この3〜4日間、仕事以外では誰とも話す気分になれなかった。
エエ加減立ち直らなあかんなぁ・・・と思い、
土曜日は“センチメンタル・ジャーニー(松本伊代ではない)”にしよう、
と前の日に決めた。
西京極の龍産戦でも南港の選手権近畿予選でも良かったのだが、
とにかく電車に揺られてボーっとしていたい。

伊勢まで、近鉄特急を使わずに急行で2時間以上かけて行ってみた。
ロングシートの電車はこういった旅行には不向きである。
伊勢市駅で降りて、目的のバスの時間までまだ30分ほどあるので
伊勢神宮の外宮まで散歩。
昼間でも薄暗い木立の中を、玉砂利を踏みしめて歩いているだけで
心が洗われるようだ。

三重交通バスに乗って、“河口外科前”で下車。
伊勢女子高校の方向に向かうと、登り坂の遊歩道が現れる。
それを登りきったところに、倉田山公園球場がある。
伊勢神宮奉納・JABA伊勢大会の会場である。
第二試合がすでに始まっており、到着したのは3回裏途中。
第一試合は、東海理化が11−0で一城クラブに勝ったらしい。

《第二試合》 東海REX10−0相模原クラブ

相模原 000 00=0
REX  004 42=10

相模原:川崎、新堀、飛弾−下里   REX:河村−藤尾

藤尾敦のセンターオーバー2点適時打で10点差となり、5回コールド。

東海REXのユニフォームの袖に、各選手の勤務先を書いたワッペンが
付けられているのに気がついたのは4回裏の攻撃中だった。
“新日本製鐵”とか“中京コカコーラボトリング”とか。
出場全選手のそれを確認しようとしている間に試合が終わってしまった。

《第三試合》 JR東海6−1ヤマハ

ヤマハ 000 010 001=2 H12 E1
J東海 302 100 00X=6 H8 E0

ヤマハ:芦川、児玉、斎藤、広岡、鈴木裕、石井−絵鳩、松尾
JR:植野、大角−宮澤

【HR】青山(JR・1回3ラン)、御園生(JR・3回2ラン)

1回表JRはヤマハ先発の芦川武弘の立ち上がりを捉え、
1アウト一、三塁で4番青山眞也がレフトへ大きな先制アーチ。
3回にも御園生博章がライトへ2ランを叩き込んで大きくリード。
4回で6点差がつき、あわやコールドゲームの展開だったが、
ヤマハは5回に星川学の適時打で一矢を報いる。
5回から毎回投手を替えてきたヤマハの前に、
JRは走者を出すもなかなか得点にならず9回まで進んだ。

JR先発・植野竜二郎は連打を何度か浴びるなど
結構ピンチを迎えていたようだが、なんとか1失点で抑えている。
サイド気味のフォームから時折見せるスローボールが効果的。

伊勢大会では、本塁打が出ると
「サンジルシ醸造から“ホームラン賞”が贈られます」
といったアナウンスが入る。
味噌や醤油がもらえたりするのだろうか。

倉田山球場は、中堅122m、両翼97.5m。照明塔付き。
椅子席から芝生席にかけてのロケーションは、
上段席の無い姫路球場のようにも映る。
スコアボードの選手名の欄には守備位置の番号が入るのがややこしいが、
試合前のノック(7分間)のときには5回に“7”が表示され、
残り時間がカウントダウンされるのが面白い。

帰りは宇治山田駅までバス。
停留所で待っていると、消防車が2台鳥羽方向へ走っていった。
宇治山田駅からはちょうど快速急行が来ていたので、
往路同様特急に乗ることなく帰ることになった。
またもやロングシートで2時間以上。
あれやこれや考えるにはちょうど良かったわけだが・・・
それにしても、近鉄大阪線の急行は車両がボロ過ぎないか?
岡山県倉敷市にあるマスカットスタジアムは、
日本で最高レベルにある野球場だと私は思っている。
外野に天然芝を敷いた広くて美しいグラウンド。
(内野にも芝があれば言うこと無し!)
どの位置からでも観やすい観客席。
大きな屋根に覆われた眺めの良い上段席。
ここ数年ばかりは必ず一度はここで何らかの試合を観ている。
今年はJABA岡山大会も都市対抗中国予選も行ってなかったが、
高校野球岡山県大会の最終日にやっと行くことができた。

《第一試合》*三位決定戦*  倉敷工業高校3−2岡山城東高校

倉工 010 000 200=3 H9 E2
城東 000 200 000=2 H6 E2

倉工:田村−大庭   城東:中谷、奥橋−山本

4回表に到着。
下段席、上段席のそれぞれから球場の写真を撮ったりしているうちに
4回裏に城東が中谷のスクイズなどで2点を取って逆転していた。
7回表の倉工は1アウト二、三塁。
ここで投手の中谷と二塁手の奥橋が入れ替わる。
その替わり端、田中がその二塁を強襲する安打で3−2と再びリードした。
最終回、城東は一打同点サヨナラの場面もあったが及ばず。
倉工は岡山3位として中国大会への進出が決まった。

《第二試合》*決勝戦*  関西高校6−1倉敷商業高校

倉商 000 100 000=1 H5 E0
関西 001 002 21X=6 H10 E0

倉商:西山、藤井、田野−小野   関西:ダース、西所−平井

関西の先発がダースとアナウンスされ、
下を向いてスコアメモを取っていた私は思わずスコアボードを見た。
「どこの子なんやろ?」
名前は“ダース”でも背番号は11(惜しいっ!・・・って何が?)。
右投げの本格派投手で、上背があり腕が非常に長く見える。
安定感はいまひとつのようだが、今度観たときにどれだけ成長しているか。
ちょっと覚えておこう。
5回から登板したエースの西所(にしどころ)はスリークオーターの右投手。
どちらかといえばややサイドスロー気味で、制球が非常に良い。
5イニングで被安打2、無四球無失点だった。
倉商は4番・捕手の小野が3安打とよく当たっていた。

帰宅してから『報知高校野球』2004年7月号を引っ張り出してみたら、
ダースの名前があった。
フルネームはダース・ローマッシュ・匡(たすく)。
父がインド人、母が日本人。奈良県生駒市出身でまだ1年生らしい。
7月に瑞穂球場で中部大一の朱大ヱを観たときに続いての偶然。

帰りはちょっと時間がかかるかな、と思っていたのだが、
結局はプレーオフのTV中継を2回裏から観ることができた。

------------------------------------------------------------

昨日TVを気にしながら上の文をまとめていたわけですが、
書いたのを忘れないうちに出しておこうと思ったもので。
今、これだけの文を書けるような気力は、正直言ってありません。

週末まで何も書けないかも・・・。

予行演習?

