2005年に球場で観戦した試合の中で、印象に残ったものを各月1試合ずつ。
(ただし、開始〜終了まで観届けた試合限定)

《3月》 6試合
27日 社会人野球京都府春季大会・2回戦(西京極)
      ミキハウス2−1日本新薬


活動は今年限り、と言われていたミキハウス。
選手が各方面に散らばるなど戦力ダウンが否めない中で、復帰組の選手が活躍。
最初で最後の都市対抗出場を置き土産に幕を閉じたが、
この新薬戦が私にとって最後のミキハウスの試合になってしまったのは残念。

《4月》 17試合
30日 第57回JABA京都大会・2回戦(西京極) 
      大阪ガス1−0三菱ふそう川崎


23日の産龍戦(龍谷4x−3京産)を選んでも良かったが。
大ガス・松尾洋和が投げた試合は(高校時代を含め)何度か観てきたが、
ふそうを相手にこれだけ完璧な投球ができるとは。
最終回、最後の打者西郷泰之を空振り三振に切ったシーンは、
今でもハッキリ思い出せる。
そのふそうが都市対抗では優勝したんやなぁ・・・。

《5月》 22試合
8日 関西学生野球春季リーグ戦・第6節2回戦(甲子園)
     関西学院大学4x−2関西大学


前日の1回戦(関学1−0関大)は、宮西尚生(関学)、岩田稔(関大)の
息詰まる投手戦だったが、2回戦はドラマチックな結末に。
増田崇彦のサヨナラ2ランは神がかりとも思える一打だった。
この勢いで関学は神宮に行けるのでは?と思ったのだが・・・。

《6月》 20試合
26日 都市対抗野球京都・滋賀二次予選・代表決定戦(西京極)
      日本新薬3−2ニチダイ


1点をリードされていたニチダイが8回裏に逆転し、
初の都市対抗出場まであと1イニングと迫ったときのあの異様な空気。
しかし新薬は足を絡めたいかにも新薬らしい攻撃で再逆転して逃げ切り。
8回裏〜9回表は、記録に表れない劇的な場面が凝縮されていた感が。

《7月》 23試合
22日 第87回全国高校野球和歌山大会・3回戦(紀三井寺)
      近大附属新宮高校6x−5海南高校=延長11回


今大会初参加の近大新宮が快進撃。
一度は3点のリードを許しながら8回裏に追いつき、
9回裏一打サヨナラの好機も二塁走者の本塁憤死で延長戦に。
11回にも同様の場面を迎え、今度はサヨナラ勝ち。
部員全員が1年生のチームが準々決勝まで進んだ。今後の活躍が楽しみ。

《8月》 18試合
13日 第87回全国高校野球選手権・2回戦(甲子園)
      京都外大西高校12−10関西高校


超満員の甲子園。
6点リードされて敗色濃厚だった京都外大西が8回裏に怒涛の攻撃、
壮絶な打撃戦は京都外大西に軍配。
関西のダース・ローマシュ・匡が周囲をはばからず号泣していたのが、
遠目から見てもわかった。
この日は他の3試合も濃い内容で、値打ちモノの一日。

《9月》 18試合
24日 関西学生野球秋季リーグ戦・第4節1回戦(西京極) 
      立命館大学8−0京都大学


立命・金刃憲人が無安打無得点試合。
出した走者は1回表の1四球のみだから、準完全試合と言っても良いかも。
過去の観戦歴では無安打無得点試合はたぶん5試合目(コールドゲーム除く)。
なかなか観られるものではない。

《10月》 11試合
19日 関西六大学野球秋季リーグ戦・第7節2回戦(西京極)
      龍谷大学12−7京都産業大学=延長12回


1回表に龍谷が4点を先制、一方的な展開かとも思えたがそこは産龍戦。
京産が6回裏に追いつき、延長戦へ。
延長10回、龍谷が3点を奪うとその裏京産も負けじと3点。
12回に京産が力尽きたかのような結果に終わったが、
序盤の様子からはまったく想像できない試合展開だった。

《11月》 18試合
23日 第32回社会人野球日本選手権・2回戦(大阪ドーム)
      九州三菱自動車8x−7ホンダ鈴鹿


選手権では3年連続の延長となった優勝戦も捨てがたいが、
私が今年観た社会人の試合ではこれがベストマッチ。
九州三菱の9回表に3点取られた後のサヨナラ劇もさることながら、
この試合のスタンドの雰囲気(というかテンションの高さ)には
こちらもナチュラルハイになってしまうほど。これぞ社会人野球。

というわけで、こんな感じで一年を振り返ってみました。
野球以外にも振り返るネタは多々ありますが・・・。

*2月5日 バスケットボールスーパーリーグ初観戦(豊中市豊島体育館)

*3月初旬 腰痛のため野球観戦スタートが遅れる

*5月 母校、近畿学生リーグ1部昇格

*7月 西田尚美結婚(おい)

*10月8日 (本名の)氏が変わる

*12月4日 神戸ファイニーズ、Xリーグ1部残留決定

まぁこんなところで(^^;

ともかく、この一年、当『球虹日記』をご愛読いただいた皆様、
そして各方面でお世話になった皆様、ありがとうございました。
来たる2006年も限りなくマイペースにて更新を続ける所存ですので、
引き続きあたたかいご支援のほど、よろしくお願いいたします。

福岡屋あるじ 敬白
観戦試合数:153試合(昨年比-7) 
         うち開始〜終了まで見届けたのは104試合

【ジャンル別】
 社会人(66) 
 高校(40、うち軟式1)
 大学(39) 
 プロ(7)=パ5、交流戦2
 社会人vs大学(1) 

【球場別(太字は初観戦球場)】
 (26)西京極
 (24)大阪ドーム
 (22)甲子園
 (14)舞洲
 (11)南港中央
  (6)橿原公苑、東京ドーム
  (3)太陽が丘、日生千里山、マスカット
  (2)IBM関西、明石公園、尼崎記念公園、倉敷市営、スカイマーク、高砂、
    豊中ローズ、長良川、鳴門、姫路
  (1)NTT西日本淀、大谷、岡崎、岡山県営、春日公園、紀三井寺、鴻ノ池、
    湖東、堺浜、佐賀みどりの森、トヨタスポーツセンター、寝屋川、彦根、
    福岡ドーム、桃園

(※参考)試合は観ていないが中には入った球場  
    東大本郷、伊丹スポーツセンター

【チーム別観戦試合数(上位のみ)】
《社会人》
  (10)NTT西日本
  (8)日本生命
  (7)NOMO BASEBALL CLUB
  (4)デュプロ、松下電器
  (3)アスピア学園、大阪ガス、甲賀健康医療、JR四国、東海REX、東芝、
    ニチダイ、日本新薬、大和高田クラブ、立命館クラブ
  (2)一城クラブ、ほか16チーム

《高校》
  (3)京都外大西、駒大苫小牧
  (2)愛工大名電、大阪桐蔭、京都成章、神戸国際大附属、天理、鳴門工業
   
《大学》
  (6)関西学院、近畿
  (5)関西、京都、立命館
  (4)佛教、龍谷
  (3)京都学園、京都産業、天理、同志社、奈良
  (2)大阪教育、大阪経済、大阪商業、滋賀、阪南

《プロ》
  (6)オリックスバファローズ
  (4)福岡ソフトバンクホークス
  (1)北海道日本ハムファイターズ、ほか3チーム
    

過去5年間の球場別観戦記録では大阪ドームがずっとトップだったのが、
今年のトップはなんと西京極!
プロ野球観戦数が減った(-17)のがそのまま響いたか、
シーズン終盤に社会人日本選手権で数を稼いでも追いつきませんでした。
全体としてはやや減でしたが、昨年考えていたほどでもなかったような。

