舌の根も乾かぬうちに。
←昨年秋の明治神宮野球場。

詳細は2004年10月23日の日記参照。

東京六大学秋季リーグ戦は明日開幕です。

仕事から帰って、夕食をすませてひと息ついたところで
たまたまシールの貼っていないビデオテープを再生したら、
昨年秋の東京六大学中継(スカイA)だった。早稲田vs立教、慶應vs明治。
今年もスカイAでは5試合を放送する予定らしいが・・・

東大と明治の試合が無いじゃないか!

早慶戦はNHKでも中継するんだしさぁ。
ちょっとは考えてくれい。

2年続けて決行した日帰り神宮ゲリラ観戦、今年はできるのだろうか?

・・・って、2週間前は東京に居ておきながら、
もうそんなことを考えている私。
その前に行くべきところはいくつかあるのだけれど。
まずは期日前投票だな(笑)

長い・・・。

2005年9月7日
長い・・・。
ホークスの今季関西最終戦。

でも最後まで観てません。

無駄に長い試合だったので。

9回表2アウト、7点リードでの投手交替って何の意味があって?


大阪Dにはたぶん11月(社会人日本選手権)まで行くことは無いと思う。
プロ観戦は今日が今年最後かも。

やまたかせん。

2005年9月5日
大阪府堺市から、松原市、藤井寺市、柏原市、奈良県香芝市を経て
奈良県大和高田市へ通じる道を、“堺大和高田線”と言う。
大阪府道もしくは奈良県道であるが、一部が国道と重複しているこの道は
私の職場では“やまたか線”の名前で親しまれている(笑)

昨日の段階でクラブ選手権のベスト4が揃い、
NOMOベースボールクラブと大和高田クラブが決勝で対戦する可能性が
より高くなった。
「あー、“やまたか線”対決になったらオモロイなぁ」と
今朝の新聞を見て思ったのだが。
『こちアマ』で同じことを考えていた人が居たのに思わず苦笑

その対決がインボイスSEIBUドームで実現。
NBCのHPによれば、8−1でNBCが勝ち初出場初優勝の快挙。
都市対抗に続いてクラブ選手権にも出て、
しかも優勝するようなチームになろうとは。
たいしたもんです。
早ければ午前中から雨が降るかも知れぬ空模様。
完璧な晴れであればちょっとだけ遠出するつもりだったが、
その目的地はどう考えても屋根が無さそう。
どうせ降るのは間違いないのだから、それに備えて西京極へ。
関西学生リーグ・第1節2回戦。

《第一試合》 立命館大学4−1関西学院大学

立命 100 100 020=3 H9 E1
関学 000 100 000=1 H6 E0

立命:黒田−西川   関学:出原、金子−清水

関学の先発・出原雅浩(1・岡山城東)は昨年のセンバツで観た。
昨日の岸敬祐(1・関西学院)に続いて1回生の先発である。
立ち上がりに1点を失ったが、投球のテンポ、そして制球が良い。
立命の打者に初球攻撃が目立ったのは、
それだけ早いカウントから勝負に出ようとしていたように思える。
それがいきなり甘い球になって長打を浴びることもあった。
特にいいところで逃さなかったのは6番打者の西川喬将(3・立命館宇治)。
4回、8回と初球からの適時打で3打点を挙げている。

立命・黒田巖域(2・立命館宇治)は安定感のある投球。
4回裏、千蔵翔太郎(3・尼崎産業)の適時打による1失点のみで、
5回以降は三塁を踏ませなかった。

一塁側には関学の応援団総部が三部合同応援。
やっぱりエエ音やなぁ〜。
7回の校歌は吹奏の男子部員が白手袋をはめてリードを執っていた。

隣の陸上競技場では15時30分からアメフットの同立戦もあるので、
立命応援団は当然来ているものだと思っていたが・・・。
女子の団員が制服を着て5人ぐらいで声援を送っていて、
試合終了後のエール交換までやっていた。
後で隣をちょっとだけ覗いてみたが、吹奏もチアの姿も無し(同志社も)。
まだ夏休みか?


