福岡屋の本棚・2009(その4)。
2009年9月3日 読書メモがわりに。
*2009年7月~8月末までに読んだ本
五木寛之『宗教都市・大阪 前衛都市・京都』講談社・五木寛之こころの新書
森まゆみ『大阪不案内』ちくま文庫
高橋安幸『伝説のプロ野球選手に会いに行く 2』白夜書房
保阪正康ほか『昭和の戦争 保阪正康対論集』朝日文庫
横尾弘一『都市対抗野球に明日はあるか』ダイヤモンド社
*今読んでいる本
加藤聖文『「大日本帝国」崩壊 東アジアの1945年』中公新書
*2009年7月~8月末までに読んだ本
五木寛之『宗教都市・大阪 前衛都市・京都』講談社・五木寛之こころの新書
森まゆみ『大阪不案内』ちくま文庫
高橋安幸『伝説のプロ野球選手に会いに行く 2』白夜書房
保阪正康ほか『昭和の戦争 保阪正康対論集』朝日文庫
横尾弘一『都市対抗野球に明日はあるか』ダイヤモンド社
*今読んでいる本
加藤聖文『「大日本帝国」崩壊 東アジアの1945年』中公新書
福岡屋の本棚・2009(その3)。
2009年7月1日 読書 コメント (1)メモがわりに。
*2009年5月~6月末までに読んだ本
桂 吉坊『桂吉坊がきく 藝』朝日新聞出版
半藤一利『聖断』PHP文庫(古書)
福間良明『「戦争体験」の戦後史』中公新書
手塚 眞『手塚治虫 知られざる天才の苦悩』アスキー新書
*今読んでいる本
五木寛之『宗教都市・大阪 前衛都市・京都』講談社・五木寛之こころの新書
*2009年5月~6月末までに読んだ本
桂 吉坊『桂吉坊がきく 藝』朝日新聞出版
半藤一利『聖断』PHP文庫(古書)
福間良明『「戦争体験」の戦後史』中公新書
手塚 眞『手塚治虫 知られざる天才の苦悩』アスキー新書
*今読んでいる本
五木寛之『宗教都市・大阪 前衛都市・京都』講談社・五木寛之こころの新書
福岡屋の本棚・2009(その2)。
2009年4月30日 読書メモがわりに。
*2009年3月~4月末までに読んだ本
山口淑子・藤原作弥『李香蘭 私の半生』新潮文庫(古書)
島尻 譲『ベースボールアゲイン』長崎出版
小林信彦『ぼくたちの好きな戦争』新潮文庫(古書)
橋本 清『PL学園OBはなぜプロ野球で成功するのか』ぴあ
一ノ瀬俊也『皇軍兵士の日常生活』講談社現代新書
堀井憲一郎『落語の国からのぞいてみれば』講談社現代新書
谷川彰英『大阪「駅名」の謎』祥伝社黄金文庫
*今読んでいる本
桂 吉坊『桂吉坊がきく 藝』朝日新聞出版
*2009年3月~4月末までに読んだ本
山口淑子・藤原作弥『李香蘭 私の半生』新潮文庫(古書)
島尻 譲『ベースボールアゲイン』長崎出版
小林信彦『ぼくたちの好きな戦争』新潮文庫(古書)
橋本 清『PL学園OBはなぜプロ野球で成功するのか』ぴあ
一ノ瀬俊也『皇軍兵士の日常生活』講談社現代新書
堀井憲一郎『落語の国からのぞいてみれば』講談社現代新書
谷川彰英『大阪「駅名」の謎』祥伝社黄金文庫
*今読んでいる本
桂 吉坊『桂吉坊がきく 藝』朝日新聞出版
福岡屋の本棚・2009(その1)。
2009年3月6日 読書メモがわりに。
*2009年2月末までに読んだ本
門田隆将『甲子園への遺言 伝説のコーチ高畠導宏の生涯』講談社文庫
川本三郎『銀幕の東京』中公新書
瀬川昌久・大谷能生『日本ジャズの誕生』青土社
酒井順子『制服概論』文春文庫
高田里惠子『学歴・階級・軍隊 高学歴兵士たちの憂鬱な日常』中公新書
竹本住大夫『文楽のこころを語る』文春文庫
*今読んでいる本
山口淑子・藤原作弥『李香蘭 私の半生』新潮文庫(古書)
*2009年2月末までに読んだ本
門田隆将『甲子園への遺言 伝説のコーチ高畠導宏の生涯』講談社文庫
川本三郎『銀幕の東京』中公新書
瀬川昌久・大谷能生『日本ジャズの誕生』青土社
酒井順子『制服概論』文春文庫
高田里惠子『学歴・階級・軍隊 高学歴兵士たちの憂鬱な日常』中公新書
竹本住大夫『文楽のこころを語る』文春文庫
*今読んでいる本
山口淑子・藤原作弥『李香蘭 私の半生』新潮文庫(古書)
福岡屋の本棚・2008。
2009年1月9日 読書こんな形で2008年を振り返ってみました。
*2008年のうちに読んだ本(概ね入手順。名鑑、雑誌、ムック類は除く)
※全部読了したとは限りません(苦笑)
桂米朝『米朝よもやま噺』朝日新聞社
小池和夫『異体字の世界』河出文庫
TBSテレビ「バース・デイ」編『戦力外通告』角川ザテレビジョン
坂崎重盛『東京読書~少々造園的心情による』晶文社
半藤一利・保坂正康『昭和の名将と愚将』文春新書
横尾弘一『四番、ピッチャー、背番号1』ダイヤモンド社
軍司貞則『高校野球「裏」ビジネス』ちくま新書
所澤秀樹『鉄道地図は謎だらけ』光文社新書
八幡和郎『47都道府県の名門高校』平凡社新書
日暮吉延『東京裁判』講談社現代新書
保坂正康・半藤一利『「昭和」を点検する』講談社現代新書
牛島秀彦『消えた春~特攻に散った投手石丸進一』河出文庫
梯久美子『散るぞ悲しき~硫黄島総指揮官・栗林忠道』新潮文庫
高田里惠子『男の子のための軍隊学習のススメ』ちくまプリマー新書
井上理津子『はじまりは大阪にあり』ちくま文庫
角田房子『一死、大罪を謝す~陸軍大臣阿南惟幾』新潮文庫(古書・絶版)
高橋安幸『伝説のプロ野球選手に会いに行く』白夜書房
青木薫『新・おいしい八尾』(自費出版)
永井良和『ホークスの70年 惜別と再会の球譜』ソフトバンククリエイティブ
佐滝剛弘『郵便局を訪ねて1万局~東へ西へ「郵ちゃん」が行く』光文社新書
寺尾紗穂『評伝 川島芳子~男装のエトランゼ』文春新書
