夏の甲子園2008・応援雑感。
第90回全国高等学校野球選手権記念大会は、
北大阪代表・大阪桐蔭高校が17年ぶり2度目の優勝。
私は準決勝2試合を含め7試合を観に行きました。

ちょっと遅きに失した感もありますが、
今大会の応援についてのあれこれ。
“TVで観た編”と“球場で観た編”に分けて書いてみます。
ちょっと辛口です。



◇TVで観た編◇


*近大附属(南大阪)

吹奏楽部が府のコンクールと重なったとのことで、
近畿大学の吹奏楽部が助っ人に。
90年代前半によく聴かれた独自のマーチは出て来ず、
打者ごとの曲目で固定。
チャンステーマも無し。
『蛍の光』がユニークですが、
これは声のみの南大阪大会でもやっていました。
次の打者になったから演奏を止めるのではなく、
コール明けに次の曲を演奏するスタイルは
ドライブ感があります。


*倉敷商業(岡山)

7回の『桃太郎サンバ』、
その盛り上がりが画面から伝わってくるようで。
実に楽しそうでした。
6回までは主に選手別テーマでしたが、
『となりのトトロ』が応援歌になるという
良い見本を示してくれた気がします。




◇球場で観た編◇


*木更津中央(東千葉)

マリーンズのチャンステーマを使っていましたが、
『アルプス』のコールが
「ブイ、アイ、シー、ティー、オーアールワイ」
だったのがいかにも千葉の高校らしかったなと。


*鳥取西(鳥取)

伝統を感じさせるボロボロの帽子に詰襟の男子リーダー。
統制はよく取れていたと思いますが、曲目は定番揃い。


*城北(熊本)

だいたい1イニングを1曲で通すスタイルで、
『おてもやん』らしき曲もありました。
得点が入れば『幸せなら手をたたこう』。


*宮崎商業(宮崎)

打順別(選手別?)テーマ。
1回戦で唯一タイトルが判らなかった曲が
2回戦では聴けなかったのが残念。
ウチワが欲しかったです(笑)


*鹿児島実業(鹿児島)

だいたい15曲ぐらいを2セットずつのメドレー。
打順、選手に関係なくとてもスムーズに流れます。
独特のファンファーレも健在。
でも、以前に比べると音が弱くなった感じも。
内之倉が居たときなんて凄かったっすよ~。


*報徳学園(東兵庫)

地元の高校による合同演奏で、
打順別(選手別?)テーマ。
チャンス時には『チャンス法政』を
演奏しているイメージがあったのですが、
観に行った2回戦では聴かれませんでした。
次の打者になっても攻撃が終わっても律儀に最後まで演奏。
曲の合間のコールが非常にノリが良かったと思います。


*智辯学園(奈良)

曲目は昨年と同じ。
『ゾナパラ』と『サイジェラ』が入れ替わったのと、
2回戦では8回頭から『ジョックロック』が出たぐらいの違いでしょうか。


*関東一高(東東京)

打順別(選手別?)テーマ。
曲の切り替え時に妙な間があって、
流れが途切れるのが惜しいところ。
同じようなラインナップを揃えていた帝京に比べると
不慣れな印象を受けます。
ただ、チャンスで演奏していた『コンバットマーチ』はなかなかの迫力。
吹奏の人数が少なく見えましたが、それを感じさせないほどでした。


*浦添商業(沖縄)

市立尼崎高校と尼崎東高校の合同演奏。
アルプスを挟んで内外野にわたる指笛や手拍子とも相まって、
甲子園を独特の空気に包みこみます。
まさに“GROOVE”そのもの。
思い思いに持ち込んだ色とりどりのメガホンが揺れる光景は、
お花畑を思わせました。


*横浜(東神奈川)

攻撃のスタートは『第一応援歌』か『アトム』。
・・・レパートリー減ってませんか?(^^;


*常葉菊川(静岡)

チャンス時の『エル・クンバンチェロ』。
独特のイントロが、畳みかける攻撃に異常なほどマッチしていました。


*大阪桐蔭(北大阪)

打順別テーマ。
吹奏楽部がバックスクリーンに向けて演奏するのは、
「反響させて球場内に響き渡らせ、選手を奮い立たせるため」
との記事が8月16日の朝日新聞(大阪本社版)朝刊・大阪地方面に
載っていました。
音の出し方も工夫しているようで、
全国金賞を狙うバンドのこだわりがうかがえます。
しかし、その選曲たるや耳新しいものはひとつも無し。
曲の切り替えの素早さは見事なほどですが、
“ブツ切り”な感はぬぐえません。
チャンスで押せ押せの場面でも打順別テーマを崩すことなく、
試合の流れを読んだ演奏よりも曲の切り替え方に
腐心しているかのようにも思えました。
攻撃前は2、3度アップテンポの校歌を演奏するだけで、
昨年春に見られたアトラクション的な要素がなかったのが残念です。
(時間に余裕のある決勝では試合前に何か演奏したのかはわかりませんが)
演奏は確かに上手で、それも安定した音が出ていたと思いますが、
構成が平凡過ぎて印象に残らない。
例えばファンファーレだけでも独自のものがあれば、
評価は確実に上がると思います。

大阪の場合は、地方大会で応援演奏ができないハンディがあります。
特に夏は準備期間が短くどうしても付焼き刃的な構成になりがちですが、
昨年夏の金光大阪はオリジナルのマーチを取り入れるなどして
おおいにアピールしました。
吹奏楽を強化クラブにしている大阪桐蔭ならそのぐらいはできるだろう、
と私などは思ってしまうのですが・・・。
夏の甲子園2007応援雑感。
第89回全国高等学校野球選手権大会は、
佐賀北高校の優勝で幕を閉じました。
その夜スカイAの録画放送を見ていましたが、
肝心の8回裏に雷雨が激しくなって
放送が一部途切れたり…orz

