昨夜は梅田でシマジョーさんらとささやかな忘年会。
非常にマニアックかつ楽しい宴会で、終電近くまで飲んだ。
出てしまった谷町線の天王寺方面最終が23時40分だとは知らなかった(汗)

で、今日はプロ野球マスターズリーグを観に大阪ドームへ。
毎年12月23日は、花園でラグビーの大学選手権があるはずなのだが、
今年は26日(しかも長居第二)なので・・・。
これが今年の“野球観戦納め”ということになる。

大阪ロマンズ2−2東京ドリームス(延長10回)

東京 001 000 001 0=2 H5 E1
大阪 002 000 000 0=2 E10 E1

東京:増本宏、遠藤一彦、西崎幸広、斉藤明夫−大矢明彦、芦沢真矢
大阪:若生智男、村田辰美、山本和行、小田真也、山崎慎太郎−有田修三

スコアは付けていないが、出場選手だけはメモしておいてダラダラと観戦。
今日は大阪市民なら内野自由席が無料とのことで、客の入りも上々。
大阪ドームへ行くたびよく買っている一塁側の焼きそばの売店にも、
かなりの列ができていて大丈夫か?とは思ったけれど。
少し外野寄りであれば席を探すのに苦労するほどでもなかった。

大阪ロマンズは3回裏に本西厚博の適時打と村上眞一の犠飛で逆転。
8回まで毎回の10安打も、3回以外は得点できず。
9回表、山崎慎太郎が勝利まであと1アウトのところで
広沢克実に適時打を許して2−2の同点に。
マスターズリーグの延長戦は10回までと決められていたが決着つかず。

まぁ、出ている選手の年齢層にもよるのだが、
西崎幸広や池山隆寛のプレーを見ているとまだ現役みたい。
大阪近鉄最後の監督・梨田昌孝も4番DHでスタメンからフル出場。
懐かしの“コンニャク打法”で場内から拍手を浴びていた。

試合が終わってからドーム下のグッズ売場を覗いたが、かなりの混雑。
それでも『2005福岡ダイエーホークスカレンダー』を見つけて購う。
“福岡ダイエー”の名は明日をもって終わるはずなのだが。
オリックス球団が、大阪・兵庫のダブルフランチャイズ制が切れる2008年、
大阪ドームを本拠地とする意向であることが報道された。
これで完全に神戸市は裏切られたわけだ。
TVでは大阪ドームの地元商店街の人にインタビューしていたが、
「神戸みたいな遠いとこ誰が好き好んで行くねん」
って、それはアンタ言い過ぎやで。
あの球場が好きやからこそ、遠くても行く人が何人も居るんやから。
近いのと社会人の試合があるから行っているようなもので、
大阪ドームが遠かったらあまり行きたいとは思わない。
球場としての魅力は神戸には到底及ばないのだし。

で、今日発表されたパシフィック・リーグの来季の日程表より、
関西で行われるホークスの試合をメモしておくことにする。
( )は予備日、*は交流試合。
休日開催は5月の連休中だけか・・・。

4/4月  Bs-H 神戸
4/5火  Bs-H 神戸
4/6水  Bs-H 神戸

5/3火  Bs-H 大阪D
5/4水  Bs-H 大阪D
5/5木  Bs-H 大阪D

5/31火 T-H 甲子園*
6/1水  T-H 甲子園*
6/2木  T-H 甲子園*

7/25月 (Bs-H 神戸)
7/26火 Bs-H 大阪D
7/27水 Bs-H 大阪D
7/28木 (Bs-H 神戸)

9/6火 Bs-H 大阪D
9/7水 Bs-H 大阪D
9/8木 (Bs-H 神戸)

甲子園の交流試合は絶対居心地が悪いに決まっているので
観に行くつもりは無い。
神戸は予備日を除けば4月の平日のみ。
私に「神戸に来るな」とでも言いたいのか?

オリックス球団のファンクラブには入ろうとは思っていないので、
来年大阪ドームへ行く回数は間違いなく減る。
でも関西で楽天野球団を観ようと思ったら、行かざるを得んのやなぁ。

ちょっと愚痴っぽくなってしまったが・・・
で、福岡へはいつ行けるのか?
昨年の日本選手権決勝は、延長11回で日産自動車がサヨナラ勝ち。
その日は夕方に或る会合に出席せなばならなかったので、
余韻を味わうことなく試合終了と同時に慌しくドームを後にした。
(おまけに留守録も最後までできなかったし)
決勝の相手は大阪ガス。
今年は昨年の雪辱をかけて2年連続で決勝の舞台に立つ。

JFE西日本
000 000 000 000 001=1 H7 E0
000 000 000 000 000=0 H8 E0
大阪ガス

JFE:山下敬、菅崎、田中−小谷  大ガス:坂本、山田幸、能見、建山−小野

【本塁打】福竹(JFE・15回ソロ)

坂本健二が毎回3人ずつで終わらせるのに対し、
山下敬之は安打を打たれながらもキッチリ抑えて行く。
互いに守りが堅く、非常に引き締まったスピーディーな試合運び。
坂本は5回に2安打の走者を許したのみで、それ以外は9回まで完全。

6回裏の大ガスは、2アウトから澤多弘也、牧野光将が連続安打で出ると
小野和隆もレフト前へ安打。二塁から澤多が本塁へ突入したが
レフト難波和彦がドンピシャリの好返球で本塁タッチアウト。

試合は延長戦に突入。因みに9回終了時点の試合時間は2時間13分。
10回表、先頭の内田聡が二塁打で出たところで、好投の坂本が降板。
二番手山田幸二郎がワンポイントリリーフ、そして能見篤史がマウンドへ。
場内放送で能見の名がコールされるとネット裏のあちこちからどよめき。
2アウト後に2人続けて死球を与え満塁のピンチを招いたが、
最後は空振りの三振で乗り切った。

14時から始まったNHK教育TVの中継は、11回表で終わったらしい。
こんなこともあろうかとGAORAに留守録を切り替えておいた。
しかし、17時を回るとセットしておいたテープが終わってしまう。
急げヤマト(笑)

スコアを付けているとトイレにもなかなか立てず、
意を決して14回裏終了とともに駆け込んで戻ってきた15回表。
1アウトで打席に立った福竹政人の大きな当たりが左中間の深いところへ。
広告で言えば“ケイ・オプティコム”と“MIZUNO”の間あたりに
その球は飛んでいった。ソロホームラン。
喉から手が出るほど欲しかった先制点に
三塁側JFE応援席がこれ以上ない喜びで沸き返った。

その裏、田中は無難に三者凡退で見事に優勝を飾った。

6回の本塁クロスプレーが、大ガスにとって試合の明暗を分けたように思う。
というのも、7回以降大ガスには安打が全く出なかった。
7回からの菅崎丈右、そして10回1アウトからの田中敬人の丁寧な投球に、
大ガスの打球はほとんど野手の正面へ吸い込まれるように飛んでいた。
野手が球の飛んでくるところを読んでいたのか、
たまたま当たりが野手の正面ばかりだったのかは定かではないが、
試合を通して野手の逆を突かれることが少なかったのは
それだけ投手の制球が良かった、ということではないだろうか。

試合後、JFE・村上文敏監督はインタビューで
JFEの応援席だけでなく大阪ガスの応援席にも最大級の賛辞を送った。
そのインタビューの受け答えには、現在社会人野球が置かれている
厳しい状況を肌で感じているからこそ滲み出てくる誠実さを感じた。