阿川弘之『米内光政』新潮文庫
牛村圭・日暮吉延『東京裁判を正しく読む』文春新書
佐高信『酒は涙か溜息か 古賀政男の人生とメロディ』角川文庫
山川静夫『歌舞伎の愉しみ方』岩波新書
ほとんどが新書、あるいは文庫ですな。
高田里惠子『男の子のための~』は自衛隊入隊を勧める内容ではありません。
(それは高田渡だ、というツッコミは置いといて^^;)
“軍隊小説を読むときの基礎知識”のような内容でして、
当時の学校制度、“軍隊”という名の学校がどのようなものであったか、が
解りやすく書かれた本、と私は受け取っています。
東京の“師匠”から推薦を受けた中の1冊です(笑)
阿川弘之『米内光政』は兄が単行本で持っていたはずですが、
引っ越して持って行っちゃったようで。
もっと早く出会っときゃ良かったな、と今ごろになって思う次第。
*今読んでいる本
門田隆将『甲子園への遺言 伝説のコーチ高畠導宏の生涯』講談社文庫
NHKのドラマ『フルスイング』の原案となった本です。
文庫化をずっと待っていました。
*資料として購入した本
『Hawks the 70th ホークス栄光の軌跡』ベースボール・マガジン社
大阪府立上方演芸資料館・編『上方演芸大全』創元社
『阪神大学野球50年の歩み』阪神大学野球連盟(古書)
阪神大学野球の連盟史は梅田の某古書店で見つけました。
函が少々傷んでいても中身は美品そのもので、
冬のボーナスが入ってから初めての大きな買い物でした(爆)
(と言っても1万円もしなかったですが)
こうして書き出してみると、1940年代が舞台となったものが多いような…。
別に日本近代史を研究しているわけではないのですが(苦笑)
戦争を賛美するつもりはありません。
ただ、その時代に上に立っていた人の存在をリアルタイムで知る世代が、
これからどんどん減っていくのは確かなのであって。
完全な歴史となる前に留めておくべきことはたくさんあるはずだと。
このあたりは兄の影響かと思われます。
本を読むのはほとんど電車の中で、自宅では雑誌以外あまり読みません。
家に居るとあれもしなきゃこれもしなきゃ、となってしまうので、
1冊の本になかなか集中できないんですよねー。
酔っ払って自分が降りる駅を乗り過ごしたことは一度もありませんが、
仕事帰り本に夢中になって気が付けば次の駅だったことは何度もあります(汗)
私はクロスシートの電車の中が読書に向いていると思う性分ゆえ、
結果的に読まなくても旅のお供に必ず1冊は持って行くほうでして。
ワガママを言うなら大和路快速か関空快速の電車で、
大阪環状線をグルグル回りつつ読みたいものです(笑)
*2008年のうちに読んだ本(概ね入手順。名鑑、雑誌、ムック類は除く)
※全部読了したとは限りません(苦笑)
桂米朝『米朝よもやま噺』朝日新聞社
小池和夫『異体字の世界』河出文庫
TBSテレビ「バース・デイ」編『戦力外通告』角川ザテレビジョン
坂崎重盛『東京読書~少々造園的心情による』晶文社
半藤一利・保坂正康『昭和の名将と愚将』文春新書
横尾弘一『四番、ピッチャー、背番号1』ダイヤモンド社
軍司貞則『高校野球「裏」ビジネス』ちくま新書
所澤秀樹『鉄道地図は謎だらけ』光文社新書
八幡和郎『47都道府県の名門高校』平凡社新書
日暮吉延『東京裁判』講談社現代新書
保坂正康・半藤一利『「昭和」を点検する』講談社現代新書
牛島秀彦『消えた春~特攻に散った投手石丸進一』河出文庫
梯久美子『散るぞ悲しき~硫黄島総指揮官・栗林忠道』新潮文庫
高田里惠子『男の子のための軍隊学習のススメ』ちくまプリマー新書
井上理津子『はじまりは大阪にあり』ちくま文庫
角田房子『一死、大罪を謝す~陸軍大臣阿南惟幾』新潮文庫(古書・絶版)
高橋安幸『伝説のプロ野球選手に会いに行く』白夜書房
青木薫『新・おいしい八尾』(自費出版)
永井良和『ホークスの70年 惜別と再会の球譜』ソフトバンククリエイティブ
佐滝剛弘『郵便局を訪ねて1万局~東へ西へ「郵ちゃん」が行く』光文社新書
寺尾紗穂『評伝 川島芳子~男装のエトランゼ』文春新書
阿川弘之『米内光政』新潮文庫
牛村圭・日暮吉延『東京裁判を正しく読む』文春新書
佐高信『酒は涙か溜息か 古賀政男の人生とメロディ』角川文庫
山川静夫『歌舞伎の愉しみ方』岩波新書
ほとんどが新書、あるいは文庫ですな。
高田里惠子『男の子のための~』は自衛隊入隊を勧める内容ではありません。
(それは高田渡だ、というツッコミは置いといて^^;)
“軍隊小説を読むときの基礎知識”のような内容でして、
当時の学校制度、“軍隊”という名の学校がどのようなものであったか、が
解りやすく書かれた本、と私は受け取っています。
東京の“師匠”から推薦を受けた中の1冊です(笑)
阿川弘之『米内光政』は兄が単行本で持っていたはずですが、
引っ越して持って行っちゃったようで。
もっと早く出会っときゃ良かったな、と今ごろになって思う次第。
*今読んでいる本
門田隆将『甲子園への遺言 伝説のコーチ高畠導宏の生涯』講談社文庫
NHKのドラマ『フルスイング』の原案となった本です。
文庫化をずっと待っていました。
*資料として購入した本
『Hawks the 70th ホークス栄光の軌跡』ベースボール・マガジン社
大阪府立上方演芸資料館・編『上方演芸大全』創元社
『阪神大学野球50年の歩み』阪神大学野球連盟(古書)
阪神大学野球の連盟史は梅田の某古書店で見つけました。
函が少々傷んでいても中身は美品そのもので、
冬のボーナスが入ってから初めての大きな買い物でした(爆)