各月ごとの観戦試合数と印象に残った試合については、後編にて。
高松市に“アークバリアドリームクラブ”という社会人野球チームができるらしい。
(スポーツナビのHPで発見)

総監督は広永益隆・・・懐かしい名前やなぁ。

徳島商業では4期連続甲子園出場、3年春夏はエース。
ホークス入りするも一軍出場は福岡へ移ってからのことで、
初打席で初本塁打。
しかも“プロ野球通算6万号”“パ・リーグ通算3万号”といった
メモリアルアーチに縁のある選手で、
代打で出場するたびに何かをやってくれそうな期待を抱かせてくれたもの。
のちにスワローズへ移籍、ブルーウエーブを最後に1999年引退。
今まで何してたんだろうか。

アークバリアは、四国アイランドリーグ(IBLJ)のスポンサーでもある。
わずか1年でIBLJを解雇された選手も加わるとのこと。

そのアークバリアのHPを探してみたところ、
小中学生を対象にした野球塾を開いているとのこと。
その指導者の中に広永が塾長として居るわけで。
そういうことだったのか、とひとり納得。

そのHPの中に、
私にとってはもう涙モノのコンテンツ(というか映像)があるのを見つけてしまった。
興味のある方は探してみてください。

監督。

2005年12月14日 野球
日刊スポーツに出ていたのだが。
松下電器の箕野豪が、日本選手権優勝を置き土産にして
母校・国士舘高校(東京)の監督になるという。

社会人の各チームの選手が、
引退とか社業専念とかいう情報はたまに入ってきたりするが、
箕野の場合はまったくそういう話は聞かなかった。
まだまだ現役だろうと思っていた。

国士舘高校はこれまで春夏を通じて8回の甲子園出場を果たしている。
その8回とも采配を揮っていた永田昌弘監督が、
国士舘大学の監督に就任することになったのに伴うもの。

社会人時代のプレーを観ている選手が、
高校野球の監督になったというニュースはこれまでに何度か耳にしたことがある。
京都外大西高校の上羽功晃(神戸製鋼)や、
智辯学園高校(奈良)の小坂将商(松下電器)もそう。
箕野もその中に加わることになる。

近い将来、チームを率いて甲子園に出場する機会がきっとあるだろう。
そのときはどんな野球を見せてくれるのか、楽しみにしたい。

選手権応援諸々。

2005年11月28日 野球
第32回社会人野球日本選手権大会での、
(私が実際に観た)印象に残った応援について。

*三菱重工神戸
チアは三菱自動車京都からの参加。
レパートリーは毎年変化しているようでも、
基本的な流れは変わっていないのが良い。

*鷺宮製作所
1回戦はテープ、準決勝は生演奏。
以前よりもレパートリーが減ってしまったのか、
私が鷺宮の応援で最もお気に入りの曲が出て来なかった。
とは言え、大阪Dで鷺宮の生演奏が聴けたのはとても貴重。

*JR四国
テープ応援だが男子リーダーは多いほうでは。
『バビル2世』の印象が強い。

*東海REX
『ヒットコール』は新日鐵広畑と同じ曲だが、構成が少々異なる。
後半よく流れていた『タイガーマスク』では、
最後の「○○たおせ〜」の部分が微妙に上がっていく。
これは新日鐵名古屋の頃から変わっていないと思う。

*日本生命
“ニッセイコール”でみんなが飛び上がるものだから、
最前列に座っているとそれがモロに響いてくる。
『狙い打ち』を投手交替時以外でも使うようになったのはいつからだろう?

*シダックス
昨年に比べたらやや響きがモノ足りなかったような。
人数はそう変わっていないとは思うのだが。

*ニチダイ
今年も同志社風。
日本新薬とのアベック出場になった時の応援体制が気になるところ。

*九州三菱自動車
パッと見ただけではわからなかったが、
演奏の或る曲のフレーズを耳にして三菱自動車岡崎が来ていることを確信。
チアは岡崎と京都。
ホンダ鈴鹿との対戦はまるで岡崎球場での都市対抗予選さながら?

*東芝
選手権ではしばらく途絶えていたらしい生演奏の応援が復活。
曲目は都市対抗よりも少なめだった。

*JR東日本東北
リーダーの『コンバットマーチ』の振り付けがごくノーマルなものであることで、
JR東日本(東京)のそれが非常にユニークだったことを思い出した。
ところで、チアはどうした?

*NTT西日本
どうしてもN西の応援には一番注目してしまう。
応援スタッフが本当に熱心なのが伝わってくる。
何度か日記でも触れていた『Go Fight Win〜スパート』だが、
「かーっとばせーかーっとばせー」の部分でスイングする振り付けが面白い。
左打者のときは左打ちの振り付けに変わったら凄いやろなぁ(笑)
今のところは『コンバット1』へのつなぎ的な存在なのが惜しいぐらい。

*王子製紙
楽団の前にマイクを置いていたらしく、かなりボリュームのある応援。
ここの応援は結構ハマってしまいそうになる。
お客さんのノリもかなりのもの。

*ホンダ鈴鹿
曲のレパートリーそのものは少ないほうではあるが、
『全開ホンダ』〜『ノンストップ』〜『スーパースター』の流れはもう病みつき。
上と下の通路でそれぞれ右往左往するお客さんが増えて行くのがよくわかる。

*松下電器
2回戦では60人ぐらいの楽団が来ていた。
松下の選手権での応援演奏は関西大学が定番で今年もそのはずだが、
曲目は慶應のメドレー。
『シリウス』〜『アニマル』〜『突撃』〜『ダッシュ』を関大バンドがやればこうなる、
ということが解ったのは新鮮だったが、
チアが東京からの遠征組であるにしろ、なぜこのパターンのみにこだわったのか?
『得点河内』の振り付けも単純なものになってしまったのは残念。

*七十七銀行
楽団の年齢層が高そうなのが社会人の応援っぽくてどことなく良い。
『孔明』のドラは七十七の自前なのか?気になる。

*トヨタ自動車
攻撃終了時の短い曲(京大では『グランドマーチ』)と『ヤットデタマン』、
そして『オジャパメン』を聴くと「あぁ、トヨタだねぇ」といつもながら実感。
カローラランクスのCM曲も使っていたが、応援としてはちと難しいような。

*ホンダ
『全開ホンダ』は鈴鹿と同じだが、テンポと歌詞が微妙に違う。
狭山の応援では『ライトニング』のほうが個人的には好み。
準決勝では魔法にかかったように急速に増殖する(笑)『全開ホンダ』が観られた。

大阪ガスを観られなかったのはとにかく残念。
今大会については、こんなところで。
今年も延長・優勝戦@大阪D。
←日本選手権・表彰後のダイヤモンド一周

今シーズンの野球観戦もこれが最後かと思うと、

何だかセツナイです。

◇第32回社会人野球日本選手権 第9日・優勝戦◇

松下電器 2x−1 NTT西日本

NTT西
000 000 010 00=1 H6 E1
000 000 100 01=2x H12 E0
松下電器

N西:岸田、徳留、大西、齊藤−大原   松下:山本隆之、田中稔、山本隆司−新田

泣いても笑っても今日が最後の優勝戦。
選手権史上初の大阪対決、とは言われているが、
大阪ドームでこの対戦だとどうしても(以下略)

応援席の入りから言えば、N西のほうが多いように見える。
松下は固まっているところとそうでないところの差があるのに対して、
N西はまんべんなく散らばっている。
だからどうだ、と言うつもりはないが。

