松山日帰り遠征。
松山日帰り遠征。
松山日帰り遠征。
実は、ホークスのウエスタンリーグ優勝の記事を見るまで、
今年のファーム日本選手権が10月6日に
松山・坊っちゃんスタジアムで行われることを
全然知りませんでした(笑)
四国4県のうち唯一未観戦だったのが愛媛県で、
日程的にも問題なし、ということで日帰りでの遠征を決定。
松山は大学卒業直前に行って以来です。
行きはANAの旅割を利用、
帰りは予讃線の特急と新幹線を乗り継ぐことにしました。


そのファーム日本選手権で、マリーンズ・生山が9番左翼手でスタメン出場。
八尾ベースボールクラブの草創期に在籍していた選手で、
いつかNPBでのプレーを球場で見たい、と思っていたのが
ようやく実現しました。
第一打席は二ゴロ、第二打席は三振で、
第三打席には代打を送られてしまいましたが、
守備位置への全力疾走が何度も見られて嬉しかったです。

しかし、翌日に戦力外通告を受けたことが発表されまして・・・
育成選手で4年もやって来たから仕方ないと言えば仕方ないですが、
表彰式のあとレフトスタンドから生山コールが起こったのはそうだったのか、と。
また八尾に帰って来ないかなぁ(爆)


試合のほうは4-0でマリーンズの勝利。
4回表に1アウト満塁から塀内の適時打と角の犠飛で2点を先制、
7回には1アウト一塁で南竜介と工藤の連続二塁打により2点を追加。
植松は7回までホークスを散発4安打、無四球に抑える好投を見せ、
最後は荻野忠寛が締めての完封リレーでした。


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◇2012プロ野球ファーム日本選手権◇

@松山中央公園球場・坊っちゃんスタジアム

千葉ロッテマリーンズ 4-0 福岡ソフトバンクホークス

M 000 200 200=4
H 000 000 000=0

M:植松、古谷、荻野(忠)-小池
H:二保、嘉弥真、甲藤、神内-田上

13:00~15:39

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第82回都市対抗野球大会総括。
史上初の大阪開催となった、第82回都市対抗野球大会。
地元の利?もあって初日から最終日まで16試合を観戦することができました。
決勝戦は言うに及ばずですが、
10月23日の1回戦、四国銀行vsNTT東日本と、
10月29日の準々決勝、日本生命vsNTT東日本の試合は、
特に手に汗を握る熱戦だったと思います。
完全試合の日は仕事で観られませんでしたが、
JR東日本東北・森内の2回戦以降の奮闘ぶりも心に残りました。


東京ドームで開催しているときと比べると少し緩いかな、とも思ったのですが、
本来の都市対抗のマニュアルをそのまま大阪へ持って来ているような事柄にも
よく遭遇しました。
日本選手権ではよほどのことでもない限り混乱しない応援団の入れ替えもそう。
応援席をいったんカラにしなきゃいけないような極端さは無かったですが、
どうにも手際は悪かったと思います。


東日本大震災の影響により、真夏の東京ドームでの開催が困難になったことで
史上初めて大阪で行われた都市対抗。
大阪ではどうしても馴染みがないこともあって空席も目立ったりしましたが、
「大阪は客が入らねぇじゃん、だから東京じゃなきゃダメなんだよ」
というような声があったのも事実です。
東京では無理だと判断したから大阪でやることになったのを解ってない、と言うか。


都市対抗の歴史が継続されたその一方で、日本選手権の歴史はいったん途絶えました。
大阪に居る者としては、秋の京セラドーム大阪での社会人野球と言えば、
やっぱり日本選手権だろうと。
今行われているのは「都市対抗」だとアタマの中ではわかっていても、
「日本選手権」と口走ってしまうことがあったのは私だけではないはず。
とは言っても、都市対抗独特の雰囲気を大阪で味わえたのは貴重な経験であり、
実に楽しい11日間でした。
来年の選手権はきっと元の緩い雰囲気に戻るんでしょうが、
上段席を埋め尽くさなくても良いからそれなりの応援があってほしいものです。


でも、都市対抗はやっぱり夏の東京に限ります。
でないと私が東京へ行く楽しみがなくなってしまうので(笑)
しかし来年は日帰りでも観に行けるのかどうか・・・?
特別な最終日@京セラD。
特別な最終日@京セラD。
半日休暇をいただいて、
地元の警察で運転免許の更新をしてから都市対抗野球の最終日・決勝戦を観に行きました。

都市対抗の決勝戦なんて、例年の時期的にはまず観られないだろうと思っていました。
しかし今年に限って大阪開催、
ひょっとしたら一生に一度のチャンスかも知れません。


16時30分開場よりも15分ほど前に京セラドーム大阪に到着。
4番ゲートの前に並んでいたのは20人も居なかったでしょうか、
この人数なら、と思ってネット裏の下のほうにある“エクセレントシート”で
観戦することに決めました。
ほぼ真ん中の最後列(と言っても前から4列目)で、
カメラを構えるとネットにピントがどうしても合ってしまうのが難点ですが、
小さなテーブルが付いたクッション付きの座席は非常に贅沢な気分を味わえます。
この日ぐらいは別にいいっすよねぇ(笑)
どこかのチーム関係者が「連盟が席とってくれないんだよー」とかなんとか言って
後ろを通り過ぎて行きましたが、はよ来えへんのが悪いんじゃ(笑)


さて、都市対抗は決勝戦ともなるとやはり特別な雰囲気がありまして。
決勝進出チームを予想する『都市対抗クイズ』の抽選会と当選者発表があったり、
「両チーム応援団によるエール交換が行われます」というアナウンスで
エール交換が始まったり。
それもいつもの試合以上にかなり時間を取っています。
(東京都対決なので、エールは都市名ではなく「NTT」「JR」でした)
  
三塁側のJR東日本は監督・選手らが応援団に向かい合い、
社歌『明けゆく空に』の斉唱時に肩を組んでいる光景が見られました。
トリハダが立つぐらいカッコ良かったです。

いつもなら先攻チームのノック中にスタメン発表のアナウンスがあるのですが、
決勝では一、三塁のファウルラインに整列して、
名前が呼ばれたら帽子を取って観客に答えるといった感じ。
マスコットや審判の方も同様です。
決勝戦にこれほどのお膳立てがあるなんて、全然知りませんでした。

始球式はJR東日本OBで元・阪神タイガースの赤星憲広。
ユニ姿ではありませんでした。


JR東日本・十亀、NTT東日本・小石の両先発投手。
埼玉西武ライオンズのドラフト1巡目・2巡目による対決です。

2回表にN東が平野の適時打で先制し、
十亀は雰囲気に呑まれたのか3回途中で降板。
小石は死球を3つ与えながら6回を終わるまで無安打投球、
すでに10個の三振を奪う快投を見せていました。

しかし7回裏、JR東はこの回先頭の松本がチーム初安打となる左越ソロ本塁打で同点。
そのまま試合は延長戦へ。

11回裏のJR東の攻撃は、途中出場の石岡が左線への二塁打で出塁。
一打サヨナラの場面で打順が松本に回って来ました。
同点アーチの次の打席、2アウト三塁の場面で凡退していて期するものがあったか、
今度は左翼手の頭上を越える鋭い当たり。
二走・石岡は打球の行方を確かめるようにして黒獅子旗への最終コーナーを回りました。
  
お互いを知り尽くした者どうしの最終決戦は、2-1でJR東のサヨナラ勝ち。
三菱自動車(ふそう)川崎の師弟だったN東・垣野、JR東・堀井の両監督が
固い握手を交わして第82回都市対抗野球大会は無事大団円となりました。


同点打・サヨナラ打の大活躍で橋戸賞を獲得したJR東・松本には、
個人的にちょっとした思いがあります。

2003年夏の甲子園。
当時の私は左足の骨折で大阪市内の病院に入院していて、
病室のTVで甲子園の様子をずっと見ていました。
そのとき大阪代表だったPL学園の4番打者が松本でした。