でも、野球の神様って本当に居るのかも知れない。
そう思えてしまうような決勝戦でありました。

それでは、球場あるいはTVで見た応援諸々についての感想などを。
(一部アチラの日記と被っている点はご諒承のほど)

*智辯学園(奈良)
兄弟校である智辯和歌山の活躍で近年影が薄くなりつつありましたが、
兄貴分は兄貴分で独自の世界を作っています。
吹奏は中学生が主体のようで、指揮の先生がボードを出して曲を指示。
そのボードでやっとタイトルがわかった曲がいくつかあります。
各イニングごと1曲という基本パターンで、
1回=アフリカン・シンフォニー
2回=三番(智辯学園オリジナル曲?)
3回=ゾナパラ
4回=天舞
5回=君の瞳に恋してる(ボードでは「KK」と略)
6回=サンバ・デ・ジャネイロ
7回=サイレント・ジェラシー(ボードでは「サイジェラ」と略)
8回=三番
9回=アフリカン・シンフォニー
チャンスには智辯和歌山と共通の『ジョック・ロック』。
『アフリカン』は和歌山とはコールが微妙に異なっています。


*尽誠学園(香川)
『大進撃』『聖者の行進』『紅』『チャンス法政』などをメドレーで。
あまり曲の切れ目を感じさせず、吹奏のメンバーも多くて迫力がありました。


*神村学園(鹿児島)
私が観に行ったときは吹奏の主力メンバーがコンクールのため来られず、
控えと卒業生による演奏だったそうですが、
人数の少なさをカバーして余りある応援でした。
毎回『アルプス』から始まって、『サウスポー』『サンバ・デ・ジャネイロ』
『アフリカン』『アトム』『ルパン三世』そしてあの『ジンギスカン』をランダムで演奏。
赤いTシャツの軍団がノリノリでものすごく盛り上がっていました。

*金光大阪(大阪)
マーチングっぽい音でオリジナル曲らしきレパートリーが3曲あり、
『パラダイス銀河』『テキーラ』『サウスポー』なども交えてかなり賑やかに。
吹奏は100人近く居たように見えました。
『サライ』をファンファーレ代わりに1フレーズやってから『紅』へつないだり、
『バン・バン・バン』と『アッコちゃん(スキスキソング)』を掛け合わせたりと
思わぬ裏技もあったりで面白かったです。

この神村学園vs金光大阪はファンファーレもお互い独自の曲を使っていて、
応援演奏好きにとってはたまらない試合であったと思います。

*甲府商業(山梨)
応援歌のメロディーが旧制一高の『アムール川』なのはさすが伝統校。
私は試合途中で帰ったのですが、その後NHK大河ドラマ『風林火山』の
テーマソングを演奏していたらしいです。
もうちょっと観ていたらよかったかも。


*佐賀北(佐賀)
緑の帽子・Tシャツに緑と黄色の2色のタオルが大きく揺れる応援席。
基本は選手別のテーマ曲。市丸大介の『旅人よ』が良かったです。
田中涼の打席で演奏される『サニーデイ・サンデー』での
「たーなかりょー!」というコールは当分忘れられません。
音のキレが良く、曲の切り替えも比較的スムーズ。
チャンスには九州で流行中?の打楽器伴奏の応援(ダンス付き)。
アルプス以外のお客さんも味方につけていました。


*前橋商業(群馬)
リードされての9回に『炎のファイター』。
私にとっての前商の応援はこれに乗せての「前商ガンバレ!」のコールです。


*帝京(東東京)
試合前のシートノック時に『スカイ・ハイ』を演奏。
20年前に見たときもそうでしたから、きっと帝京にとって定番なのでしょう。
基本は選手別のテーマ曲(垣ヶ原達也はもちろん『タッチ』でした)で、
『狙い打ち』『チャンス法政』をチャンス時に演奏。
以前はよく演奏していた『ポパイ』はたまにしか出てきませんでしたが、
『ワンダフル・ガイ』『紅』の演奏は秀逸と言って良いほど。
『プチシルマ』はちょっとオフザケだったかな(笑)


*広陵(広島)
『ポパイ』『暴れん坊将軍』『炎のファイター』『狙い打ち』などをメドレーで。
イニングによっては『突撃のテーマ』もありましたが、
広陵と言えばやっぱり『サウスポー』。
曲の前半でメガホンを持って踊るあの振り付けが、
回を追うごとにアルプスから内野外野へ広まっていくのがわかりました。
広陵は共学ですが、応援には男子校らしさがまだ残っている感じが良いです。


*今治西(愛媛)
選手別テーマ曲。
攻撃開始前のインターバルで『コンバットマーチ』や『花咲爺』などを
小ネタのような感じで演奏(四国の高校でよく見られるスタイルです)。
前列通路で指揮をとるリーダー連がキビキビと動いていました。
レパートリーは春とあまり変わっていなかったような気がしますが、
J−POPだと思うけどタイトルのわからない曲があるのがもどかしくて(苦笑)


以下は球場で見ていなかった分。

*新潟明訓(新潟)
白井貴子の『チャンス』がとても懐かしかったです。

*東福岡(福岡)
「あれ?沖縄でもないのに『ハイサイおじさん』?」と思ったら、
いきなり『サンタが街へやって来る』に替わってずっこけました(笑)
こういうのもありですな。