2004年10月10日 野球
南港中央球場へ関西学生野球第7節を観に行った。
(これで3週間続けて住之江公園を通過していることになる)
昨日は雨で流れて、今日が1回戦。
とにかく暑かった。

《第一試合》 同志社大学2−1関西大学

関大 000 010 000 000 0=1 H2 E2
同大 000 100 000 000 1=2 H8 E1
(延長13回)

関大:岩田−乙須  同大:染田−桑原

関大の岩田稔(3・大阪桐蔭)、同志社の染田賢作(4・郡山)。
両投手の持ち味が充分に発揮された熱戦は延長13回までもつれた。

同志社は4回裏、1アウト満塁で尾上幸也(2・玉野光南)が二ゴロ。
二塁手が処理に手間取り、その間に三塁走者が生還して先制。
染田は5回表先頭の山田裕貴(2・明徳義塾)に初安打を許した。
その山田が犠打で二塁に進み、そして三盗を試みる。
捕手・桑原宏弥(4・倉敷商業)の三塁への送球が大きく逸れ、
山田が同点のホームに。

そこから試合は膠着状態になり、
6回以降はともに三塁を踏めないまま延長戦へと突入。
どちらかと言えば岩田のほうに疲れが見え出してきたような…。
連盟の規定によって、13時(試合時間3時間)を過ぎると
新しいイニングには入らないというアナウンスが13回に。
13回裏、先頭打者は4番の阿部文哉(4・杵築)。
岩田の3球目を高々とレフト方向へ打ち上げ、その球はフェンスを越えた。
岩田にとってはこの試合初めて打たれた長打が、
サヨナラ本塁打になってしまった。
染田被安打2、奪三振11に対し、岩田は被安打8、奪三振12。

同志社、関大ともこの試合は応援団の男子リーダーが来ていて、
メンバーは同志社のほうが多かった(吹奏、チアは無し)。
関大のアカペラ応援はわりと見慣れているのだが、
同志社は全部揃うか全部来ないかのどちらかしか見ていないだけに
今日の応援は妙に新鮮だった。
おまけに同立戦と違い全部のリーダーの動きが見えるので
『同志社アトム』の振り付けなど、楽しませてもらった。

第一試合の途中から、三塁側のスタンドでなにやら設営をし始めた集団が。
どうやら立命館大学の放送局らしい(ジャンパーに“RBC”の文字)。
第二試合を実況していたのかも知れないが、再来週の予行演習か?

《第二試合》 関西学院大学9−0京都大学

京大 000 000 000=0 H6 E0
関学 010 201 32X=9 H13 E0

京大:土屋、江藤、熊本、天満、尾藤−岡田、吉村甲
関学:加藤学、橋本、金子−清水誉

関学の主将・4番の相原一紀(4・今治西)が4打数4安打。
2回、4回(三塁打)、6回とそれぞれの回に先頭打者として安打を放ち、
さらに本塁を踏んでいる。
4本目は7回裏ノーアウト満塁からセンターへの2点適時打と大活躍。
7番の渡邊祥一郎(3・報徳学園)も二塁打2本を含む3安打で
関学の今季初勝利に貢献した。

京大は6回に河原林哲(3.膳所)、伊藤慎哉(4・松山東)の連続安打で
好機を作るも得点にはつながらず。
エース土屋真司(3・西城陽)が5回3失点で降板したのも痛かった。

この試合、何が驚いたかと言えば、
一塁側関学応援席に総勢100人近い応援団が陣取ったこと。
チアも30人ぐらい居るし、吹奏も楽器を持つメンバーだけで60人ぐらい。
南港では打楽器の制限があるらしく、パーカッションは控えめ。
♪風に思う空の翼、輝く自由、Mastery for Service〜(『空の翼』)
の部分で入るはずのシンバルが無いのには拍子抜け。
でも、南港でここまでやってええん?と思うぐらい賑やかに応援していた。
『サンバKG』を聴くと「Defense!(×4を2セット)」とコールしたくなる(笑)
(京大なら『テキーラ』で「♪Defense!♪Defense!♪Defense!♪OK!」)
アメリカンフットボール京大戦応援の予行演習でもあるまいが。
京大も人数は少ないが男子リーダー、チア、吹奏の3部構成応援。
草?剛のBOSSのCMを見ると京大の野球応援を思い出すのだが、
あの『狼少年ケン』もかなり前からレパートリーにあるよなぁ。

プレーオフ第4戦はホークスが4−1で逃げ切り。さぁ明日だ明日!
その瞬間までには帰ってこようっと。
我が地元では幸い台風22号の影響はほとんどなく、
雨も昼頃には上がったので髪を切りに行ってきた。
帰宅してからファーム日本選手権の中継をスカイAで観戦。
(実況は先週神宮だったABCの枝松順一アナ)
ファームの日本一を決める試合ではあるが、
紀藤真琴とか、遠藤政隆とか、林孝哉とか、藤島誠剛とか・・・
なんでここにおんねん。

試合は、ドラゴンズが9回裏3点差をひっくり返すサヨナラ勝ちで制した。
ファイターズの先発須永英輝が8回まで2安打ピッチング。
9回に1点を失ったところで関根裕之にマウンドを譲ったが、
満塁から筒井壮がセンターへ同点の2点適時打、
代打の土谷鉄平が右中間へサヨナラヒットで大逆転勝利となった。

宮崎のサンマリンスタジアムってきれいな球場だなぁ・・・。
内野のフィールドにも天然芝が敷いてあるし、
プロ野球の本拠地でもおかしくないぐらい。
どことなくマスカットスタジアムにも似ているような気がするが。
・・・てなことを思っていたらマスカットに行きたくなった。
明日あさってと高校野球もやってるし、ちょっと考えてみよう。

球場の話になったところで、石毛宏典氏の四国独立リーグについて。
石毛氏に対しては、これまでのことを思えば個人的にはあまり・・・なのだが、
今回の動きについては結構楽しみにしているし、
正式に来年から発足するなら一度は足を運んでみようと思っている。
それだけに気になったことをまず。

石毛氏が旗振りをしている内容をごく簡単に言ってみれば、

・四国4県で各1チーム、計4チームのリーグ戦
・ホーム&アウエーで年間90試合を4月〜10月に開催

ということだが、高知と徳島では今のところナイトゲームが
できないのではないだろうか。
徳島でも県営鳴門球場には照明塔が設置されているものの、
プロのナイトゲームにはちょっとしんどいものだったと思う。
高知・春野は(行ったことはないが)広さやスタンドは申し分ないようでも、
ここも照明塔が無い。
希望としてはすべてナイトゲームで行いたい、との会見もあった。
が、高松のオリーブスタジアムは公共交通機関だけを利用する観客には
(特に夜間は)いささか不向きな立地である。
鳴門もあまり便利とは言えなかったが・・・。
好きな人ならばどんな手段を使ってでも球場にやってくるだろうが、
わざわざその球場へ出向いて試合を観ようと思わせるような
何かをつくり上げることは決して容易ではないと思う。
ゼロから始める独立リーグなのだから、まずは観てもらうことが先決。
その観てもらう場所が、1時間に1本程度しかバスが来ないところでは・・・。

ホークスの本拠地が平和台から福岡ドームに移ろうとしていた頃。
平和台は福岡の中心部に近く、天神へも徒歩で行けるぐらい。
一方、福岡ドームは百道浜の埋立地。
最寄り駅は地下鉄の唐人町駅だが、やや離れている感じもする。
西鉄バスが野球開催時には臨時バスを走らせることを聞いていたが、
それがどんな様子だったか、行ってみるまではわからなかった。
ところが。
定期便や臨時の直行便が、博多駅や天神から次々と出ている。
帰りもドームの敷地内から直行バスをこれでもかとばかりに走らせている。
初めてその光景を見た私はただただ驚くばかりだった。