(と言っても1万円もしなかったですが)
こうして書き出してみると、1940年代が舞台となったものが多いような…。
別に日本近代史を研究しているわけではないのですが(苦笑)
戦争を賛美するつもりはありません。
ただ、その時代に上に立っていた人の存在をリアルタイムで知る世代が、
これからどんどん減っていくのは確かなのであって。
完全な歴史となる前に留めておくべきことはたくさんあるはずだと。
このあたりは兄の影響かと思われます。
本を読むのはほとんど電車の中で、自宅では雑誌以外あまり読みません。
家に居るとあれもしなきゃこれもしなきゃ、となってしまうので、
1冊の本になかなか集中できないんですよねー。
酔っ払って自分が降りる駅を乗り過ごしたことは一度もありませんが、
仕事帰り本に夢中になって気が付けば次の駅だったことは何度もあります(汗)
私はクロスシートの電車の中が読書に向いていると思う性分ゆえ、
結果的に読まなくても旅のお供に必ず1冊は持って行くほうでして。
ワガママを言うなら大和路快速か関空快速の電車で、
大阪環状線をグルグル回りつつ読みたいものです(笑)
『桂枝雀のらくご案内―枝雀と61人の仲間』(ちくま文庫)。
2007年9月13日 読書
ISBN:4480029397 文庫 桂 枝雀 筑摩書房 1996/12 ¥693
職場で自他共に認める“オカン”的存在の先輩から、
先日このようなことを言われました。
「福ちゃん(仮名)な、
アンタはなんでも考えすぎやねんて。
考えても答えが出んようなもんは、
なるようにしかならへんねん。
それを一生懸命考えようとするからしんどなるんや。
たまにはなんも考えんと、ボーっとすることも大事なんやで。」
と言われて「う〜ん、そうなんかなぁ」とやっぱり考えてしまうのが、
私の性分なんでございます。
私がまだ幼い頃、よく“オカン”(こちらは実の母です)から
「ボーっとしてたらあかん」
とよく注意されていた覚えがありまして、
「ボーっとすることはいけないことなんだ」
という思想を無意識のうちに植えつけられてしまってたんですな。
おかげでこんな思慮深い性格に・・・ていう話はこっちへ置いときまして。
ものを考え過ぎるとロクなことがございません。
カミングアウトするわけではないんですが、
野球観戦に明け暮れて呑気に日々を送っていると思われるような私にも、
「頑張れ」と励まされることが一番つらいような“ココロノヤマイ”で、
仕事を一時期お休みしていた時期があったんですな。
枝雀師匠は「死ぬのがこわい病」と例えておられましたが、
それとはちょっと次元の違う話で、そうなった理由はようわからんのですがね。
まぁわかっててもここではたぶん言えない・・・と思います。
どちらかと言えば米朝師匠に心酔していた私にとっては、
生前の枝雀師匠は失礼ながら二の次でして。
ところが何気なーく手に取ったこの本をざっと読んでみますと、
怖いぐらいに自分と性格的にあてはまるところがいくつもあるんですなぁ。
電車の中でひとりうなずき、そして涙・・・は出ませんでしたが。
ただ、私は枝雀師匠の落語のような爆笑ネタを持ち合わせておりません。
これだけは自信を持って言えると思う、今日この頃でございます。
職場で自他共に認める“オカン”的存在の先輩から、
先日このようなことを言われました。
「福ちゃん(仮名)な、
アンタはなんでも考えすぎやねんて。
考えても答えが出んようなもんは、
なるようにしかならへんねん。
それを一生懸命考えようとするからしんどなるんや。
たまにはなんも考えんと、ボーっとすることも大事なんやで。」
と言われて「う〜ん、そうなんかなぁ」とやっぱり考えてしまうのが、
私の性分なんでございます。
私がまだ幼い頃、よく“オカン”(こちらは実の母です)から
「ボーっとしてたらあかん」
とよく注意されていた覚えがありまして、
「ボーっとすることはいけないことなんだ」
という思想を無意識のうちに植えつけられてしまってたんですな。
おかげでこんな思慮深い性格に・・・ていう話はこっちへ置いときまして。
ものを考え過ぎるとロクなことがございません。
カミングアウトするわけではないんですが、
野球観戦に明け暮れて呑気に日々を送っていると思われるような私にも、
「頑張れ」と励まされることが一番つらいような“ココロノヤマイ”で、
仕事を一時期お休みしていた時期があったんですな。
枝雀師匠は「死ぬのがこわい病」と例えておられましたが、
それとはちょっと次元の違う話で、そうなった理由はようわからんのですがね。
まぁわかっててもここではたぶん言えない・・・と思います。
どちらかと言えば米朝師匠に心酔していた私にとっては、
生前の枝雀師匠は失礼ながら二の次でして。
ところが何気なーく手に取ったこの本をざっと読んでみますと、
怖いぐらいに自分と性格的にあてはまるところがいくつもあるんですなぁ。
電車の中でひとりうなずき、そして涙・・・は出ませんでしたが。
ただ、私は枝雀師匠の落語のような爆笑ネタを持ち合わせておりません。
これだけは自信を持って言えると思う、今日この頃でございます。
実は、明日は試験なのですが。
それに向けての勉強はほとんどしておりません(汗)
しかし、意識しているつもりはありませんが、
ここ最近は通常時以上に様々なジャンルの文章を
よく読んでいる・・・ような気がします。
現在、ずっと通勤の電車の中で読んでいるのが、
半藤一利の『昭和史探索』シリーズ(現在2巻)。
1926年からの各年ごとに代表的な出来事を簡潔に記したあとで、