松下・山本隆之、N西・岸田護の両先発とも無難な立ち上がり。
2回はともに先頭打者が安打で出塁しながら得点ならず。
山本隆之は早い段階から飛ばしてきていたのか、
5回までに7個の三振を奪っている。
一方、岸田も走者は毎回のように出しても、締めるところは締めていた。
5回裏2アウト二塁、甲斐俊治の遊ゴロをさばこうとした一色和也が
二塁走者の箕野豪と交錯し守備妨害でアウトとなったところは、
運も味方につけていたか。

7回表、久々に走者を二塁に置いたN西の攻撃も得点なし。
その裏の松下は、5番吉田憲一郎が今日3本目の安打で出塁。
犠打で二塁へ進むと、平山嗣人が岸田の7球めをセンターへ弾き返した。
三塁コーチの井上大が腕を回し、吉田が本塁へ突っ込んでくる。
センター廣瀬亮の送球が本塁を守る大原周作のもとへ届く寸前で、
吉田が大原と激突し、ついに均衡が破られた。
岸田は続く新田玄気にも安打を打たれ、徳留慶にマウンドを譲る。
まだ1アウト、しかも走者を二人置くピンチの中で、
徳留は連続三振を奪って苦境を切り抜けた。

先制されたN西がすかさず反撃を見せる。
8回表、安打で出た一色が廣瀬の犠打で二塁へ進むと、
松下はここで田中稔士にスイッチ。
脇谷亮太の投手強襲(記録は遊ゴロ)の間に一色は三塁へ。
宮崎昌樹の打席で、田中の投げた4球めが新田の前でバウンド。
これを逸らす間に一色が還り1−1の同点。
宮崎は結局四球、次の代打井阪真之が二塁塁審に当たる幸運な内野安打と
流れはN西に傾きつつあった。
しかし、松下はこの場面で山本隆司を投入。
黒塚を三塁ゴロに打ち取って追加点を許さず。

その裏、松下は1アウト満塁の好機を併殺でつぶし、
ともにあと一歩の決め手に欠けたまま9回を終了。
日本選手権の優勝戦はこれで3年連続の延長戦へ突入。

11回裏の松下の攻撃。
今日大当たりの吉田がまたもや安打で出塁、これで5の5。
中川英俊が送ろうとしたが三振に倒れ、
次の平山が犠打を成功させて2アウト二塁。
打席には8番の新田が入る。
N西の投手は8回途中から投げている齊藤信介。
高松一高の齊藤、高松商業の新田という同郷対決となったが、
新田が齊藤の初球をセンターへ持って行く。
球は前の回からセンターに入っていた清水信任の頭を越え、
吉田がサヨナラの本塁へ還ってきた。

松下電器の日本選手権優勝は5年ぶり2回目。
第29回(2002年)の日本生命以来、都市対抗の予選で敗れ去ったチームが
これで4年連続優勝したことになる。

【表彰選手】

《最高殊勲選手賞》 山本隆之(松下電器)

《敢闘賞》 岸田 護(NTT西日本)

《打撃賞》 吉田憲一郎(松下電器)

《首位打者賞》 重石勝司(九州三菱自動車)=9打数6安打、6割6分7厘

試合前のノックが始まるその前、N西を応援している友人に
「今日は後攻めやったら勝てるよ」
と言っていたが・・・確かに後攻のチームが勝ったわけで。
手の内を知り尽くした者同士の一戦は、予想どおりの大熱戦。
ワンサイドゲームにならなくて良かったと思うその一方で、
サヨナラゲームという非情な結末につい突っ伏してしまった。
3時間半を越える試合時間、いやそれ以上持っていた緊張感が
解けたせいでもあるかも知れないが。
平常心を取り戻すのには少々時間を要した、と思う。

この大会期間中、私は7日間ドームに行ったことになりますが、
様々な方と大阪ドームで会うことができました。
地元の球場でしょっちゅう会う方。
この大会に合わせて毎年遠方から来てくれる方。
私がドームに居ない間にこっそり来て帰った知人も居るが(笑)
しばらくぶりで再会した方。
この日記を通じて初めて顔合わせした方。
試合の後で飲みに行ったりもしたし。
新たな発見も数々あり、本当に充実した楽しい選手権でした。
皆さん、ありがとうございました。

最後に、松下電器チーム並びにファンの皆さん(特にAさん(笑))、
おめでとうございました。
◇第32回社会人野球日本選手権 第8日・準決勝◇

《第一試合》 松下電器 4−3 鷺宮製作所

松下電器
001 010 200=4 H16 E1
001 000 002=3 H10 E0
鷺  宮 

松下:田中篤、田中稔、山本隆司−新田   鷺宮:佐藤、川合、小高、岡崎−秋山

ドームに入ってまず驚いたのが、今日の鷺宮の応援が生演奏であること。
(私が観た1回戦はテープ応援だった)
決勝戦に進んでも楽団を用意して来ないチームもあるこのご時世で、
賞賛に値すると言ってはオーバーだろうか。

3回表、2アウトから奥野桂、田原隆三郎、梶原康司の三連打で松下が先制すると、
鷺宮もその裏に下田仁の二塁打で追いつく。

鷺宮は先発の佐藤崇明を3イニングで降板させ、
4回先頭から川合真司が登板。
その川合も5回表、梶原の適時打で1点を失う。
1点リードした松下は、その裏からベテラン左腕の田中稔士を投入。
安打を打たれても最後は三振で締める絶妙な投球を披露していた。

松下は6回まで11本の安打を記録しながら、それはすべて単打だった。
7回表、田原が12本目の単打で出ると、
梶原がセンターへ大きな当たりを放ち、これが初めての長打となる三塁打。
梶原はここまで3打点、4番打者の役目をしっかり果たしている。

この直後から鷺宮は4番手として岡崎淳二を投入するも、
中川英俊の内野安打で1点を追加された。
今日はどちらかと言えば直球を駆使していたように思えたが、
時折見せる緩い球に私を含めた数名が盛り上がる(笑)

9回裏、鷺宮の攻撃。
松下は8回から山本隆司をマウンドに送っている。
その山本が1アウトから関大輔と長野太一郎(代打)に連続二塁打、1点を失う。
続く代打の西小野亮にも安打を打たれ、一発が出れば逆転サヨナラの場面に。
鷺宮の代打攻勢はまだ続き、古賀達也が中犠飛で1点差に迫った。
今日2安打の1番・福田晃に望みを託したが、
山本の気迫の投球の前に投ゴロに倒れ力尽きた。

《第二試合》 NTT西日本 2−0 ホンダ

ホンダ
000 000 000=0 H2 E0
100 000 01X=2 H7 E0
NTT西

ホンダ:大田、ランドル、筑川、坂本−佐伯   N西:笠木−大原

N西の先発は笠木伸二。
数えるのが面倒なほど観ている投手ではあるが、
相変わらず独特の世界を持った投球を見せてくれる。
球がどこへ行くのかわからないようなフォームで、
制球力抜群とは言えないまでもいつの間にか打者を打ち取って行く。
或る友人はこれを“笠木ワールド”と称している。

今日はその“笠木ワールド”の大オンパレード(笑)
初回1アウトから粘られて四球を出した後での連続三振。
次々と積み重ねられるフライアウト。
走者を出してもまともにバントをさせてくれないクセ球。
気がつけば8イニングで打たれた安打は開田成幸の内野安打1本のみ。
そして、回を追うごとにボリュームが大きくなる“叫び”。
三塁側から流される『全開ホンダ』の盛り上がりもモノともせず、
叫ぶ叫ぶ。吼える吼える。
1球1球ごとにその叫びがネット裏やや前方に居る我々にも聞こえて来る。
それに釣られてスコアを付けながら思わず叫びそうになるほど。