表彰選手は以下のとおり。

最高殊勲選手:田中敬人(JFE西日本)
敢闘賞:坂本健二(大阪ガス)
打撃賞:福竹政人(JFE西日本)
首位打者賞:西田朋生(.500 NTT西日本)

大阪ガスは、私が社会人野球にハマりだしたきっかけのチームのひとつ。
それだけに2年連続で決勝を戦い延長で敗れたのは非常に残念だったが、
最後の最後でこんな凄い試合を観ることがなろうとは・・・
という思いのほうがどちらかと言えば大きかった。
(留守録は案の定15回表終了でテープが終わってしまったが。)

今大会では色々と思うことがあったのだが、まだ整理できていないので・・・。
今のところ溜め息しか出ませんわ(汗)
今日は日本選手権のセミファイナル。
12時開始なので、余裕を持って出られる。
とは言っても、近鉄のデパ地下でお昼を買っているうちに
到着は開始20分ぐらい前になってしまった。
上本町から大正橋まで市バスではそれほど時間はかかっていないはずだが・・・。

《第一試合》 大阪ガス3−2シダックス

大阪ガス  000 100 002=3 H6 E0
シダックス 000 010 001=2 H3 E2

大ガス:能見−小野  シダ:野間口、杉本、武田、岩渕−坂田

【本塁打】佐藤(シダ・9回ソロ)

能見篤史、野間口貴彦とプロ自由枠の投手が揃って先発、注目の一戦に。
ともに3回を3人ずつで終わらせたあとの4回表、
四球で出た溝下進崇が2つの失策で生還し、大ガスはノーヒットで先制した。
能見は5回裏1アウトから、パチェコの安打で初めての走者を許す。
続く入江崇宏が四球を選ぶと、松岡淳がレフトへ同点適時打。
しかし能見は後続を二者連続三振とシダックスの反撃を断ち切った。

9回表からシダックスのマウンドには杉本忠が上がったが、
先頭の小野和隆が安打で出塁、栗栖敏が犠打で送ると武田勝に交替。
武田は小倉飛鳥に四球を与えわずか1人で岩渕秀和へスイッチ、
しかし大ガスの代打・中本拓は岩渕の初球を見逃すことなく
レフト頭上を越す二塁打で2点。一塁側大ガス応援席は大騒ぎ。

9回裏2アウトから佐藤二郎がソロ本塁打で1点差に迫るも
次のキンデランが初球を打ち上げ、左飛でゲームセット。
能見は11奪三振の完投勝利。5回と9回以外はパーフェクトの好投だった。

24日に聴きそびれたシダックスの応援演奏は、なかなか凄かった。
ドラムスがまるでプロみたい。
東京から来ていた友人によると、東京の都市対抗予選とは
比べものにならないほど良い音だと言っていた。
どうも(野球応援にはふだん全く縁の無い)某大学の助っ人らしいが。

第二試合のスタメンが発表され、試合開始まで間もなくのところで
ドーム内が一瞬にして闇につつまれてしまった。
非常用の灯りが点ってはいるが、下手にスタンドを歩くと危ない状態。
福岡ドームで言えば、勝利の花火〜ルーフオープンのセレモニーが
始まる前、ホークスビジョンに映像が出る直前のような感じだった。
どうやら大阪ドームだけでなく、周辺一体が停電になってしまったらしい。

第二試合開始予定は確か15時20分だったと思うが、
ようやく復旧してプレーボールがかかったのは手元の時計で16時09分。

《第二試合》 JFE西日本3−2NTT西日本

JFE西 010 200 000=3 H4 E1
NTT西 000 002 000=2 H6 E1

JFE西:山本、菅崎、田中−小谷  NTT西:笠木、山本、齊藤−大原

【本塁打】大崎(JFE西・2回ソロ)

N西先発・笠木伸二得意のスローカーブが、
今日はどうもうまく決まっていなかった気がする。
2回表大崎有倫にレフトへ運ばれて先制されてからは、
JFEの打者にボールをより見極められていたように思えた。
4回表には小谷良文が絶妙のスクイズバントで1点を追加され、
その後も二人走者を出して降板。
タイムリーエラーもあってこの回JFEはリードを3点に広げた。

N西は6回裏に3安打で2点を返したが、
2点適時打を打った宮崎昌樹がオーバーランで流れを止める形に。
走者を出しても後が続けられないことが何度かあったが、
それ以外でもJFEにツキが完全に向いていた。

JFE先発・山本寿は、東海大仰星がセンバツ初出場したときのエース。
大商大ではまさに孤軍奮闘の活躍を見せていたが、
JFE入りしてからはあまり耳にしたことが無かった。
しかし、今日は6イニング2失点も存在感を示す好投ぶりで嬉しかった。
5回表から登板したN西齊藤信介は、9回まで毎回3人ずつ。
登板直後、徳山達訓にやや詰まった当たりながら中前に運ばれたが
併殺で封じてその後は完全、しかも奪三振5。
フォームを改造したばかりだとか、まだまだ伸びそうだ。

ところで、川崎博孝はリストバンドをいつの間にピンクに戻したのだろうか(笑)

さぁ、明日はいよいよファイナル。
アンジェラは勝利の女神となれるか?!
仕事を終え、少々出遅れて大阪ドームへ向かった。
時間的にはもう第四試合が始まっているはず、だと思ったら
着いてみたらまだ第三試合の9回表だった。長ぇ〜。
一塁側・NTT西日本応援席に居る友人らの顔をとりあえず見に行く。
NTT東日本ファンの友人(from東京)までも一緒に居て、
第二試合の敗戦にブチ切れていた様子だった(笑)

しかし、松下電器の応援で吹奏がグラウンドではなく
スタンドの方を向いて演奏していたのは何か理由があるのだろうか。
誰に対する応援なのか、非常に不可解に映ったのだが。

《第四試合》  JFE西日本2−1サンワード貿易(延長10回)

JFE西 000 000 001 1=2 H9 E1
サンワード 000 000 010 0=1 H9 E1

JFE:山下敬、田中、菅崎−小谷  サンワード:大矢、加納、神田−吉見

試合開始時刻が手元の時計で19時39分。
果たして最後まで観られるか、自分にとっては時間との戦いでもあった。
両チーム無得点のまま試合はスムーズに進む。
この間にJFEの山下敬之が走者を二度牽制球で刺している。

8回裏サンワード、1アウト二塁から1番野口健司の適時打で均衡を破る。
外野から本塁へ送球される間に野口は果敢に二塁へ進もうとしたが
JFEの捕手・小谷良文の判断が良く二塁送球タッチアウト。

JFEはサンワード二番手の加納良明の好投に9回2アウト走者無しまで
追い込まれたが、ここで4番大崎有倫、5番徳山達訓が連打で好機を作る。
サンワードは加納から神田幸輝にスイッチ、JFEも代打・谷一真が打席に。
谷の当たりは三塁ゴロとなったが、これを三塁が弾き土壇場で同点。
試合は延長に突入した。

10回表、三振振り逃げで出た小谷が犠打で二塁へ進むと、
トップバッター永井裕也がライトライン際へ安打、小谷が勝ち越しの生還。
その裏サンワードも2アウト三塁と粘りを見せ、
打席には今日3安打1打点の野口。
しかしJFEの左腕菅崎丈右が落ち着いた投球で一ゴロに打ち取り、
延長戦を制したJFEがベスト4へ最後の名乗りを挙げた。