《第二試合》 近畿大学3−1京都大学

京大 000 001 000=1 H6 E0
近大 111 000 000=3 H8 E1

京大:川添、濱田、天満、土屋−岡田   近大:松嶋、今泉、大隣−倉重

近大は1回先頭の北野誠之(3・智辯学園和歌山)が三塁打、
続く森志朗(2・岡山南)の適時打で早々と先制。
2回、3回と着実に1点ずつ追加して行った。
先発の松嶋勇太(4・興誠)も危なげなく、5回まで9つの三振を奪っていた。

雨が強くなった6回表、京大は2アウトから田中壮太郎(3・奈良)が二塁打。
坂井伸光(4・三国丘)の安打で田中が生還しようやく1点。
その後も死球と四球で満塁の好機だったが、あと一本が出ず。
7回にも2アウト二、三塁の場面があり、追いつける隙はあったのだが。
8回は今泉直弘(3・興誠)、9回には大隣憲司(3・京都学園)まで投入して
近大が逃げ切った。
松嶋はリーグ戦初勝利。

近大応援部はリーダーと吹奏が来ていた。チアはなぜか欠席。
7回の『近大節』が終わらないうちに攻撃が終わってしまわないか、と
余計な心配をしてしまうのだが(笑)今日はなんとかギリギリだったような。
京大応援団はこのあと隣でのアメフットの試合(18時10分〜)にも
当然応援に行くのだと思うが、体力がそれまで持つのか?と
これもまた余計な心配をしてしまうほどの元気さ。


明日が休みならばそのまま隣へ移動して観戦しても良かったのだが、
既に購入済みのシーズンパスでとりあえず入り、第2Qを数分観てから
メンバー表だけ買って出てきた。
まだまだ雨は降りそうだし。
関西地区5リーグのうち、近畿、阪神の各リーグ戦はすでに始まっているが、
残り3つは今日開幕。
今日行われる対戦をあれこれ見比べていると、身体がひとつじゃ足りない(^^;

結局、最も見どころが多そうで、パンフを早めに確保しておく必要がありそうな
関西六大学を選択。
10時30分の開始に間に合うように、南港中央球場へ。

《第一試合》 京都産業大学2−0大阪商業大学

京産大 000 011 000=2
大商大 000 000 000=0

産:平野−和田  商:金村−鎌田

京産大・平野佳寿(4・鳥羽)、大商大・金村大裕(4・上宮)のエース対決で
今季の関六が開幕。
南港のネット裏にはスカウト陣が集結している。

まずは金村。
ストライクとボールがはっきり分かれがちでも、その球威には眼を見張る。
4回まで毎回安打を1本ずつ打たれていた平野に対して、
京産大打線になかなか安打を許さなかった。
5回表、1アウトから四球、失策、四球で満塁のピンチを迎え、
風呂本拓也(3・大谷)の犠飛で1点を失う。
6回表は死球(牽制悪送球で二進)のあと和田隆司(4・洛西)に安打、
山口英真(4・大阪桐蔭)の内野安打の間に1点。
ともに失策が絡んでの痛い失点だった。

そして平野。
四球で走者を出すよりは安打を打たれたほうがマシだ、と
思えるような攻めの投球が、観ていて相変わらず気持ち良い。
照り返しのキツい中で投げているにも関わらず、最後まで冷静さを失わない。
5回以降は3人ずつで片付け、無四球完封でリーグ通算30勝目を飾った。

また、大商大のトップバッター・金子和豊(4・八尾東)が、
第二打席(3回)と第四打席(9回)に安打を放ち、リーグ通算100安打を達成。
第四打席の左前安打が実に渋い当たりで、
思わず「いかにも金子らしいなぁ」とつぶやく私。
しかし、そのあと投直併殺で試合が終わってしまうとは。

三塁側、京産大は全学應援團が三部勢揃い(一応)だったが、
6回表冒頭の『素晴らしきヒコーキ野郎』の演奏が大人しくなったと思ったら、
途中から楽器を使わない応援になった。なぜ?
(王子スタジアムのアメフット応援と分散していたかも知れないが)