1回戦の雪谷(東東京)戦ではよく打っていたのが、
2回戦の福井商業(福井)戦になると好機に三振するなどまったく打てず、チームも敗戦。
画面の向こうでとても歯がゆい思いをしていたものです。

卒業後は横浜商科大学へ進みましたが、
PLにしてはちょっと珍しい進路やなぁ、と感じた記憶も。
そして、PLのチームメイトだった立教の鈴木雄太とともにJR東日本へ。
偶然にも大阪開催となった都市対抗の決勝での活躍ぶりは、
まさに故郷に錦を飾るかのように思えて、ちょっと目頭が熱くなりました。
中立の立場で観ていたはずなんですけどね(^^;

優勝の黒獅子旗は準々決勝のヤマハ戦で負傷した齋藤達則主将の手に。
惜しくも準優勝となったN東・北道主将には白獅子旗が授与されました。
  

いろいろな意味で特別だった今回の都市対抗。
仕事帰りにも行ったりで8日間通いました。
ドーム内外でお会いできた友人知人のほか、
顔は知ってても名前を知らない方も含めて(笑)
数えてみたら30人を超える方とご挨拶をしたことになります。

ホンマに楽しい11日間でした。
ありがとうございました。


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◇第82回都市対抗野球大会 決勝戦◇

@京セラドーム大阪

東京都・JR東日本 2-1 東京都・NTT東日本

N 010 000 000 00=1
J 000 000 100 01x=2

N:小石、末永-上田
J:十亀、片山、金-石川

18:08~20:54

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カシコウの夏。

2011年8月6日 野球
カシコウの夏。
カシコウの夏。
8月1日に行われた全国高校野球選手権大阪大会決勝は、
東大阪大学柏原高校が7-6で大阪桐蔭高校にサヨナラ勝ち。
春・夏を通じて初の甲子園出場を果たしました。
夏の大会でタテジマのユニフォームの高校が大阪代表になったのは史上初です。


東大阪大学柏原高校、通称「柏高(カシコウ)」。
私の職場と同じ柏原(カシワラ)市にある私学の男子校です。
以前は「柏原高校」という公立みたいな校名でしたが、
母体の村上学園が東大阪短期大学の4年制部門として
2003年に東大阪大学を設立、
2006年から大学名を冠するようになりました。
野球界では木村恵二(近大→日本生命→福岡ダイエー→西武・引退)、
久本祐一(亜細亜大→河合楽器→中日)が主なOBです。

大阪では興國、此花学院とともに“3K”と称されるほどヤンチャな(笑)男子校でした。
(ちなみに此花学院は現在共学です)
柏原高校時代に母校との試合を住之江球場で観戦したことがあるのですが、
当時はノックの間や試合前の挨拶でスタンドの控え部員が直立不動の姿勢を取るなど、
ピリピリするぐらい礼儀正しかった記憶があります。
上宮高校をセンバツ優勝に導いた田中監督が就任してから8年。
創立48年にして初の甲子園出場、なのですが。
その柏高には吹奏楽部が無く、
準備期間も非常に短いので応援はどうするのかちょっと心配でしたが、
東大阪市立日新高校の吹奏楽部が友情応援に加わるとのこと。
急ごしらえになるのは仕方ないながらも、何とか形にはなりそうです。
大阪大会と同じような声と手拍子だけだと、
甲子園ではただのざわめきと化してしまうので…。


柏原市の高校が甲子園に出るのもまったく初めてということで、
地元は地味ながらも結構盛り上がっています。
市役所本庁舎には懸垂幕が掲げられ、市役所前の国道沿いには幟が立ち並び。
市のスポーツ振興課が主体となって応援バスツアーも企画されました。
初戦は大会第三日(8月8日)第四試合で、至学館高校(愛知)との初出場対決。
ご承知のとおり、NHKでは初戦の中継時に学校とその地元を紹介するVTRが流されますが、
ブドウと大和川、あとはせいぜい河内音頭の全国大会ぐらいしかPRするものが無いので、
どんなVTRで柏原市が全国向けに放映されるのかも楽しみです(笑)

何はともあれ、いろいろな意味でカシコウの甲子園、注目したいと思います。
昨日行われた日本野球連盟(JABA)の臨時理事会において、


*都市対抗の開催時期を秋に変更、東北・関東以外の地域での開催を検討

*都市対抗の開催時期変更に伴い、本年度の日本選手権は中止

*日本選手権中止に伴い、都市対抗優勝チームを日本選手権優勝とみなす

*日本選手権の各地区予選、日本選手権対象JABA大会についても中止

*クラブ選手権はナイター試合を行わないことを前提に開催要項を再検討


などの事項が決定されました。

(詳しくは↓ ※PDFファイル)
http://www.jaba.or.jp/topics/2011/pdf/rijikai_3_25.pdf


決まってしまった以上、とやかく言うつもりはありませんが・・・。

その中で
「各地区、都道府県連盟主催の地域大会や交流試合の開催については、
各主催連盟に一任する」
とあることに少しは希望が見出せるか、と思いました。
都市対抗以外のすべての大会が中止になるわけではなく、
近畿周辺で言えば高砂大会や伊勢大会、びわこ杯大会は開催されるということで
私は勝手に解釈しているのですが。

そして、今朝の毎日新聞から。
近畿地区連盟が京都大会に代えて東日本大震災のチャリティー大会開催を目指している、
という記事が交流試合の一例として挙げられていました。
日本選手権の出場を賭けた大会という色合いは無いにしても良い試みだと思いますし、
それが実ることを願っています。
まずは、東日本大震災の被害に遭われた皆さまにお見舞いを申し上げますとともに、
一日も早く平穏な生活を取り戻すことができますように、心からお祈りいたします。



3月20日現在、震災の影響で野球だけに限らず様々なスポーツの大会が中止、
もしくは延期となっています。


社会人野球のJABA東京スポニチ大会も決勝戦が試合中の地震により中止され、
一度は18日に延期と発表されたものの結局行われず、両チームの優勝で終了しました。
すでに発表されているその他の大会が今後どうなるかはまだ判明せず。
大阪府春季大会は中止(但しトーナメント方式のオープン戦として試合はあり)、
兵庫県春季大会は昨日から開催されています。


センバツ高校野球は15日に組合せ抽選会が行われましたが、
開催するかどうかの決定は18日に持ち越しされ、予定通り23日開幕で決定。
ただし、開会式の入場行進は取りやめ。
ブラスバンドなどの鳴り物による応援も禁止されるなど、
かなり簡素化された大会になるようです。


そして、プロ野球はパシフィック・リーグが開幕を4月12日に延期すると発表。
セントラル・リーグは25日の開幕を強行するつもりでしたが、
文部科学省からの要請を受けて予定より4日遅い29日の開幕を昨日発表しています。


それぞれの立場で、それぞれの考え方があると思います。
私の場合は非常にドライではあるのですが、
物理的な支障がないのならば試合をやって良いのではないか、という考えです。


社会人野球の企業チームについては、会社や事業所への直接の被害はもちろんのこと、
災害復旧の支援活動などで野球どころではない場合があるはず。
社業優先は当然だと思いますし、
それによって大会日程に(中止を含めて)大幅な変更があるのもやむを得ません。
ただ、「地域を笑顔にします」とぶちあげていたはずのJABAのホームページが、
依然としてお通夜のような状態では今後どうなるのか、不安は増すばかりです。


センバツ高校野球はいつも通り大会を開催しても何の問題もないと思うのですが…。
「ブラスバンドなどの鳴り物による応援」の禁止が今一つ理解できないところ。
阪神淡路大震災のおよそ2ヶ月後に開催されたセンバツでも鳴り物禁止でしたが、
あの当時は被災地でもある附近住民への配慮だけでなく、
いざと言う時の避難を想定してのことも含まれていたのではないかと。
今回の措置は“お祭り騒ぎ”という批判を避けるためのポーズに感じました。