JFEの応援で『ポパイ』が流れると「J・F・E・GO!」というコールが入るが、
私は思わず「カ・ワ・テ・ツ、カワテツGOGOGO!」と言いたくなる(笑)
この中に誰かピンク/イエローの川鉄ウチワを持っていてもおかしくないはず。
ちなみに、明日の準決勝のJFEはなぜかチアの数が減るんだそうな(謎)

ドームを出ると、
「倉敷へバスでお帰りの方、こちらですよ〜」
という声がする。
これから倉敷、もしくは福山へ帰るのか?もう23時なのに。
ご苦労さまです、ハイ。
今日は月例の通院のため早くから休暇を取ることにしていた。
できれば病院から大阪ドームに直行したかったのだが、
その他諸々の用事ができて第三試合開始直前からの観戦になった。

第二試合は三菱重工名古屋の最後の攻撃を少し観ただけ。
或る友人いわく「今日の収穫だった」というシダックスの演奏は見られず。
(実はどこかの大学の借り物だったらしいが)

《第三試合》 NTT西日本7−3住友金属鹿島

住 金 000 102 000=3 H8 E1 
NTT西 100 320 01X=7 H9 E0

住金:金子、原田、古賀、礒−國井、衣川  N西:笠木、山本、齊藤−大原

【本塁打】西田(N西・5回2ラン)

4回表、吉田浩の二塁打で住金鹿島は同点に追いついたが、
NTT西日本はその裏2アウトから満塁の好機を得る。
大原周作の打球は二塁へのゴロだったがこれが失策を誘い二者が生還。
続く宮崎昌樹が適時打でさらに1点を追加した。
5回には西田朋生の右中間2ランで試合は完全にN西ペース。

しかしN西先発の笠木伸二が6回に掴まる。
青木一弥、二村俊之の連続適時打で2点を許し、なお2アウト一、二塁。
どうにか左飛で後続を断ったが、この回で降板した。
あとは山本英斗、齊藤信介の必勝リレーでN西が8強へ進んだ。

こう言うとミもフタも無いのだが、関東のチームには選手権での応援体制を
あまりにも軽んじているところがいくつか見られるので、
正直、住金鹿島には期待していなかったが・・・
すみません、私が間違ってました(^^;
その一方で、鹿島からあまり来なければ以前の和歌山の応援団が
来てくれれば、とも思っていた。
今日の応援は和歌山のテイストは無かったようだが、
『鉄(くろがね)の力』のメロディーは非常に懐かしく耳に届いた。
グレーのユニ、スコアボードの文字が“住金”だけだったのも懐かしかった。
鹿島の人々としては“住金鹿島”と書いて欲しかったかも知れないが。
今年の日本選手権は、開幕から土・日・月・祝日という微妙な流れなので
遠方から観戦目的でやって来る友人知人の動向が読みにくい。
「いつからいつまで?」と会う人会う人に尋ねているような・・・。
一度に会うのはまず無理でも、会えるときには会っておきたいもので、
私が行った3日間の間で大阪入りが予想できた大半の人に会えたと思う。
久々に会う人の元気そうな様子を見るだけで、こちらも元気になれる。
そんな選手権の第4日、今日は2試合のみ観戦。

《第一試合》 日本生命6−1JR東日本東北

日  生 001 201 110=6 H13 E0
JR東北 100 000 000=1 H8 E3

日生:国安、新家、土井、渡辺−藤田  東北:攝津、永田、吉田−西村

【本塁打】下野(日生・7回ソロ)

先制したのはJR東日本東北(大瀧俊也の二塁打)だったが、
日生は3回に林弘典、澄川昌也の連続二塁打で同点に追いつく。
4回は石田拓郎の三塁打、7回には下野敦司のレフトへの特大アーチで
リードを着実に広げるが、JR東北も毎回のように走者を出しているので
あまり点差が広がっているような気がしなかった。
(日生に至っては9回まで三者凡退なし。)

大阪ドームで日生の応援団を見ていつも凄いと思うのは、
ステージ上のリーダーの動きなどにほとんど無駄がないこと。
吹奏は自社のものではなく、曲もさして目新しいわけでもないのだが、
日生ならではの応援の流れが確立されているように思える。

JR東北は『チャンスJR』に尽きる。
「どーんな球でもーねーらいを定めてー」とつい歌ってしまいそうになる。
少人数だが良い音を出していた。

《第二試合》 大阪ガス2−1JR四国

JR四国 000 100 000=1 H5 E0
大ガス  000 100 01X=2 H6 E0

四国:上田、中郷−松谷  大ガス:坂本−小野

この試合から2回戦に。
大阪ガスが1回戦に続いて打線が振るわず大苦戦だったが、
ベテラン坂本健二の巧みな投球が光った。
4回表に妹尾英敏の二塁打で先制を許すもあとはキッチリ3人ずつ。
安打の走者を牽制球で誘い出して封じたのも絶妙だった。
JR四国の先発上田大輔も好投していたが打線の援護なく、
2番手中郷大樹が8回澤多弘也に決勝適時打を打たれて惜敗。

大阪ガスの吹奏は1回戦よりもスーザが1本少なかった。
そのぶん右へ左へ動き易かったかも知れないが(笑)
JR四国はテープ演奏で男子リーダーだけだったが、
それを補って余りあるような声援が(特に後半は)響いていた。
昨日は非常にテンポ良く3試合を消化できた。
今日もこの調子で・・・と思ってもそうは問屋が卸さない。

《第一試合》 JR西日本3−1七十七銀行

JR西  100 000 000 000 002=3 H14 E2
七十七 000 001 000 000 000=1 H9 E2
(延長15回・タイブレーク)

JR西:隅、中須賀−中東  七十七:阿部、杉崎、相澤−小河

第一試合からこんな記念すべき試合に遭遇するとは。
昨夜の酒が残った状態で試合開始直前にドーム入りしたので
まぁボールカウント省略でスコアメモ付けるか、と一瞬思ったが、
気が付けば1回表阿部誠士の第1球、白丸(ストライク)を付けていた。

JR西日本は4番平山涼の適時打でいきなり先制。
6回表まで試合は膠着、JR西日本の先発が隅廣隆だけに
「“スミ1”か?」などと洒落にもならないセリフが頭をよぎったが、
6回裏七十七の5番藤田慎二の二塁打で同点になった。
お互い走者は出すもチャンスの潰し合い。
失策も有るには有ったが守りはよく鍛えられている。

延長戦が進み、14回表の時点で試合時間は4時間を超えた。
七十七は14回裏1アウト一、二塁も得点ならず、
15回はタイブレークで決着をつけることになった。

1アウト満塁の状態からタイブレーク開始。
まずJR西日本は先制打の平山が相澤滋の初球をレフトへ持って行き、
二塁打で2点を奪う。
その裏七十七、3番佐藤崇史が中須賀の初球を叩くが
あえなく遊撃手の大河大輔の前に打球が飛びダブルプレー、
一瞬で終わってしまった。

JR西日本は一塁側〜ライトまで応援のお客さんが来ていた。
昨年は上段席まで居たよなぁ。それでもすごい動員力。
「それ〜ゆけ〜それ〜ゆけ〜それゆけJR〜」はクセになりそう。
(しかし、ICOCAの中の人も大変やなぁ。)
七十七は人数で適わないながらも、慶應のパターン中心の応援に
オリジナル曲も交えてなかなか楽しかった。
横断幕下に固まっているお客さんたちの迫力ある声援が、
都市対抗でのJTの応援席を思い出させた。