それにまつわる資料が載っています。
歴史に関わった人物の著作や日記、そして当時の法律や新聞社説など。
現代かなづかいに改められていても当然難しい内容があります。
しかし、その思想や書かれている内容はともかく、
難しいながらもスーッと自分の中に入ってくるような読みやすい文を書く人が、
居るところには居るもんだなぁ、と思えることも。
全6巻のうち現在第2巻まで刊行されている中で、
最もそれにあてはまるのが、私にとっては松岡洋右の文章です(第2巻収録)。
かと言ってそれに傾倒するつもりは無いのですが。
とにかく、明日は文章に関する試験なもので。
自分の能力が果たしてそのレベルに達しているのかどうか?を、
試すつもりで行ってきます。
それに向けての勉強はほとんどしておりません(汗)
しかし、意識しているつもりはありませんが、
ここ最近は通常時以上に様々なジャンルの文章を
よく読んでいる・・・ような気がします。
現在、ずっと通勤の電車の中で読んでいるのが、
半藤一利の『昭和史探索』シリーズ(現在2巻)。
1926年からの各年ごとに代表的な出来事を簡潔に記したあとで、
それにまつわる資料が載っています。
歴史に関わった人物の著作や日記、そして当時の法律や新聞社説など。
現代かなづかいに改められていても当然難しい内容があります。
しかし、その思想や書かれている内容はともかく、
難しいながらもスーッと自分の中に入ってくるような読みやすい文を書く人が、
居るところには居るもんだなぁ、と思えることも。
全6巻のうち現在第2巻まで刊行されている中で、
最もそれにあてはまるのが、私にとっては松岡洋右の文章です(第2巻収録)。
かと言ってそれに傾倒するつもりは無いのですが。
とにかく、明日は文章に関する試験なもので。
自分の能力が果たしてそのレベルに達しているのかどうか?を、
試すつもりで行ってきます。
『決定版 日本のいちばん長い日』。
2007年1月6日 読書
ISBN:4167483157 文庫 半藤 一利 文藝春秋 ¥620
この本を買ったのは昨年9月。
一応1回読了していたが、
なぜかずっと居間の机に置きっぱなしだった。
昨年の大晦日、
帰って来ていた兄がその文庫本を手に取り、
「これ、大宅壮一とちゃうんか?」と言う。
実はこの本、最初は“大宅壮一 編”として世に出たのだが、
その後、決定版として刊行される際に半藤一利名義になっている。
(この経緯は本書の“あとがき”にあります)
・・・というような説明をしたところ、
兄は「同じ題の別の本かと思った」とのこと。
兄は、大宅壮一名義の頃にこの本(単行本?)を買ったことがあるらしく、
その購入理由は「終戦の詔勅の全文が載っているから」だったとか。
「映画では三船敏郎が・・・」などという話も出てきて、
昭和史が好きな者どうし、酒も呑まないのにちょっと盛り上がってしまった。
私が持っている半藤一利の著作は今のところ5冊。
買ったもののまだ開いていないのが1冊ありますが(苦笑)
ベストセラーになった『昭和史』は文庫化されてから買おうかと。
他の作品については機会があればまたご紹介します。
この本を買ったのは昨年9月。
一応1回読了していたが、
なぜかずっと居間の机に置きっぱなしだった。
昨年の大晦日、
帰って来ていた兄がその文庫本を手に取り、
「これ、大宅壮一とちゃうんか?」と言う。
実はこの本、最初は“大宅壮一 編”として世に出たのだが、
その後、決定版として刊行される際に半藤一利名義になっている。
(この経緯は本書の“あとがき”にあります)
・・・というような説明をしたところ、
兄は「同じ題の別の本かと思った」とのこと。
兄は、大宅壮一名義の頃にこの本(単行本?)を買ったことがあるらしく、
その購入理由は「終戦の詔勅の全文が載っているから」だったとか。
「映画では三船敏郎が・・・」などという話も出てきて、
昭和史が好きな者どうし、酒も呑まないのにちょっと盛り上がってしまった。
私が持っている半藤一利の著作は今のところ5冊。
買ったもののまだ開いていないのが1冊ありますが(苦笑)
ベストセラーになった『昭和史』は文庫化されてから買おうかと。
他の作品については機会があればまたご紹介します。
『門田博光の本塁打一閃―ホームランに魅せられた男』。
2006年12月15日 読書 コメント (1)
ISBN:458303928X 単行本 門田 博光 ベースボールマガジン社 ¥1,890
私の中では、すでに伝説の域に達している人です。
神様のような・・・と言うのは大袈裟かも知れませんが、
門田博光氏に対しては畏敬の念を持たずには居られないわけで。
ただし、私が抱く門田氏のイメージと言えば、
南海ホークスの背番号60のユニフォームでほとんど終わっているのも事実。
オリックスブレーブスの背番号78や、
福岡ダイエーホークスの背番号53は、
失礼な言い方を許してもらえれば“付け足し”のようなもの。
引退後のABC(朝日放送)の解説者としての語り口に対しては、
正直あまり進んで聞こうとまでは思えなかったのも事実。
でも、南海退団以降の門田氏の存在に対して、
決して否定的な考えを持っているわけではありません。
私にとっての門田博光とは、あくまでも“南海ホークスの4番打者”ということで。
この本には、門田博光という人物の“人間らしさ”が溢れています。
野球の技術よりも生き方の参考になりそうな一文もあって
「なるほどなぁ〜」と思わずうなずいてしまうこともある一方、
思わず我が眼を疑うようなくだりもあったり。