N西は1回裏、走者を2人置いて西田朋生の幸運な内野安打で先制したが、
そのあとなかなか追加点が取れないままイニングが進んで行く。
8回裏にようやく宮崎昌樹の犠飛で1点。
観ているほうとしてはスッキリした点の入りかたではなかっただけに、
今日のN西の勝因は笠木の投球に尽きると思う。

さぁ、日本選手権史上初の“大阪決戦”が待っている。
大阪ドームでこの対戦だと、
都市対抗阪和二次予選の代表決定戦みたいに思えてしまうのだが(笑)
お互いを知り尽くした者同士、熱戦になるのは間違いない。
自動車対決@大阪D。
←大阪ドームの三塁側最前列から

キャッチボールをしているのは増田陽紀(トヨタ)。

関西の大学OBが多いチームは、
つい応援したくなるもので。

◇第32回社会人野球日本選手権 第7日・準々決勝◇

《第一試合》 鷺宮製作所 7−2 日本生命

《第二試合》 松下電器 13−2 九州三菱自動車 (7回コールド)

《第三試合》 NTT西日本 4−2 JR九州

《第四試合》 ホンダ 3−0 トヨタ自動車

ホンダ
100 100 010=3 H10 E0
000 000 000=0 H3 E0
トヨタ

ホンダ:坂本−佐伯   トヨタ:明松、上野、吉見、服部−二葉

第四試合の1回裏に到着。

ホンダの先発は、かつてホンダ熊本に居た坂本保。
トヨタの打線が回を追うごとにその術中にはまって行くように見えた。
とにかく打てそうな球にすぐ手を出していたのか、
早いカウントからいとも簡単に打ち取られてしまう。

トヨタの投手が上野弘文に替わった4回表、
ホンダは1アウトから金子洋平、平間靖教、岡野勝俊の3連打で1点を追加。
しかしその後、上野は連続三振で追加点を与えず。
3イニングを投げ6安打を許したものの、奪った三振も6個。

4回に適時打を打った岡野が、8回にも適時二塁打。
今日の坂本の投球ならダメ押しとも言える3点目だった。

試合終了は手元の時計で21時38分と、4試合日にしては意外と早く終わった。
それでも帰宅したのはなぜか午前0時過ぎ(苦笑)
まぁ、明日は少しゆっくりできるし。
下駄を履くまで(編集済)@大阪D。
←NTT西日本応援席

5回裏終了後、
グラウンド整備の間にこんな旗を広げていました。

朝の大阪ドーム。
入場券を買ってまもなく、

「○○さん(本名)・・・、覚えてらっしゃいますか?」

という女性の声に呼び止められた。

「あらー、△△さんじゃないっすか。1年ぶりですねぇ」

「ええ、旧姓はそうです。結婚したんで今は☆☆なんです」

え・・・(^^;
知らなかったよ〜。
詳しい話は聞けなかったが、こんな再会もあった4番ゲート前。


◇第32回社会人野球日本選手権 第5日・2回戦◇

※ランニングスコアのチーム名は大阪ドームのスコアボード表記による

《第一試合》 九州三菱自動車 8x−7 ホンダ鈴鹿

ホンダ鈴
000 130 003=7 H11 E1
000 200 114=8x H17 E0
九州三菱

鈴鹿:宮崎、高宮、黒川、児玉、松岡−西崎  九三:山口、平野、幸松−松本

【本塁打】宮川(鈴鹿・5回2ラン)

4回裏、1点をリードされた九州三菱が、
今野耕次の適時打と重石勝司のスクイズで一旦逆転すると、
ホンダ鈴鹿が5回表に栗原久典の適時打と宮川智光の右越2ランで
試合をひっくり返すシーソーゲームに。

スピードガン表示で150kmを記録することもある鈴鹿の宮崎充登に、
サイドスローからの緩い球で打者を惑わす九州三菱の山口敏広。
好対照なタイプの投手の競演に加え、
両チーム応援席のハイテンションな様子も試合の面白さを増幅させる。

九州三菱は、5回から登板した鈴鹿二番手の高宮和也を執拗に攻め、
7回裏に藤島龍純の適時打で1点差に迫ると、
8回裏は四番手児玉真二から佐藤健太の犠飛でまたもや追いついた。

9回表、今度は鈴鹿が中東直己の適時二塁打で再びリード。
さらに上出真寛と片山茂樹(内野安打)の連打で2点を加え、
その裏のマウンドを松岡昌志に託す。

8回まで九州三菱は毎回先頭打者が出塁している。
9回裏も先頭の2番藤島が安打で出ると、
続く前田智紀、坂井真也も安打で続いてまず1点。
緒方和孝の犠飛で前田が生還する間に中継ミスがあり、坂井も二塁へ。
2アウト後、重石が同点適時打で三塁側が一層盛り上がりを見せる。
その重石が二盗を成功させた直後、松本誠の当たりが左中間を襲い、
重石が大歓声の中サヨナラの本塁へ向かってきた。

3点取られれば4点返せば良い、と言うのは簡単だがなかなかできることじゃない。
鈴鹿は9回表の3点リードで勝利を確信したわけではないだろうが、
言い古された言葉だが、勝負は下駄を履くまではわからない。
まさにそんな劇的な試合だった。


《第二試合》 松下電器 4−1 東芝

東  芝
000 001 000=1 H6 E1
100 001 02X=4 H7 E0
松下電器

東芝:磯村、中野、銭場−飯田   松下:山本隆之、山本隆司−新田

【本塁打】吉田憲(松下・6回ソロ)

第一試合の興奮が冷めやらぬうちの第二試合は、家電ライバル対決。

松下が1回裏に梶原康司の適時打で1点を先制、
2回裏にも追加点の好機はあったが無得点に終わると、
そこからは淡々と進む。
東芝・磯村秀人、松下・山本隆之の両先発がなかなか良いテンポ。

5回表、平馬淳の適時打で東芝が同点に追いつくも、
その裏に先頭の吉田憲一郎がライトへのソロアーチでいとも簡単に突き放す。

東芝の投手は5回2アウトから中野真博だったが、
8回裏1アウト後二人の走者を出したところで銭場一浩へスイッチ。
もう1点もやれない、という状況でベテランを送り込んだが、
8番新田玄気が東芝の望みを打ち砕くような左中間への当たりを放ち、
これが走者一掃の三塁打となってダメを押す。
松下の横断幕の言葉どおりの“価値ある一撃”のあとは
山本隆司の好リリーフも光り、松下が逃げ切った。


《第三試合》 NTT西日本 5−2 七十七銀行

NTT西
200 011 001=5 H9 E0
000 020 000=2 H6 E0
七十七

N西:笠木、齊藤−大原
七十七:奥山、杉崎、阿部、生出、海老澤、相澤−小河

1回戦では四球の走者を多く出しながらも思うように得点できなかったN西。
しかしこの試合では、走者を置いたところでの長打が効果的だった。
1回表は2アウト満塁で西田朋生の三塁打、
5回表は1アウト一塁から宮崎昌樹の三塁打で試合を優位に進める。

N西・笠木伸二の緩急をつけた投球に、
走者を出しても本塁が遠かった七十七銀行だが、
5回裏に小河義英の適時三塁打、佐藤崇史の内野安打で2点を奪う。
ここでN西は笠木に替えて齊藤信介をマウンドへ。
4番の高橋利信に四球は許したものの、後続を断った。

1点差に迫られたN西は、その直後の6回表に一色和也の二塁打で1点。
9回表には宮崎の適時打でもう1点を追加して齊藤を援護。
齊藤も危なげない投球で七十七の追撃を許さなかった。

得点経過で言えば、先行→中押し→ダメ押し、と、
理想的にも見えるN西の攻撃ではあったが、
さらに追加点が取れそうな場面での詰めの甘さも(1回戦同様)あった気がする。