《第二試合》 龍谷大学8−5大阪経済大学

龍谷大 010 303 010=8
大経大 000 400 100=5

龍:井村、竹原、河野−後藤、阪田   経:山口拓、岡村−長野

龍谷大は2回表に中野駿(2・大阪桐蔭)の適時打で先制、
4回表には岩下知永(3・大阪桐蔭)の適時打などで3点を追加した。

龍谷大の先発・井村裕介(4・興譲館)は3回までまずまずの投球だったが、
4回表先頭の山本和作(1・尼崎工業)に中越え三塁打を浴びると、
続く江幡大介(3・八尾東)の適時打で1点を返される。
なおも1アウト後4連続安打などで打者一巡、一気に同点。
5回からは竹原俊介(4・徳島北)にマウンドを譲った。

追いついてから持ちこたえていた大経大・山口拓也(2・赤穂)だったが、
6回表、古西隆志(2・上宮太子)の適時二塁打などで再びリードを奪われ、
この回限りで降板。
打線も7回裏田中宏和(4・尽誠学園)の二塁打で1点を返すにとどまり、
竹原−河野伸吾(3・平安)のリレーの前に反撃の芽を摘まれた。

龍谷大はチアが20人以上、テープの音楽に合わせての応援。
観戦に来ていた少年野球の子供たちが、
その振り付けを必死になって真似ていたのが面白かった。

9月と言えど真夏並みの暑さ。
第一試合2時間半越え、第二試合あわや3時間ゲーム。
逃げ場の少ない南港はキツいっす(苦笑)

しばしの休息。

2005年9月2日
しばしの休息。
←広陵町・ミキハウスの“のぼり”。

行く前から撮っておかねば、と。
これが最初で最後とは思いたくなかったけど。

9月18日から始まる日本選手権滋賀・奈良予選には、
ミキハウスの名はありません。

昨夜は、都市対抗の決勝戦をNHK−BS1で観ていた。
最後の最後までわからなかった神奈川対決。
制したのは川崎市・三菱ふそう川崎。
敗れた横須賀市・日産自動車ともどもそのチームを応援している友人が居るが、
当人たちにはたまったものじゃなかっただろうけど。
でも、今年の都市対抗も面白かったなぁ。
(これで近畿勢がひとつでも残ってくれれば・・・)



今大会、東京Dで観てきた試合の中で、印象に残った応援を少々。
東京六大学(特にKとM)風が多かったので食傷気味の向きもあったらしいが。

*NTT東日本
パンフレットに載っている応援パターンが解りやすい。
『スパート』の「カーットバセーカーットバセーNTT〜」が、
「はーたらっけーはーたらっけーNTT〜」に聴こえるのは何故(笑)

*日本新薬、西濃運輸
応援的にはこの対戦が最も面白かった(どちらも六大風じゃないし)。
西濃の“おおがき”は後ろからこっそり突っつきに行きたい衝動に駆られる(笑)
写真だけでも撮ってくりゃよかったかな。

*JR東日本
『コンバット・マーチ』の独特の振り付けには眼が釘付け。
早稲田の振り付けがインプットされている頭には非常に新鮮。
あれはなかなか覚えられないだろうなぁ。

*日立製作所
一部友人の間で絶賛の嵐らしい『ミッキーマウス・ユーロビートVer.』(仮称)が
特に後半炸裂!やっとその意味が解った。
大阪ドームでもやって欲しい(って、それは無理な相談か?)
『New Sounds in BRASS 2001』というCDでその一部が聞けます。

*日産自動車
応援曲のイメージとしては慶應なのだが、
なぜか明治の『ハイパーユニオン』らしき曲が。
歌詞は聴き取れなかったが、「やっぱり横須賀ナンバーワン!」とか
言っていたのだろうか。

*JR九州
応援曲のレパートリーが豊富なうえ、歌詞が非常に凝っていて面白い。
「煌めく紅蓮の閃光打 轟然昂然JR九州」(『暴れん坊将軍』)って、
大阪私設應援團みたい(笑)
でも、NTT東日本やJR東日本と同様、“オトナの音”がする。
それが社会人野球の応援らしくて好ましい。

都市対抗も終わり、大学野球の秋季リーグ戦が本格化する。
ご近所では関西学生、関西六大学、京滋、中国地区が明日開幕。
さぁ、どこからスタートしようかな?