《第二試合》 三菱重工名古屋5−3ニチダイ

三菱名  300 002 000=5 H11 E1
ニチダイ 000 001 002=3 H12 E0

名古屋:白倉、森田−坂口  ニチダイ:高尾、松本−松尾

1回表から三菱名古屋が5安打を集め、3点を先制したときには
正直一方的な試合になるのでは、と思った。
ニチダイの高尾昌明は2回以降は立ち直ったが、6回に再度つかまり
坂口耕一、藪花新也の連続適時打で2点を追加されて降板。
その裏に松尾雄介の二塁打でニチダイは1点を返すも、優位は変わらず。
しかし9回2アウト満塁で田中学に2点適時打が出て
なお一、二塁と一打同点の好機を掴む。
ここで三菱名古屋は森田徹夫がリリーフに立ち、なんとか逃げ切った。

私も含めた周囲の応援好きにとっては、ニチダイの応援がどうなるかが
一種注目の的だったのだが、何てことは無い、日本新薬と一緒やんか。
つまりは同志社大学の応援。
昨年の選手権1回戦での新薬の応援はかつての三菱自動車京都の
応援をそのまま使っていて、笑わなしゃあない状況だったが・・・。
「おーきな声で、N・I・C・H・I・D・A・I、ニチダイ!」
とやられてもなぁ(笑)

《第三試合》 NTT西日本4−3JR九州

JR九州 100 000 020=3 H7 E2
NTT西  011 110 00X=4 H11 E0

JR九:樋口、原田、小松聖−下村  N西:岸田、前田克、齊藤−大原

体力的にしんどくなってきたし、明日は仕事なので6回終了(21時14分)で
ドームを出ることにした。
最初のうちは、JR九州の樋口龍美が時折見せるキレの良い球に
感嘆の声を上げていたのだが、回を追うごとにN西の岸田護も良くなってきた。
或る友人が「あれ(岸田)は打てんわ」と絶賛していたほど。

大阪ドームで初めて観るJR九州の応援、しっかり三部構成だった。
『突撃』の出だしがなかなか揃わないのに突っ込みを入れたりしていたが
レパートリーが多くて楽しめた。
しかしまぁ。
某球団の某スカウトと同じ電車に乗って、
同じコンビニで買い物するか、初日早々から。
向こうも怪しいヤツだと思っているかも知れないが。
ストーカーじゃ無いよ、ワタシャ。

というわけで、社会人野球日本選手権が今年も始まった。
回を重ねること31回。
私が初めて観に行ったのは第22回(1995年・神戸)だから9年連続。

《第一試合》 大阪ガス1−0TDK千曲川

TDK 000 000 000=0 H2 E1
大ガス 000 100 00X=1 H6 E0

TDK:阿部正、加藤−平出、赤羽  大ガス:松尾、建山、能見−小野

大阪ガスは4回に溝下進崇の二塁打で先制したが、
点が入ったのはあとにも先にもこれっきり。
TDK先発阿部正大の前に、フライアウトがやけに多かったのが気がかり。

地元での開幕戦でも、三塁側大阪ガス応援席はやや少なめ。
でも社会人野球では大阪ドームに最もよく似合う応援だと私は思う。
TDKは神戸大学の音だな、あれは。
昨年ミキハウスの応援で使っていたレパートリーそのまま。
仁賀保のTDKは個性的で面白かったんだけどなぁ。

《第二試合》 三菱重工長崎2−0鷺宮製作所

鷺  宮 000 000 000=0 H3 E0
三菱長崎 011 000 00X=2 H10 E0

鷺宮:河西、岡崎、小高、川合−秋山、金本  長崎:手嶋、後藤−河田

【本塁打】原田(長崎・2回ソロ)

三菱長崎・手嶋亮介〜後藤隆之の完封リレー。
鷺宮はわずか3安打、三塁を踏めず。
鷺宮の先発は岡崎淳二だと思っていたが、河西卓也だった。
しかし河西は2回2/3で降板、二番手で岡崎登場。待ってました。
都市対抗のときは一塁側から観たが、今日は真正面から。
腕の振りどおりに球が来ないように見えるのが観ていて面白い。

応援席は両チームとも生演奏無し。
鷺宮はまぁ予想通りだが、リーダーとチアは思っていたより数が多かった。
『軍艦マーチ』を聴くと三菱長崎の試合を観に来ている実感がする。
生演奏はまた決勝まで温存か?

《第三試合》 デュプロ4−1東海理化

デュプロ 030 010 000=4 H6 E0
東海理化 000 010 000=1 H6 E0

デュプロ:米澤、矢田、松本−味園  トリカ:川脇−奥山

【本塁打】松永(デュプロ・2回3ラン)

我々の仲間うちでは、この試合を屈指の好カードに推す声が大きかった。
(2大大会ではなかなかお目にかかれないチーム同士であるのも一因?)
デュプロの先発は、今年は日本生命の補強で都市対抗出場した米澤馨士。
5イニングで被安打3、失点1とまずまず。
デュプロはまぁ地元だからともかく、東海理化は私は昨年1度観ただけ。
そのわりには「○○頑張れー」と声を掛けたくなる選手が多いのだが。
走者を得点圏に進めながらそのあとが続かなかった。

デュプロの応援が生演奏でないのはいつものとおり。
というかデュプロが生演奏になったとしたら非常に違和感があると思う。
梅花女子大のチアが大挙して応援に駆けつけ、華やかなスタンド。
しばらく応援付きの試合を観ていなかったが、
いつの間にか平安高校で使っている曲がチャンステーマになっていた。
東海理化は生演奏、ヒット1本出るだけで大盛り上がりのアツい応援。
声もよく出ていた。

第三試合終了は手元の時計で19時02分。
飲みに行くには余裕の時間ということで有志数名で難波へ繰り出し、
結局午前様(笑)
でも、こんな時にしか一緒に飲めない面子が揃う、ということもあるのでね。
オリックス・バファローズのユニフォームが発表されたようだが、
・・・馬鹿にしとんのか。

今日は、大阪ドームで日米野球が行われている。
岩隈久志が最後の大阪近鉄ユニで好投しているらしい。
MLBは328勝投手のクレメンス。TVで見ていてもデカい。

2年に1度の日米野球。
リプケンやボンズを観に休暇を取って甲子園まで行ったこともある。
一昨年の大阪ドームも行ったけど、今年は自宅に居る。
日程が発表になったときには行くことも考えていたが、
プレーオフがああいう形で終わって一気にプロ野球熱が冷めてしまい
「もう今年はプロの試合なんて観ない!」
というわけで入場券を購入する気に全然なれなかった。

この顔合わせだったら観に行っても良かったかな・・・。
でも内野の最も安い指定席でも6000円もするし、
おまけに満員なのは解っているし。
超満員だと窮屈で居心地が悪いんだよなぁ、
と思う私はやっぱりパ・リーグに染まっているのだろうか(笑)

大阪ドームの試合なのに、なぜ実況がTBSのアナウンサーなのか。
MBSにも実力のあるスポーツアナは居るだろうが。
このアナウンサーがうるさくって仕方がない。
だったら観なきゃいいんだろうが。球場音声のみの中継希望。

ついでに。
サンディエゴ・パドレスのビジターユニの地色って、
桐蔭学園高校のユニみたい、と思うのは私だけだろうか。
大阪市長杯争奪第2回関西地区大学野球選手権大会
兼 第35回明治神宮野球大会関西地区代表決定戦@南港中央球場