第三試合の途中、この試合を最後に地元へ帰るという友人が
何故か紛れ込んでいるN西の応援席へ行ってみた。
新曲の“Go Fight Win〜スパート”、
至近距離で聴くとかなり良いですな。

他の応援ネタはまた日を改めて。
揺れる最前列@大阪D。
←試合終了後、応援席に一礼する日生ナイン。
(とキャプションを付けなければ何が何だか)

今日は半分以上?この位置での観戦でした。

仕事を終えて大阪ドームへ直行、4回表に到着。

まずは三塁側の日生応援席の上のほうで様子をうかがってから、
一塁側の東海REX応援席に居る友人らにご挨拶をして、
6回表からは三塁側ベンチ近くに居る友人(日生ファン)の隣で
話をしながら観ていたわけで。
完全に息抜き観戦だな(笑)

◇第32回社会人野球日本選手権大会 第4日◇

《第一試合・1回戦》 トヨタ自動車 3−1 新日本石油ENEOS

《第二試合・2回戦》 鷺宮製作所 6−1 伯和ビクトリーズ

《第三試合・2回戦》 日本生命 8−2 硬式野球クラブ東海REX

日本生命
003 211 010=8 H11 E1
001 011 000=2 H4 E1
REX

日生:国安、新家、井前、渡辺亮−藤田、佐久間 
REX:小西、洗平、中川、後藤−久保、藤尾

今日の後半観ていた席は、
“ニッセイコール”をやられると微妙に振動するような席。
友人の話では、下野敦司が3回に2ランを打ったらしい。

ところでこの試合の途中、

一塁・佐々木勇喜(法政)
二塁・石田拓郎(立教)
三塁・松瀬 大(早稲田)
遊撃・田中啓嗣(明治)

と、東京六大学ファン垂涎の?内野守備陣が観られ、
その話でふたりして盛り上がったりしていた。

9回裏、日生のマウンドに渡辺亮が。
その時、三塁側最前列でカメラを構える人が妙に増えた気がする。

終了後は一塁側の面々と合流して某所で急遽宴会となったので、
帰る頃には日付が変わってしまった。
明日起きれるか?(^^;
寒さがしみる@大阪D。
←九州三菱自動車の横断幕
(ちょっとピンボケ)

そのインパクトもさることながら、
南海ホークスのキャッチフレーズに
“燃えろ!グリーン軍団”
というのがあったのを思い出した(笑)

◇第32回社会人野球日本選手権大会 第2日・1回戦◇

※ランニングスコアのチーム名は大阪ドームのスコアボード表記による

《第一試合》 九州三菱自動車 5−0 ニチダイ

ニチダイ
000 000 000=0 H5 E0
100 010 30X=5 H11 E0
九州三菱

ND:高尾、高田、松本修−松尾   九三:平野、幸松−松本

選手権出場2回目にして初勝利を目指すチーム同士の一戦。
三塁側の九州三菱自動車のユニフォームは赤。
左胸に番号が黒で書いてあるのが非常に斬新。

ニチダイの先発・高尾昌明が立ち上がりを攻められ、
坂井真也の適時打で初回から1点を失う。
しかしその後開き直ったのか、
3回先頭から4回にかけて5連続三振を奪う力投を見せた。
7回裏1アウト、石井剛に右越二塁打を打たれたところで惜しくも降板。
結局この回は3点を奪われて勝負あり。

実はこの試合、先に得点の好機を迎えたのはニチダイのほう。
1回表、2本の安打で一、三塁の場面があったが点には結びつかず。
それが尾を引いてしまったのか、
平野佑介の巧みな投球に攻撃の芽を摘まれていた。
9回は幸松(こうまつ)司がリリーフ、3連続三振でゲームセット。

幸松は九州産業大学時代に偶然一度だけ観たことがある。
友人と「銭場(東芝)みたいなフォームだね」などと話していたが、
家に帰ってその時のメモを引っ張り出すとやはり「銭場?」と書き込んでいた。

《第二試合》 東芝 8−1 JR東日本東北

東 芝
000 151 001=8 H10 E0
000 001 000=1 H7 E0
JR東北

東芝:銭場、中野−飯田   JR:攝津、福家、中村−西村、小澤

【本塁打】伊勢(東芝・5回3ラン)

東芝の先発はさっきの話に出ていた銭場一浩だった(苦笑)
6回裏に連打で1点を失った以外は危なげ無し。
東芝投手陣の最年長とは言え、やっぱり凄い投手である。
8回からマウンドを譲り受けた中野雅博も完全リリーフ。

4回表、暴投で1点を先制した東芝が、
5回表に伊勢泰孝の3ランなどで一挙5点のビッグイニング。
JR東日本東北に圧勝で初戦突破。

《第三試合》 NTT西日本 3−0 王子製紙

NTT西
011 010 000=3 H5 E0
000 000 000=0 H7 E0
王子製紙

N西:岸田、徳留−大原  王子:中田、伊東、沖本、石井、蓬莱、木谷、小町−川上

第三試合の開始は(手元の時計で)16時56分。
昨日に比べれば30分ほど早いので、まぁ昨日並みの時間に帰れれば・・・と
思っていたら甘かった。
得点だけ見れば3−0と乱打戦でもなさそうなのだが、
終わったのが(これも手元の時計で)20時37分。

NTT西日本の先発、岸田護は最初から気合が入っているように見えたが、
王子製紙の打者にこれでもか、と粘られていた。
何回まで持つか?と心配していたが、
7イニングで120を超える球数にもかかわらず力のある投球で
最後まで得点を許さなかった。

王子製紙は左腕の中田雅弘が先発。
2回表、四球の走者を犠打と捕逸で三塁に進め、
内野ゴロで無安打ながら1点を先制される。
3回表、安打と連続四球で満塁になったところで降板。

それ以後も、N西の打線は王子の投手陣から2ケタの四死球を選ぶ。
好機をもらっているようなものだが、その後の適時打が出ない。
6回の1点も宮崎昌樹の押し出し四球によるもの。

王子は計7人の投手を注ぎこんだが、
その中でやはり、と思わせたのが7回途中から登板した木谷寿巳。
冗長になりがちな試合のムードを引き締めるには充分だったと思う。

それにしても、夜になるとなぜか背中から冷たい風が吹き込んで来る。
あれはどうにかならないものだろうか。
ドームの中に居ながら、寒さが身にしみる11月。
日本選手権、開幕@大阪D。
←大阪ドーム

一塁側・シダックス(白)
三塁側・日本生命(赤)

野村克也の背番号が違っているのには、
全く気がつかなかった。
監督を見に来たわけじゃないし。

待ちに待った社会人野球日本選手権が今日開幕。
私にとっては、今年の野球観戦の締めくくりとなるだけでなく、
この期間中に様々な方と(ほんの瞬間でも)お会いできる楽しみがある。
都市対抗では迎えられる側、選手権では主に迎える側として。

余裕を持って家を出たつもりでも、ドームに着いたのは開始30分前。

◇第32回社会人野球日本選手権大会 第1日・1回戦◇

※ランニングスコアのチーム名は大阪ドームのスコアボード表記

《第一試合》 鷺宮製作所 3−2 三菱重工神戸

三菱神戸 
010 000 010=2 H6 E3
200 010 00X=3 H4 E0
鷺   宮

神船:木林、大西−高墳、増田   鷺宮:岡崎、川合−秋山

【本塁打】清水(鷺宮・1回2ラン)、盛田(神船・8回ソロ) 

何と言っても岡崎淳二(鷺宮)に尽きる。
80キロ台の変化球の後で130キロ台の直球、のような緩急に加え、
あの独特のフォームから繰り出される球はまるで魔球。
ほんとに観ていて飽きない投手である。