電話男@東京D。

2005年8月31日 野球
電話男@東京D。
←ここがこの2日間の定位置?

一塁側からの写真が(携帯含め)一枚も無いことに、

今頃気がつくとは(苦笑)

【8月28日の日記】

今日は4試合開催日なので第一試合は9時開始。
スムーズに流れれば第二試合まで観て、
あとは神保町などをウロウロしてから羽田へ向かうつもりで。
観戦に不要な重い荷物は先に浜松町駅のロッカーまで預けに行った。

試合開始直前のドームに入って、とりあえず三塁側の応援席近くに座ると
「どの辺で観てはりますか?」という電話が友人Kからかかってきた。
私は「じゃ、そっちへ行くわ」と返し、やや正面に移動して隣で観戦。
たまに電話で話したりはするが実際に会うのは約1年ぶり。
関東在住なのに大阪弁を使いたがる人なので、私も大阪弁で遠慮なく。

《第一試合》 横須賀市・日産自動車11−4大阪市・NTT西日本

日 011 040 050=11 H15 E0
N 000 020 020=4  H11 E1

日産:高崎、廣瀬、青木−中原、高安  N西:松尾、那須、徳留、齊藤、笠木−大原

N西・松尾洋和(大阪ガス)は1回戦に続いての先発。
2回表、1アウトから岩越和宏に初安打を許すと、その後安打と四球で満塁に。
8番伊藤祐樹の二ゴロの間に岩越が還り日産1点先取。
3回表には吉浦貴志にソロ、5回表は村上恭一に2ランを浴びて降板した。
那須大志、徳留慶にリレーしてからも追加点を許し、この回だけで4点。

中盤でこのリード、しかも高崎健太郎から4回まで僅か1安打に抑えられ、
N西にとっては苦しい展開になった。
しかし、西田朋生、藤井敦志がそれぞれ右中間へ連続アーチ。
N西応援席から反撃の“のろし”とばかりに白い煙が上がる。
私は気付かなかったが、友人Kによれば「電話男キタ━(゜∀゜)━!」の幕が
オーロラビジョンに映ったらしい。誰の仕業かは一目瞭然(爆)

徳留は6、7回は無難に抑えた。特に7回はアウトをすべて三振で奪っている。
8回途中から齊藤信介にマウンドを譲ったが、
それ以後の日産の猛攻は容赦無かった。
梵英心の2ランから投手交替を挟んで5連続安打、とどめを差すには充分な5点。
その裏の田原隆三郎(松下電器)の2ランも焼け石に水、
本塁打6本が飛び交う空中戦は日産の圧勝。

終わってから三塁スタンド下の通路で、応援席に居た友人らと合流。
「電話男キタ━(゜∀゜)━!」はN西応援団の皆さんに大ウケだったらしい。
その間にもJR九州の応援目当ての友人がやって来たりで、
なんだかんだで一瞬だけでも顔見知りの大集結となった。
記念撮影もしたけれど、ここではお見せできまへん(^^;

解散後、再びスタンドに戻って第二試合を少しだけ。
(北九州市・JR九州4−1仙台市・七十七銀行)
スコアも何も付けず、ちょっと遅めの昼食をとりながらJR九州の応援を楽しむ。
「今こそ一本北九州!」のコールが病みつきになりそう。
やがて挨拶がてらスタンド最前列でカメラを構える友人の側まで行き、
7回終了まで観戦してからドームを出た。
七十七の投手が奥山幸保から交替するアナウンスに見送られるかのように。

それからのルート。
神保町の某書店でまたもや掘り出し物を見つけて。
外苑前で買い物&ラグビートップリーグの日程表をゲットして。
八重洲ブックセンターで新刊を物色して。
2日連続の午前様+荷物の重さで羽田に着く頃には疲労困憊、
滑走路の混雑で離陸が遅れたのを良いことにいつもよりも長く機内で熟睡。
あー、現実に戻りたくねぇよー。