これは西鉄バスだからこそできた稀有なことなのかも知れないが、
もしもドームへの交通機関が地下鉄だけしかなかったら、どうだったろうか。
駅から歩いて○分の一等地ではない球場が増えているだけに、
地元でバス路線を運営している会社や自治体への働きかけが
球団の運営にかなり重要な要素を含むことになるのでは、
と思っているのだが。

サンマリンスタジアムってどうなんだろう?
宮交シティや宮崎空港からバスはあるみたいだけど。
社会人野球日本選手権の近畿二次予選の組合せが決まった。
(NTT西日本、松下電器の野球部HPにあります)
今年は10月16日から7日間の日程で南港と舞洲で行われ、
早ければ18日に近畿代表一番乗りが出てくる。
昨年は姫路球場でオール平日開催。
1試合、しかも途中からでも観に行けたのが奇跡と思える。

今回は一応、土日から始まるのでなんとかそれだけは観に行けそうだが、
モロに関西六大学の“龍産戦”とカブってしまっている。
倉田山の伊勢大会にも行きたかったんだけど。
どれかを諦めざるを得ない。

初日、2日目は南港で2試合ずつ。
3日目〜5日目は南港、舞洲でダブル開催。
敗者復活&最後の代表決定の6、7日目は舞洲のみ。
第一試合が9時30分開始。早いなぁ。
先日の南港での関西六大学では、
(連盟の規定らしいのだが)16時までに終了できなかったので
コールドゲームになったことがある。
社会人の場合はそういうことは無いと思うが・・・。

言っておくが、南港中央球場は照明設備を備えた球場である。
高校野球大阪大会で点灯試合を観たこともある。
あまり使わせたくないのかも知れないが。
大阪は住之江競艇場の近くに“住之江公園野球場”という球場がある。
近くを通りかかることはあっても、この球場で試合を観る機会は
最近無かったような気がする。
私の母校(高校)は、夏の大会となると住之江で試合をすることが多く
在学中も卒業してからも何度かここで(負け試合ばかりを)観てきた。
青春の半ページぐらいは住之江にあるかも知れない。

住之江では、私の母校(大学)が所属する近畿学生リーグの
下部の試合もよく組まれるが、平日ばかりなのでなかなか行けない。
たまたま今節(第4節)に限って土日開催があったので行くことに。
母校の試合を観るのは、2年前の奈良県知事杯以来になる。

タイミング良く試合前の練習中に到着。
2年前とはユニがすっかり変わってしまい、見た瞬間我が眼を疑った。
正直、2年前(1部在籍時のデザイン)のほうがシックで良かったのになー。

奈良大学11−0兵庫県立大学(旧・神戸商科大学)

奈良大 201 053 0=11 H14 E1
兵県大 000 000 0=0 H6 E1
(7回コールド)

奈良:城戸、新宅−田辺   兵県:平野、西川−西岡

【HR】武智(5回表ソロ)、吉岡(5回表ソロ)、田辺(6回表2ラン)

中堅110m、両翼90mの狭い住之江(でも照明灯有り)。
本塁打が3本も出た。
5回表は先頭の3番・武智真秀(3・伊予)が初球をレフトに叩き込み、
4番・吉岡俊輔(3・尽誠学園)も初球をライトへ放り込み連続アーチ。
さらに5番・西原承憲(3・桜宮)も強い当たりをレフトへ飛ばしたが二塁打。
そして6番・小森靖(3・三重海星)、7番・成海静雄(3・新潟商業)も
続いて5連続安打で3点。
2アウト、死球のあと2番・川口裕介(2・伊予)が2点適時打。
これで先発全員安打になり、8−0と大差を付けた。
6回表は田辺耕二(4・平安)の2ランでさらにダメ押し。
先発投手の城戸拓也(3・明石西)はアンダーに近いサイドスロー。
仁科時成のようなフォーム、と言ってわかってもらえるだろうか(笑)
5イニングを散発5安打に抑え、新宅新(3・城内)の好リリーフもあり
7回コールドゲームながら完封リレーで勝ち点を挙げた。

近畿学生2部リーグの状況がどうなっているかはよくわからないが、
どうやら母校は2部で優勝争いをしているらしい。
残すは最終第5節、近畿福祉大学との試合のみ。
果たして入替戦進出、そして1部へ復帰することができるのか…?

しかし、入替戦に勝ててもあのユニで1部を戦うのか?
眼が覚めたら雨が降っていたので、体調のこともあり今日は一日OFF。
ベストコンディションならば社会人日本選手権阪和一次予選(NTT淀G)へ
行くつもりだったが、どっちみちこの雨では難しかろう、と思った。

でも試合はできたらしく、現地の友人から報告メールが。

松下電器9−1NTT西日本(8回コールド)
日本生命5−3大阪ガス

だって。
以前から私はNTT淀グラウンドとはトコトン相性が悪いようだ。
その理由は面倒なので書かないけど。

ところで、今日はスカイAで東京六大学野球の初放送がある。
溜まりに溜まった新聞の山と格闘するには絶好のBGMだ(笑)
誰が実況するんやろ?と思っていたら、

第一試合(明治vs法政):加瀬征弘

第二試合(早稲田vs東大):枝松順一

・・・思いっきりABC朝日放送のアナウンサーやがな!
言ってしまえば東京ローカルの中継でもおかしくないのに(笑)
あ、スカイAは朝日放送系だから当然か。
ラジオの近鉄バファローズアワーも終わったしなー。
ABCのアナだけに、高校野球ネタ満載だった。

関西に住んでいると、東京六大学の試合なんてNHK教育TVが
早慶(慶早)戦を春秋1試合ずつ放送しているだけで、
それも途中からしか観られない(途中で無理矢理終わることも)。
しかし、今回のスカイAは開始から終了まで!
CM入りは仕方ないが、7回表裏だけはブチ抜きでやって欲しいところ。

第一試合はもうええやん、と思うぐらいの打撃戦(法16−8明)。
東京ドームで四国銀行やJTの試合を観ただけでは、
明治のレパートリーは把握できないことが改めて判った次第(爆)
それに反して第二試合は点が入らないこと。
早稲田が内野安打と失策で挙げた2点を大谷智久(2・報徳学園)が
最後まで守った展開だったが、観ていて面白い試合だった。
東大の先発が木村友馬(3・川越東)と知って、
「えー、松家(卓弘。4・高松)ちゃうんか?TV中継あるのによー」
とブツクサ言っていたけど(ゴメンナサイ)、木村で充分良かった。
東大の試合がフルで中継されるだけでもめったに無いのに、
個人的には鈴木雅人(4・聖光学院=神奈川=)の好リリーフまで
観られて嬉しい中継となった。

