太子)の打球は
センターへ飛び、後藤の代走・藤本智志(3・登美ヶ丘)が二塁から生還、
この回だけで6安打を集め、3点差を跳ね返す劇的なサヨナラゲームとなった。

別に京産を応援していたわけではないが、
9回になって平野があれだけ集中打を浴びることは全く予想していなかった。
師匠いわく「水島新司でもここまでは画けないよ。」

京産は3部合同の応援だったが、龍谷はブラスが来なかったのが残念。
ブラスの音を録音したものを流すのは良いとして、
もう少し音響の効果を考えて欲しいよなぁ、と思うことしきり。

終了後は師匠を梅田の古書店に案内したあとで、
東京へ帰る夜行の時刻近くまで宴会。
その中身が相も変わらず濃いのなんのって(笑)
野球を肴に酒を飲むのは、実に楽しいものであります。ハイ。
今日は午前中に病院へ行き、お昼過ぎに強風の舞洲へ。

今日の舞洲では、近畿学生リーグの試合が二試合行われている。
まだ第一試合(奈良産業大学vs和歌山大学)は終わっていなかった。
奈良産大の攻撃中ではあるが・・・

何回の攻撃中なのか全くわからない(^^;;;

スコアボードが故障しているのか、チーム名も選手名も出ていない。
打順やS・B・Oなどのランプだけは点いている。
狐につままれたような感じでとりあえず腰を下ろしたが、
どうにも居心地が悪い。
「7回の表、和歌山大学の攻撃は・・・」
えっ?まだ6回終わったとこなん?
そうこうしているうちに7回コールドで試合終了。
場内放送では、18−6で奈良産大が勝った・・・ように聞こえた。

こりゃ第二試合(阪南大学vs大阪教育大学)は、
よほど集中して観ないと訳が解らんようになるぞ、と
半ば戦々恐々でスタメン発表のアナウンスを待つ。

大教大 000 000 0=0 H1
阪南大 009 000 X=9 H4

大教:紙原、立道−中野   阪南:彦田、井上、山口−南田

3回裏の阪南大。
先頭の松下大作(2・帝京第五)が二塁打で出塁後、
四球、犠打、四球で1アウト満塁とすると、
広川宗大(4・香川西)が先制打。
続く下川智彰(3・南部)の二塁打でさらに2点を追加。
2アウトになってからも3連続四球でその下川が生還し、
田中力三(4・江の川)の内野ゴロが失策となる間に2者が本塁を踏むなど
この回だけで9点と、試合を決めるようなビッグイニングとなった。

彦田剛(3・金沢)は安定した投球で、5イニング無安打のまま交替。
あとは2投手が1イニングずつつなぐ完封リレーで、
被安打は7回1アウトでの松川周平(3・長田)の1本のみだった。

阪南大の2番手・井上はパンフレットにまだ名前がなく、
ベンチから「ルーキー」と声がかかっていたから1回生であるとして。
南部高校と紹介されていたので、井上知則ではないか?と思う。

大教大と言えば、昨季のエースは松尾晃雅だった。
現在、四国アイランドリーグの香川オリーブガイナーズに所属している。
その四国アイランドリーグ公式サイトのTOPにある写真は、
なぜ福岡ドームのスタンドなんだろうか?(4月22日現在)
昨日(17日)の続き。

岡山駅から岡山電軌の路面電車に乗って、岡山城を目指す。
“MOMO”という床が低いちょっと変わった電車だった。
次の停留所の案内に続いてCMが流れるのは別に珍しくないが、
「お父さんも食べた、お母さんも食べた、野村のカツ丼」
というCMのキャッチコピー、私にはインパクト有り過ぎ。

城下(しろした)の停留所から、旭川を見ながら歩くと黒いお城が見える。
青空の中に聳え立つその姿の美しいことよ。
特別展は天守閣の中で催されているが、17時まで見られるようだった。
別にそう急がなくても良かったか?
展示そのものは何時間も掛けて見るほどではなかったけれど、
色々と思いを馳せるには充分だった。
その間に「東京ガスサヨナラ勝ち」の一報が、市営球場に戻った友人から。

岡山城を出たのが15時40分ぐらい。
まだ帰るのは惜しく、岡山県営球場へ寄り道をすることに。
山陽新聞には、県営球場で中国地区大学野球リーグ二部の試合が
昨日行われたことが載っていた。
しかも3試合である。
今日も3試合だとしたらまだやってる可能性はあるぞ、と
岡山駅から県営球場方面へ向かう岡電バスに乗る。

たぶん平成2年だったと思うが、
県営球場へタイガースとホークスのオープン戦を観に行ったことがあるので、
なんとなく記憶にはある。
桃太郎スタジアムを横目に見ながら球場へ歩いていくと、
試合をやってそうな音が聞こえてきたので密かにガッツポーズ(笑)
テーブルに無造作に置かれた残り少ないパンフレットを貰って入ると、
7回表が始まったところだった。

島根県立大学
002 005 001=8
000 001 62X=9
山口大学

(7回表以降のバッテリー)
島県大:土江、西−一色   山口大:春田、池上−鬼塚

県営球場は、マスカットができるまではプロの試合も行われていた球場。
今から思えば、ここでよくプロの一軍の試合ができたなぁ、と
思えるような雰囲気が漂っている。
でも、どこかのんびりしていて良い感じ。
ライト側に“大手まんぢゅう”の広告がポツンと残っている。

スコアボードに書かれていた選手名を書き写すのに必死で、
あまり試合の内容は覚えていない(汗)
私のすぐ前には試合を終えた岡山大の選手が居て、
「このままで終わると思ったら甘いな」などと話している。

気が付けば7回裏1アウト、押し出し死球で山口大がこの回3点目を挙げた。
直後、山口大の四番・前田隆吾(3・小野)が走者一掃の三塁打で同点、
7点差を一挙に追いついた。
8回裏には犠牲フライなどで2点をリードした山口大だが、
9回表に1アウト満塁のピンチを招き、押し出しで1点差に迫られる。
このあと、バッテリーミスが出て三塁から走者が駆け込む。
同点かと思われたが捕手がどうにか本塁を死守し、試合終了。
「球場の写真だけでも撮れれば」と思って来た県営球場だが、
終盤だけしか観ていないものの、大事なところだけはしっかり観たような。

当初は、岡山大会観戦目的で球場に居座るつもりであったのが、
結果としてなんとも落ち着きのない観戦&観光に。
でも、それはそれで非常に充実した一日となったわけで。
野球を観たり、友人と雑談したり、街を歩きまわったり、
歴史の中に浸ったり、帰り際に“えびめし”も食べたり(笑)
心地良い疲れの中、私は新幹線の車中の人となった。

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