プロ野球開催での特に大きな問題は、
東京電力・東北電力管轄内でのナイトゲームの開催でしょう。
報道でしか知り得ない立場で恐縮ではありますが、
発電所も震災の被害を受けたことで電力が不足し、
計画停電が各地で実施されているような現状でナイトゲームを開催すべきでないのは
誰が見ても明らかなこと。
市民の生活を犠牲にしてまで試合を強行する必要性はどこにもありません。
セ・リーグは一応4日間だけの延期を発表しましたが、
ナイトゲームを取りやめてデーゲームで行うのは4月3日(第3節終了)まで、と
敢えて日を指定しています。
それは5日から東京ドームでGT戦が組まれているからに他なりません。

プロ野球選手会のコメントにもあるような、
今はまだ(試合ができる)時期じゃない、という考えもわかります。
楽天イーグルスのように仙台に本拠地を置いているチームや、
被災地に多くの縁がある選手及び関係者の想いであればなおさらですが、
現実にはウエスタン、イースタンのリーグ戦はすでに開幕していますし、
被災とは直接無関係な球場では試合ができるのです。
心情的な理由で延期を訴えるのは説得力があまり無いよなぁ、とも思えました。


センバツ開催の是非についても「この非常時に野球どころでは無い」と言わんばかりの
反対意見を見かけたことがあります。
でもその根拠は目に見えない心情的な理由によるもの。
その“目に見えないもの”が横行してしまう世の中はかえって恐ろしいです。
全ての娯楽が「不謹慎」の一言で片付けられるような。

被災地・被災者への思いやりは忘れないでおくにしても、
それがゆえに日本全国すべての活動が止められるのはあってはならないこと。
みんなの想いがひとつになるのは素晴らしいことですが、
強制されるべきものではありません。
それぞれの持ち場で、それぞれの活動を続けることも復興の一助だと私は思います。
プロ・大学交流戦@鳴尾浜。
プロ・大学交流戦@鳴尾浜。
日本学生野球憲章が昨年に改正されたことにともなって、
この3月1日から3月と8月に限りプロ球団と大学野球部との試合が可能になりました。
関西での最初の試合は阪神タイガース(二軍)vs近畿大学、
会場は阪神鳴尾浜球場です。

甲子園からバスに乗り、試合開始の45分ぐらい前に球場到着。
すでに立ち見客が出ている有様で、
ネット裏の階段通路の一角に腰掛けて観戦することに。
それでもなお客の入りが続き、入場制限がかけられるほどでした。
鳴尾浜の観客席は狭すぎます・・・。


近大・中後、タイガース・清原の先発で試合開始。
近大は1回表から築山のセーフティバントを含む3安打で満塁とし、
4番佐野の中犠飛で1点を先制。
その裏タイガースは2アウト二塁から浅井の左越2ランで逆転しましたが、
直後の2回表に近大が再び満塁の好機を掴むと、
今度は野瀬の2点適時二塁打で試合をひっくり返します。

初回に被弾した中後ですが、打たれた安打はその1本だけ。
四死球5はともかくとして奪った三振は6(3者連続1回)。
右打者の内角を突く球に「ほぉ~」という声がスタンドから起こったりしていました。

3-2と近大リードのまま試合は進み、
お互い得点圏に走者を置きながら後が続かない状態で9回裏へ。
近大は8回から4人目の山本隆太が投げていましたが、
2アウト一塁、勝利まであと1アウトの場面で上本に左越2ランを浴び、
タイガースのサヨナラ勝ちでゲームセット。


プロを相手に近大は“善戦”したという評価がありそうですが、
安打数では近大はタイガースを倍以上も上回っており(近大・11、タイガース・4)、
充分勝てる試合だったと思います。
得点した1、2回ともまだ追加点を取れる場面だったのですが・・・。
いろいろな意味で惜しい試合でした。



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阪神タイガース(二軍) 4-3 近畿大学

近 大 120 000 000=3
阪 神 200 000 002x=4

近大:中後、東山、白井、山本(隆)-田中(祐)、原田
阪神:清原、玉置、高田-中谷、橋本

12:31~15:26

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甲子園のグラウンドに立とう!
甲子園のグラウンドに立とう!
甲子園レンガメッセージの感謝イベント
『甲子園球場のグラウンドに立とう!』
に参加してきました。


甲子園レンガメッセージの告知が出たのは一昨年のこと。
当時は別になんとも思っていなかったのですが、
母が亡くなっておよそ1ヶ月後に申込みをしました。
レンガには父、母、私の名前(ファーストネーム)と
それぞれの生年月日を入れています。

甲子園に初めて連れて行ってくれたのは父でした。
母も専らTV観戦ながら野球好きであり、
昭和1ケタ生まれの女性にしては野球をよく知っていると言われたことがあるほど。
私が大学1回生のころ、サークルの合宿で私不在の間に、
夫婦揃って大阪球場へ南海vs阪神のオープン戦を観に行った、という
微笑ましい?エピソードも。
父が亡くなる1年前のことでした。

そんなこんなで我々親子3人は野球でつながっているわけで、
3人一緒に甲子園に居て、野球がそばにあるんだ、という意味で参加してみても
良いんじゃないか、と思いまして。
一種の供養のようなものです。


そもそも、今年3月オープンした“甲子園歴史館”の設立支援を目的として、
このレンガメッセージの募集があったのですが、
参加者への特典のひとつに今回のイベントがありました。

開催のお知らせが届いて12/24~26の3日間で希望の日時を第6候補まで送り、
招待券(2枚)が送られてきた結果、
偶然にも東京の友人とまったく同じ日時になってしまったという事態。
私のほうは野球関係で長年お世話になっている共通の友人を招待し、
この日初対面だった友人の友人と計4人で念願のグラウンドに立つことに。


一塁側のアルプスと外野席の間から入場し、
アルプスで説明を聞いてからグラウンドに降ります。
雪がちらついていました。

高校野球開会式の入場行進の要領でベンチ前からホームベース、
そして三塁ファウルグラウンドから外野の芝生へというのが簡単なルートで、
(土や芝は持って帰らないように事前注意がありました)
この間思い思いに写真を撮ったりしていたのですが、
私が撮った写真は意外と少なかったなぁ、と。
他のお三方のカメラアシスタントみたいな感じでした(笑)

それでも芝生に寝っ転がってみたり、
高校野球の行進で使った興南高校のプラカードを持ってみたり。
城島などの等身大パネルやヒーローインタビューのお立ち台よりも、
甲子園ボウルの名残であるラインに触れたときのほうが感激しました。


与えられた時間はおよそ1時間。
招待券と引き換えにもらったネックホルダー入りの入場券の色によって、
「水色の券をお持ちの方~」という感じでお呼びがかかるのですが、
そこはもう時間ギリギリ、ひょっとしたら多少オーバーしてたかも知れませんが。
1時間がとてつもなく短く感じました。

その後、このために夜行バスに乗って我々の前の回で参加していた
また別の友人と8号門前で合流。
私の友人でレンガメッセージ参加が判明している2名と一同に会することができて、
偶然とは言え何やら言い知れぬ感動を覚えた次第です。
まさしく“類は友を呼ぶ”甲子園のひとときでした。
日本選手権・西京極の場合。
日本選手権・西京極の場合。
1回戦が大会史上初めて4球場での分散開催となった、
第37回社会人野球日本選手権大会。
西京極(わかさスタジアム京都)ではどんな様子だったかをつらつらと。


*一般席券/チーム券

京都大会や都市対抗京滋奈予選では、
一般席券であろうがチーム券であろうが好きな席で観ることができましたが、
今回は予想通り?比較的厳格な席の区分けがされていました。
簡単に言えば、屋根下も含めた紫色の座席のエリアにはチーム券では入れない、ということです。
一応正面のゲートからもチーム券で入場はできるようですが、
スタンドへ上がる階段のところで入場券のチェックがあります。

ただ、都市対抗のようにネット裏でのチアスティック使用に注意があるわけではなく。
雨を嫌って改めて一般席を購入し屋根下へ移動する人々が多かったみたいで(以下略)
それほどうるさくはなかったですけど。

1回戦のチーム券には日付と試合が最初から印刷されていました。
2回戦以降もそうなるのでしょうか・・・?