スカイAは昨年の神宮大会を放送。
それが今回の東京六大学中継のきっかけになったのだろうか。
東都はJスポーツで2試合ほど放送してくれるらしいし。
あとは都市対抗&社会人選手権のGAORAが
関西学生野球の同立(立同)戦でも中継してくれれば良いんだけど。
KBS京都だけではローカル過ぎて…。
【9月26日の日記・前編】

この日の行動は、
“17時頃までに長居球技場に到着する”
ことだけが決まっていて、あとは未定だった。
結局、長居への移動が最も楽な南港中央球場を選択。
関西六大学野球の第5節2回戦を第二試合だけ観戦した。
朝から出かけるのがなぜか億劫だったので(汗)

神戸学院大学9−3大阪学院大学

大院大 000 030 000=3 
神院大 501 000 30X=9 

大院:坂田−柿元   神院:上野−樋口

大院大先発の坂田晋一(4・平安)がいきなりの乱調。
先頭の吉川紘提(3・玉野光南)が三塁打のあと、
四球で出塁した平尾真嗣(3・関西)が盗塁、
池田直樹(2・長崎日大)の適時打で二者とも生還。
その後も樋口亮介(2・光星学院)が適時打、
暴投と犠飛も加わって神院大は初回から大量をリード。
これが最後まで響いた。
神院大は上野隆博(1・廿日市)が先発。
5回に3安打と失策で3点を失うが、それ以外は危なげなかった。

この試合では、大院大の1番・松山祐二(3・神戸弘陵学園)の足に注目。
第二打席では安打で出塁、すぐさま盗塁を試みるが失敗。
第三打席は死球、安打と失策で3点目のホームを踏む。
第三打席は投手前にセーフティーバント、これが安打となり、盗塁も成功。
盗塁をするためにはまず塁に出なければならないが、
5回の打席でしっかり3回出塁。
それだけでも楽しみにさせてくれる選手であると思う。

大院大は応援団がリーダー2名、チア2名で応援。
音楽はテープで流し、鳴り物は太鼓1つ。
関西六大学でリーダー・チア・吹奏の“3部構成”の応援が
可能なのはいまや京産大と大院大だけになったと思われるが、
大院大に関しては私はしばらくその現場を目撃していない。
久々に聴いた応援歌も色々ある中で、『異国の丘』と『若鷲の歌』を
ミックスさせたような応援歌の題が気になる。
【9月25日の日記】

関西学生野球秋季リーグ戦・第4節2回戦“関関戦”

関西大学4−3関西学院大学

関学 000 100 002=3 H8 E2
関大 100 010 011=4 H11 E3

関学:重野、折田、加藤学−清水誉   関大:黒川、増田−乙須

今季の関関戦の節は久々に1試合開催で12時開始。
一塁側の関学応援席は、吹奏楽部が70人を越える編成を組んでいた。
関大はいつもよりやや少なめ?それでも吹奏は50人近く居る。
おまけにいつの間にかエレキベースまで加わっている。
同立戦と違って、一般学生の姿があまり見られないのは寂しい。

1回裏の関大の先制点は、4番光岡達郎(4・生駒)の適時二塁打だったが
それ以降はことごとく失策が得点に結びついていた。
4回表、この回先頭の相原一紀(4・今治西)が三失で出塁。
これが関学が同点に追いつくきっかけとなり、
荻野貴司(1・郡山)の適時打で相原が生還。
5回裏は坂口直樹(3・尽誠学園)の三塁打のあと
南尚幸(4・大阪桐蔭)が三塁ゴロ、本塁封殺を狙うが球が逸れて
記録は三塁のエラーに。
9回表関学の同点劇も黒川栄次(2・広陵)が打った遊失から。
そしてその裏、2アウト二塁で森田光昭(4・関大一)の打球は二塁へ。
二塁手の悪送球で二塁走者だった坂口が決勝の本塁を踏んだ。

関学先発の重野豊(2・観音寺一)は6回を投げ失点2。
崩れそうでなかなか崩れなかった。
6回裏、点は取られなかったものの3連打を浴びてしまったが、
先発してゲームをつくることは出来そうな印象でこれからに期待。
関大は黒川隆年(4・郡山)が先発。
被安打4だが、シングルヒットながら二度連打を浴びたのが気になる。

密かに3回戦を期待していたが、関大の連勝で今年の関関戦は終わった。
関関戦最終戦のセレモニーの逍遥歌が甲子園の銀屋根に響く。
それぞれの逍遥歌を味わいたいので、同時に歌われるのは好きではない。
そのあたりは何らかの事情があるのだろうが。
夕暮れ時に似合うようなメロディー、15時前ではまだ明るすぎる。
関大逍遥歌は3番まで歌詞を観なくても歌える。
関学逍遥歌『弦月高く』は歌うのが非常に難しいメロディーだが、
どちらも好きな歌である。
大阪近鉄バファローズの試合を、
本拠地・大阪ドームで観られるのもこれで最後。
9月24日のライオンズ戦はどうしても行きたかった。
どうしても最初から最後まで見届けたかった。

月例の通院は、8月の段階で次回の診察が24日と決まっていたので
その日にうまく最終戦の日程が入ってくれた。
おかげで16時45分にドームへ行くことができた。
一応平日の夕方だし、三塁側には下段にもまだ余裕がある。
ホークス戦のときに座っている自由席の“定位置”で観ることに。

17時30分頃、
ドームビジョンに『白いボールのファンタジー』の歌詞が映し出される。
いつものごとく私も小さな声ながら歌う。
2番の歌詞を歌っているうちに、熱いものがこみ上げてきて
マジで涙が出てきた。
泣くのはまだ早い、と思っていても。

最終戦ということもあり、内野・外野とも自由席は無料開放されている。
三塁側にもお客さんが回を追うごとにどんどん増えて来る。
上段席、本来入れないドームビジョンの下も人で埋まってきた。
ドームの係員が空いている席を目ざとく見つけ、
立ち見のお客さんに座ってもらえるように協力を求めることもたびたび。
だからと言って、松坂大輔と中村紀洋の対決の最中に声をかけてくれるな。

赤堀元之の最後の登板を観に静岡から来た友人が居る。
この日のために指定席を取り、関関戦とハシゴで駆けつけた同僚が居る。
花園で会うことのほうが多い知人が、仕事帰りの姿で外野席に居る。
ひょんなことで知り合って10年以上になる学校の先輩も、
お馴染みの赤いハッピを着て悠々と大きな旗を振っている。
日生、藤井寺の頃から聞きなれていた大野さんの
「ピッチャー、**に替わりまして、○○が入ります」
という独特の場内アナウンスも今日でたぶん最後。

延長に入ると、インターバルでお客さんを映していたドームビジョンが、
一塁側ベンチのバファローズの選手らの姿を映しだした。
気が付いた選手が手を振ったりしてそれに応えている。
熾烈なペナントレースの最中では有り得ないことだが、
それが楽しく、しかし寂しく、そしてつらい。
普段はホークスを応援している立場なのに、なぜ眼が潤んでくるのか・・・。