で、6月27日に『ブラバン!甲子園』というCDが発売されています。
高校野球の応援で人気のある曲を集めたものですが、
原曲や耳に馴染んだものとは違うアレンジのものが何曲かあります。
『サウスポー』などは「これは端折り過ぎやろ」と思ったりするのですが、
これまで全く聴いたことが無いわけでも無く。
今大会では星稜(石川)がこのCDと同じアレンジの『サウスポー』を演奏、
長崎日大(長崎)の『アフリカン・シンフォニー』も同様でした。
元ネタがミュージック・エイトの楽譜だからあっても不思議はないですけどね。
ちなみにCDでの演奏は東京佼成ウインドオーケストラです。
上手いとは思いますが、“応援”として聴くとちょっと違うなぁ、とも思います。
今日はとある行事のために早朝からお昼過ぎまで仕事に出ていまして、
帰宅してからは昼寝をせずにはいられないほどのお疲れモード。
結局、西京極の龍産戦ナイトゲームは断念しました。

この4月に職場を変わってからなかなか平日の更新がままならず、
各サイトを巡回するだけで手一杯な日が多いです。
こんなんでこの先大丈夫かいな(何が?)、と思ったりもしますが、
まぁ、なんとかなるでしょう。



で、昨日の甲子園の応援について。

第一試合は京大応援団のみ。
1回からチャンステーマの『ライジング』が聴けるとは思わなかったです。

そして第二試合の関関戦。
私が見たことなかっただけかも知れませんが、
関学チアの衣裳に(“KGU”だけでなく)“KWANSEI”バージョンがあるのを
初めて知りました。

吹奏の数は関学をやや上回っていた関大。
攻撃終了時の曲が昨秋は『I Can’t Turn You Loose』で、
関学の『ミシガン』との対比が結構面白かったのですが、
今回は東京パノラママンボボーイズの『マンボのビート』に。
京大のアメフット応援では『ごきげん』という名でその一部が使われています。
最近の関大は応援歌の類と応援パターン以外の曲があまり聴かれず、
一時期に比べて“遊び”が足りないなぁなどと思っていたのですが、
昨日は4回の守備中に『宙船』を演奏していました。
8回の応援歌『大空を越えて』が1番のみで『コンバット?』へ行ってしまったのは、
観ていてツッコミを入れたくなってしまいましたが・・・
でも、9回の応援歌〜新応援歌〜コンバットメドレーはとても楽しめた気がします。

関学の“遊び”は2回の攻撃開始時の『ガッツだぜ!』のみ。
攻撃終了時の曲は偶数回『ミシガン』、奇数回『スパイ大作戦』でほぼ統一。
この『スパイ大作戦』がカッコ良いんですわ。
『エル・クンバンチェロ』が加わったのは以前にも書いたとして・・・
『サンライズ(スタン・ハンセン)』を演奏しなくなったのがちょっと残念な気も。

野球観戦と同時に両校のレベルの高い応援演奏を、
それほど混雑していない甲子園のネット裏で楽しめる関関戦は、
私にとっては至福のひとときに近いものがあります。
この秋はどうなるのでしょうか。

太陽が西に傾き出して三塁側のオレンジシートを照らすようになると、
関大の応援団旗の紫紺がなんとも言えぬ素晴らしい色合いを見せていた、
そんな昨日の甲子園でした。
NTT西日本大阪吹奏楽団の第34回定期演奏会“オレンジコンサート”に
行ってきました。
2年連続です。

第1部の最後に演奏された『エル・カミーノ・レアル』(アルフレッド・リード作曲)。
通称『エルカミ』。
吹奏楽に親しんだ人にはおなじみの曲かと思いますが、
私はこれを聞くと、母校(高校)の文化祭を思い出します。

高校に居た頃は吹奏楽部ではないクラブに属していたこともあり、
他の展示やイベントにはあまり出て行くことがありませんでした。
その反動か、卒業してから後輩の招待を受けるたびに、
吹奏楽部のコンサートには毎回のように顔を出していたものです。

そこでスウェアリンジェンやバーンズなどといった作曲家の作品を知り、
もちろんリードの作品もあったわけで。
他の曲も演奏していたはずなのですが、
私にとってはやっぱり『エル・カミーノ・レアル』が最も印象に残る曲。
校庭の砂ぼこりの匂いと、秋の午後特有のどことなく気だるい空気を、
特に中間部のオーボエの音が呼び覚ましてくれるように感じました。


第2部最後は『グレン・ミラー・メドレー』でした。
『アメリカン・パトロール』、『ムーンライト・セレナーデ』、『リトル・ブラウン・ジャグ』、
『イン・ザ・ムード』の4曲メドレー。
私が小学校5、6年生ぐらいの頃だったと思いますが、
初めて買った洋楽のドーナツ盤(うわ、懐かしい表現だ)が、
グレン・ミラーオーケストラの『イン・ザ・ムード』でした。
家族で肥後橋のフェスティバル・ホールまでコンサートを観に行ったこともあります。

ミラー自身は1944年、第二次世界大戦中に乗っていた飛行機が行方不明となって
消息を断ったままですが、
そのサウンドは現在までずっと受け継がれています。
ただ、私としてはやはりミラーが生存していた当時の録音がどうしても聞きたくて、
SP盤を復刻したLPやCDを何枚か買い漁って現在に至る、と。
思い入れはかなりあるほうだと思います。

そして、今日の演奏を聴きながらふと思い出したのが、
映画『グレン・ミラー物語』。
劇場でもTVでも観ました。
ミラーの妻役でジューン・アリスンが出ていたのはぱっと浮かんだものの、
主演のミラーを演じていた俳優の名前が出てこない・・・。
それがジェームズ・スチュアートだと気がついたのは帰りの電車の中。
オソマツでした。
先月、大阪環状線(大和路快速)に乗っていたときのこと。
私の席の通路を挟んで左側に、幼稚園児ぐらいの女の子と母親が座っていた。
その女の子が小声でなにやら歌っている。
ここまではよく見かける光景。
その歌のボリュームが、歌詞が聞き取れるぐらいに大きくなりだして、
そこで私が驚いたのが・・・

♪でんでらりゅーばーでてくるばってん、

でんでられんけんでーてこんけん・・・


なぜそんな歌をキミは知っているのかと。
もしかして長崎から来たのかい?と尋ねてみたい気がした(笑)

でんでらりゅう。
私はこの歌を『さだまさしのセイ!ヤング!』というラジオ番組で知った。
と書くとトシがばれそうだが(汗)
ともかく、長崎のわらべ歌らしい、ということだけは知っていた。
しかし、なぜ大阪環状線の車内で子どもが歌っているという光景に遭遇したのか?