*30日のスタンド

第一試合・明治安田生命 5-0 新日本製鐵広畑。

明治安田応援席最上段には、試合の序盤からすでにパナソニックの幟が。
応援にウルサイ人が見たらちょっと眉をひそめそうな・・・?

明治安田の応援演奏は京都産業大学の吹奏楽部が担当。
関西六大学での応援とほぼ同じ曲目だったと思います。
グラウンド整備中には『ヒコーキ野郎』の演奏もありましたし。
リーダー、チアは不在。
エール交換用のリーダーは居ましたが、吹奏のメンバーかも。

広畑はもうお馴染みなので今さら、なのですが、
私としては『チャンスの歌』の広畑バージョンを初めて聴いた次第。
都市対抗の兵庫予選でも聞いた覚えがなかったもので。
コンダクターのオジさんは相変わらずノリノリでした(笑)



第二試合・NTT東日本 4-3 パナソニック。

両方ともかなりの動員をかけてきました(写真)。
N東はN西の協力を仰いだようです。

パナの演奏、試合前の演奏を聴いた限りではいつものように関大か?と思いましたが、
あとでよく見たら楽団員の年齢層がかなりバラバラでどこかの混成みたいな感じ。
関大でお馴染みの『エレファント』もスピードが速く妙に軽快でしたし。
リーダーとチアは関大応援団が加わっていました。
今回の新曲は『アンドロメダ』。
日産で言うところの『デッキブラシ』で、
「GO! FIGHT!(選手名)、GOGO! FIGHT! GOGO! FIGHT! GOGO(選手名×2)」
のコールもそのまま。
久保副部長つながりなのでしょうか・・・?

N東のほうは選手権では恒例?となった音源仕様の応援。
しかし、ドームで聴いていたものよりは遥かに良い音で聞こえましたし、
音の迫力もありました。
音響設備の違いか、はたまた屋外ゆえか。
これなら悪くないですね(爆)
N東はスタンド最前列での演技だったので、リーダーが窮屈そうに見えました。



*31日のスタンド

第一試合・日本通運 7-3 大阪ガス。

日通の応援は都市対抗も選手権もレパートリーは同じですが、
選手権では立命館大学の吹奏楽部が担当しているようです。
『ハイパーユニオン(ただし前半のみ)』を立命が演奏していると思えば、
ちょっと新鮮な気も。
個人的には得点時のスクラム応援歌が好きです。

大阪ガスはとりたてて大きな変化が無いので省略。
それが安心できて良いし、また楽しいのです。


第二試合・日本新薬 1-0かずさマジック。

新薬はお馴染み同志社大学応援団による三部構成の応援。
ただ、昨年あたりから大学での応援とは若干レパートリーを変えるようになりまして、
『ビクトリー』(ダッシュ慶應)を回の初めに入れたりしています。
『チャイナ』と『GOGO新薬』が健在であればそれでオンの字です・・・。

かずさマジックの応援は、新日鐵君津吹奏楽団の定期演奏会と重なったため、
やむなく音源仕様。
それも調子が良く無かったのか、
2回表のノーアウト一、三塁という絶好の得点機にも演奏は聴かれませんでした。
『ボンバー』が登場したのは6回の攻撃から。
楽しいには違いないのですが、やっぱり生演奏でなきゃ。



最後に。
ひとつの全国規模の大きな大会をわざわざ4箇所で分散開催しているのなら、
試合のインターバルやグラウンド整備の間に“他球場の途中経過・結果”を
場内アナウンスで流すぐらいのことはしても良いのでは、と私は思います。
西京極では2日間ともありませんでした。
ラグビー、バレーボール、ソフトボールの大会でもやっていることですが、
そういうところまで(特に近畿の)連盟はアタマが回らなかったのでしょうか。
誰もがJABAなどの携帯サイトの速報を見られるわけではありませんし、
ちょっと考えて欲しいなぁ、と感じた次第です。
クラブリーグ大阪決勝@関電G。
箕面市の関西電力グラウンドで、
クラブリーグ大阪大会の決勝戦を観て来ました。

大阪府野球連盟所属に所属する6つのクラブチームによって行われている大会で、
今年で第3回を迎えます。
JABAのHPには掲載されていません。


八尾BCは1回表、押川を二塁に置いて阿部が中堅への安打。
押川の好走塁で早々と1点を先制しましたが、そのあと5回まで無安打。
一方、泉州大阪は2回~5回まで毎回安打で塁上を賑わせます。
しかし4回、5回と走者を二塁に置いた場面での安打で本塁突入を敢行し、
いずれも外野手からの好返球で阻止されるなど、
八尾BCのファインプレーが目立ちました。

走者を出しながらも辛抱の投球が続く八尾BCのエース・森田。
しかし主軸打者をケガなどで欠いた打線は走者を出しても後が続かず、
援護が無いまま試合は終盤へ。


8回裏の泉州大阪は、ここまで2安打の三好が内野ゴロ失策で出塁、
上奥の内野安打と徳野の犠打で二、三塁とすると、藤田祐介の中犠飛で同点。
9回裏には小田大輔の二塁打と松藤の内野安打で1アウト一、三塁と
一打サヨナラの場面を迎えましたが、向井の遊ゴロで本塁封殺。
三好が三振に倒れて試合は延長戦に入りました。

10回裏、1アウト二塁で藤田祐介が左翼手の頭上を越える適時二塁打を放ち、
泉州大阪がサヨナラ勝ちで大会初優勝を飾りました。


試合後表彰式があり、
最優秀選手賞は決勝で2打点を挙げた泉州大阪・藤田、
敢闘賞は最後まで投げ抜いた八尾BC・森田がそれぞれ受賞しています。
首位打者賞は中山製鋼野球クラブの西尾(16打数8安打・打率.500)でした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

◇第3回クラブリーグ大阪大会・決勝戦◇

@関西電力グラウンド

泉州大阪野球団 2-1 八尾ベースボールクラブ

八 尾 100 000 000 0=1
泉 州 000 000 010 1x=2

八尾:森田-瀬田
泉州:小野-冨嶋

12:48~15:22

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日本選手権中国予選@宇部。
日本選手権中国予選@宇部。
日本選手権の近畿予選が土・日に行われないことがわかり、
今年は選手権予選を観に行くことができずに終わってしまうのもシャクだったので、
25日に日帰りの遠征を敢行することをとりあえず決定。
東海(岡崎)か中国(宇部)に絞って検討の結果、
未訪の地である宇部へ行くことにしました。

ただ、難点は山陽新幹線沿線からかなり距離があること。
中庄のマスカットや徳山の周南市野球場のように、簡単に行ける場所ではないようで。
新山口にすべての新幹線が停まるわけでもないので、
乗り継ぎをひとつ間違えたときのリスクが大きいわけですが、
そこは旅人のカン次第(笑)
周辺の地図やバスの路線図、時刻表などをWebから引っ張り出して検討を重ね、
確信が持てたところで往復の切符を買いに行ったのが23日でした。
以上前置き。



朝6時50分発の新幹線で新大阪を出て、
新山口から山陽本線・宇部経由で宇部線・宇部新川駅に着いたのが9時57分。
宇部市営バスに乗って球場のある恩田運動公園に到着したのは10時20分過ぎでした。
自宅からおよそ4時間30分。
第一試合の5回終了後、ツネイシが3-1で三菱重工三原をリードしていましたが、
そのあとは点の取り合い。
7-3でツネイシリードのまま9回を迎え、そのまま終わりかと思ったのが甘かった(笑)
9回表、三菱三原の得点シーンを列挙してみます。