『白いボールのファンタジー』選手会バージョンをバックに、場内一周。
(だから、1番の“セントラル”は違うんだって!!)
三塁側にさしかかると、ライオンズ伊東勤監督や選手達が握手で迎える。
ライトスタンドをバックに記念撮影。
しかし、最後まで梨田昌孝監督の挨拶は聞かれなかったのが残念。
マスコットのバフィ、ファルルがライトからの声援に深々と礼をしている。
その姿を見てまた・・・。

ライトスタンドの二次会を観に外野席へ移動したが、
終電が気になり23時頃出たので最後までは居られなかった。

プロ野球の試合を初めて球場で観てから、およそ30年。
その中で、リーグ優勝の瞬間を観たのは2回。
1989年の藤井寺、2001年の大阪ドーム、いずれもバファローズ。
思い入れが無いはずがない。
南海ホークスの本拠地最終戦は観に行けなかった。
それだけに、どうしても観ておきたかった・・・。
泣いている姿を他人には見せたくなかったけれど。
まず冒頭で言っておきたかったこと。

吉田豊彦投手、1000奪三振おめでとうございます。

今日は秋分の日で祝日。
朝の間に家で雑事を済ませて、おもむろに外出。
昨日の新聞に秋季近畿高校野球大阪府予選3回戦の組合せが出ていた。
この段階の試合だと高校のグラウンドを使う場合が多いのだが、
今日は寝屋川と萩谷の2球場でも行われるとのこと。
どうせならあまり行けそうにないところへ行こうと思い、萩谷を選択した。
19日に続いて“球場へ行くこと”だけが目的の観戦。

萩谷総合公園野球場は、高槻市にある。
たまに“荻谷”と書かれたりするが、“萩谷(はぎたに)”が正解。
2002年の11月にオープンした新しい球場で、
日本生命と松下電器による記念試合を観に行ったことがある。
それ以来萩谷へは行っていなかった。
阪神大学リーグの2部の試合が行われたりするが、いずれも平日開催。
高校野球では夏の大会では使われることはない。
住之江公園球場や久宝寺球場よりもずっと広いグラウンドなのだが、
とにかく不便なのである。

JR富田駅(一部はJR高槻駅)から萩谷へ行く高槻市バスが、
平均1時間に1本しかない。
以前から不便やなぁ、と思っている舞洲でももうちょっと多い。
関大の高槻キャンパスでも山の中だと思うのに、さらにその奥。
狭隘な道路を走る山間路線である。
辺鄙さでは岡崎市民球場といい勝負かも知れない。
(いや、岡崎は道路が広いだけまだマシか?)

12時過ぎに球場に到着。第二試合の3回裏まで進んでいた。
スコアボードにはチーム名と得点は出ているが、選手名は表示されず。
場内放送無し、おまけに安打、失策数はいつまでたっても“0”のまま。

《第二試合》
刀根山 412 100 0=8
盾  津 000 010 0=1
(7回コールド)

刀根山高校は豊中市にある。大阪の高校では珍しい縦縞のユニ。
背番号1はエースで4番。
(失礼ながら)投手らしからぬ体型だが、バッティングが良い。
盾津(たてつ)高校は東大阪市。
“かわち野高校”という総合学科の高校に衣替えし、
今年度入学生は“かわち野”の生徒、ということになる。 

《第三試合》*6回表まで観戦
天王寺 000 120 ・・・
北  野 021 10・ ・・・

萩谷へ行こう、と思い立った要因のひとつが、
伝統校マニアの心をくすぐるこの対戦(笑)
定期戦も行われている大阪屈指の公立名門校同士。
ともに野球部は甲子園経験(北野は選抜優勝あり)を持ち、
ラグビー部もかつては強豪として全国にその名を誇っていた。
スタンドにもOBらしきオールドファンの姿が目立つ。

天王寺はアイボリー、北野は純白のユニフォームだが、
左胸に校章のみをあしらったデザインは共通している。
特に北野は上から下まで非常にクラシカルで、それがむしろ絵になる。

北野の背番号1はきれいなフォームのサウスポーで、腕の振りが良い。
少々荒れ球なところが、同じ北野OBで昨年まで京大のエースだった
河村浩輔と重なって見えた。

夕方に所用があったので、試合途中で出ねばならなかったのが残念。
試合開始も予定よりも遅く、試合もスローペースだったので
途中から内野のボール回しをしないように審判から声がかかった。
結果、7−5で北野が勝ったそうだから、日没までには終わったようだ。
【9月20日の観戦記】

*関西六大学野球秋季リーグ戦・第4節1回戦(舞洲)*

《第一試合》 京都産業大学4−1大阪経済大学

京産大・平野佳寿(3・鳥羽)の投球は安心して観ていられる。
6回に辻浩二(4・報徳学園)、田中宏和(3・尽誠学園)の
2本の二塁打で1点を失うが連打を許すことが無く、
走者を置いた場面でも三振が取れるのが心強い。
与えた四球もわずか1つ。
トップバッターの安井亮太(3・大阪桐蔭)が3安打。
2回盗塁を試みて2回とも阻止されたけれども、
相手にしてみればイヤラシイ選手だろうと思う。

大経大で私の目を引いたのが、3番手で登板した山口拓也(1・赤穂)。
1回生ながら堂々としたピッチングで、3回を奪三振4。
兵庫で高校野球を観ていそうな友人にメールで尋ねてみたが、
「前田(周児。この日は2番手)なら記憶があるけど・・・」
という答えが返ってきた。
将来掘り出しモノになるかも知れない。

関六は春秋ともにいつも2〜3試合ぐらいしか観ていないのだが、
大経大の試合を観戦に行けば必ず見ているような気がするのが
マウンド上で孤軍奮闘する増田雄紀(4・上宮太子)と、
ベイスターズの帽子をかぶって旗を振って応援するオッちゃん。
増田は今日の登板はなかったが、オッちゃんはいつものとおり(笑)

《第二試合》 神戸学院大学3−2龍谷大学(延長10回)

神院大・小椋誠士(4・明石南)のフォームを見ていると、
バファローズの加藤伸一がどうしてもダブって見える。
加藤よりは少し横手気味だが、右打者へのアウトコースの球が
絶妙な感じがする。この日のように決まっていればそうは打たれないはず。
被安打7の失点2だが、長打は1本も無し。
粘り強い投球で10イニングを投げきり、龍谷の連勝をストップさせた。
延長戦を決着させたのは須江洋太(4・長崎日大)の適時打。
3回にも犠牲フライを打つなど、4番の仕事を果たしていた。

神院大の応援にブラスバンドが来ているのを見たのはいつ以来だろう?
ちょっと思い出せない。
まだ兵庫の社会人野球で阿部企業が存在していた頃だったと思うが。
以下、打順ごとの曲目(なんでそこまでメモするか(笑))

1=坪井智哉(F・タイガースバージョン)
2=山?武司(BW・ドラゴンズバージョン)
3=松井秀喜(NYY・ジャイアンツバージョン)
4=金本知憲(T・カープバージョン)
5=田中秀太(T)←もとTの中野佐資でもある
6=緒方孝市(C)
7=石井琢朗(YB)
8=T汎用テーマ(原曲:セントポール)
9=古田敦也(S)