三菱神戸の木林敏之も、初回に清水晶の2ランこそ浴びたものの、
味のある投球を見せていた。
ベテラン左腕の対決、さすがに見応えがある。

5回裏、下田仁の左越二塁打で鷺宮は再び2点差に。
三菱神戸は岡崎の前に反撃の糸口を見出せないままに終盤へ。

8回表1アウト、打席の盛田祥次の膝あたりを岡崎の球がかすめた。
しかし死球とは判定されず。
盛田がユニフォームのズボンを脱いで、
「ここやここ!ここに当たったんやって!」と言わんばかりの猛抗議を見せる。
判定は覆らなかったが、その直後レフトポール際へ本塁打。

しかしその後も流れは三菱神戸に傾かないまま、
鷺宮が都市対抗・選手権の二大大会における初勝利を飾った。

《第二試合》 硬式野球クラブ東海REX 3−0 JR四国

JR四国
000 000 000=0 H7 E1
001 011 00X=3 H5 E0
R E X

J四:岩井、中郷−松谷   REX:小西、洗平、後藤−久保

選手権出場をきっかけにユニフォームを新調したのか、
三塁側の東海REXのユニはまるで西武ライオンズのビジター風。
背番号上のネームが妙に密集しているように見える。

REXが3回裏に上月健太のスクイズで先制、
その後も小刻みに得点を追加して逃げ切った。

REX先発の小西正則はJR四国打線に的を絞らせず。
5回で降板したが、毎回の7奪三振。

相手を上回る安打を数えながら1点が遠いJR四国。
8回9回と得点圏に走者を置いたがあと一本が出ず、
REXの投手リレーの前に完封負け。
7番の原佑太が4打数4安打とひとり気を吐いていた。

《第三試合》 日本生命 2−1 シダックス

日本生命
000 002 000=2 H8 E0
100 000 000=1 H4 E0
シダックス

日生:国安、山脇、土井−藤田   シダ:武田、森福−小山、坂田

一塁側のシダックスは白のユニフォームだが、実物を見たのは初めて。
どこかイメージが違う。

1回裏、シダックスは2アウト二塁で佐藤二郎が右中間にポトリと落とす適時打。
いきなり1点を奪ったが、そこからは淡々と。
日生の国安則至、シダックスの武田勝とも走者を出してもよく凌いでいた。

6回表の日生、先頭の佐々木正詞が右中間への三塁打で出たが、
なかなか還れずに2アウト。
ここで石田拓郎が左中間へ同点打、石田も好走塁を見せて三塁へ滑り込んだ。
そして次は天野義明が代打で登場。
天野は初球を空振りしたがこの球が結局パスボールとなって石田が突入、
ついに日生が逆転した。

シダックスは中盤以降得点の機会に恵まれず、
9回もこの回から登板した土井善和に三者凡退。
その瞬間、土井がマウンドで何やら叫びつつガッツポーズを見せた。
日生は昨年の都市対抗でシダックスにサヨナラ負けしているが、
その借りをやっと返すことができた、という思いがあったのかも知れない。

応援についてなどの雑感はまた今度。
明日の試合は・・・書けるかなぁ?

アスピア@明石。

2005年11月11日 野球
アスピア@明石。
←明石公園球場のベンチにパンフを置いて
撮ってみました。

一昨年、実質非公開?で始まったこの大会。
“兵庫県知事杯”の冠付きでは第1回。
パンフを買うと飲み物が付いてきます(^^;

休暇を取って明石まで行ってきた。
兵庫県知事杯は今日しか観に行けそうもないので。
午後から雨とのことで、第一試合だけ観てから少々徘徊する目的もあり、
“スルットKANSAI 3daysチケット”のお世話になることに。

曇り空の明石公園に着いたのは4回裏。
2アウト三塁で安徳勝が三振に倒れたところから観た。
アスピアがすでに1点リードしている。

◇第1回兵庫県知事杯争奪 社会人・大学野球大会 第4日・準決勝◇

《第一試合》 アスピア学園 1−0 新日本製鐵広畑

アスピア 010 000 000=1 H3 E0
広  畑 000 000 000=0 H3 E0

(4回裏からのバッテリー)
アスピア:前田−柿見   広畑:横地、池田、八橋−小畠

広畑入りしてからの横地孝之の投球を観るのは、実は初めて。
これだけでも観に来た甲斐があった。
5回、6回を3人ずつで終えて、7回からは池田強志が登板。
9回は八橋侑平が投げたが、この3人で5イニングをパーフェクトに抑えている。

5回以降、広畑は一応得点の好機はあった。
5回裏、安打で出た福島幸嗣が盗塁と暴投で三塁まで進むも後続なし。
7回裏は先頭の安徳が安打、内野ゴロの間に二塁へ。
しかし続く打者が前田勝宏の前に連続三振と、
好機をモノに出来ないまま完封負け。

ちなみに第二試合は、
三菱重工神戸が8−0で神戸学院大学に勝って決勝進出。
決勝戦は明日12時30分から。
その前に10時から社高校と市立尼崎高校の試合が行われることが
球場内に掲示されていた。

明石で社会人の試合を観戦するのは非常に新鮮な気がする。
高校野球とプロ野球(オープン戦)でしか来たことが無かったし。
レフトの向こう側には、再開発ビルの“アスピア明石”が見える。
“アスピア(ASPIA)明石”を背に守備につく“アスピア(As Pire)学園”(笑)
スペルが違うし、両者の間に特別な関係はない・・・たぶん。

垂水あたりで雨が降ってきた。
明日まで影響しなければ良いのだけど・・・。
1時間だけ@橿原。
←奈良県立橿原公苑野球場
(11月5日撮影)

奈良県を代表する野球場。
私のお気に入りのひとつ。

ネット裏の座席は“木”です。

実は昨日、長居球技場へ行くまでの間に橿原公苑へ寄って、
奈良県知事杯大会”を少しだけ観てきた。
長居のキックオフに余裕で間に合うには、
橿原神宮前10時45分発大阪阿部野橋行き特急に乗らねばならないので
実質1時間ほどの観戦。

◇奈良県知事杯争奪 第9回大学・社会人野球大会 第2日・1回戦◇

《第一試合》 天理大学 2−1 帝塚山大学OBクラブ

帝塚ク 000 000 001=1
天理大 000 100 10X=2

帝:貝本−柳川   天:三谷、小西−小銭

私が観たのは5回裏終了(10時29分)まで。

天理大4回裏の得点は、先頭の浅海勇輝(1・初芝橋本)が右越二塁打が出て
内野ゴロの間に三塁へ進むと、山本正義(2・桜宮)が投手前にスクイズ。
帝塚山大OBクラブの貝本明広が捕手へトスしたが、
その球がこぼれて浅海は先制のホームイン。

天理大先発の三谷一輝(2・池田=大阪)は、5回の時点では交替していない。
細身の右オーバーハンド、真上から投げ下ろすタイプ。
直球がスッ、と伸びてくるような感じで、打者はタイミングが取り辛そうだった。
5回まで被安打1のほかは死球を1つ与えたのみ。
帰って調べてみたところ、高校時代は主将で背番号6。
ということは、控えの投手だったかも知れない。

今日はお昼過ぎまで奈良市内に居たので、
奈良新聞で昨日の結果を確認することができた。

ちなみにその他の試合は、

《1回戦・橿原公苑》
奈良大学 7−5 奈良アンビションズクラブ

《2回戦・橿原市運動公園》
帝塚山大学 6−4 全大津野球団
大和高田クラブ 8−3 一城クラブ

なお、近畿大学は神宮大会出場のため棄権することになった。
◇第3回大阪市長杯争奪 関西地区大学野球選手権大会
兼 第36回明治神宮野球大会関西地区代表決定戦・第1日◇