今日(11月7日)の朝日新聞朝刊(大阪本社13版)の23面、
ラジオ・TV番組欄の或るコーナーで『でんでらりゅう』が紹介されていた。
NHKの『にほんごであそぼ』という番組で使われているらしい。
なるほど〜、そうだったのか(驚)

で。
こういう方言満載の歌が子ども向けの番組に今後も出てくるのならば、
鹿児島に伝わる『ちゃわんむしの歌』を仮にどこかで聞いたとしても、
そう不思議なことではないのだろうな、とひとり納得したのであった。
吹奏楽と野球・大阪桐蔭の場合。
8月6日の日記で、
大阪桐蔭の吹奏がレベルアップしていることについて
少しだけ触れた。

確かに昨年夏に比べて人数も増え、
音も良くなったと思う。
それでも6日の試合を観ながら、
やや物足りなさを感じたのである。

大阪桐蔭が初めて甲子園に出場した、1991年のセンバツ。
その初戦、和田友貴彦(東洋大→東芝府中)のノーヒットノーランで
仙台育英に勝った試合を外野席から観ていたのだが、
当時の応援では天理の『ワッショイ』(と呼ばれる曲)にも似た感じの曲が
チャンスになると演奏されていた。
最初はゆっくりと重々しく、そして徐々にスピードを上げて行くその演奏は、
とても強烈な印象を残してくれたものだった。
(夏はそれよりも山本リンダの『どうにもとまらない』がよく使われた気もするが)

それからしばらくして、大阪桐蔭は何度か甲子園に出場する機会を得たが、
私の知る限りではありきたりな応援パターンで、
91年のチャンスの曲は演奏されていなかったはず。

大阪桐蔭に正式な吹奏楽部が創設されたのは、実は昨年のこと。
それまでは甲子園に出場するたび、系列校などの吹奏楽部の助っ人を得て
甲子園で応援していたことになる。
もちろん91年もそうだったのだが、しばらく出ない間に応援が変わったのは
高校野球大阪大会での規制が大きく影響していると思われる。

大阪大会では、吹奏楽を使っての応援は当然のこと、
太鼓や笛と言った鳴り物の持ち込みは禁止。
メガホンも使って良いのは1個だけ、というどうしようもない規制がある。
(その規制の話は機会があればまた書くことにします)

大阪に限ったことではないかも知れないが、
大阪の代表校は地方大会での応援演奏を経験しないまま、
甲子園のアルプススタンドに臨まねばならない。
センバツなら1ヶ月近い準備期間があるが、夏はまさにぶっつけ本番。
PL学園のように過去の蓄積でパターンが確立しているところは、
あったとしてもほんのわずかなはずである。

これは千葉の話だが、
千葉大会決勝に残った拓大紅陵吹奏楽部のシャツには、
背中に“日本一の野球応援”と書かれていた。
野球応援を集めたCDも作成していて、毎年のように新曲も作られる。
また、同じ千葉の習志野の吹奏楽部は100人近い編成を組み、
個性的な応援パターンでスタンド全体を巻き込むような応援を繰り広げる。
実際のところどうかはわからないが、
この2校の応援にはライバル関係が存在し、お互いを高めあっていると思う。
その結果、どちらが甲子園に出てもその存在が際立つような応援ができる。
ひとつの文化と言っても良いだろうが、
現 在 の 大 阪 で は 絶 対 に そ の よ う な 文 化 は 生 ま れ な い 。

話を大阪桐蔭に戻そう。
大阪桐蔭には、“?類”と呼ばれる体育・芸術クラブ必須のコースがある。
野球部やラグビー部はこの“?類”に属していて、
昨年からその中に吹奏楽部も加わった。
つまり、吹奏楽部は強化クラブ的な存在と言って良いと思う。
(ちなみに、茨城・常総学院の吹奏楽部も同じような位置づけがされている)
それが功を奏してか、24日の第56回関西吹奏楽コンクール高校A部門では
金賞を受賞、しかも明浄学院(大阪)、明石南(兵庫)とともに代表に選ばれている。
演奏がレベルアップしているのも当然の話だ。

では、何が物足りないのか。
率直に言えば選曲と構成である。
どこかの高校の応援で聞いたことのあるような曲ばかり。
1イニングを1曲で通していても打者が替わるたびに妙な間が空く。
確かに、中田翔の打席での『We Will Rock You』は良かったとは思うが、
PL学園が以前から応援に使っていたことを考えれば、
単に曲の流用をしただけとも言える。
PLの真似をしているだけでは、PLを超えることはできない。

他の出場校で言えば、
智辯和歌山は今大会に合わせて『ラララ』という新曲を用意した。
(8月10日の毎日新聞・地域ニュース(和歌山)に詳細が載っています)
今でこそ大流行の『アフリカン・シンフォニー』も、
智辯学園や智辯和歌山がその流行の先鞭を付けたようなものであり、
他の応援ではあまり耳にしない曲をうまく使って個性を存分に出している。
応援のスタイルは違うが、駒大苫小牧もその姿勢は共通していると思う。