9回表には選手テーマとは関係無しでディズニーの『南部の歌』を演奏。
音が良かっただけにこんな“余興”ももっとして欲しかった。
その野球場の存在は以前から気になっていた。
都市対抗や日本選手権の一次予選でも使われているのだが、
名前は聞いていてもそれがどんなところなのか知らなかった。
あれは一昨年のことだったと思うが、チームの拠点とされる町に
それらしきグラウンドがあると知って行ってみたことがある。
その日はグラウンドには誰も居なかった。
確かに、その球場とまったく同じ名前の看板は上がっていて
野球場の体をきちんと成していたのだが、一塁には2色のベースが。
・・・ソフトボールのグラウンドやんか。

『GRAND SLAM』には、本拠の町とは全く違うところに
グラウンドがあることが載っていた。
そこはあくまでも“グラウンド”であって“スタジアム”ではない、
と思っていたのだが、どうも一緒らしい。

ある日の大阪ドーム、ホークス戦の三塁側内野席で
顔見知りの方と社会人野球談義に花を咲かせていたところ、
「西名阪沿いにな、おっきいグラウンドが見えんねん」
という話が出てきた。
とても簡単に電車やバスでは行けそうにない感じだったので
行くことは無いやろなぁ、と思っていた。

しかし、昨晩ふと思いついて使えそうなバスを1時頃まで綿密に調べあげ、
今日それを実行することになった。
日本選手権の滋賀・奈良一次予選だが、
どのようなカードが組まれているかの確証は
JABAの公式サイトの更新が相変わらず滞っている
のでまるで無い。
試合よりも、球場の存在を確かめに行くのが今日の目的のようなものだ。

天理駅から上野市行きの奈良交通バスに乗る。
“特急”という種別はあるが、中乗り前降りの普通の路線バスである。
その路線バスが当然60km/hの制限速度内で名阪国道を走る。
途中の停留所(国道山添?)から車内は私の貸切状態に。
天理を出てからおよそ1時間、進行方向左側にグラウンドが見えてきた。

「あれが“MIKIHOUSE STADIUM”か!」

と思う間もなく、バスは目的地の国道白樫の停留所に到着。
自動車専用道を挟んで向こう側にある帰路の停留所の位置を確認してから
ミキハウススタジアムへ向かった。
10分ちょっと歩いて到着すると、第一試合はもう9回に入っていた。
(結果、甲賀健康医療専門学校5−0奈良産業大学OBクラブ)
中堅122m、両翼100m、外野は天然芝の広々としたグラウンドである。

帰りは15時16分発の天理駅行きに乗らねばならないので
(それを逃すとさらに2時間以上のインターバルが・・・)
第二試合は最後まで観られそうにないが、観られるところまで居ることに。
ネット裏にある屋根付きの小さな観覧席に潜り込んで、
13時15分開始から限界まで?観戦した試合の経過は以下のとおり。

大和高田ク 300 1・・ ・・・=4 H6
ミキハウス 123 0・・ ・・・=6 H9

高:寺澤勝、橋本−武田   ミ:近藤−山根

スコアボードには選手名が出ないので、
打順と守備位置と背番号の照合を忙しくしながらメモを取る。

高田クの今日の4番はアメリカ帰りの辻田摂。
1アウト1、2塁で打席に立つと、近藤大輔の初球を思い切りライトへ運び
特大の3ラン本塁打で機先を制した。
ミキハウスは2回裏に佐藤俊和、鮫島浩太郎の適時打で同点。
3回にはヘルマン・メサの2点適時二塁打でリードした。
4回終了時点で14時55分頃だったので、ここで残念ながら退出。
結果は明日の新聞を見ないとわからない。

私の位置からは、ミキハウスのベンチからの掛け声がよく聞こえる。
特にリーゴ宮本の声がよく響く。
「イイヨ、サトサン(佐藤)、ゼッコウチョウヨ!」
メサには「バーモス!バーモス!」(←って何語だっけ?)
“カタカナ”で書きたくなるようなヤジが、とてもいい味を出していた。

帰りの天理駅行きのバスは三重交通、しかも高速バスタイプで
行きとはえらい違い。こちらも途中まで貸切。
おまけに最後まで乗客は私含めて2人って・・・(^^;
今日、自分の携帯電話に自分のメアドからのメールが来た。
例によっていかがわしい広告メールだが、
わけのわからん番号やメアドでなくて発信元が自分のだから・・・
こんなことってあんの?あー気色悪ぅ。

それはさておき。
朝から雑事に取り紛れて出発が遅れたが、今日は太陽が丘へ。
お天気がちょっと心配。
先週の土日もにわか雨に遭っているので傘を持って行く。

《第一試合》 花園大学3−1佛教大学

花園 011 100 000=3 H6 E4
佛教 001 000 000=1 H4 E1

花:有末−江畑   佛:横地、寺元−福永

観戦は4回裏からだったので、バッテリーはその時点からのもの。
近くで観ていた方々の会話を小耳に挟んだのだが、
佛大の横地孝之(4・県立和歌山商業)は5回までで120球を
越えていたらしい。
私が球場入りしてからは試合は動かなかったが、
佛大は6回、7回と続けて併殺で得点機をつぶしていたのが惜しい。
終盤になって雨が降り出し、メモを取るのもひと苦労。
大粒のにわか雨の中で試合が終わった。

《第二試合》 滋賀大学5−3京都教育大学

滋賀 001 022 000=5 H6 E0
京教 102 000 000=3 H6 E0

滋:板谷−松本   教:末長、大崎、山口−難波

西京極とは違って、雨が降ると逃げ場の無い太陽が丘。
しかし、滋賀大の先発投手が板谷圭人(3・桃山学院)とあっては
試合を観ずに球場をあとにするわけにはいかない。
春に続いて板谷を観に来たようなものだから(笑)
ボール球が多いのは相変わらずだが、そんなことはお構いなしで
ファールを打たせてカウントを稼ぐところが心憎い。
1回に松木勇樹(4・岡山城東)の二塁打で京教大に先制を許し、
3回には田尻明宏(2・熊本西)の二塁打などで追加点を取られたが
4回以降は内野安打1本のみに抑えている。

滋賀大は5回、9番打者の廣田亮(2・乙訓)の2ランで同点に追いつき、
6回には末次翔(3・京都成章)の2点適時打で初のリードを奪った。

9回裏、京教大は先頭の岡崎透(4・米沢興譲館)が粘って四球で出塁。
ここで滋賀大ベンチから監督代行兼指名打者の登内真平(3・豊田西)が
マウンドの板谷のもとへ走る。
「あともうちょっとや、しっかりせぇよ」
と言ったかどうかは知らないが、軽く蹴りを入れるような仕草を見せた。
すると板谷も、
「わかってるって。ちゃんと抑えるがな」
と言わんばかりに登内に軽く蹴りを返す。
そんなキャプションを入れたくなるような楽しい伝令のシーンだったが、
その後は右飛、遊ゴロ併殺で仕留めて板谷が見事完投勝利。