《決勝戦》 佛教大学8−4阪南大学

阪南大 000 200 020=4 H10 E3
佛教大 020 101 04X=8 H11 E1

阪南:金、池田、山口、彦田−池内  佛教:横地、寺元、藤井−井上

【本塁打】倉田(佛・4回ソロ)、井上(佛・8回2ラン)

*佛教大学は12年ぶり2回目の神宮大会出場

今日の南港はこれでも11月か?と思うような陽射しで、
Tシャツ1枚でもOKなぐらいの暑さ。
5回には球場内の飲料の自販機も半分以上売り切れに。

佛教大先発の横地孝之(4・県立和歌山商業)は昨日の試合でも救援。
2回に松本善希(3・富山商業)、乗田貴士(3・平安)の連続適時二塁打で
2点のリードをもらったが、疲れもあったのか4回浜垣内孝大(2・桜宮)の
エンタイトル二塁打で同点に追いつかれる。
4イニングを投げきったところで降板したが、それでも90球の奪三振4。
私としては卒業後も見たい投手である。

追いつかれた直後の4回裏、先頭の倉田大祐(4・京都西)が
左中間バックスクリーン寄りに大きな本塁打を放ってすかさずリード。
6回は阪南大守備陣の乱れを突いてさらに1点を追加した。

しかし試合はこのままでは終わらない。
阪南大8回表、山崎祐揮(4・阪南大高)が安打で出塁すると
続く土井昭大(4・履正社)が適時三塁打、その後失策で土井も還り同点に。
ここで佛教大は寺元健太(2・鳥羽)から藤井悠司(4・平安)にスイッチ、
後続を断つ。

その裏、1アウト二、三塁で松本善が左中間を抜く三塁打。
2アウトになってから井上和樹(4・箕面学園)のレフトへの2ランが出て
佛教大は終盤で一気に突き放した。
藤井は9回池内大輔(4・今治西)に二塁打は打たれたが無得点に抑え、
3時間を超える熱い戦いは佛教大の優勝に終わった。

最優秀選手は佛教大の倉田。敢闘賞は阪南大の浜垣内が受賞。

派手さは無いが、豊富な投手陣と積極的なプレーがうまく噛みあえば
佛教大は神宮大会でも大暴れすることができると思う。
せめてスカイAに映るぐらいまでは勝ち残って欲しい(笑)
会場が再び“神戸総合運動公園野球場”に戻った秋季高校野球近畿大会。
(パンフレットには“ヤフーBBスタジアム”の文字は無い)
今日は準々決勝残り2試合を観戦。
10時の試合開始にはなんとか間に合った。

《第一試合》 天理高校(奈良1位)5−1立命館宇治高校(京都3位)

立宇治 010 000 000=1 H5 E1
天  理 000 111 20X=5 H12 E0

立命:中田−中島   天理:小倉−橋間

【本塁打】古森(立命・2回ソロ)、東(天理・6回ソロ)

1点をリードされた天理は4回裏に東修介の適時打でまず同点、
5回は田中克誠の適時打、6回には東のレフトへの本塁打で
1点ずつ積み重ねて行く。
7回の橋間勇人、東の連続適時打は今日の小倉彰信の投球ならば
充分セーフティリードとなる追加点だった。
立命館宇治は2回に古森啓介の本塁打で先制したが、
4回1アウト一、三塁で併殺と追加点の好機を逃してからは
天理に試合の主導権を奪われた形となってしまった。

球威だけで言えば立命館宇治・中田晶のほうが勝っていたとは思うが、
天理・小倉はそれほど凄みは無いが非常に丁寧な投球だった。
堅実な守備も小倉をしっかりバックアップしていたと思う。

甲子園の1回戦とは違って、立命館宇治の応援に吹奏とチアが来ていた。
攻撃中は『狙い打ち』と『ポパイ』と『紅』の実質3曲だけ。
応援歌『グレーター立命』が7回に一度だけとは、
校名に“立命館”の名前が付けられているにしては少なすぎないか?

《第二試合》 神戸国際大学附属高校(兵庫1位)2−1市立和歌山商業高校(和歌山1位)

市和商 000 000 001=1 H6 E0
神国附 000 101 00X=2 H10 E0

市商:田島−上野   国際:大西−櫻井

第一試合はネット裏の片隅で観戦していたが、
第二試合は両校とも左腕投手の先発と見て一塁側へ移ることに。
この球場で観戦するのは今年はこれで最後になるだろうし、
来年はどうなっているかわからないので、
今まで入ったことの無い“ファミリーゾーン”で観ることにした。
ライトポール近くの“PEPSI”の広告が付いたエリアである。
グラウンドからは少し遠いのでスコアを付けるには不向きかも知れないが、
テーブルがあるのは有難い。
本当は上段席、それも通路下正面のテーブルのある席へ
行きたかったのだが、今日は上段席へは入れなかった。
(マスカットは高校野球でも上段開放していたのになぁ)

先制したのは神戸国際、4回裏日笠翔の適時打。
6回にも井内良介の二塁打で1点を追加するが、
その2点とも本塁を踏んだのは三木修平だった。今日3安打の活躍。
神戸国際・大西正樹の好投の前に市和商はなかなか大きな当たりが出ず、
9回二塁打で出た皆本晃佑を中家源一郎が適時打で還して
完封を免れるのがやっとだった。
市和商の田島康平は被安打10も、絶妙な牽制球で3人の走者を刺している。

第二試合終了は手元の時計で14時33分。
まだ明るいうちなので海岸通〜元町近辺を散策。
(或る意味、ひとりで歩くところではないな)
鯉川筋にさしかかると、なにやらブラスっぽい音が・・・?
大丸の南側、南京町を向かいにする一角で、
“BLACK BOTTOM BRASS BAND”がストリート演奏をしていたので
しばし足を止める。
『聖者の行進』で思わず裏打ちの手拍子。
横断歩道を渡ったところでの裏打ち、って・・・何か見覚えあるなぁ(笑)
昨夜から降り続いた雨は、朝になっても小康状態。
今日は高校野球の近畿大会へ行くつもりだったが、このお天気では・・・
と、のんびり構えていた。

しかし、水はけの良い甲子園のこと。
第一試合が始まったであろう9時頃に、とあるサイトを開いてみると
その第一試合(天理高校vs近江高校)はすでに始まっていた。
雨はまだまだ降りそうだが、とりあえず行ってみよう。
というわけで。

第二試合の2回裏に到着。
スコアボードの文字のフォントが微妙にいつもと違う。
選手名、チーム名が見慣れている明朝体ではなくゴシック体になっていた。

第一試合は天理が15−1でコールド勝ちだったらしい。

《第二試合》 立命館宇治高校(京都3位)7−3南部高校(和歌山3位)

南  部 000 003 000=3 H12 E3
立命宇 023 100 01X=7 H13 E0
 (↑略称は甲子園のスコアボードのとおり)

南部:大江、勇惣−田中   立命:中田−中島

立命館宇治が4回までに9本の安打を集めて6−0と大きくリード
第一試合に続いてのコールドゲームになりそうな雰囲気だった。
一塁側立命館宇治は、控えの部員がメガホンを叩いて応援しているのに 
南部のスタンドはほとんど音無し。
ところが、4回途中から生徒が続々と詰めかけ、
5回からは吹奏のメンバーも揃って賑やかになった途端に南部は反撃開始。
6回表、2本の適時二塁打にワイルドピッチも加えて3点を返した。
そんな南部の反撃を食い止めたのは、立命館宇治の鍛えられた内野守備。
中でも遊撃手・上内辰哉の動きはなかなか絵になる。
8回裏に7点目のタイムリーも叩き出している3番打者である。
センバツでも投げた中田晶は、いいストレートを持ってはいるのだが…。
南部では1年生ながら5番に座る二塁手・松下真之が今後楽しみ。