関東の友人のうち何人がこれを見ているかはともかく、この場を借りまして。
東京ドームでお会いできた皆様、お世話になりありがとうございました。
会えるかな、と思いながら会えなかった皆様ともども、
今度は11月の大阪ドームでお会いしましょう。

1/38000@東京D。

2005年8月30日 野球
1/38000@東京D。
←オーロラビジョンに「御礼 観衆38,000人」

第一試合は上段席まで入った東京ドーム。

この日は3つともアツイ試合でした。

【8月27日の日記】

焼酎を呑み過ぎたせいか、クーラーを切らずに寝たせいか。
朝8時前に眼が覚めたけど喉が妙に痛い。
「お目当ては第二試合だから早起きしなくてもいーよなー」
とは思っていても(おい)、起きてみたらやっぱり最初から、となる。
ドームまで歩いて○分のホテルだし。

《第一試合》 鹿嶋市・住友金属鹿島3−1福山市・JFE西日本

J 000 000 001=1 H8 E1
S 100 020 00X=3 H8 E0

JFE:陶山、山本、石丸−小谷   住金:金子、阿部−衣川、松尾

住金鹿島のユニフォームが、一塁側でもビジターっぽいカラー。
グレー地は住金らしいが、胸の文字の赤さはちょっとイメージが違う。
どちらかと言えばかつてのNTT中国に近い?
『リダイヤル』の応援演奏があるとなおさらそう思える。

走者を出してもあと1本がつながらないJFE西に対して、
住金は5回裏に林稔幸(富士重工業)がバックスクリーンへのソロ本塁打で
2点目を挙げる。
2アウトから四球と失策、さらに暴投があって衣川篤史がレフトへ適時打。
二者生還を食い止めたところはJFE西の意地か?

JFE西は6回途中から石丸和樹(伯和ビクトリーズ)が登板、
6回から8回にかけての5者連続空振り三振は圧巻だった。
これがJFE西に流れを呼べば、と思った9回表、2アウト一、二塁。
打席には石本泰志(伯和ビクトリーズ)。
石本は4回表2アウト満塁の場面で代打として登場するも、三振に倒れていた。
その悔しさを晴らすかのように、センターへ二塁打を放ち1点を還す。
なお一打同点の場面だったが後続なく、昨秋選手権の覇者が初戦で姿を消した。

《第二試合》 京都市・日本新薬2x−1大垣市・西濃運輸

S 000 000 100=1 H4 E1
N 000 000 002=2x H5 E1

西濃:大島、田中謙、田中明−松本   新薬:木村、高尾、村田、子池−堂前

西濃・大島一也、新薬・木村勝善ともにまずまずの立ち上がり。
大島は4回途中で田中謙二に交替したが、それでも6回まで双方無得点。
7回表、永野博行(三菱重工名古屋)のソロ本塁打で西濃が待望の先取点を奪う。
スコアを付けながら思わず「あー、やられたー」と小さく叫ぶ私。
ここで新薬は高尾昌明(ニチダイ)にスイッチする。
先制本塁打のショックを引きずってはいられない。

走者が出れば足を生かした攻撃を仕掛けるはずの新薬が、
盗塁死や牽制死で思うようにリズムが掴めない。
1−0で迎えた9回裏は4番・藤谷大樹からの打順。
私は京滋代表決定戦で決勝打を打った6番・山田泰正の勝負強さに期待をかけ、
なんとか藤谷が出てくれれば・・・と祈るような気持ちだった。

その藤谷が四球を選び、木戸俊雄の内野ゴロで二塁へ進んで山田を迎える。
山田は2球目をレフトへ弾き返し、藤谷が同点の本塁を踏んだ。
二塁に山田を置いて今度は奥隆彰も続き、連続二塁打でサヨナラ勝ち。
新薬は何かと気になるチームだし、観に来た甲斐があった。

《第三試合》 日立市・日立製作所5−4東京都・JR東日本

H 020 003 000=5 H9 E0
J 100 110 100=4 H9 E0

日立:荻野、小出、山口、平井−高倉   JR:松井、斎藤、山本−澤

この試合から2回戦。
場内アナウンスの声が大阪でよく耳にする人のそれに思えたのだが。
両チームとも応援にかなりの動員をかけると聞いていたので、また満員か?
と思われたが、外野席が埋まらなかったので第一試合ほどでも・・・。
それにしても日立応援席のボルテージが凄い!