京教大は春のシーズンに比べてベンチの人数が減った。
滋賀大も選手の層は決して厚いとは言えない。
しかし両チームとも守りが堅く、雨の中でも無失策の締まった試合だった。
それにしても板谷のピッチングといい、ベンチの雰囲気といい、
滋賀大の野球にはどこか不思議な魅力がある。
交渉は終了予定時刻を過ぎてもまだ継続されていた。
19時のニュースに間に合うか?と思ったがそれでもまだ続いた。
今日のプロ野球はパシフィック・リーグの3試合。
その中でヤフーのBWvsMは21時より前に終了した。

それからしばらくして、ヤフーのスコアボードのビジョンに
18、19日のマリーンズ戦が選手会ストライキのため中止になったことが
映し出された。
19時以降、新たな動きはないだろうかと折に触れて各メディアのサイトを
あちこちと探っていたのだが、やはり現場は最も速かった。

21時のニュースに合わせたかのような記者会見だったが、
NHK総合は本来のプログラムどおりに21時15分でニュースを終了させた。
“日本のプロ野球の歴史始まって以来のストライキ決行”
(私は“プロ野球70年”というフレーズは間違ってる!という立場です)
というニュースは、その記者会見をリアルタイムですべて流すほどの
ニュースでもないのか。NHKにとっては。
結局少々遅れてBSニュースで見たわけだが。

古田敦也会長が、憔悴した表情を見せながらも冷静に言葉を選ぶように
ストに至った経緯を話していた。
私はただ、画面に向かって
「お疲れ様です・・・」
としか言えなかった。
ストが決まり(私は19日の)試合が観られなくなったにしても、
それを責める気持ちにはとてもなれない。

千葉に住む友人が、明日からヤフーに遠征を予定していたという。
今回のストライキはある程度予想はしていたが、
それよりも雨で中止になる可能性が高いかも、と思って
往復の足を何も確保していなかったらしい。
「雨で中止になった、と思えばいい」
という前向きなメールが、22時過ぎに届いた。

おまけ。
明日から神宮でSvsTがあるとかで、球場前で場所取りをしていた(たぶんTの)ファンが、
「ストになったら野球が観られなくなる。明日どうしよう?」
という感じでインタビューに答えていたが、
君の目の前にある球場はどこやねん?
と小一時間問い詰めたい気分だった(笑)
ライブドアは仙台ですか。
堀江社長が大阪ドームでバファローズのユニを着てはしゃいでいたのは、
やっぱり単なる賑やかしのパフォーマンスにすぎなかったのですね。

堀江社長がTVのインタビューで、
「高校野球でも強豪がひしめいている」
のようなことを言っていたが、どの地域を指してのご発言なのだろうか。
宮城県で限定すれば、東北と仙台育英しか思い浮かばないんですが。
(宮城の方、スミマセン)

・・・とちょっと嫌味も言ってみたが。
仙台、フランチャイズとしては悪くないと思う。
少々傷みは激しいみたいだが、県営宮城球場はかつてオリオンズの
準本拠地でもあったところだし。
将来はドーム球場を新設する構想もあるとか。
(またドームかよ・・・せめて天然芝開閉式にしてくれぃ)
東北の中心都市でもあり、仙台ぐらいの規模ならば充分OKな気がする。
遠征の楽しみがまたひとつ増える(笑)
申し訳ないが、私は宮城県内ではまだどこの球場へも行ったことが無い。
ただし、隣の岩手県なら花巻球場へ行ったことはあるが・・・。
その時はなぜか仙台に宿を取って、牛タンを食べに行ったものだ。
仙台には美味しいお菓子もいっぱいあるし、って何の話だ(笑)

しかし今回のライブドアの動きは、昨日の楽天の参入表明があって
ちょっと焦りが出てきたのか?と思ったりもする。

その楽天が神戸に本拠を置く、と報道されて噛み付いたのは
やっぱり阪神。
そりゃ、自分の“保護地域”に新たに参入して来られるのは迷惑だろうけど。
いちいち書かないが、新聞各紙に出ている一連の発言を見てみると
なんか自らの器の小ささを思いっきり晒しているように思えて仕方がない。
普段は読売何するものぞ、と対抗意識を燃やしておきながら、
いざ読売がボソッと「・・・パ・リーグへ行っちゃおうかな」と
独り言みたいなことを言えば必死になってそれを引きとめようとする。
所詮は読売頼みのセントラルの球団でしかないわけだ。
「大勢のファンが居るんやから、地域がかぶっても痛くもかゆくも無いわ」
とでも言ってみたら凄いとは思うけど、それも腹立つわなぁ。

で、楽天は結局神戸以外の本拠も検討すると言う。
できれば神戸であって欲しいのだが・・・。
私の希望としては、倉敷か松山も入って居れば良いな、と思う。
野球場としては申しぶん無いところがあるのだし。

復活!

2004年9月12日 野球
今日はまず南港中央球場へ。

関西学生野球・第2節2日目第一試合

立命館大学5−1関西大学

関大 010 000 000=1 H6
立命 030 020 00X=5 H12

関大:黒川、伊藤維、田辺佑−乙須  立命:谷川、池添−中井

先制したのは関大。
2回表に先発投手の黒川隆年(4・郡山)が自ら適時打で叩き出したが、
その裏立命は中井純也(4・三田学園)が右越2点適時二塁打で逆転。
続く藤崎康司(4・久留米商業)もライトの頭上を越して3点目を挙げた。
5回裏は高橋孝典(4・中京大中京)、中村真崇(3・東筑)の
連続適時打など4安打を集中してリードを広げ、試合を決定付けた。
関大は4度先頭打者が出塁するも得点には結びつかず、
立命は2回、4回に集中打を見せたのが大きかった。
ちなみに先発全員安打。

スタンド入りしたとき、関大が試合前のシートノックをしていたが
背番号のフォントが昔のものに替わっていたのには一瞬目を疑った。
春までのはゴシックだったが、あれはどういう名前のフォントなんだろう?
阪神タイガースが昭和30年代のビジターユニで使っていた、
と言ってわかってもらえるだろうか?
とにかく私にとっては関大の背番号はあのフォントだったから、
復活したのは嬉しい。
あと、左袖に校章が付いたところもマイナーチェンジ。
立命も大学選手権から着用しているユニなので、私には所見。
背番号のフチ取りが白くなった点はこちらも復活と言えるかも?