*3番・西山 左中間二塁打(1)
*6番・廣末 左二塁打(1) 
〔投手・與那嶺→小野〕
*7番・上野 中前安打(1)
〔投手・小野→松村〕
*8番・(玉江の代打)東 左前安打(1)
*1番・岡本 スクイズの飛球が投手と遊撃手の間に落ちて内野安打(1)
*3番・西山 中前安打(2)
*5番・(吉良の代走)河田 押し出し四球(1)

合計8点、11-7と試合をひっくり返したわけですが、
西山が最初の適時二塁打の打席で粘りに粘って10球以上投げさせるなど、
リードされてもあきらめない姿勢が表に出ていたと思います。

しかし三菱三原はその裏満塁とされ、藤川の適時打でまず1点。
神殿の打席で暴投により1点、その神殿が中越二塁打で走者一掃により同点に。
何とも言えない空気の中、試合は延長戦へ。
10回表は岡本、西山の2本の適時二塁打で三菱三原が3点を挙げ、
裏に再び招いたピンチを内野ゴロの間の1点に抑えて14-12で何とか逃げ切り。
4時間近い熱戦が終わりました。



第二試合、ワイテックvsシティライト岡山は負けたら終わりの敗者復活戦。
6回まで無得点が続きました。
シティライト先発の萬谷は冷静な投球。
3回、4回と走者を三塁まで進められましたが得点は許さず。
7回終了で交替するまで四死球はありませんでした。
ワイテックの江村もシティライト打線にけっこう粘られてはいたものの、
クレバーな投球で三振を奪い危機を脱する場面が2度ほどありました。
 

7回表、ワイテックは先頭の後藤が内野ゴロ失策で出塁。
犠打で二塁へ進むと、続く弓削が右翼手の頭上を越える三塁打でようやく先制。
その後(星山の代打)森岡、田川、松嶋の3連打で2点をさらに追加しました。
しかしシティライトもその裏1アウト一、三塁で八代が右前へ適時打。
一塁走者の辻が三塁へ進みましたが、右翼手から三塁手への送球が逸れ辻も生還。
ワイテックは江村から森永へスイッチしたものの、
その直後に進林の左二塁打でシティライトが同点としました。

シティライトは続く8回裏、2アウト二塁から辻の適時打によって決勝点。
生き残りを賭けた苦しい試合を4-3で制しています。



第二試合の終了は16時12分。
9時に第一試合が始まったとして、
2時間チョイのペースで進んだならば第三試合は17時には終わるだろう、という想定で
新山口19時発の新幹線で帰るべく今回の遠征の行程を組んだわけですが。
今さら変更もできず、第三試合の2回表終了と同時にを撤収。
宇部線で新山口へ戻った次第です。




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◇第37回社会人野球日本選手権大会 中国地区最終予選◇


@宇部市野球場


《第一試合・2回戦》 三菱重工三原 14-12 ツネイシ

三菱三原 
001 002 008 3=14
011 012 204 1=12
ツネイシ 
(延長10回)


《第二試合・敗者復活1回戦》 シティライト岡山 4-3 ワイテック

ワイテック
000 000 300=3
000 000 31X=4
シティライト

ワ:江村、森永、政岡、長榮-星山、森橋
シ:萬谷、加治屋-中塩路

13:32~16:12

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沖縄への想い。~興南高校春夏連覇に寄せて~
沖縄への想い。~興南高校春夏連覇に寄せて~
第92回全国高校野球選手権大会は、
沖縄代表・興南高校の初優勝で幕を閉じました。

興南は史上6校目となる“春夏連覇”を達成したと同時に、
沖縄に初めて深紅の大優勝旗を持って帰ることになりました。


私の父は沖縄、現在の那覇市で生まれました。
物心付く前に本土へ渡ったようですが、
父がこの世に生を受けて初めて吸ったのは沖縄の空気です。

生まれて初めて吸った空気はずっと肺の奥底まで残っていて、
生きている限りそれは消えることは無い、なんて話を聞いたことがありますが。
だとすると、その沖縄の空気が私の身体の中に引き継がれていても、
決して不思議なことではありません。

こちらの日記に書きそびれたまま半年が経ってしまいましたが、
私は今年2月に初めて沖縄の土を踏みました。
プロ野球のキャンプやオープン戦を観に行くよりも、
父が生まれた沖縄に自分の足跡を付けることそのものが目的でした。
1泊2日、島内滞在およそ27時間という短い時間ながら、
沖縄のいろんな表情に接することができた気がします。

2月の沖縄は、興南・嘉手納の2校がセンバツ出場ということで、
県勢初のダブル出場が大きな話題となっていました。
モノレールの“ゆいレール”車内から興南高校が見えたとき、
「へぇ~、ここなんやぁ」と思ったもので。
そのときはまさか春夏連覇をやってのけるとは夢にも思わなかったです。


その後、興南はセンバツで初優勝。
そしてこの夏、大会日程が順調に消化されたことで土曜日になった決勝戦。
中段でもお昼には日陰になる一塁特別自由席で観ようと7時30分頃から並んだ甲斐あって、
歴史的な瞬間に立ち会うことができました。
9回表2アウトになり、お祭り騒ぎでほぼ総立ちだった一塁側スタンド、
表彰式前に起こったウエーブに三塁アルプス席も反応してくれたときの、
驚きと称賛が混じった温かい歓声と拍手、等々。
TVの画面を通してだけでは絶対にわからないことが現場にはあるもので、
それを肌で感じられたのは良い思い出になりました。
そして、沖縄への私なりの想いがより強くなったのも確か。
また機会を見つけて沖縄の土を踏みに行きたいと思います。
大会史上初@京セラD。
大会史上初@京セラD。
今日の第一試合・三菱重工神戸vs鷺宮製作所の試合で、
三菱神戸・木林敏郎投手が日本選手権大会史上初の
無安打無得点試合を達成しました。

その内訳。

[1回裏]道廣・三振/芦川・死球/藤田・三振/金本・二飛 
[2回裏]村上・三邪飛/井戸・三振/久保・四球/市川・左飛
[3回裏]狩野・二ゴロ/道廣・三振/芦川・三振
[4回裏]藤田・三振/金本・遊ゴロ/村上・三邪飛
[5回裏]井戸・四球/久保・投犠打/市川・右飛/狩野・中飛
[6回裏](代打)宮成・三振/芦川・三振/藤田・投ゴロ
[7回裏]金本・三振/村上・中飛/(代打)横田・三振
[8回裏](代打)福田・二ゴロ/市川・一邪飛/(代打)伊藤・三振
[9回裏](代打)秋山・中飛/(代打)川島・中飛/(代打)清水・三振


5回終了のインターバルまで無安打が続いていたわけですが、
飛距離充分なフライもあったので、
正直言えばそろそろ安打が出るんじゃないかと。
そう思いながら9回裏を迎えてしまったときの緊張感と言ったら・・・
これはどう表現して良いものかわからないぐらい。
「手に汗握る」では収まりませんでしたね。

36回の歴史を数える日本選手権で、ノーノーの1回ぐらいはあるだろうと
思っていたら実はまるっきり初めてだったことをあとで知り、
背筋に寒気が走りました(別に寒かったわけではありません)。
歴史の生き証人になった気分です。


敗れた鷺宮・岡崎にしても、
初回に自らの暴投で走者を進めたのが失点の元になってしまったとは言え、
相手打者を食ったような持ち味充分の投球を披露。
こちらも素晴らしかったです。


同じ1972年生まれの37歳、そして社会人球界を代表するサウスポー。
お互いの意地のぶつかり合いは“火花を散らす”というのとはまた別の次元で
繰り広げられた印象があります。
アマチュア野球はどうしてもプロへの候補生が大きく取り上げられ、
木林や岡崎などは“知る人ぞ知る”存在なのではないかと思います。
これからプロへ進もうとする若者には出せないであろう独特な味わい。
それを楽しむことができるのも、社会人野球の醍醐味と言えるでしょう。


今日、団体で京セラドームに来ていた各高校の野球部員諸君は、
木林・岡崎の息詰まる投手戦に何かを感じ取ってくれたでしょうか・・・?