試合の状況を見ながらどういう応援をすればチームを後押しできるか。
そして、「この高校もこの曲か」と思わせないような選曲ができるか。
演奏の巧拙以上に、応援に対する姿勢を感じ取る観客は少なからず居るはず。
多くの一般客を味方に付けるような応援は、最高のBGMになり得るのである。

大阪桐蔭の場合、12日の早実戦でその気配をほんの一瞬感じた。

6日の横浜戦では決められた曲を演奏するだけで手一杯に思えたのだが、
2回の攻撃前に何か演奏しようとしているような雰囲気があった。
それが何やらわからないままいつもの選手別テーマに入ったのだが、
3回の攻撃前、91年に耳にしたあのフレーズが、やや遠慮がちに聞こえてきた。
そして6回には、その曲を攻撃が終わるまで演奏していたのだった。
これが今後、大阪桐蔭の(甲子園での)応援の定番になるかどうか。
使いかたによっては強力な応援になるはずだし、使わないのはもったいない。

大阪桐蔭が吹奏楽部の強化に乗り出したその意味は、私の知るところではない。
しかし、応援演奏の形で野球とリンクさせるつもりならば、まずは歓迎したいと思う。
他校の真似から脱却して独自の応援スタイルを作り上げられるかどうか。
12日の6回表がその呼び水となってくれれば。
大阪桐蔭ならそれができる、と思いたいのだが・・・
希望的観測に過ぎるだろうか?
クレイジー・キャッツ ハナ肇とクレイジー・キャッツ 植木等 ハナ肇 谷啓 CD 東芝EMI 2005/01/26 ¥3,200


仕事であれ何であれ、
その行動をしている最中に、
アタマの中にBGMを流してしまうようなことって、
ありませんか?

最近の私の場合、
“ハナ肇とクレイジーキャッツ”がよく流れます。


先日、或る資料調べに没頭していたとき、
何故かふとクレイジーの『学生節』のメロディーがアタマをよぎった。
全部の歌詞はここでは紹介しないが、
最近の私の身の回りにかなり合致したフレーズがあったもので。


・「ひとこと文句を言う前に」

何が不満なのか、毎日何か文句をたれてはたれっぱなし、
それでいて何も行動を起こさない或る先輩。
これでは昇格しても部下は付いて来えへんで。


・「あんたの○○を信じなさい」

或る上司。
立場上、そして仕事柄、疑ってかかる必要はあるのはわかるけど。
たまには素直に話を聞いてくれたってええんちゃうのん?

などなど。
何やら仕事の愚痴っぽくなってしまった・・・(汗)


しかし、最後を締めくくるフレーズというのが、

「あんたの知らない明日がある」

これで救われた気分になれるのだから、不思議。
モチベーションまで高めてしまいそうな・・・?



来週には結成50周年記念ベスト盤『日本一の無責任大作戦』が出ます。
今度こそ買うぞ(笑)

A CHRISTMAS GIFT FOR YOU

2005年12月24日 音楽
一億総クリスチャンと化すここ数日のニッポン(苦笑)
それはともかく、この時期に聴きたいCDはコレ。
山下達郎でも良いのだけど。


高校時代の友人に私よりもずっと上を行く“ナイアガラ(大瀧詠一)マニア”が居て、
彼からこのアルバムの存在を知ったのが10数年前。
ところが、私の知る範囲(主に大阪市内)のCD店を何軒駆けずりまわっても
現物はなかなか見つからず。
確かクリスマスとはまったく関係の無い時期だったから、
今にして思えば見つからないのも当然か?

そして、ようやく見つけた場所というのが・・・渋谷のWAVEだった(笑)
詳しい日付がいつだったかは定かでないが、
神宮球場へ東京六大学を観に行ったついでに寄ったものと思われる。
あるところにはあるもんやなぁ、と嬉々として帰途に着いたはず。


スペクターサウンド満開の13曲の中でもお気に入りは、

・『I SAW MOMMY KISSING SANTA CLAUS』The Ronetts

・『WINTER WONDERLAND』Darlene Love

の2曲。聞けばわかります。
再発は・・・してたっけ?


今日は朝っぱらからアタマの痛い思いをしたこともあり(謎)
注:二日酔いをするほど昨日は飲んでません
昼過ぎまでこれを聞きながら年賀状作成に没頭、6〜7割ぐらい完成。
明日は花園へ行きたいけど・・・。

悲しき夏バテ。

2005年8月16日 音楽
8月も半ばを過ぎ。
ここ数日いろいろあって少々夏バテ気味。
甲子園も佳境に近づき、
来週から都市対抗も始まるのに。

“夏期休暇”はあっても“お盆休み”とは無関係のうちの会社。
それでも私のフロアはいつもの半分ぐらいしか人が居ないので、
やたらに静か。
喧しい上司も休みだと、仕事がはかどるはかどる。
いつもより気楽に仕事ができる環境なのに、
駅の階段で息切れするのはどういうわけだ。
野球を観に行くときはそんなことないのになぁ(苦笑)

疲れているとどうしても甘いものを欲するのか、
ストックしてある井村屋のあずきバーが2日に1本の割合で減っていく。
たまには551のアイスキャンディーが食べたい。



『悲しき夏バテ』は、『ナイアガラ音頭』の布谷文夫の1stアルバム。
私が持っているCDは何度目の復刻になるのだろうか?
・・・マニアック過ぎてどうもスミマセン。
因みにプロデュースは大瀧詠一御大。

A Song for Kwansei。

2005年5月10日 音楽
5月8日の謎は、実にあっさり解決した。

帰宅して夕食を済ませ、福岡ドームの交流戦中継などを見聞きしながら
定期的に巡回しているHPのチェックをしていると、
シマジョーさんの『こちアマ』のBBSで、私と同じ謎をお持ちの方の書き込みが。
そしてそれに対する関学OBの方の書き込みがあり、
8日の最初のエール交換で歌われたのは『A Song for Kwansei』という
関西学院に4つある校歌のうちのひとつであることがわかった。