興味深く読みました。
門田氏は決して神様ではありません。
が、やっぱり畏れ多い存在なのであります。ハイ。
私の中では、すでに伝説の域に達している人です。
神様のような・・・と言うのは大袈裟かも知れませんが、
門田博光氏に対しては畏敬の念を持たずには居られないわけで。
ただし、私が抱く門田氏のイメージと言えば、
南海ホークスの背番号60のユニフォームでほとんど終わっているのも事実。
オリックスブレーブスの背番号78や、
福岡ダイエーホークスの背番号53は、
失礼な言い方を許してもらえれば“付け足し”のようなもの。
引退後のABC(朝日放送)の解説者としての語り口に対しては、
正直あまり進んで聞こうとまでは思えなかったのも事実。
でも、南海退団以降の門田氏の存在に対して、
決して否定的な考えを持っているわけではありません。
私にとっての門田博光とは、あくまでも“南海ホークスの4番打者”ということで。
この本には、門田博光という人物の“人間らしさ”が溢れています。
野球の技術よりも生き方の参考になりそうな一文もあって
「なるほどなぁ〜」と思わずうなずいてしまうこともある一方、
思わず我が眼を疑うようなくだりもあったり。
興味深く読みました。
門田氏は決して神様ではありません。
が、やっぱり畏れ多い存在なのであります。ハイ。
ISBN:4004310377 新書 後藤 正治 岩波書店 ¥777
今日から読書週間。
だから、というわけでもありませんが。
最近、読みたいと思う本が多すぎて、
どうしようもありませぬ。
重度とは行かなくても、中度よりやや重めの
活字中毒患者なもので(苦笑)
今読んでいるのは、後藤正治氏の『ラグビー・ロマン』。
同志社大学ラグビー部元監督・岡仁詩氏の評伝を介して、
同志社ラグビーのバックボーンがよく解るようになっています。
勝利至上主義や過剰な根性論とは無縁でありながら、それでも強くなれる。
ラグビーに限らず、スポーツの楽しさを示してくれているような気がします。
同志社の紺とグレーのジャージは子どもの頃からの憧れでした。
大学選手権に出れば応援する、という程度ではありますが、
今でもそれは変わりません。
最近はなかなか4強の壁が破れずにいるのが残念です。
いつか早稲田や関東学院の牙城を崩してくれるもの、と思ってはいるのですが…。
今日から読書週間。
だから、というわけでもありませんが。
最近、読みたいと思う本が多すぎて、
どうしようもありませぬ。
重度とは行かなくても、中度よりやや重めの
活字中毒患者なもので(苦笑)
今読んでいるのは、後藤正治氏の『ラグビー・ロマン』。
同志社大学ラグビー部元監督・岡仁詩氏の評伝を介して、
同志社ラグビーのバックボーンがよく解るようになっています。
勝利至上主義や過剰な根性論とは無縁でありながら、それでも強くなれる。
ラグビーに限らず、スポーツの楽しさを示してくれているような気がします。
同志社の紺とグレーのジャージは子どもの頃からの憧れでした。
大学選手権に出れば応援する、という程度ではありますが、
今でもそれは変わりません。
最近はなかなか4強の壁が破れずにいるのが残念です。
いつか早稲田や関東学院の牙城を崩してくれるもの、と思ってはいるのですが…。
私の地元の書店にも、『GRAND SLAM』(小学館。通称:グラスラ)の
第27号が並ぶようになった。
大阪とは言えど片田舎の書店のこと。
購入する人数などたかが知れていると思われているのか、
はたまた私が手に取るまで何冊か売れていたのか、棚には2冊だけ。
2冊のうちの1冊を他の雑誌とともにレジへ持っていこうとしたとき、
熱心に『グラスラ』を読んでいるうら若き女性の姿が。
誰かお目当ての選手でも居るのだろうか?ちょっと気になったが。
で。今号は恒例の選手名鑑。
その中身は敢えて触れないが、数字の上で少しだけ興味のあったことが。
『グラスラ』は、1993年に第1号が発行されている。
この第1号は第64回都市対抗野球大会出場全選手の名鑑号ということで、
当然のごとく補強選手も補強先のチームに加わって掲載されている。
現行のような選手名鑑号は、1994年発行の第2号からになる。
それ以降の名鑑号に掲載されているチームの数は、以下のとおり。
この手の比較をしようと思えば、各号を詳しく見て行かねばならないのだが、
今のところそれほどの余裕もないので単純に数字だけの比較である(汗)
27号は2002年以来の“チーム掲載数3ケタ”。
果たして快挙と呼んで良いものかどうか。
また、名鑑は用意できなくても4月現在で登録されているチームの名称や所在地、
(過去にはクラブチームの連絡先住所一覧を載せた号があった)
各都道府県の野球連盟(協会)の連絡先などを記した一覧があれば、と
名鑑号が出るたび思っているのだが。
ともあれ、これからじっくり眺めてみます。
第27号が並ぶようになった。
大阪とは言えど片田舎の書店のこと。
購入する人数などたかが知れていると思われているのか、
はたまた私が手に取るまで何冊か売れていたのか、棚には2冊だけ。
2冊のうちの1冊を他の雑誌とともにレジへ持っていこうとしたとき、
熱心に『グラスラ』を読んでいるうら若き女性の姿が。
誰かお目当ての選手でも居るのだろうか?ちょっと気になったが。
で。今号は恒例の選手名鑑。
その中身は敢えて触れないが、数字の上で少しだけ興味のあったことが。
『グラスラ』は、1993年に第1号が発行されている。
この第1号は第64回都市対抗野球大会出場全選手の名鑑号ということで、