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◇第36回社会人野球日本選手権大会 第4日・1回戦◇


@京セラドーム大阪


≪第一試合≫ 三菱重工神戸 1-0 鷺宮製作所


三菱重工神戸
100 000 000=1 H6 E1
000 000 000=0 H0 E0
鷺宮製作所

三菱神戸:木林-八木
鷺宮:岡崎-市川

11:59~14:11

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大阪市長杯(以下略)@南港。
第7回大阪市長杯争奪関西地区大学野球選手権 兼
第40回明治神宮野球大会関西地区第一代表・第二代表決定戦の最終日。
7月に行われた関西5リーグ対抗戦で阪神大学野球連盟が優勝したことによって、
阪神リーグの秋の優勝校は自動的に神宮大会への出場権を得ています。
ただし、代表順位はその時点では決定せず。
この大阪市長杯の決勝で第一・第二代表が決まる、というシステムです。

ということは、昨日行われた準決勝は事実上の代表決定戦だったわけで。
言うなれば今日の決勝よりもずっと重要な試合なんですよねぇ。
第一代表になると神宮大会では2回戦からの試合になるのですが、
今年の神宮大会の組合せを見てもさほどメリットがあるとは(爆)

昨年までは、5リーグ対抗で優勝した連盟の代表は“スーパーシード”という形で
いきなり代表決定戦に出場していたのですが、
そこで負けると第二代表決定戦へ回るようになっていました。
この制度が始まって3回、いずれも“スーパーシード”が第一代表になっています。
個人的には昨年までのほうが良かったのでは、と思います。



では、今日の試合。

佛教大・河野、関西国際大・松永の先発で試合開始。
松永は初回に2安打こそ打たれましたが、
2回表に安打で出た走者を牽制で刺してから調子づいたのか、
あとは毎回三者凡退の好投。
一昨日・昨日と連投のエース・大野が今日は登板を避けたこともあり、
やや劣勢が予想された佛教大ですが、河野も4イニングを無失点に抑えています。

5回裏の関西国際大は先頭の福山が右線二塁打で出塁。
続く渡邊充の左前安打で還って1点を先制、送球が乱れる間に渡邊も二塁へ。
絶好の追加点の好機でしたが、河野はそこから踏ん張り1失点で難を逃れました。
関西国際大は6回にも佛教大二番手・上森の暴投で1点を追加したものの後続無し。

2点を追う佛教大は、7回表2アウト一、二塁から中村の右前二塁打で1点を返すと、
8回から替わった北嶋を攻め、三島、内山(三塁打)、西田修二の3連打で3-2と逆転。
2アウト後に関西国際大は北嶋から田島にスイッチしましたが、
その立ち上がりを柏原が捉えて右越適時二塁打で追加点を挙げ、
関西国際大を突き放しました。

佛教大は9回表にも四球から好機を作り、
内山、西田修二の連続適時打でさらに3点を追加。
8回から登板した三宅が関西国際大の反撃を振り切り、第一代表の座を獲得しました。
 

佛教大は2年連続4回目、関西国際大は2年ぶり2回目の神宮大会出場です。
健闘を期待します。


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◇第7回大阪市長杯争奪関西地区大学野球選手権 兼
第40回明治神宮野球大会関西地区第一代表・第二代表決定戦 最終日◇

@南港中央野球場

《決勝戦》佛教大学(京滋大学) 7-2 関西国際大学(阪神大学)

佛教大 000 000 133=7
関国大 000 011 000=2

佛教:河野、上森、三宅-毛利、野村
関国:松永、北嶋、田島、森川、石本-福山

11:57~14:23

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今日は関西学生野球の最終節・同立戦。
12時40分ごろ球場入りしました。

前節終了時点で3位以下は順位が確定。
立命館が6勝1敗・勝ち点3で、同志社が5勝2敗・勝ち点2。
この同立戦で、立命は1つ負けても勝ち点を取れば優勝が決まり、
対する同志社は2連勝で優勝、2勝1敗でプレーオフ(優勝決定戦)という状況です。

同志社・藤井、立命・藤原正典の両エースの先発で13時31分試合開始。
1回表、同志社が2アウト満塁から原が四球を選び、押し出しで労せず先制。
とは言え立ち上がりやや苦しんでいた藤原を崩すまでは行かず、
その裏に立命が1アウト三塁で柳田の一ゴロの間に追い付きました。

藤原正はそれから立ち直りを見せ、
藤井も2回裏に走者を2人背負う場面を切り抜けてからは尻上がりの投球。
お互いの持ち味が発揮された投手戦となります。

4回、5回と先頭打者が安打で出塁しながらつなぐことができなかった同志社ですが、
7回表は原の内野安打から始まり、犠打、四球、犠打で2アウト二、三塁の得点機。
ここで松原匡志が中前適時打を放ち、2-1と再びリード。
しかし立命は津川の四球をきっかけに失策と死球で塁を埋めると、
藤原正の代打・松島の大きくバウンドする投ゴロの間に1点。
立命は無安打でまたもや同点として、一進一退のまま試合は延長戦へ。

立命は10回表から4番手の澁谷が登板。
この回先頭・小林の打球が二塁と中堅の間にポトリと落ち、
処理を戸惑う間に小林は二塁へ。
犠打のあと2つの四球で塁を埋めて、森川の二ゴロが本塁封殺で2アウト。
依然として満塁の場面で打席には好投を続けている藤井。
その藤井への3球目が暴投となり、あっけなく同志社に3点目が転がり込みました。

藤井はその裏簡単に2アウトを取ってから安打、死球と危ない局面ではありましたが、
最後の打者を三振に仕留めてゲームセット。
延長戦を制した同志社が、12季ぶりの優勝に王手をかけました。


好天、と言うほどでもないにしろ、土曜日のデーゲーム。
おまけに優勝がかかった同立戦。
藤原正のようにスカウトの注目を集める選手も居るわけですし、
今日のわかスタは結構な賑わいでした。
 

三塁側・同志社の応援。
新薬応援のときからですが、『エルクン』が通常テーマに。
『ダッシュ慶應』の後半の一部分をミニファンファーレにしていましたが、
これは最初聴いただけではわかりませんでした(^^;
今日は『ゲキテイ』をいつもより多く耳にした気がします。
『スパニッシュ』『プロポーズ大作戦』は消えましたねぇ。
『GOGO』『チャイナ』は健在です。
吹奏の人数は立命よりも少なかったですが、
楽団の前にマイクを置いてカバーしていたようです。

一塁側・立命の応援。
『ルパン』『スカイキッド』『太陽にほえろ』など。
あまりメドレーをしたがらない傾向は相変わらず。
常にメドレーをしなければいけないということではないのですが、
ここぞの場面で吹奏が演奏をストップさせているものですから、
その間に他の学生が勝手に応援を始めてしまい、応援が散漫になることがありました。
せっかくのチャンスなのに同志社の応援歌だけが流れている状況って、
どうなんでしょうねぇ・・・。
曲の2クール目でステージに誰も上がっていない、という場面もしばしばで、
リーダー部解散の影響がまだ尾を引いている気がします。