《第一試合・1回戦》 近畿大学(関西学生)9−0佛教大学(京滋大学)

近畿大 015 001 002=9 H12 E0
佛教大 000 000 000=0 H5 E2

近:大隣、今泉−倉重   佛:谷掛、古田康、上田、寺元−谷澤

球場に入って、スタンド下の通路を歩いている間にスタメン発表のアナウンス。
近大の先発投手が大隣憲司(3・京都学園)であるのはともかくとして、
佛教大は谷掛雄介(1・須知)とは少し意表を付かれた感が。

その谷掛だが、2回表2アウト三塁で大隣に先制の適時打を許す。
3回表は先頭から2人を続けて歩かせると、
森川欽太(4・大阪産大附属)の二塁打で2点目。
その後、失策、野選に加え倉重友二(4・広陵=広島=)の2点適時二塁打で
6点差を付けられてしまい、3回を終わって降板。
球威は充分だが、走者を出すと特に間合いが長くなるのが気になった。

序盤で大きなリードを得た大隣は、7イニングを投げて被安打3。
しかもそのうち2本は内野安打。
2回裏には三者連続空振り三振を奪ったりもしていたが、
奪三振は5と意外に少なく、打たせて取る投球に徹していたように見えた。

近大応援部は欠席。
佛教大は、応援団は一応来ていたが応援演奏とチアは無し。
遠慮しなくても良いのに(^^;


《第二試合・準決勝》 龍谷大学(関西六大学)1−0大阪体育大学(阪神大学)

大体大 000 000 000 00=0 H4 E0
龍谷大 000 000 000 01=1x H4 E0
(延長11回)

体:高木−庄司   龍:井村、井上−後藤

先発投手は、大体大は高木啓充(4・宇和島東)、龍谷大は井村裕介(4・興譲館)。
間違いなく投手戦になると思われたが、実際そのとおりになった。

この大会では指名打者制を採用していない。
つまり、関西学生リーグ以外の投手も打席に立つことになるのだが、
これがなかなか面白い。
両校を通じて初めて出た安打が、大体大3回表の高木の二塁打だったりする。
その裏は井村に打席が回ってきたが、ファウルを2本打つと歓声が上がった。
関六、阪神リーグではお目にかかれない光景。

これまでに、時折思い出したかのように雨粒が落ちて来ていたのが、
4回途中で本降りの気配があったので最上段の軒下へ移動。
程なく本当に本降りになってきて、観客が続々と席を離れる。
そんな中でも、両エースは持ち味を充分に発揮しゼロ行進が続く。

ついでながら、南港の軒下は雨漏りがするので全く油断がならない。

8回表、井村は2つの四球を出し、2アウト一、三塁のところで
井上暢祐(2・平安)にマウンドを譲った。
井上はこの場面を内野ゴロで切り抜け、大体大に得点を許さない。

一方、高木は7回あたりから球数が多くなってきたが好投を続け、
9回までに9個の三振を奪って、試合は延長戦へ。

11回裏、龍谷大は四球を選び犠打で二塁へ進んだ井上を置いて
主将の菊池高志(4・八幡浜)が左中間への大きな当たり。
高木がこの試合で初めて浴びた長打が、サヨナラの一打となった。


今年から、明治神宮大会(大学の部)へ関西から2代表が出場することになり、
代表決定戦のトーナメントも“1つ負けたら終わり”の一発勝負ではなくなった。
しかし、各リーグの秋の覇者が一堂に会するその値打ちは変わらない。
果たして、その会場が南港中央球場で良いのか?と思ったりもするのだが。
(大阪ドームを借りて・・・ってのは無理な話なんやろなぁ)

奈良県知事杯。

2005年10月29日 野球
社会人野球日本選手権よりも先に、
奈良県知事杯・第9回大学・社会人野球大会が
11月3日から橿原市内の2球場で開催される。

奈良県内の社会人と大学によるトーナメント大会として始まり、
やがて同志社大学、立命館大学も参加。
そして昨年から和歌山箕島球友会と近畿大学が加わって、
地味ながらも年々大きな大会になりつつある。
今大会は全大津野球団が初参加。

以下その組合せ(ヤグラはJABAのサイト参照)。

赤文字は県立橿原公苑野球場
青文字は橿原市運動公園野球場

試合開始予定時刻は、?9時30分、?12時10分。

*11月3日(木・文化の日)*

《1回戦》
? 帝塚山大学 vs 奈良産業大学OBクラブ・・・A
? 奈良教育大学 vs 一城クラブ・・・B


*11月5日(土)*

《1回戦》
? 天理大学 vs 帝塚山大学OBクラブ・・・C
? 奈良大学 vs 奈良アンビションズクラブ・・・D


《2回戦》
? Aの勝者 vs 全大津野球団・・・E
? Bの勝者 vs 大和高田クラブ・・・F


*11月6日(日)*

《3回戦》
? Eの勝者 vs 同志社大学・・・G
? Fの勝者 vs 立命館大学・・・H


《2回戦》
? Cの勝者 vs 和歌山箕島球友会・・・I
? Dの勝者 vs GSG斑鳩クラブ・・・J


*11月11日(金)*

《3回戦》
? Iの勝者 vs 近畿大学・・・K
? Jの勝者 vs 奈良産業大学・・・L


*11月12日(土)*

《準決勝》
? Gの勝者 vs Hの勝者
? Kの勝者 vs Lの勝者


*11月13日(日)*

? 三位決定戦
? 優勝戦
  

橿原公苑へは、近鉄橿原線・南大阪線・吉野線の橿原神宮前駅下車。
橿原線の線路沿いを北へ歩いて7〜8分。
橿原線・畝傍(うねび)御陵前駅からも歩いて10分ほどですが、
道は橿原神宮前駅からのほうがわかりやすいかと。

橿原市運動公園へは、近鉄南大阪線の坊城(ぼうじょう)駅下車、徒歩15分。
金橋郵便局が見えたら次の交差点を右折し、曽我川を渡ってそのまま進めば、
左にプール、右にテニスコートが見えます。
テニスコートの向こう側に野球場、スタンドはすべて芝生席です。


気になる大会でもあるし、2年ぶりに1日は観に行ければと。
第32回社会人野球日本選手権(11月19日〜27日・大阪ドーム)の組合せが
今日決定。

実は、帰宅してからコソコソとトーナメント表を作ろうとしていたのだが、
試しに書き込んでみたらぜんっぜんイメージと違うものができてしまったので、
即刻削除(^^;
で、いつものようにノーマルに。
(ヤグラはJABAのサイトなどを参照)

[1]は1回戦、【1】は2回戦で、“一塁側 vs 三塁側”。
2回戦までの3試合開催日の試合開始予定時刻は、

1=10時30分  2=13時30分  3=16時30分

*第1日・11月19日(土)*

[1] 鷺宮製作所 vs 三菱重工神戸・・・A
[2] JR四国 vs 東海REX・・・B
[3] シダックス vs 日本生命・・・C

開幕早々岡崎淳二を観られるのは嬉しいのだが。
私が初めて鷺宮の試合を観たときの相手は神船だった(96年都市対抗)。
第三試合の赤チーム対決、シダは白ユニを着るのだろうか?
報道陣が多そうやなぁ・・・。

*第2日・11月20日(日)*

[1] ニチダイ vs 九州三菱自動車・・・D
[2] 東芝 vs JR東日本東北・・・E
[3] NTT西日本 vs 王子製紙・・・F

第三試合のN西vs王子はかなりの好カードだと思うが、
第一試合も見逃せない。
今年も『ニチダイチャイナ』はあるのか?(笑)