さっそく無造作に積まれたCDの山の中から『関西学院の歌』を探し出し、
聴いてみた・・・これだ!
無伴奏で、英語の歌詞をグリークラブが格調高く歌っている。
何故気付かなかったんだろう。
というか、野球やアメリカンフットボールの応援で歌われる歌以外は
ほとんどスルーしていたに近いからなぁ。

ちなみに、CD収録の中で応援で歌われているのは、

・校歌 空の翼
・応援歌 弦月
・応援歌 新月旗のもとに
・応援歌 打ち振れ旗を
・応援歌 弦月さゆる高台に

の5曲。
アメリカンでお馴染みの『Fight on Kwansei』は未収録。
立教大学CDの『チャンスパターンメドレー』のようなものは無いので、
名曲『レッツゴーKG』も当然無し。

もし、関学がこれからも最初のエール交換で『A Song for Kwansei』を歌うとしたら、
同志社との試合はお互いが英語の歌詞を歌うことになるわけで、
それもなかなか面白いかも。
『Doshisha College Song』なら歌詞を見れば一応歌えるけど・・・
やっぱり覚えようかな(って、覚えてどないすんねん)

LOVEあります。

2005年2月15日 音楽
このCD、いつ買ったのか忘れたのだが、
最近また聴きだしている。
買ったときのお目当ての曲とはまた別に、
ある日から毎日でも聴きたい曲ができてしまったので。

映画『スウィングガールズ』のエンドロールで使われている『LOVE』。
出演者がナット・キング・コールの歌に合わせていろんなことをしている。

矢口史靖監督の絵コンテでは、いくつかのシーンの最後に
「LOVEあります」
のようなコメントが書かれている。
それが最後で『LOVE』の曲に乗って出てくる、という仕掛け。
そのシーンのオマケ的な映像、と言ってしまえばミもフタもないが、
なんだかとても幸せな気持ちになれる。
不思議なぐらい。

ナット・キング・コール。
今日が没後40年にあたる。
今年も行ってきました。
大阪府立淀川工業高等学校吹奏楽部グリーンコンサート。
14時開演の2時間前から切符の引き換えが始まるのだが、
11時にフェスティバルホールに着くとすでに長蛇の列。
友人と待ち合わせ、昼食に行って帰ってきたら
13時にしてもう夜の部の列ができている。恐るべし。

2階席の最前列はちょっと怖い(^^;
何かモノを置いておいたら下に落ちてしまいそうなので、
できるだけ座席の下に収納しておく。
東京ドームみたいな網の物入れなどあるわけないし(笑)
でも、遮る物は何も無いから気にせずにステージは観られる。

プログラム第一部の1曲目から『サウンド・オブ・ミュージック』。
ついこの間BS2で上映していたと思うが、TVでだけで何回観たことか。
その中でも、JR東海のCMでも使われていた『すべての山に登れ』は、
泣こうと思えばすぐに泣けそうなほど感動できる大好きな曲。
たまらないっす。

第二部の『組曲「惑星」より・木星』(OB演奏)。聞けば納得。
現役生は白っぽいスーツだが、OBは黒。
人数がかなり多いことも加わって、迫力充分の演奏だった。
そのOBは第三部の『交響詩「ローマの松」』では
2階席のせり出した部分に現れて演奏(私の側はトロンボーンだった)。
なんかカッコいい。

同じく第三部のメドレー『ザ・ヒットパレード』は、
お馴染みの曲に加えて『マツケンサンバ?』まで登場。
吹奏でやるとこんな感じになるんだ、と感心しきりだった。
高校サッカーでは市立船橋が演奏していたが、
ここまで本格的ではなかったと思う(ま、応援用の演奏だから)。

来年度から校名が変わるので、“淀川工業高校”としての
グリーンコンサートは今年で最後、ということになる。
変わると言っても“工業”が“工科”になるだけで、
“淀工”の通称はそのままなのだが。

なかなか切符が取り難いコンサートなのに、
友人のご両親のおかげで2年連続で楽しむことができた。
ただただ、感謝であります。
今日は関西地方を“トカゲ”という名の台風23号が直撃。
おかげで帰宅がかなり遅れた。
別に残業していたのでも無いが、会社にずっといなきゃならんかったわけで。
“トカゲ”は爬虫類だが、台風のネーミングの由来は星座なのだそうだ。
“蜥蜴”と漢字で書くと美輪明宏が出て来そうでちょっと怖い(^^;

昨日に続いてのスカイA東京六大学録画中継(今日は明治vs慶應)も、
7回からしか見ることができなかった。
一応生中継の日に留守録はしておいたのだが。
8回裏の慶應は孔明の銅鑼が鳴りまくり(笑)
スカイA、よく音を拾っていてくれるのが嬉しい。

で、昨日のメモの続き。

【大学の部】10月30日・東京文化会館

東京・中央/三重・三重/宮城・東北福祉/茨城・流通経済/福岡・福岡工業/石川・金沢/埼玉・文教/京都・立命館/東京・駒澤/京都・龍谷/北海道・北海道教育函館校/岡山・川崎医療福祉

大学になると、野球の応援に来ているのとは別の団体が
コンクールに出場したりするので判断が難しい。
立命館と龍谷は両方兼ねているはず。
今回は出場していないが、近大、関学は全国でもトップクラスの実力である。

【職場の部】10月31日・東京文化会館

神奈川・NEC玉川/東京・NTT東日本東京/広島・NTT西日本広島/静岡・ヤマハ浜松/福岡・ブリヂストン久留米/大阪・松下電工/山形・山形市役所/北海道・新日鐵室蘭