明日の西京極は、同立戦と重なる形でアメフトの立命vs京大がすぐ隣で行われるので、
立命応援団の構成は今日よりも少なくなると思われます。


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◇関西学生野球秋季リーグ戦 第9節1回戦◇

同志社大学 3-2 立命館大学

同 大 100 000 100 1=3 H8 E1
立 命 100 000 100 0=2 H4 E1

同大:藤井-小林
立命:藤原(正)、永田、前田、澁谷-新田

13:31~16:14

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準々決勝@甲子園。
今日は夏休みでした。

午前中に月例の診察に行ったあとで、
甲子園へカレーを食べに(笑)。
準々決勝の2試合ということで11時の開始でしたが、
到着した正午過ぎには、
売り切れ間近ながらも中央特別自由席がまだあったので
迷わず購入。
ダイエーで飲み物を買ったりしてから入場したら、
ちょうど5回裏終了後のグラウンド整備の最中でした。
花巻東の菊池はマウンドを降りたあとでしたが・・・。



≪第一試合≫ 花巻東(岩手) 7-6 明豊(大分)

5回まで花巻東が4-1とリード、しかし菊池はすでに降板。
明豊は1回戦(vs興南)、3回戦(vs常葉学園橘)と、
中盤までリードされていてもそれを跳ね返して勝ち上がってきたチームなので、
花巻東二番手の猿川がどこまで抑えられるか、という展開。
実際、8回裏に明豊は逆転し、2点のリードを奪い勝負あったかに見えましたが、
花巻東も土壇場の集中打で追い付き、延長戦へ。
10回表、川村の決勝適時打で花巻東が接戦を制しました。

その10回表、犠打を試みた佐藤涼平が一塁で交錯して転倒。
担架で運ばれるという非常事態だったのですが、
1点を取ったそのあとの守りで一塁ベンチ横から出て来て、
センターの守備位置へ就いたときの場内の大拍手。
これで花巻東は大きな味方を得たようなものです。

明豊・今宮も9回途中から再びマウンドに上がり、
154キロの速球を投げ込んで観客を大いに沸かせました。
これからは投手・野手、どちらの道を進むんでしょうか・・・。



≪第二試合≫ 日本文理(新潟) 11-3 立正大学淞南(島根)

5回を終わって2-2の同点でしたが、日本文理は5回まで毎回の8安打。
今年の日本文理はかなり打撃力の高いチームではなかろうかと。
淞南は6回表にエース・崎田の左越ソロ本塁打で均衡を破りましたが、
その裏すぐに切手の三塁打で追い付かれ、2暴投でまたリードを奪われました。
日本文理は7回、8回と長打攻勢などで容赦なく崎田を攻め立て、
終わってみれば毎回、しかも先発全員の19安打11点で圧勝。
新潟県勢初のベスト4です。

新型インフルエンザの影響でベンチ入り選手が13人と少ない淞南にとっては、
苦い夏の終わりとなってしまいましたが、
初出場で堂々のベスト8という歴史を残したことには変わりありません。



実は、今日・明日の準々決勝4試合の中では、
応援に関して最も萌え要素が強そうだったのが日本文理vs立正大淞南でした(笑)
ともにレベルの高い吹奏楽部が居ますが、
試合が始まるやその実力はすぐにわかりました。
第一試合が楽曲も構成もいささか単調だっただけに(爆)

日本文理は以前にも甲子園で観たことがありますが、
打者ごとのありがちな選曲ではあってもその切り替えが非常にスムーズ。
余計な間を感じさせず、ひとつの流れがしっかりできています。
何台あるんだ?と思わせるパーカッション部隊に、
野球部員の太鼓がシンクロして独特の世界を作り上げます。
特に『君の瞳に恋してる』『情熱大陸』ではそれがよく表れていると思います。

中盤からはいわゆる“やーやどー”スタイルの応援が主に。
野球部員が怖いぐらいにノリノリなのは良しとして(笑)
このパターンでは太鼓オンリーになりがちなのですが、
日本文理は管楽器の伴奏も付けて、吹奏楽部の存在を誇示しています。
昔のNKK(福山)の応援で、メドレーに入る前の2回コールのときに
楽団が伴奏を付けていたのとテイストが似ている気も。
(非常にマニアックな例えですが)
個人的には『テキーラ』を復活させて欲しいところです。


立正大淞南の音もかなりのボリュームでした。
私は観戦しながら応援の曲目もメモすることが多いのですが、
淞南についてはあきらめました・・・。
レパートリーは多くないですが、初耳の曲が半分ぐらいあり書こうにも書けません(汗)
メインになっていたのは横浜高校の『第五応援歌』でした。
三菱ふそう川崎の応援でも『チャンスふそう』として使われていた曲ですが、
亡くなられた前の監督が横浜高校でコーチをしていた関係で、
淞南でも演奏されるようになったということを某所で知った次第。
横浜高校の『第一応援歌(新生の歌)』も1回だけ流れましたね。

失礼ながら、応援文化があるのかどうかわからない県からの初出場ということで、
あまり注目していなかったのが正直なところ。
淞南には良い意味で衝撃を受けました。
『第五』だけでなくもっと他の曲も聴きたかった、という思いもありますが・・・。
八千代東vs西条@甲子園。
この3月から、自宅最寄り駅から同一平面上1~2回の乗り換えで、
甲子園まで行けるようになって便利この上ないのですが。
そう簡単に甲子園へ観に行くことができない人のことを思えば、
自分ははるかに恵まれているんだなぁと感じる今日この頃。

今日はまずお昼前に病院で用事を済ませ(ただし診察ではない)、
自宅で昼食をとりつつTVで第二試合(大分・明豊vs沖縄・興南)を5回途中まで見てから
甲子園へ向かいました。
家を出るときにゃ「こりゃ興南が勝つな」と思っていたら、明豊がサヨナラ勝ちとか。
試合終了のサイレンを甲子園駅の球場出口の階段で耳にしました。



第三試合は、千葉・八千代東vs愛媛・西条。
どちらかを観たいと思っていたわけではなく、
初日の第三試合は観に行くのに何かと都合が良かったので(^^;
一塁側を選んだのは三塁側よりも確実に早く日陰ができるからです。


八千代東、西条ともアルプススタンドはほぼ一杯ではなかったかと。
八千代東に至っては一塁特別自由席まで千葉から来たとおぼしき人が多かったですね。
マリーンズの何かを身に付けている人もそこそこ見かけました。
彼らのうち何人かはきっと明日京セラへ行くんだろうなと思いつつ(笑)

八千代東の応援は打者ごとの“決め打ち”で、曲目もまぁありがち。
初めての甲子園で、応援慣れしていないなぁと思わせる空気がなんとなく。
よくわからなかった投手・村上のテーマは後でカープの新チャンステーマが原曲と判明。
そのときが一番盛り上がっていたようにも見えました。

対する西条はやはり応援慣れしていると言うか。
応援団がしっかりしているようです。
西条も打者ごとの“決め打ち”なのですが、
投手・秋山のときの『ガッチャマン(アッキャマン)』の声援は凄かったですね。
対面で聴いたから尚更のこと(笑)

西条に限らず、松山商業、今治西、宇和島東など愛媛の伝統校かつ甲子園常連校は、
攻撃前の応援ネタをきっちりやっている印象があります。
現在の愛媛がどうなっているのかはわかりませんが、
四国ではイニング間しか応援演奏できない時代があったと聞いていますので、
(今年のセンバツで急にできた規制とまるきり逆ですネ)
それが大きく関係しているかと思われます。



八千代東は特に際立った選手がおらず、
ごく普通の高校生が集まったようなチームでしたが、
春夏連続出場の実力校・西条を慌てさせるような試合を見せました。
良い思い出になったのではと思います。

昨夏の木更津総合、今春の習志野、そしてこの夏の八千代東。
狙ったわけではないのに千葉勢の観戦が続きました(^^;