簡単に言えば、走者を置いた場面で得点できたか否か。
それが勝敗を分けたような試合だったと思う。
JR東は中尾敏浩(1回)、市場靖人(5回)、良島久治(7回)と
3本の本塁打が出たがいずれもソロ。
日立の本塁打は6回の神谷譲二(富士重工業)の2ランだけだったが、
その前の田中政則の適時打、2回の鈴木貴光の2点適時二塁打と
好機をしっかりモノにしていた。

日立は8回1アウトから投げた平井英一(富士重工業)が
これ以上無い好リリーフを見せた。
2番手の小出琢磨(富士重工業)も2本塁打を浴びた以外は完璧。
JR東・松井光介も2回と6回以外は素晴らしい投球だったのだが・・・。

試合後は、4人で師匠行きつけの下町情緒溢れるお店へ繰り出して
閉店間際まであまりにも濃すぎる話に華を咲かせる。
終電はまだあったのだろうが、私の近くのホテルに泊まっている友人と一緒に
タクシーで水道橋まで戻った。
2晩続けてタクシーのお世話になるなど普段では有り得ない。
東京って地下鉄の乗り換えの面倒さが大阪の比じゃないもんなぁ。
(慣れてないだけかも知れないが)
今日(だけ)は外野で。
←10数年ぶりに座った東京Dの外野席。

双眼鏡越しに友人らの姿を見つける。

それぞれの観戦位置が俯瞰できるようで面白い。

【8月26日の日記】

昨年同様、水道橋の某ホテルにチェックイン。
部屋に入ってまずTVを点けたらいきなり田頭欣士の打席が映っていた。
文京ケーブルネットワークがこのホテルには入っているらしい。
(って今年になって気付いたのか)
1回裏、2点を追う広島市・三菱重工広島の攻撃中。

行っても第三試合の途中だし、今日は外野席でのんびり観るつもりで
スコアは持たずに必要最小限の荷物を引っ張り出す。
そうこうしているうちに向後光洋が本塁打を打ち、
東京都・NTT東日本がさらにリードを広げていた。

《第三試合》 東京都・NTT東日本10−0広島市・三菱重工広島(7回コールド)

N 213 001 3=10 H12 E0
M 000 000 0=0 H3 E1

25番ゲートをくぐると3回表が終わったところ。
N東応援の人々がライトスタンドを占拠しようかという勢いで埋めつつあったので、
私はレフトスタンドで観ることにした。
N東ブラスの演奏をほぼ真正面に聴けるのが楽しい。

特別席で観ている東京の“師匠”から、「このあと呑みに行こう」という電話が。
最初はN東の客が多いから適当に出ようという話だったのだが、
目的の店がまだ満員だから、終わってから行ったほうが良いとのことで
終了後合流予定になった。

7回表、N東・高尾佳之の打球が私のほうに向かって飛んできた。
レフトスタンドの最も下あたりに飛び込む本塁打だったが、
もうちょっと上だったら取りに行けたのに(直撃はしたくないけど)。
文京ケーブルに確実に映ってるな、こりゃ(苦笑)
結果、今大会初の7回コールドゲーム。

22番ゲート前で師匠と合流。
東京メトロ南北線で麻布十番まで乗り、タクシーで目的のお店へ。
以前から「紹介してあげるヨ」と言われていたところで、これがすごいの何の。
とにかくスタッフの顔ぶれがいかにも、という感じで、
おまけにやってくるお客さんも、それに輪をかけて(笑)

そのお店の入口近くにPCが置いてあって、
“お気に入り”の奥のさらに奥のほうにこの『球虹日記』が加わっていた。
酒の勢いで?隙を見計らってちょっとだけ更新(^^;
そんなこんなで夜中の2時近くまで痛飲しておりましたです。ハイ。

水道橋までタクシーを飛ばして帰ったが、どの道を走ってたんだか?
「白山通り」の標識が見えてやっと安心した次第。
でも、明日起きれるか?