やっぱ、YAMAHAですよ。
先日の伊勢大会、ヤマハの攻撃中に頭の中で『ウィリアム・テル』やら
『草競馬』を何度流しながら観ていたことか(笑)
大阪ドームでもしっかり聴かせてくれるはず(だと思う)。
NTT東日本は昨日選手権出場がギリギリで決まった。
「♪いーまだーいまーだーえーぬてぃーてぃー、ゴーゴー!」は好きなんだけど、
今年も吹奏は大阪に来ないんだろうな・・・。
NTT西日本広島と言えばかつてのNTT中国。
『リダイアル』は私にとっては法政ではなくNTT中国の曲と思うほど
印象が強かったものだ。
しかし、松下電工の吹奏はなぜ松下電器の応援に来ないのだろう。
グループ企業でしかも大阪なのに。
テレ朝の中継などどこ吹く風で、
スカイAで東京六大学(立教vs早稲田)の録画中継を見ている。
立教のチャンスパターンが何となく好きだ。
前回の中継でも思ったのだが、
こうしてTVで見ると吹奏の人数が意外に少ない。
関関戦や同立(立同)戦などはもっと多人数で演奏している。
(多ければ良いというのでもないのだろうけど)

メモ代わりに、第52回全日本吹奏楽コンクールの出場団体(一部)。
順番は演奏順。

【高校の部】10月23日・普門館

《前半》
北海道・東海大四/福島・湯本/鹿児島・神村学園/静岡・浜松商業/京都・洛南/東京・駒澤大学/鹿児島・松陽/富山・富山商業/岡山・就実/埼玉・与野/福島・平商業/愛知・安城学園/茨城・常総学院/愛媛・伊予/奈良・天理

《後半》
岡山・明誠学院/埼玉・春日部共栄千葉・習志野市立習志野埼玉・伊奈学園総合石川・金沢市立工業/福岡・精華女子/秋田・秋田南/広島・鈴峯女子/東京・杉並/高知・高知西/千葉・柏市立柏/北海道・遠軽/長野・松本美須々ヶ丘/大阪・淀川工業

赤文字は春のセンバツ、夏の選手権で優勝経験あり
青文字は全国大会出場経験あり

甲子園でお馴染みの高校も何校かあるが、
女子校も出ているので全ての高校に野球部があるわけではない。
(どことは言わないが生徒数の多い男子校でも野球部が無い高校もある)
鹿児島・神村学園は野球部創部2年目ながら鹿児島県大会を制覇、
10月29日からの九州大会に臨む。
ひょっとしたら来年のセンバツで観られるかも知れない。
習志野とか、浜松商業とかまた甲子園で観たい(聴きたい)んだけどなぁ。
駒大高は前のセンバツの時聞き逃してしまったし・・・。

大学の部、職場の部はまた後日。

新人立てり。

2004年8月19日 音楽
駒大苫小牧(南北海道・以下“駒苫”と勝手に略します)の応援が
友人の間で好評である。

昨年、雨でノーゲームになったその次の試合を
友人が駒苫のアルプスで観ていたらしい。
その日は台風の影響で試合開始がかなり遅く、
早くからアルプスに居たそうだが
駒苫のブラスバンドはひと気の少ないアルプスのあちこちで
パートごとに固まってチューニングをやっていた、
という証拠写真まで見せてもらったことがある。
演奏が始まるときに楽器をサッと掲げる動作。
そして軽快に演奏される『ブルース・ブラザーズのテーマ』(だったと思う)。
曲と曲のあいだに必要以上の間を置かない絶妙さ。
そして彼は駒大コンバット(大学とは微妙に違うが)が
すっかり気に入ってしまったという。
校歌も大学と同じなんだから、得点時には
「こーまだーいこまーだいーこまだいけんじー」
と歌って欲しい気もするが(笑)

私はTVの画面を通してしか駒苫の応援を知らないのだが、
センバツに初めて出たときの中継を見て
「ええ音やなぁ〜」
と感心してしまったことがある。
これまで見た熊工、鳥商と同様に駒苫もマーチング系の音だ。

その駒苫が準々決勝で横浜に勝った。
準決勝は土曜日の第二試合、天理vs東海大甲府の勝者と。
予定を変更して?甲子園へ行こうかなぁ。

夏の歌声。

2004年7月21日 音楽
アサヒビールのCMで、エレファントカシマシの『風に吹かれて』が使われている。
1998年の『熱闘甲子園』のテーマ『ココロのままに』を
思い出したのは私だけだろうか。
そのせいかも知れないが、宮本浩次の歌声が真夏の野球のシーンに
良くマッチしているように思う。

耳にするだけで灼熱の太陽が頭の中に浮かび上がるような声、と言えば、
私の場合は『サマー・タイム』のジャニス・ジョプリンだったりするわけだが。
そして、夏の夕暮れを連想させるのは西浦達雄の声。
関西の高校野球ファンにとっては夏の風物詩と言っても良い。
実は、阪神電車の駅で流れる或るメロディーは西浦達雄の作品。
甲子園とは切っても切れない関係のようだ。

好みなのか?