《第三試合》 神戸国際大学附属高校(兵庫1位)vs京都学園高校(京都2位)

京都学 000 000 000=0 H5 E1
神国付 001 010 01X=3 H7 E1
 (↑略称は甲子園のスコアボードのとおり)

京学:砂田−奥村  国際:大西−櫻井

今日は所用のため、16時には甲子園を出ることになっていたので
観戦は時間との戦い(汗)←15時51分終了でセーフ
この試合中、ずっと雨が降り続いていたような気がする。
放送室上の屋根に飛沫が跳ねるのが、上の方からでもはっきり見えた。
銀屋根上の照明だけが点灯。

神戸国際大附の左腕・大西正樹の名は以前から聞いていた。
立ち上がりは力みがあったのか、やや不安定なように見えたが
走者を出してもうまい具合に後続を断っている。
中盤からは悪天候をものともしない制球の良さを見せ、完封勝ち。
京都学園の砂田聖はサイドスローで、結果3点は失ったが
序盤は特にテンポの良い投球で的を絞らせなかった。

両校とも吹奏付きの応援。京都学園にはチアの姿も。
神戸国際大附の吹奏が、いかにもヤンチャな男子校らしく
「大きな音出したモン勝ちや!」
とばかりに豪快な音を銀屋根に響かせていた。
まさか『GOGO一光』のメロディーを甲子園で聴くとは思わなかったが(笑)
今日決まった第31回社会人野球日本選手権大会の組合せ。
(略称がマニアックなところはご容赦のほどを)
わざとそうしているのかも知れないが、
大阪のチームを土・日・祝にきちんと振り分けている。

第1日(11/20)
?TDK千曲川−大阪ガス
?三菱重工長崎−鷺宮製作所
?東海理化−デュプロ

個人的に観たいチームが勢ぞろい。
昨年4強の中で唯一連続出場の大阪ガスが開幕戦だが、
以前は前回優勝チームがよく開幕戦に登場していたのではなかったか。
対するTDK千曲川だが、私は大阪ドームでしか観たことがない。
東海理化とデュプロは予選での応援のテイストがよく似ていた記憶が。
デュプロはそのままだと思うので、トリカが楽しみ。

第2日(11/21)
?JR西日本−七十七銀行
?三菱重工名古屋−ニチダイ
?NTT西日本−JR九州

昨年、JR西日本の応援は選手権では初めて上段席に達するほどの
凄い大動員だった。今年もか?
今大会唯一の初出場・ニチダイはどんな応援体制を取るのやら。
都市対抗予選では龍谷大学の吹奏が数名来ていたが・・・。
NTT西日本、今シーズンはJRとの対戦が多く、今のところ連敗中。
四国大会では東日本東北、京都大会では西日本、都市対抗では東海。
で、選手権では九州と対戦。今度こそ。

第3日(11/22)
?トヨタ自動車−東芝
?東京ガス−JFE西日本
?三菱重工神戸−ヤマハ

応援的には観たいチームがそこそこ固まっているが、月曜日。
確実に仕事が入っているので休めない。
神戸造船所は近畿でただひとつ平日の試合になった。

第4日(11/23)
?JR東日本東北−日本生命
?JR四国−千曲川・大ガスの勝者
?長船・鷺宮の勝者−トリカ・デュプロの勝者

日生の相手は「♪どーんな球でもー」のJR東日本東北。
個人的にはこの対戦、初めて都市対抗を観に行った試合と同じカードである。
今年の都市対抗でも1回戦のトリだったな、日生。

第5日(11/24)
?NTT東日本−広鉄・七十七の勝者
?名製・ニチダイの勝者−シダックス
?住友金属鹿島−N西・門鉄の勝者

住金鹿島が大阪ドーム初お目見え。
和歌山の時の応援団が来てくれたらなぁ、とかすかな期待。
ひょっとしたら第3試合だけ観に行けるかも知れない。

第6日(11/25)
?トヨタ・東芝の勝者−松下電器
?東ガス・JF西の勝者−神船・ヤマハの勝者
?仙鉄・日生の勝者−サンワード貿易

松下はどちらが勝ちあがっても苦戦しそう。それだけに好カード。

第7日(11/26)準々決勝
第8日(11/27)準決勝 
第9日(11/28)決勝

さぁ、大阪ドームで今年は何試合観戦できるか。

勝ってこそ。

2004年10月28日 野球
パシフィックリーグ・今シーズンの最優秀選手に
ホークスの松中信彦が(記者投票で)選出された。

・首位打者(3割5分8厘)
・最多本塁打(44)
・最多打点(120)

の三冠王に加え、

・最多安打(171)
・最高出塁率(4割6分4厘)

と素晴らしい成績を残しただけに、
その数字だけ見れば選出は妥当な線だと思う。

しかし、ホークスはリーグ優勝できなかった。
本来なら、リーグ優勝に最も貢献できた選手が
最優秀選手“MVP”に選ばれてしかるべきだと私は思う。

もう一度言う。
ホークスはリーグ優勝できなかった。
シーズンを通して最も多くの勝ち星を得たにも関わらず。
プレーオフが終わってしばらくは、そのことにどうしても納得できなかった。
確かにプレーオフは盛り上がったと思う。
しかし、そこまでいくら多くの勝利を得ていたとしても、
プレーオフの結果敗れてしまえばすべてが水泡に帰すわけだ。
5ゲーム以上ゲーム差を空ければ1勝のアドバンテージが付いただろうが、
実際の試合でひとつも勝てなければそれは何の意味も無いのだ。

全試合がホームゲームの優位な条件ではあったものの、
ホークスは福岡ドームでのプレーオフで3つ勝つことができなかった。
肝炎という病に苦しんでいたからかも知れないが、
松中はプレーオフではシーズン中のような働きはできなかった。
プレーオフはオマケだと言ってしまえばそれまで。
しかし、松中が最優秀選手に選ばれたことに対しては、
ホークスを愛する身であっても私は素直に喜べない。
酷なようだが。

“勝利至上主義”と言えば聞こえは悪いが、
プロの世界なのだから要は最終的に勝ってこそ結果が残る。
来年は勝ってタイトルを獲ってほしい。
仕事から帰って、TVのチャンネルをKBS京都に。
日本シリーズ第7戦?そんなものは知らん。
こちとら同立戦のほうが大事だってば。

同志社は昨日に続いて染田賢作(4・郡山)、
立命館は黒田巖域(1・立命館宇治)が先発。
帰宅した直後の4回表、阿部文哉(4・杵築)が先制のソロ本塁打。
5回表尾上幸也(2・玉野光南)の適時打で同志社2点リード。

6回表から、立命館の投手は昨日先発の金刃憲人(2・市立尼崎)。
その裏に中村真崇(3・東筑)の内野ゴロ失策、
緒方慎吾(3・藤蔭)の犠牲フライで2−2の同点に追いついた。

7回表にはセンター赤松真人(4・平安)のダイビングキャッチ、
9回表は走者を一塁に置いて、桑原宏弥(4・倉敷商業)のレフト線への
長打コースとなる当たりが好中継で本塁クロスプレー、タッチアウト。
流れが立命館へと大きく傾いた。