当然のごとく補強選手も補強先のチームに加わって掲載されている。
現行のような選手名鑑号は、1994年発行の第2号からになる。
それ以降の名鑑号に掲載されているチームの数は、以下のとおり。
第2号(1994年) 85チーム [前年比]
第4号(1995年) 117チーム [+32]
第6号(1996年) 123チーム [+6]
第8号(1997年) 124チーム [+1]
第10号(1998年) 119チーム [−5]
第12号(1999年) 116チーム [−3]
第14号(2000年) 116チーム [±0]
第16号(2001年) 101チーム [−15]
第18号(2002年) 104チーム [+3]
第20号(2003年) 92チーム [−12]
第23号(2004年) 90チーム [−2]
第25号(2005年) 92チーム [+2]
第27号(2006年) 101チーム [+9]
この手の比較をしようと思えば、各号を詳しく見て行かねばならないのだが、
今のところそれほどの余裕もないので単純に数字だけの比較である(汗)
27号は2002年以来の“チーム掲載数3ケタ”。
果たして快挙と呼んで良いものかどうか。
また、名鑑は用意できなくても4月現在で登録されているチームの名称や所在地、
(過去にはクラブチームの連絡先住所一覧を載せた号があった)
各都道府県の野球連盟(協会)の連絡先などを記した一覧があれば、と
名鑑号が出るたび思っているのだが。
ともあれ、これからじっくり眺めてみます。
ISBN:458303878X 単行本 松下 茂典 ベースボール・マガジン社 2006/01 ¥1,575
(画像が出ないが)先週この本を買った。
1979年8月16日。
この日の夜、私は父と宮崎市内の旅館に居た。
当時小学校6年生。
15日の夜、神戸・深江港から“にちなん丸”という船に乗った。
初めての長距離フェリーの旅は、大シケ。
父はこのテの旅は慣れっこだったが、
私は完全に酔ってしまい、船内食堂での朝食が喉を通らなかった。
フラフラの状態で日向港に着き、
日向市から特急“にちりん”で宮崎まで。
あとはバスとタクシーを乗り継いで、西都原へ古墳を見に行った。
そして旅館にたどり着いた頃、この試合がTVから流れていた。
何を食べたのかは覚えていないが、
バヤリースを飲みながら二人でTVにかじり付いていたことは覚えている。
延長に入って2度リードされながら、
2度ともホームランで追いつく凄い展開。
この年の春、私はセンバツの決勝戦を甲子園の外野席で観ている。
箕島高校vs浪商高校。
浪商は牛島和彦−香川伸行のバッテリーで大人気だった。
大阪のチームに肩入れしていた私にとって、
箕島は隣県ながらちょっと憎たらしいチームだったが、
そんなことは忘れてただただ「凄いナァ」と思っていた。
自宅ではなく、旅先のTVで球史に残る試合を観たことによって、
この試合を観ていたときの状況や旅行の日程を今でも思い出せる。
私にとっては別な意味で忘れられない試合である。
次の日は朝から青島海岸で泳いだあと、
特急“おおよど”に乗って父が長い間暮らしていた人吉へ向かったのだった。
深江〜日向の航路も、
フェリー“にちなん丸”も、
特急“おおよど”も、
そして父も。
今は昔…の思い出である。
(画像が出ないが)先週この本を買った。
1979年8月16日。
この日の夜、私は父と宮崎市内の旅館に居た。
当時小学校6年生。
15日の夜、神戸・深江港から“にちなん丸”という船に乗った。
初めての長距離フェリーの旅は、大シケ。
父はこのテの旅は慣れっこだったが、
私は完全に酔ってしまい、船内食堂での朝食が喉を通らなかった。
フラフラの状態で日向港に着き、
日向市から特急“にちりん”で宮崎まで。
あとはバスとタクシーを乗り継いで、西都原へ古墳を見に行った。
そして旅館にたどり着いた頃、この試合がTVから流れていた。
何を食べたのかは覚えていないが、
バヤリースを飲みながら二人でTVにかじり付いていたことは覚えている。
延長に入って2度リードされながら、
2度ともホームランで追いつく凄い展開。
この年の春、私はセンバツの決勝戦を甲子園の外野席で観ている。
箕島高校vs浪商高校。
浪商は牛島和彦−香川伸行のバッテリーで大人気だった。
大阪のチームに肩入れしていた私にとって、
箕島は隣県ながらちょっと憎たらしいチームだったが、
そんなことは忘れてただただ「凄いナァ」と思っていた。
自宅ではなく、旅先のTVで球史に残る試合を観たことによって、
この試合を観ていたときの状況や旅行の日程を今でも思い出せる。
私にとっては別な意味で忘れられない試合である。
次の日は朝から青島海岸で泳いだあと、
特急“おおよど”に乗って父が長い間暮らしていた人吉へ向かったのだった。
深江〜日向の航路も、
フェリー“にちなん丸”も、
特急“おおよど”も、
そして父も。
今は昔…の思い出である。
君のためにできるコト。
2006年1月30日 読書 コメント (4)
ISBN:405201054X 単行本 菊田 まりこ 学習研究社 1998/11 ¥998
何ができるんだろう・・・?
できないことを嘆くんじゃなくて、
今、自分ができることをしたい。
その相手にとってはどうなのかわからないけど、
少しでもチカラになれれば。
こっちも元気をもらってるんだし、
もらってばかりじゃ申し訳ないもの。
・・・抽象的でスンマセン。
今日の自分にはこれしか書けません。
何ができるんだろう・・・?