2004年5月13日 音楽
何週間前だったか忘れたが、『堂本兄弟』をたまたま見ていたら
DREAMS COME TRUE がゲストに出ていた。
吉田美和がやたらキレイになったなぁ、と思ったら、
先日の新聞記事が・・・そういうことだったのかぁ。
やっぱり「薬指の決心は思ってたより強力」だったんだろうね。

このアルバムあたりが、私が最も熱心にドリカムを聴いていた頃になる。
吉田美和については(いろんな意味で)凄い人やなぁ、とか思うことはあったが、
キレイやなぁ、と思ったのは先日がたぶん初めてのこと。

全く話は変わるが、昨日の『トリビアの泉』で、
フィギュアスケートの安藤美姫が出ていた。
スケートの選手は何回回れば目が回るのか、という実験台にされていたが、
時折見せる表情の何とも可愛いこと。
今まであまり意識して見ていなかったんだけど。

待てよ。
吉田美和と安藤美姫って、同じ系統の顔とちゃうか・・・?
私は意外とあのようなタイプの顔が好みなのかも知れないなぁ(^^;
ようわからんけど。
昨年は“大阪モノ”のオムニバスCDがいろんなレーベルから発売されたが、
私が唯一購入したのがコロムビアのこれ。
『大阪タイガースの歌』(中野忠晴)1曲のために買った、
と言って良い。

私は一時期、SP盤レコードの音にハマッていた時期がある。
アナログもアナログ、78回転である。
何故か自宅に昭和歌謡史の全集のようなLP盤が何枚かあり、
物心つき初めからそれを聴くとは無しに聴いていたのがひとつの原因である。
人前で歌ったことはないが、昭和初期から戦後にかけてのヒット曲なら
何曲かフルコーラスで歌えるような、珍妙な小学生だった私。
その病が僅かながらも尾を引いているのか、
戦前の陸軍・海軍の軍楽隊が吹き込んだレコードの復刻版や、
1930〜40年代のポピュラーやジャズのCDも購うようになった。

中野忠晴の『大阪タイガースの歌』は一般発売されず、
球団の披露パーティーで配られる記念品として数百枚しか
プレスされなかったという幻のレコードだったと聞いたことがある。
佐藤惣之助作詞・古関裕而作曲だから相当昔の作品だろうな、
と思っていたが、まさかCDで聴くことができるとは思ってもみなかった。
「オー、オー、オーオー」だから「大阪タイガース」と素直に続き、
「フレッ、フレッフレッフレッ」の部分が小刻みな歌い方なのが新鮮に聴こえる。

私の愛唱歌である『南海ホークスの歌』にも灰田勝彦が歌うSP盤が存在し、
『大阪タイガースの歌』よりも早くCD化されている。
しかし、それは灰田勝彦の全集の中に入っているため、
この曲だけのために全集を購入するまでには至らなかった。
こちらのレーベルはビクター。
もうちょっと入手しやすい形で復刻してもらえんかなぁ。

このアルバムは“浪花BEST”というサブタイトル通り、
大阪のご当地ソングを集めた内容である。
しかし『浪花節だよ人生は』は“浪花”という語はあっても
別に大阪の歌でもないような気がするが。
それから『宗右衛門町ブルース』は長作(レッツゴー三匹)ではなく、
ほんまは平和勝次とダークホースとちゃうのん?
などと小言をこぼしながらもしっかり聴いていたりする。
恋のナックルボール (1st Recording Version)。

負けとわかっていても、最後のボールを投げないことには
試合は終わらないんだよなぁ。うんうん・・・。

昨日、梅田の或るCD店で発売日(3月21日)よりも1日早く入手できた。
帰りが遅くなり日付が変わってから聴き始めたので、
一応操を立てて発売日当日に封を開けたことになる。

大滝詠一を聞きながら涙が出てくるなんて、今までに無かった。

そんなこんなで何度か聴き、いろいろ考えごとをしていたら
気が付けば時計は午前5時近くを指していた。
ほとんど寝てないやんか。

そこから寝だして、また眼が覚めたら午前7時。
今から仕度をすれば西京極へ行けたはずが、どうも行く気が起こらない。
かと言ってこのまま家でボーッと腑抜けの状態で過ごすのも嫌だ。
大阪ドームではバファローズとタイガースのオープン戦があるらしいが、
昨日でも観客がやけに多そうだったので疲れに行くようなもの。
で、藤井寺のウエスタン教育リーグへ行くことにした。
どうせのんびり過ごすなら外のほうが良いし。

サーパス神戸
100 000 021=4
002 000 000=2
バファローズ

SK:岩下修一→北川智規→島脇信也→松村豊司→嘉勢敏弘
Bu:高村祐→高木康成→赤堀元之→宮本大輔

サーパスのルーキー・松村が8回裏の1イニングだけ登板したのを見ることができた。
立命館の先輩・下山真二にはヒットを打たれたが、無失点に。
バファローズはウエスタンの試合とは思えぬ顔ぶれ?の投手リレー、でも負け。
どうせなら香月良太が見たかったんだけど。
赤堀がワンバウンドの球ばかり放っていたのがちょっと・・・。
変化球の指がすべり青空に消えたのなら歌にもなるんだけど。

ちょっとは気が晴れるかと思ったが、今日の天気同様曇りがち。
昨夜〜今朝未明からの沈んだ状態が回復するまでには、
今のところもう少し時間がかかるかも知れない。
今日はキッチリ眠れるだろうか・・・。

君は天然色。

2004年3月9日 音楽
TVの音声をBGMにして雑事に追われていると、
いきなりこの曲のイントロが流れてきて思わずTVのほうを向いてしまった。
松嶋菜々子のキリン『生茶』のCM。

♪く〜ちびる〜つんと〜とがらぁせてぇ〜

まさか今頃TVから流れるような曲だとは思えなかったのだが(^^;

でも最初にこの曲を耳にしたのは、目薬のCMだったような。

♪なぎさをすぅべるディンギーでぇ〜

ここから私はナイアガラワールドにハマってしまったと言っても、過言ではない。

『君は天然色』はアルバム『A LONG VACATION』の栄えある?1曲目。
ちなみにラスト(と言うよりアンコール)は『さらばシベリア鉄道』で、
一時期毎日のようにCDを聴いていたことがある。
よってこのアルバムは全曲カラオケで歌えるぞ、と思ってはいるのだが・・・。

再来週21日には『EACH TIME』の20周年記念盤が発売される。
待ち遠しいなぁ。

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