試合は延長戦に突入。
KBS京都の中継は19時55分で終わってしまった。
最後までやれよぉ!
で、RBC立命館大学放送局のインターネットライブに切り替える。

10回裏、立命館は1アウト満塁で絶好のサヨナラのチャンス。
3番保良久生(3・平安)がライトへ優勝決定のサヨナラ適時打、
劇的な幕切れだった。

ひとつ負ければそれで終わり、というプレッシャーの中で
立命館はそれを見事にはね返し、春に続いてサヨナラ勝ちで
優勝を勝ち取った。
11月5日からの大阪市長杯関西選手権(神宮大会予選)で、
いきなり初日に関西六大学リーグ優勝の京産大と対戦する。
勿体なさ過ぎ。

立命館を応援していた方には申し訳ないが、
私としては染田の最後のシーズン、DOSHISHAのユニフォームで
神宮球場で投げさせてあげたかった。

舞洲→西京極。

2004年10月24日 野球
昨日の午後、神宮球場にて。
友人からのメールで、日本新薬がニチダイに敗れて
選手権本大会に出場できなくなったことを知った。
台風による日程変更がなければ、今日は同立戦だけを観戦予定だったが、
“ニチダイvs中山硬式野球クラブ”という代表決定戦の組合せになり、
「これは行かなあかんなぁ」
と思った。
ただ、同立戦は例え途中からの観戦になってもこれだけは外せない。
結局、舞洲と西京極のハシゴを決行することに。

社会人野球日本選手権・近畿代表決定戦(7)@舞洲

ニチダイ(ND)6−2中山硬式野球クラブ(NS)
*ND、NSは帽子&ユニフォームのマーク

NS 000 002 000=2 H10 E1
ND 121 110 00X=6 H8 E0

NS:窪田、井上雅−飯田   ND:松本、坂元−松尾

【本塁打】田中教(ND・3回ソロ)

先日の台風の影響で、スコアボードの一塁側チームの選手名が
5番のところだけ表示できなくなっていた。
そのあおりを受けた(笑)のは、ニチダイの三塁手・田中教次だった。

1回裏1アウト一、二塁でその田中教の内野ゴロが失策を呼び、
まずニチダイが先制。
2回は西村英二の2点適時打、3回は田中教の本塁打、
4回田中学の適時二塁打、5回も相手バッテリーミスでここまで毎回得点。

中山クラブは松本修の前に5回まで3安打に抑えられていたが、
6回表2アウトから橋本卓、高倉啓司、飯田尚人、梅田泰央(代打)が
4連続安打で2点を奪い、劣勢を跳ね返すかのような反撃を見せた。
なおも一、二塁に走者を置いて松本はここで降板。
2番手で登板した坂元聡は暴投もあったが、山田利光を三振に取り
中山クラブの反撃をストップさせた。

近畿代表最後の枠に滑り込んだニチダイは、日本選手権初出場。
4月30日の日記でも書いたが、
ニチダイの勝ち試合はこれまで一度も観戦したことがなかった。
私が初めて観た勝ち試合が、ニチダイにとっては
記念すべき試合となった、ということになる。

ここから西京極へ移動。
舞洲でベルトが切れてしまったので、歩きにくくてしかたがない(汗)

関西学生野球・第9節《同立戦》@西京極

立命館大学1−0同志社大学

立命館 001 000 000=1 H5 E1
同志社 000 000 000=0 H4 E1

立命:金刃−中井   同大:染田−桑原

4回だっただろうか、駅から公園の入口に入ると
「♪そ〜ら〜に浮かんだ〜でっかい太陽〜」
と立命館の応援歌(青春の息吹)が聞こえてきた。
隙間から垣間見えた一塁側同志社応援席が、よく入っている。
最初から観ていた友人が居たので助かった(何が?)
途中からの観戦でも、両エースの息詰まる投げ合いが続いていたことが
よくわかる展開。
優勝がかかった大一番らしい空気が、途切れることなく球場を覆っていた。
8回、9回と同志社は得点機を掴んだがあと一本が出ず。
明日の2回戦で勝ったほうが優勝。さぁどうなる?

以前から
「一度は“同立戦”も観においでよ」
と声を掛けていた友人も遠方から観に来ていたので、
試合後3人で京都駅まで出てお茶飲み話。
楽しんでもらえただろうか。

東京トンボ返り。

2004年10月23日 野球
2週間前の10月9日。
往復飛行機で東京へトンボ返りを予定していたのだが、
台風の影響で断念。

台風が近づいていた頃、9日に行けないときのことを考えて
23日の便も(早割がまだあったので)保険代わりに予約しておいた。
予想通り台風だったので、今度は23日の決行が決まった。

そしてまた台風。
しかし、週の半ばでやって来やがったお陰で?予定通り。
今日の朝9時30分には機内の人となっていた。

羽田空港からモノレールと山手線、東京メトロ銀座線を乗り継いで外苑前。
およそ1年ぶりの神宮外苑である。
秩父宮ラグビー場の側にあるカンタベリーの店を少し覗いてから
神宮球場へと歩いていく。
今日は第二球場でも高校野球が行われているので、
まずは場内の写真を撮りに行くか、と入った途端に試合終了のサイレンが。
日大三高が青山学院高等部に13−6の7回コールド勝ち。

上段席へ上がると、隣の神宮球場のスコアボードが見える。
第二のグラウンドでは、実践学園高校、そして創価高校の選手が練習。
創価の守備練習中、吹奏がずっと『ルパン三世』を演奏していた。
これを聞くために700円払ったのかよ(苦笑)

明治大学vs立教大学が終盤を迎えようとしていたので、
創価vs実践の試合を観ることなく隣へ移動。
とりあえず上段席から試合を眺めてみた。
両方の応援と試合を一度に楽しもうと思えばなかなか良いポジションかも。
あちこちで“実況”をしている人たちが居る。
明治は8回ノーアウト一塁、送りバントの処理を三塁手が誤って
一塁走者が長躯生還という形で思わぬ決勝点、2−1で勝利。

立教 100 000 000=1 H4 E2
明治 100 000 01X=2 H7 E0

第二試合から下段席へ移り、東京の“師匠”などのお出迎えを受ける。
三塁側東大ベンチの近くで観戦することにした。

東大 000 000 000=0 H6 E1
法政 203 112 00X=9 H9 E0

東大:木村、松岡、重信、近藤−升岡  法政:中野、若松−植野、御手洗

昨年の秋、神宮へ行ったときも東大の相手は法政だった。
「1シーズンの間に大引兄弟を見てるのはこの中では貴方ぐらいだろうね」
とお褒めの言葉?を頂いた。
これで2年連続そうなったわけだが・・・。
その大引弟(啓次。2・浪速)は二塁打2本。打ってよし守ってよし。

5回裏、法政の4番田中彰(4・創価)がレフトへ弾丸ライナーを飛ばし、
シーズン新記録の7本目の本塁打となった。
東大打撃陣では升岡大輔(4・高松)が3安打とひとり気を吐いたような感が。

試合が終わってからは、別の位置で観ていた友人らと再会、
合流して青山の或る喫茶店でしばらく野球談義に花を咲かせる。
帰りの飛行機のこともあるので長時間とは行かなかったが、楽しかった。