*第3日・11月21日(月)*

[1] 三菱ふそう川崎 vs サンワード貿易・・・G
[2] JFE西日本 vs TDK千曲川・・・H
[3] デュプロ vs ホンダ・・・I

ユニフォームに黒獅子を飼っているチームが初めて大阪Dに来ると思えば、
ふそうを観たいんだけどなぁ。
サンワードとTDK千曲川の音の違いを確かめたい気も(謎)
第三試合はデュプロ目当て?で仕事が終わってから駆けつけたいところ。

*第4日・11月22日(火)*

[1] 新日本石油ENEOS vs トヨタ自動車・・・J
【2】 伯和ビクトリーズ vs Aの勝者・・・K
【3】 Bの勝者 vs Cの勝者・・・L

ENEOSはこっちではどうせテープ応援なんだろーなー。
神戸のときもそうだったし(でも『力と希望』は聴きたいぞ)。
リースキン改め伯和の応援が気になる。でもたぶん休めないな。

*第5日・11月23日(水・祝)*

【1】 ホンダ鈴鹿 vs Dの勝者・・・M
【2】 Eの勝者 vs 松下電器・・・N
【3】 七十七銀行 vs Fの勝者・・・O

一塁側は朝っぱらからテンションが高くなるのはまず間違いない。
タイブレークを呼ぶ(笑)七十七も最後に控え、観る側も体力勝負の一日?

*第6日・11月24日(木)*

【1】 Gの勝者 vs JR九州・・・P
【2】 Hの勝者 vs Iの勝者・・・Q
【3】 Jの勝者 vs 大阪ガス・・・R 

大阪ガスは一塁側用のユニを用意しなくても良い位置に。
優勝戦まで3日連続試合をすることになるとシンドイかなぁ。

*第7日・11月25日(金)*=準々決勝=

 9時 Kの勝者 vs Lの勝者・・・S
12時 Mの勝者 vs Nの勝者・・・T
15時 Oの勝者 vs Pの勝者・・・U
18時 Qの勝者 vs Rの勝者・・・V

*第8日・11月26日(土)*=準決勝=

12時 Sの勝者 vs Tの勝者・・・W
15時 Uの勝者 vs Vの勝者・・・X

*第9日・11月27日(日)*=優勝戦=

12時 Wの勝者 vs Xの勝者 
    

開幕前日に人間ドックを受けてから(苦笑)、
土・日・祝はできる限り大阪Dへ通う予定。

31年ぶり。

2005年10月26日 野球
千葉ロッテマリーンズ、31年ぶりの日本シリーズ制覇おめでとうございます。
4勝0敗、パ・リーグファンとしてはこれ以上ない結果に終わってくれました。

ホークスが出ていたら明日甲子園で観てたかも知れないんだけどなぁ

・・・来年こそはプレーオフで勝たなければ。


ちなみに。
私の兄は、先月甲子園でリーグ優勝の瞬間に立ち会ったタイガースファンである。
以前に聞いてみたところ、兄がタイガースファンになったきっかけは・・・

山内一弘が(大毎)オリオンズからタイガースへ移籍したことらしい(古っ)。

オリオンズはマリーンズと名を変えてタイガースに勝ったわけで、
兄の心境や如何に(^^;

西京極の夜。

2005年10月25日 野球
西京極の夜。
正直な話、今日は仕事でボロクソ言われまくり。
憂さ晴らしついでで帰りに西京極まで行ってきた。
同志社大学vs立命館大学の2回戦。

17時30分開始として、もし試合がサクサク進みすぎていたら、
9回の攻撃しか観られない可能性もあるとはわかっているが。
ファミマで購った前売券も1枚残っていたので、
これを眠らせたままにしておくのは勿体ない。

西京極到着は19時20分頃。まだ6回表。
よかった〜。

ネット裏からぐるりと見渡すと、三塁側スタンドに友人の姿が。
今日はスコアメモを持って来ていないので、
友人とともに同志社応援席の客となる。
久しぶりにエンドレスヒロスを楽しんできたわけで(笑)
よって詳細な観戦記は省略。

立命 010 002 000=3 H11 E1
同大 000 010 100=2 H12 E0

立命:黒田、谷角、山田−西川  同大:田林、森中、堀元−萬波、土田

しかし、立命の応援にチアリーダーが来ていなかったのはなぜだろう。

西京極のナイトゲームは楽しくて良いのだが、
遠くから来ているとどうしても帰りの電車を気にしなければならない。
友人は21時過ぎの電車がタイムリミットらしく、
それまでに終わってくれてやれやれだったようだ。
私も明日は仕事があるのだし。
午前6時45分頃、起きたら外は本降りの雨。
まずは舞洲へ高校野球の近畿大会を1試合だけ観に行くつもりにしていたが、
この天候ではちょっと出かけにくい。
それでも8時前にはどうにか上がったようなので、とりあえず出発する。
9時の試合開始に間に合わないのは確実なのだが。

それにしても、舞洲アクティブバスは近畿大会の期間中増発できないのだろうか。
ただでさえ立っている客で混雑している中、
「もっと奥に詰めて下さい〜」と(字で書けば丁寧だが)
運転手に半ば怒りのこもった口調で言わせるぐらいなら。

2回裏終了直後に到着。
雨がまた降ったときのことを考え、
後ろに遠慮なく傘が広げられるネット裏の最上段まで登る。

◇平成17年度秋季近畿地区高等学校野球大会・第2日(1回戦)◇

《第一試合》
神港学園神港高校(兵庫1位) 7−0 県立和歌山商業高校(和歌山2位)

県和商 000 000 00=0 H4 E2
神港学 010 122 01=7 H12 E1
(8回コールド)

和商:南(昌)−生駒   神港:山口−苧坂

神港学園が、中盤以降着実に得点を追加。

4回裏、2アウト三塁で西川勝敏の適時二塁打で1点。
5回裏は安打と四球の走者を置いて2アウトから山口昌輝がライト方向へ。
これが風に戻されるようにしてライトのかなり前に落ちて野手が追いつけず、
二者が生還した。
6回裏は浅倉崇憲の適時三塁打と浅井大希のスクイズ、
最後は森下拓哉の適時二塁打で7点差がつきコールドゲームになった。

神港学園の先発・山口は背番号10の1年生。
制球はやや荒れ気味だが、球威は充分。
3回以降打たれた安打は単打2本だけで、外野へもあまり打たせていない。
ひと冬越してどれだけ成長しているか楽しみな投手である。

県和商のエース・南昌輝は腕をやや担ぐようなフォームの右腕。
粘り強く投げていたが、走者を置いた場面で何度か長打を浴びたのが惜しい。

県和商のスタンドには吹奏楽部が応援に来ていた。
最初様子を見ていたところ、打者ごとにテーマを変えるのではなく、
1イニングを1曲(例えば『タッチ』)で通すスタイルのように思ったのだが。
走者が二塁へ進んだときにオリジナルっぽい曲が演奏される。
これがまるで紀三井寺で観ているようで結構楽しかった。
和歌山の高校野球応援は、どこも何かひとつ“芸”を持ってそうなイメージが
私の中ではあるのだが、県和商もその例に違わなかった。
しかも付け焼刃的な応援でなさそうだったのはさすが伝統校である。

第二試合は、PL学園高校(大阪1位)と綾羽高校(滋賀2位)の対戦。
PLも吹奏が来ていたが、舞洲で演奏するのは初めてかも?
本来は第一試合終了後すぐに舞洲を出て神戸へ行くつもりが、
少しだけ演奏を楽しんでからバス停へと向かった。

(続きは都合により改めて書きます。)

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