できないことを嘆くんじゃなくて、
今、自分ができることをしたい。
その相手にとってはどうなのかわからないけど、
少しでもチカラになれれば。
こっちも元気をもらってるんだし、
もらってばかりじゃ申し訳ないもの。
・・・抽象的でスンマセン。
今日の自分にはこれしか書けません。
読みながら考え、考えながら読む。
2005年12月22日 読書
ISBN:4309407501 文庫 太平洋戦争研究会 河出書房新社 2005/07/05 ¥714
今、なぜかこういう本を読んでいます。
別に思うところがあったわけではなく、
たまたま手に取ったまで。
小林正樹監督の記録映画を見た程度の知識でしか無かったのですが・・・。
明日、12月23日がどういう日であるかは、この本を読めばわかるかと。
いろいろ考えさせられます。
今、なぜかこういう本を読んでいます。
別に思うところがあったわけではなく、
たまたま手に取ったまで。
小林正樹監督の記録映画を見た程度の知識でしか無かったのですが・・・。
明日、12月23日がどういう日であるかは、この本を読めばわかるかと。
いろいろ考えさせられます。
Bu2−0H@大阪D。
2005年7月27日 読書
今日は安打3本しか打たれていないのだが。
犠飛とスクイズの2失点、で、負け投手。
味方が点を取ってくれなきゃどうしようもない。
7月16日の福岡に続いて、
和田毅の負け試合を現場で観ることになろうとは。
大阪ドームの“いつもの席”が満員だったので、
自由席エリアで空いていそうなライト側外野上段で仕方なく。
しかし人多すぎ。
犠飛とスクイズの2失点、で、負け投手。
味方が点を取ってくれなきゃどうしようもない。
7月16日の福岡に続いて、
和田毅の負け試合を現場で観ることになろうとは。
大阪ドームの“いつもの席”が満員だったので、
自由席エリアで空いていそうなライト側外野上段で仕方なく。
しかし人多すぎ。
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大正12年(1923)1月17日、立山へのスキー登山の帰途に猛吹雪のため遭難、
25歳11ヶ月の短い生涯を閉じた板倉勝宣の文章を集めた本である。
この本は、板倉が山岳関係の雑誌に寄稿していた文章を集めたもので、
その他書簡や論文なども含めて、板倉の死の翌年に『板倉勝宣遺稿』として
最初は出版されたそうだ。
その出版については板倉の仲間内に配られたに留まり、
公に出回るものではなかったという。
ところが、外部から『遺稿』を求める人々が出てきて、
プライベートの度が強い書簡などを除く形で『山と雪の日記』という題で
改めて昭和3年(1928)に出版された。
『山と雪の日記』とは、この本のある一章の題から取られている。
文章そのものは流れるような、というわけではないのだが、
板倉自身の非常に純粋な心情がその文章の中から表れてくるようだ。
当時の日本で、スキーを堪能できたのは裕福な家庭の子弟に限られていただけに
(板倉は旧制の学習院中・高から北海道大学へ進んでいる)
悪く言えば“お坊っちゃん”らしい表現も出てくる。
しかし、それが読んでいて全然嫌味に感じない。
『山と雪の日記』として市場に出てから77年。
現在は文庫本の体裁で一般書店の棚にあり、
昭和3年に出た本の復刻版も古書店で見かけた。
元々は同人誌然とした個人の遺稿集(の一部)であり、
板倉が生きていたなら出せなかったと言われるようなこの本が、
今でもこうして読まれている。
板倉勝宣が仲間に愛される非常に魅力的な人物であったことが想像できる。
私は、山にも雪にも縁のない男である。
スキーなんて一度も行ったことは無い。
そんな私がなぜこの本を読もうと思ったのか?
実は、私と板倉勝宣はほんの僅かながらつながりがあることが
先日偶然解ってしまったからである。
詳細はここでは書かない。
年代から言って古書店にしか置いてないだろうと思っていたのが、
難波のジュンク堂で見つけて思わず感激した。
カバンの中にいつも入れて、電車の中で折に触れて読んではいるが、
スキーに行っても私のことだから骨折やら遭難やらしかねないので(苦笑)
25歳11ヶ月の短い生涯を閉じた板倉勝宣の文章を集めた本である。
この本は、板倉が山岳関係の雑誌に寄稿していた文章を集めたもので、
その他書簡や論文なども含めて、板倉の死の翌年に『板倉勝宣遺稿』として
最初は出版されたそうだ。
その出版については板倉の仲間内に配られたに留まり、
公に出回るものではなかったという。
ところが、外部から『遺稿』を求める人々が出てきて、
プライベートの度が強い書簡などを除く形で『山と雪の日記』という題で
改めて昭和3年(1928)に出版された。
『山と雪の日記』とは、この本のある一章の題から取られている。
文章そのものは流れるような、というわけではないのだが、
板倉自身の非常に純粋な心情がその文章の中から表れてくるようだ。
当時の日本で、スキーを堪能できたのは裕福な家庭の子弟に限られていただけに
(板倉は旧制の学習院中・高から北海道大学へ進んでいる)
悪く言えば“お坊っちゃん”らしい表現も出てくる。
しかし、それが読んでいて全然嫌味に感じない。
『山と雪の日記』として市場に出てから77年。
現在は文庫本の体裁で一般書店の棚にあり、
昭和3年に出た本の復刻版も古書店で見かけた。
元々は同人誌然とした個人の遺稿集(の一部)であり、
板倉が生きていたなら出せなかったと言われるようなこの本が、
今でもこうして読まれている。
板倉勝宣が仲間に愛される非常に魅力的な人物であったことが想像できる。
私は、山にも雪にも縁のない男である。
スキーなんて一度も行ったことは無い。
そんな私がなぜこの本を読もうと思ったのか?