帰ってきました。

2005年8月28日
帰ってきました。
飛行機は遅れたものの、無事帰還。

あまり写真は撮ってません。

26日夜になぜ追加できたのか?を始め、
これから数回に分けて更新の予定です。

今日はさすがに疲れてますのでこのへんで。

いざ、帝都へ。

2005年8月26日
13時38分です。

・・・って榎さんみたい^^;)

4時間後には東京の土を踏んでいることでしょう。

では、行ってまいります。

=============================================

というわけで。

何故か西麻布で飲んでます(笑)

準備中。

2005年8月24日
今日は秘密中心にて。


2日分の着替えとスコアメモ一式だけはとりあえず詰め込んだ。

明日一日と明後日半日仕事を頑張れば。

でも、明後日仕事から帰って荷造りしている暇はない。

その前に台風11号、どうにかならんか。

50000。

2005年8月23日
おかげさまで、今日50000カウント突破しました。
ありがとうございます。
ひとまずお礼まで。


金曜日午後のフライトまでにやるべきことが多すぎるなど、
今のところ気持ち的にいっぱいいっぱいなのもので。
忙しいときに限って妙な勧誘の電話はかかって来るし・・・
(マンション経営なんて興味無いっつーの)

落ち着いたらまた書くことにします。
降ったり止んだり@京都。
←京都国立博物館

特別展“龍馬の翔けた時代”は、

8月28日まで開催中。

武田鉄矢みたいに坂本龍馬に心酔しているわけではないが、
この展覧会には出来れば行っておきたかった。
7月16日から始まっていたものが、もう来週28日が最終日。
28日は東京に居るから今日しか行けない。

京阪七条駅から国立博物館へ歩いているうちに、雨が本降りになってきた。
博物館手前の横断歩道でさらに雨脚が強くなり、
シャッターが閉まっている店舗の軒先で雨宿りしたり。

展示としては、多く遺されている龍馬直筆の書簡が非常に興味深かった。
書簡そのものだけを展示していても判読できない文字があったりするので、
そのまま活字に起こしたものが一緒に展示されているのはありがたい。
それにしても龍馬はかなり筆まめだったらしい。

外へ出ようとしたら、雨がまた更に強くなっていて出るに出られぬ状態。
止むのを待って東山七条のバス停へ急ぐ。
15時までに西京極に着ければ。

*第13回全京都大学野球トーナメント(西京極) 最終日*

《準決勝》

第一試合:立命館大学3−1同志社大学

第二試合:佛教大学4−4京都創成大学(延長12回)

     ※大会規定により塁打数(佛19、創10)で上回った佛教大学が決勝へ。

《決勝戦》

佛教大 000 000 100=1 H3 E1
立命大 003 010 00X=4 H14 E0

佛:古田大、古田康、福地−馬場陽、國友   立:黒田−西川

※立命館大学は2年ぶり7回目の優勝

立命館が3回1アウトからの4連続を含む5安打を集中させ3点を先制。
投げても黒田巖域(2・立命館宇治)が2回から6回まで完全に抑えていた。
7回に大嶋将也(4・大津商業)と松本善希(4・富山商業)の連打で
1点を失ったが、その後は3人ずつでピシャリ。