関大はブラスバンドが約20人で演奏。
南港での演奏付き応援は初めて見た。
応援団の大太鼓がなかったので、演奏としては聴きやすかったと思う。

第二試合の同志社vs近大も観たかったが、
ファイニーズのXリーグウエスト1部復活開幕戦にどうしても行きたかったので
第一試合終了後のエール交換が済んでから移動した。

で、ニュートラムと市バスを乗り継いで雨の長居球技場へ。

アサヒ飲料チャレンジャーズ
 7  7  6  7=27
 3  3 13  0=19
ファイニーズフットボールクラブ

第3クオーターでこの日初めてのタッチダウンを獲得したのは良いけれど、
そこで無理して2ポイントコンバージョンを選択せんでもええんちゃう?
と思ったものだが、2本めのタッチダウン、トライフォーポイントも成功して
19−14と逆転したときには
「ひょっとして、行けるかもよ・・・」
と期待したもの。
しかしあっさりとまたひっくり返された。

正直言って、1部に復帰したばかりのチームで
チャレンジャーズをここまで追い詰めることができるとは思わなかった。
でも、勝てた試合だったと思う。
いい試合を続けていても勝てなければ“善戦マン”に終わってしまう。
今は勝利あるのみ。
Xリーグの5(6?)試合全部は観に行けないと思うが、
頑張れファイニーズ。
地下鉄堺筋線から阪急千里線に入ろうとするその時。
携帯電話のバイブレーターが響いた。友人Tからの電話。
「あっ、どうも、おはようございます」
「ごめん、今、電車の中なんやけど…何や?」
「あのー、今から万博球場に阪神リーグ観に行くんですけど…」
「ハハ、俺もや(笑)じゃ、あとで」

今季の阪神大学1部リーグは平日開催が多く、
今日を逃せば観に行ける計算が立たないと考えていた。
関西5リーグを各最低1試合は観戦するのが私の恒例の目標なので。
Tの場合は西京極へサンガの試合を観に行くついでに
久しぶりに万博で阪神リーグを観よう、と思い立ったらしい。
彼が言うには、ジャイアンツの上原浩司が大体大に居た頃以来とか。

《第一試合》大阪産業大学5−3帝塚山大学

産 110 102 000=5
帝 000 100 200=3

産:島田、徳山−豊岡   帝:神谷、大島、大?、北野−中原、小畑

4回裏途中に到着。
先に来ていたTと昨日までのプロ野球問題などについて
議論しながら観戦していたので、試合内容はよく憶えていない(笑)
大産大6回表の2点は代打・梅本周治(2・鳥取城北)の二塁打。
帝塚山7回裏の2点は、上原高波(3・尼崎小田)が
替わったばかりの徳山征守(4・浪速)から放った適時打によるもの。

《第二試合》大阪体育大学3−2天理大学

体 001 000 002=3 H4
天 000 020 000=2 H2

体:高野−園田  天:宮内−八木

2回から3回にかけて少しだけ雨模様に。
3回表、西健太(3・尼崎小田)の三塁打で大体大が先制したが、
それまで高野圭太(3・大体大浪商)の前に抑えこまれていた天理は
5回裏に2アウト1、2塁から青崎恭平(2・酒田南)がレフトへ適時打。
レフトがもたつく間に二者が生還して逆転。
天理は、この回は特にボールがよく見えていたのか
臭いコースにどんどん食らい付いてファールにするなど、
5回裏の攻撃だけで高野に40球近くを投げさせた。
天理の先発・宮内浩樹(3・都城泉ヶ丘)は丁寧な投球で
4回以降は無安打に抑え、9回表も簡単に2アウトを取った。
ここで大体大は代打に曽田陽介(3・関西創価)を送ると安打で出塁。
山本直登(2・履正社)が宮内の初球をライトポール際に運び、
土壇場で起死回生の逆転決勝2ランとなった。

今季から阪神リーグのパンフレットがリニューアルされ、
1部所属校の主な選手の顔写真が入るようになった。
関西の5リーグの中では唯一無料で配布しているのだが、
球場に居る学生委員に尋ねるが、本部まで取りに行かねばならない。
おまけに万博球場の本部席へ行くにはちょっと勇気が要る(笑)
でも、この内容ならば堂々と有料販売しても良いような気もするが。

心はひとつ。

2004年9月5日 野球
都市対抗準決勝は、まだGAORAを見終わっていないので…。

今日は、今シーズン最後の大阪ドームでのホークス戦。
これだけは何を差し置いても行きたかった。
試合のほうは、5回まで0−4とリードされていたホークスが
8回表に荒金久雄と松中信彦の本塁打など打者一巡で逆転、
9回裏の反撃も吉武慎太郎がなんとか防いで6−5と勝った。
2日続けてヒヤヒヤものの試合を勝つことができたのは嬉しいが、
最終戦にどうしても行きたいと思う理由はほかにもあった。

大阪ドームでの最終戦、ということで試合終了後に
ホークスの選手たちが三塁、レフトのスタンドへ挨拶にやって来る。
そんなシーンだけでなく、その後の“二次会”が凄いのである。

ホークス側から「頑張れ頑張れバファローズ」と投げかければ
バファローズ側も「頑張れ頑張れホークス」と返してくる。
『白いボールのファンタジー』もホークスが1番、バファローズが2番の歌詞を
それぞれ歌う。
ライトスタンドから『南海ホークスの歌』が聞こえるわ、
レフトスタンドから『近鉄バファローズの歌』が歌われるわ、
さらに『いざゆけ若鷹軍団』がライトから返ってくるわ、と
「東西対抗の予行演習かいな(笑)」
と言いつつもこの時ほどパシフィック・リーグのファンで良かった、
と思えるときは無い。
「近鉄電車(南海電車)ではよ帰れ!」
などといつもはグラウンドを挟んで言いあっていても、

「心はひとつ、パシフィック!」

なのだ。
昨晩遅くからどうも胃の調子が悪い。
最近心配ごとが多いからなぁ(←ホントかよ!)

今日の大阪ドームは14時開始と少し時間に余裕があるので、
ふらっと南港中央球場に寄り道して1時間あまり日光浴をしていた(笑)
昨日開幕した近畿学生リーグ、大阪教育大学と大阪市立大学の1回戦。
大教大は春季リーグで敢闘賞の松尾晃雅(4・刈谷)、
大市大は春季ベストナインに選ばれた森田要(3・八尾)が投げていた。
松尾の直球は本当に重そうに見える。
森田は7回に疲れが出てきたのか3点を奪われたが、
ゆったりしたフォームからの制球には思わず「ほぉ〜」と声が出るほど。
大教大が5−2でリードした7回表終了とともに移動。

大阪ドームは新垣渚が好投していたが終盤つかまりだし、
8回2アウトから投げた三瀬幸司が9回裏、
代打大西宏明にレフトスタンドへ運ばれて同点、延長戦に。
10回表、これまた代打の大道典嘉がレフト上段へ特大の2ラン。
追いつかれたときの厭な雰囲気を見事なまでに吹き飛ばしてくれた。

ところで。
GAORAがウン時間遅れで都市対抗の準々決勝を中継してくれている。
22時現在で第三試合(川崎市・東芝vs仙台市・JT)。
第四試合は何時に始まるのだろうか(汗)

自宅で第一試合(仙台市・七十七銀行vs京都市・日本新薬)を
3回まで観ていた。
新薬が延長戦で敗れて近畿勢が全滅したことを大阪ドームで知り、薄情にも
「あとはどこが優勝しようと知ったこっちゃねぇわ」
と思ったものだが、JT応援席のあの凄い声援がTVの画面からも
おおいに伝わってくるのを感じてしまった今、
JTを優勝させてやりたい、そう思うようになった。
JTの応援団の旗は、南海ホークスの球団旗とほぼ同じ配色なので
そんな意味でも感情移入ができる。
それにしても、中村渉。いいなぁ〜。
七十七銀行も勝ってるし、決勝で“仙台市ダービー”になったら凄いやろなぁ。

< 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28

 

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索