実は、私と板倉勝宣はほんの僅かながらつながりがあることが
先日偶然解ってしまったからである。
詳細はここでは書かない。
年代から言って古書店にしか置いてないだろうと思っていたのが、
難波のジュンク堂で見つけて思わず感激した。
カバンの中にいつも入れて、電車の中で折に触れて読んではいるが、
スキーに行っても私のことだから骨折やら遭難やらしかねないので(苦笑)
今日は月例の通院日。
で、スムーズに診察〜支払いが済めば
映画を観に千里中央まで行こうと決めていた。
セルシーシアターでは今週金曜日まで
『スウィングガールズ』を上映している。
どうにかギリギリで間に合ったが、
劇場で観るのはこれで3度目、って・・・
恥ずかしながら自己最高タイ記録である(^^ゞ
確か、カドカワの映画と本のタイアップCMだったと思うが、
「観てから読むか、読んでから観るか」
というキャッチコピーがあった。
『スウィングガールズ』の場合は、観てから読んだほう。
本の著者は監督でもあるからイメージの相違はあまりないし、
映画を観てから本を読むと、それぞれのシーンの背景がよくわかる。
そして再び映画を観ると、さらに違った感情移入ができる。
おまけに、画面のあらゆるところに“遊び”の要素が入っているものだから
3度目にしても一瞬たりとも眼が離せない。
罪な作品だ(って、褒め言葉です)。
このぶんだと、3月に出るDVDまで買ってしまいそう(汗)
しかし、この本とは別のオフィシャルブックが存在するはずなのに、
今まで書店を何軒当たって店頭に出ていないとはどういうわけだ。
『ウォーターボーイズ』のオフィシャルはまだあるのになぁ。
2月5日からは、阪急淡路駅前の淡路東宝での上映がある。
まだまだ、スウィングすっぞ〜!(笑)
で、スムーズに診察〜支払いが済めば
映画を観に千里中央まで行こうと決めていた。
セルシーシアターでは今週金曜日まで
『スウィングガールズ』を上映している。
どうにかギリギリで間に合ったが、
劇場で観るのはこれで3度目、って・・・
恥ずかしながら自己最高タイ記録である(^^ゞ
確か、カドカワの映画と本のタイアップCMだったと思うが、
「観てから読むか、読んでから観るか」
というキャッチコピーがあった。
『スウィングガールズ』の場合は、観てから読んだほう。
本の著者は監督でもあるからイメージの相違はあまりないし、
映画を観てから本を読むと、それぞれのシーンの背景がよくわかる。
そして再び映画を観ると、さらに違った感情移入ができる。
おまけに、画面のあらゆるところに“遊び”の要素が入っているものだから
3度目にしても一瞬たりとも眼が離せない。
罪な作品だ(って、褒め言葉です)。
このぶんだと、3月に出るDVDまで買ってしまいそう(汗)
しかし、この本とは別のオフィシャルブックが存在するはずなのに、
今まで書店を何軒当たって店頭に出ていないとはどういうわけだ。
『ウォーターボーイズ』のオフィシャルはまだあるのになぁ。
2月5日からは、阪急淡路駅前の淡路東宝での上映がある。
まだまだ、スウィングすっぞ〜!(笑)
大雑把に言うと、讃岐うどんに関するページは半分にも満たない。
なのに、なぜ『超・麺通団2』という題が付いているのか。
“麺通団”とは、うどん屋を探訪するだけでなく「うどんで遊ぶ」集団のこと。
その“麺通団”ができるまでのエピソードを集めた本、と言える。
しかし、そのうち100ページ余りが田尾和俊団長の旅行記って(笑)
いや、私はこれを読んで本当にケアンズへ行きたくなったのだが。
私が大学生だった頃。
サークルの先輩に『タウン情報かがわ』の熱心な読者が居た。
彼は香川県出身ではないのだが、旅行中に偶然見つけて虜になったらしい。
先輩に見せてもらった『笑いの文化人講座』の単行本で
腹がよじれるぐらい笑いに笑った私は、やがて定期購読を始め
そして『笑いの文化人講座』に投稿するようになった。
香川県とは何のつながりもないのにわざわざ大阪から参加するのは、
大阪の中学生が尽誠学園の野球部に行くのと似ていないこともないが(笑)
5年ぐらい投稿を続け、そこそこ載せてもらった。
編集部にも数回差し入れに行ったことがあるが、
田尾団長(当時は編集長)には一度も会ったことはない。
「ペンネームを聞いたら市町村名か学校名か代表作品のどれかがわかる」投稿者が
1000人ぐらいはいた、と団長は豪語している。
私はその1000人ぐらいの中に入っていただろうか?
ともあれ。
田尾団長は私が影響を受けた人物のひとりであることは間違いない。
なのに、なぜ『超・麺通団2』という題が付いているのか。
“麺通団”とは、うどん屋を探訪するだけでなく「うどんで遊ぶ」集団のこと。
その“麺通団”ができるまでのエピソードを集めた本、と言える。
しかし、そのうち100ページ余りが田尾和俊団長の旅行記って(笑)
いや、私はこれを読んで本当にケアンズへ行きたくなったのだが。
私が大学生だった頃。
サークルの先輩に『タウン情報かがわ』の熱心な読者が居た。
彼は香川県出身ではないのだが、旅行中に偶然見つけて虜になったらしい。
先輩に見せてもらった『笑いの文化人講座』の単行本で
腹がよじれるぐらい笑いに笑った私は、やがて定期購読を始め
そして『笑いの文化人講座』に投稿するようになった。
香川県とは何のつながりもないのにわざわざ大阪から参加するのは、
大阪の中学生が尽誠学園の野球部に行くのと似ていないこともないが(笑)
5年ぐらい投稿を続け、そこそこ載せてもらった。
編集部にも数回差し入れに行ったことがあるが、
田尾団長(当時は編集長)には一度も会ったことはない。
「ペンネームを聞いたら市町村名か学校名か代表作品のどれかがわかる」投稿者が
1000人ぐらいはいた、と団長は豪語している。
私はその1000人ぐらいの中に入っていただろうか?
ともあれ。
田尾団長は私が影響を受けた人物のひとりであることは間違いない。
気がつかなかった・・・。
2005年1月12日 読書
一昨日、王子スタジアムの帰り。
難波近辺の書店をハシゴしていて、
お目当ての本が偶然2冊も見つかったので購入した。
(そのブックレビューは書くかどうかは未定。)
で、中野晴行の『球団消滅』。
ネットで或る探し物をしていたときに
これまた偶然見つけたのだが、
文庫になっていたとはつゆ知らず。
一昨日は文庫本のコーナーには寄ってなかったし。
単行本で出たときに買おうかなと思っていたのだが…。
とりあえず、近日中に購入決定。
難波近辺の書店をハシゴしていて、
お目当ての本が偶然2冊も見つかったので購入した。
(そのブックレビューは書くかどうかは未定。)
で、中野晴行の『球団消滅』。
ネットで或る探し物をしていたときに
これまた偶然見つけたのだが、
文庫になっていたとはつゆ知らず。
一昨日は文庫本のコーナーには寄ってなかったし。
単行本で出たときに買おうかなと思っていたのだが…。
とりあえず、近日中に購入決定。
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