今大会、せめてあと1回ぐらい観に行ければ良いのですが・・・。

一応予告編。

2009年4月15日 野球
一応予告編。
第35回JABA高砂大会を新日鐵広畑球場で観て来ましたが、

観戦記は都合により、

高砂大会の日程終了後にまとめて書くことにします。

予告編がわりに、2年前の写真が今になって一部で好評を博しているらしい

立道投手(八尾ベースボールクラブ)の写真を載せておきます。

(4月12日・広畑球場にて撮影)
スーパースターとレッツゴー@甲子園。
今日も第二試合の途中から甲子園へ。


本当は第一試合で花巻東の菊池を観たかったのですが、
野暮用のため出遅れました。


昨日とは逆に全券種がまだ残っていたので、
一塁特別自由席を購入。
今日の一塁側は富山商業、習志野と続けて
迫力のブラスが間近で味わえます(笑)
ややアルプス寄りの中段で観戦。


3回まで早稲田実業が5点をリードする一方的な展開でしたが、
4回表に富商は横田の適時打で1点。
2人目の走者は本塁タッチアウトでチェンジとなったため、
富商の得点曲『ジーザスクライスト・スーパースター』は流れず。
8回表の代打・矢田部の適時打のときにやっと聴けました。

向かい側の早実応援席が沸き立つシーンばかりを見せ付けられるような、
そんな流れにも屈することなく、富商の応援は非常にノリノリでした。
応援リーダーがしっかりしているので声援もきちんとまとまり、
楽器を持たない吹奏の部員は階段通路に並んで踊ったりしながらも、
指のサインで次の曲の指示を出したりと、スキが無かったです。
そんな部員たちの仕草を特別席の端っこで子供たちが真似していました(笑)


あとでよく考えてみると、
この試合は『アフリカン・シンフォニー』が一度も流れなかった可能性があります。
富商のレパートリーに入っていなければ、の話ですが、
だとすれば近頃の甲子園にしては珍しい応援風景ではなかったかと。



第三試合は地味に面白い接戦でした。

利府・塚本、習志野・山田の両先発。
左と右との違いこそあれ、ともに緩い球を巧く使っていました。

初戦で2ケタ得点だった利府ですが、5回までなかなか三塁が踏めず、
習志野も攻撃の糸口がつかめないまま中盤へ。

6回表、習志野はこの回先頭の福田が左越三塁打。
続く山下の中犠飛で1点を先制。
その裏の利府は連続安打の二者を犠打で進めると、
塚本がスクイズを成功させすかさず同点に。

1-1のまま迎えた9回裏、2アウト一、二塁の場面で藤原の打球が左中間を破り、
利府が劇的なサヨナラ勝ち。
堂々のベスト8進出です。


習志野の応援。
吹奏のメンバーは100人を軽く越えていそうで。
中段にスーザホンが9本並び、その上にもトランペットなどが配置されます。
第二試合の富商以上の大音量で、
習志野の攻撃中は打者のアナウンスが聞こえなくなるほどでした。
今日確認できたのは12曲。
チャンステーマ『Let’s Go』の発動が多かったので意外と少なめかな。

音量、音質とも言うこと無しなのですが、
『Let’s Go』以外の曲のつなげ方がちょっと中途半端だったようにも思えます。
選手ごとに曲を替えるのは悪くないのですが、
曲の途中でブツ切りにしてしまうと(それがほんのわずかであっても)
流れが途切れてしまいます。
富商の場合は曲と曲の間に法政の『つなぎ』を入れることで、
一度高まった波を静めることなく巧みに持続させています。
そのあたりをもう少し考えてみても良いかも知れないですね。

まぁ、それぞれの事情や好みの問題なんでしょうが、
個人的には攻撃終了でも無いのに曲の途中で切られると、
精神衛生上良くないんですヨ(^^;


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◇第81回選抜高等学校野球大会 第8日(2回戦)◇

《第二試合》 早稲田実業学校高等部(東京) 9-2 富山商業高校(富山)

富山商 000 100 010=2 
早 実 131 003 01X=9

富山商:三鍋、村上(勇)-木戸
早実:小野田、鈴木-土屋

※観衆37,000人


《第三試合》 利府高校(宮城) 2x-1 習志野高校(千葉)

習志野 000 001 000=1
利 府 000 001 001x=2

習志野:山田-山下
利府:塚本-遠藤

14:31~16:18 ※観衆25,000人

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9回ノーノー、でも勝てず@甲子園。
9回ノーノー、でも勝てず@甲子園。
今までは、自宅から阪神甲子園駅まで
だいたい1時間ぐらいかかっていました。
それが阪神なんば線開通のおかげで、
およそ15分短縮できるようになり、
ビバ阪神なんば線!といったところですが。

午前に起こった近鉄大阪線某駅の人身事故の影響により
ダイヤが乱れたせいでやっぱり1時間かかりました・・・

近鉄大阪線事故で遅延
→難波行き近鉄特急遅延
→ついでに阪神も遅延

という流れがこれからもありそうです(^^;


今日の甲子園は3試合とも近畿勢が登場ということで、
おまけにやや肌寒いながらも好天でしたし、よく入っていました。
第二試合(開星vs箕島)の途中で中央、一・三塁特別自由席は売り切れ。
売られていたのは一・三塁のアルプス席だけだったので、
久々に三塁側アルプス席で試合の行方を見守りました。


第二試合は5回裏の途中から観戦。
メモも取らずにボーっと観ていましたが、
試合はいつしか延長戦へ。

中盤からなかなか走者が出なかった箕島が、
11回表の二塁打を皮切りに適時打で1点をリード。
開星は6回に一度は追い付きながら突き放すことができませんでした。


私の居た三塁側はほぼ満員に近い箕島サイドだったので、
試合が終わってからはゴソッと客が減りまして。
第三試合は上のほうで広々と眺めることに。
ここだったらPL学園の人文字もほぼ正面だし。
(南陽工業の関係者から怒られそうですが^^;)


PL学園vs南陽工業。
PLの先発・中野が素晴らしい投球。
それほど球威があるわけでは無いのですが、
南陽工業の打者を次々と手玉に取って行きます。
5回を終わってパーフェクト、
6回1アウトから死球で初めての走者を出したものの、盗塁失敗で結果的に三者凡退。
9回を終わるまで毎回3人ずつで片づけていました。

PLが9回までに1点でも取っていれば、無安打無得点試合になるはずでした。
しかし南陽工業・岩本の冷静な投球の前にあと一本が出ず。
第二試合に続いて、しかも今度は両校無得点のままで延長戦へ。

10回表の南陽工業は、1アウトから竹重がチーム初安打。
2アウト後、國弘、高木、水井がそれまでの鬱憤を晴らすかのように3連打を放ち、
PL・中野から2点をもぎ取りました。

その裏のPLは2アウト走者無しまで追い込まれながら、
安打、四球に続いて大槻の適時打で必死に食い下がり、
“逆転のPL”の意地を見せます。
しかし続く藤本の良い当たりが中堅手のグラブに収まり、ゲームセット。
三塁側アルプス席は優勝でもしたかのような大騒ぎでした。

甲子園で山口の代表と言えば、
“ミラクル”と称される宇部商業が何かと話題になりますが、
今日の南陽工業はそれに匹敵するような劇的なゲームをしてくれたと思います。


10回表の南陽工業の攻撃中に、この試合最初のチャンステーマが。
現在は中日ドラゴンズのチャンステーマになっている曲ですが、
私は思わず「♪闘志を燃やし~それゆけ川又~」と歌ってしまいます(笑)
(元ネタは川口オートの曲『ぶっちぎりの青春』だそうで)
すごい盛り上がり様でした。


PLの応援については、また改めて書くことにします。


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◇第81回選抜高等学校野球大会 第7日(2回戦)◇

《第二試合》 箕島高校(和歌山) 4-3 開星高校(島根)

箕 島 010 110 000 01=4
開 星 110 001 000 00=3

(延長11回)

箕島:森本-山本
開星:春木-橋本

※観衆36,000人


《第三試合》 南陽工業高校(山口) 2-1 PL学園高校(大阪)

南陽工 000 000 000 2=2
P  L 000 000 000 1=1

(延長10回)

南陽工:岩本-水井
PL:中野-藤本

14:15~16:22  ※観衆39,000人

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