青山一丁目から都営大江戸線〜モノレールで羽田へ移動しようと思ったら、
地震の影響でモノレールのダイヤが乱れていた。
そのときはいつ地震があったんだろう?という感じだったのだが。
乗ったモノレールが新整備場駅に着く直前で停まり、
2回めの揺れが襲ってきた。揺れること揺れること。
フライトの時間が迫っている。このまま動かなかったらどうしよう?
と思う間もなく動き出したのでひとまず安心した。

予定の飛行機には無事に乗れたが、
やはり地震の影響で離陸がかなり遅れ、着陸も20分以上遅れた。
東京では震度3だったらしいが、自宅に戻ると新潟がとんでも無いことに。
そんなに凄い地震だったのか、と思うと・・・。
今日は休暇を取り、朝からK病院へ行って月例の診察。
いつもより早く行けば意外に混んでおらず、早く済んだ。
昨年の10月の診察日も金曜日(24日)で、
診察が終わってから守山市民球場へ行き、
びわこ杯大会を1試合観てから甲子園へ向かって
雨で1日延びた日本シリーズ第5戦を観に行ったものだ。
というわけで今日はびわこ杯。
ただし、球場は草津グリーンスタジアムである。
第二試合の3回裏途中に球場入りすることができた。

《第二試合》 和歌山箕島球友会2−1ケイ・スポーツベースボールクラブ

箕島 100 010 000=2 H9 E0
ケイ  000 000 010=1 H6 E0

箕島:吉岡−岡橋   ケイ:隈本、中矢−永井

箕島の先発、吉岡大志は甲賀健康医療専門学校出身の21歳。
おそらく甲賀の頃にも観たことがあるはずだが、
力感溢れるフォームのサウスポー。
失礼ながら、球場に着く前は森田竜平が見られるか?と思っていたが
最後までしっかり好投を見せてくれた。

5回表、箕島は1アウト三塁で4番の岡橋司が打席に立つと、
「ここで打たへんかったら晩メシ抜きやぞ!」
とベンチから声がかかった。
期待に応えて(笑)岡橋は右中間へ適時二塁打。
これが結果的には功を奏したわけだ。

伊勢大会で東海REXの試合を観たとき、
ユニフォームの袖に勤務先が書かれてあるのを見つけたが、
REXよりもささやかながら、ケイスポーツのユニにもあった。
6回、ショートからマウンドに立った中矢充のそれは“河合楽器”だった。
そのケイスポーツだが、スコアボードに略称で“KSB”と書かれると
まるで瀬戸内海放送みたいやなぁ。

《第三試合》 泉州大阪野球団5−4全足利クラブ

泉州 003 101 000=5 H14 E1
足利 002 000 101=4 H9 E0

泉州:市川直、城戸、永野−川田   足利:小口、大島、富田−松島、橋本

 
昨年のびわこ杯では、泉州大阪野球団の公式戦初勝利の瞬間を観た。
今日はスコアボードでの略称が“泉大野”となっていたが・・・
“いずみおおの”ってどこやねん(^^;

泉州は3回表、この回先頭の上山願の安打を皮切りに
松岡洋佑、小田大輔の連続適時打など4安打を集め3点を先制。
全足利もその裏、久保洋平の2点適時二塁打で1点差に迫るが、
4回表に加藤陽介のソロ本塁打で泉州がまた突き離す。
これまで何度か観てきた泉州の試合の流れとしては、
市川直樹が投げている間にリードを広げるのが理想的なように思う。
だとすれば、今日はまさにそんな展開ではなかっただろうか。

しかし、全足利もクラブ選手権優勝チームの意地がある。
7回2アウト一、二塁でまたもや久保が適時打、
9回には山崎敦信が右中間への大きな本塁打。ついに1点差に。
8回から泉州の投手は左腕の永野勇二。
1アウト後、今日3安打の岡田幸文、そして3打点の久保にかなり粘られたが
それぞれを外野フライに打ち取って泉州が勝利をモノにした。

全足利で気になったことがひとつ。
1番打者の岡田が打って走っての大活躍だったが、
その岡田のヘルメットには“太鼓橋”の文字。
あれは何なんやろ?

草津グリーンスタジアムへは、草津駅西口か大津駅、京阪浜大津から
近江鉄道バスで“小屋場(こやば)”下車。
すぐ近くの弾正公園の中で、隣に総合体育館がある。
びわこ杯のメイン会場は湖東町の湖東スタジアムだが、
バスの本数が少なく観戦予定を組むのが非常に難しい球場である。
草津の場合は1時間に1本以上はバスの便があるので
まだマシなほうなのだが・・・
第三試合終了直後にバス停へ走ったのは言うまでもない。
先週の日曜日に続いて南港中央球場。
ただし、今日は社会人選手権の近畿二次予選。
試合を観ながら陽射しをしのげるような逃げ場が無いに等しいので、
10月中旬とは思えぬ強烈な直射日光を浴び続けての観戦。
もうちょっと涼しくならんか。

《第一試合》  日本生命5−2新日本製鐵広畑

広畑 010 010 000=2 H6 E0
日生 010 002 11X=5 H10 E1

広畑:宮井、和田−筧  日生:土井−藤田

【本塁打】下野(日生・2回ソロ)、筧(広畑・5回ソロ)、
及川(日生・7回ソロ)、佐々木勇(日生・8回ソロ)

日生の試合ぐらいになると、スコアボードを見なくても
場内放送を聞くだけでスラスラとスタメンが書けてしまうのが不思議。

2回表に広畑が中川俊典の犠飛で先制すれば、
日生も下野敦司の本塁打で追いつく。
広畑も負けじと、5回筧竜太郎の本塁打で再びリード。
先発投手の宮井努も勢いがあったように見えたが、6回につかまり
下野、多井清人に連打のあと佐々木勇喜にも同点適時打。
さらに魚住俊文の内野ゴロの間に三塁から多井が生還し日生が勝ち越し。
7回表、広畑は2アウト満塁の好機を生かすことができずに終わったが、
日生はその裏に及川徹が広い南港のバックスクリーン左へアーチを架ける。
その飛距離以上に試合の流れを決めるような大きな当たりだった。

日生・土井善和は中盤まで追う立場ながら最後まで集中力を切らさず、
奪三振15で完投勝利。

《第二試合》  日本新薬1−0デュプロ

デュ 000 000 000=0 H6 E0
新薬 000 001 000=1 H8 E0

デュ:矢田−味園   新薬:橋本、木村−松下

4回まで新薬は毎回得点圏に走者を置きながらあと1本が出ず、
矢田進一の好投の前に試合の流れを掴めなかった。
このような展開ならば、デュプロが先制しそうな予感がしたそんな5回表。
1アウト三塁の場面、松永健二が初球からスクイズバントを仕掛けた。
しかしその当たりが強すぎて橋本健太郎のグラブに直接収まり、
三塁走者だった大前辰哉は戻ることが出来ずダブルプレーに。

6回裏新薬は2アウト、二塁に藤谷大樹を置いて打席には山田泰正。
山田の当たりはライトへの安打となり、藤谷が三塁を蹴って本塁へ。
ライトからの送球も大きく逸れて新薬がやっと1点を挙げた。

デュプロは9回表、安打で出た安田聖寛を森伯輔が犠打で送る。
ここで新薬ベンチが動き、橋本から木村勝喜にスイッチ。
木村は後続を断ち切って1点を守り抜いた。
結果としては(好機の潰し合いでもあったが)なかなかの投手戦だった。

明日には近畿代表一番乗りが決まる。
昨日勝った松下電器と中山硬式野球クラブで最初の代表決定戦。
ミキハウスに勝った中山クラブだが、平日の試合がどう影響するか・・・。

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