立命館の14安打は、7回の籾山幸徳(2・天理)の二塁打1本を除きすべて単打。
3回の攻撃は早いカウントから積極的にたたみかけるようだった。

佛大は応援団三部が勢揃い。
太陽が丘で耳にすることが多かった応援を西京極で聴くのもまた良し。
男子リーダーが増えているようなのも頼もしい。

日本一の夏。

2005年8月20日 野球
日本一の夏。
←この夏最後の校歌を歌い終え、

歓喜に沸く三塁アルプス席へ向かって走る

駒大苫小牧ナイン。


昨年は外野席から駒苫初優勝の瞬間を観た。
甲子園に着いたときにはすでに試合が始まっていたが、
どうにか外野で観ることができた(2004年8月22日の日記参照)。

今年はせめてもうちょっと良い位置で観たい、ということで
試合開始の5時間前(午前8時)に自宅を出た。
昨日から来ている東京の友人から、券を買うために並んでいる旨のメールが
8時45分頃に届いた。
甲子園に到着すると、すでに長蛇の列ができている。
友人は三塁特別自由席の列に並んでいたので、
後から来る他の友人の分も買ってもらうようにお願いした。

開門は予定よりも30分早くなり、9時30分。
その10分後に入場することができた。
駒苫ベンチの真上、中段あたりを確保。ここならしばらくは日陰。
試合開始1時間前には外野もほぼ埋まり、やがてギッシリ満員に。

《決勝戦》 
駒澤大学附属苫小牧高校(南北海道)5−3京都外大西高校(京都)

京外西 100 000 200=3 H7 E2
駒大苫 100 011 20X=5 H9 E2

京外西:北岡、本田−南本   駒大苫:松橋、田中−小山

1回表裏、ともに失策絡みで1点ずつの取り合い。
駒苫は室蘭地区大会から続けていた無失策がここで途切れたことになる。
3回裏、4回裏と先頭打者を安打で出しながら、
犠打が決められず併殺に倒れるなど思うような攻撃ができず。
京都外大西も走者は出すものの決め手に欠けていた。

5回表、京都外大西は2アウト満塁で4番西下文也が凡退。
その裏駒苫がまたもや相手のミスを突いて待望の追加点。
6回裏は青地裕司の適時打で2点差とした。

京都外大西は7回表に五十川英洋の二塁打などで同点に追いついたが、
駒苫も負けじと攻め立てる。
7回裏1アウト二、三塁から辻寛人の内野ゴロの間にまず1点。
岡山翔太の内野安打でさらに1点。
この回出た3本の安打はすべて内野安打で、運も味方に付けるかのようだった。

5回裏途中から登板した背番号11・田中将大が9回表のマウンドに。
前の打席で二塁打を打った1番高原正明からの好打順を物ともせず、
二者連続で三振を奪う。
ここで野手がマウンドに集まり、
昨年のように揃って人差し指を天に突き上げるポーズを見せた。
田中は3番寺本一貴に粘られはしたが、気迫の投球で空振り三振。
駒苫が昨年夏に続いての全国制覇を達成した。

選手権大会での連続優勝は、1947(昭和22)年、1948(昭和23)年の
福岡・小倉中学(旧制)〜小倉高校以来57年ぶりの快挙。
ちなみに1947年、小倉中学の初優勝のときには、
深紅の大優勝旗が初めて関門海峡を渡ったわけで。
昨年の駒苫が“津軽海峡越え”と言われたのを思えば、奇遇な話である。

駒苫への声援が渦巻く三塁側でずっと観ていたのだが、
関西圏に住む者としては京都外大西にも勝って欲しいという思いもあった。
京都大会を制した瞬間も観たことだし。
しかし、ここまで来るとどちらに肩入れするなどというのはどうでも良くなっていた。

駒苫の演奏が拍手の大きさのあまり途切れ途切れに聞こえたり、
(グラウンド整備の間の演奏は今日は無かったように思うが・・・)
京都外大西の演奏がいつも以上のボリュームで対面から響いてきたり。
中盤からは夏の太陽をほぼ正面に浴びながら、
決勝戦独特の雰囲気を味わっていた。
祭りのあとの寂しさが、嫌でもやって来るとはわかっていても。

この夏に敗れた瞬間から、新しいチームでの戦いが始まるのが高校野球。
秋季大会がスタートしているところもある。
全国4137のチームの中で、唯一敗れることがなかった駒大苫小牧。
そして、全国で最も遅い敗戦を味わった京都外大西。
勝ち負けの結果はともあれこの両チームは、
日本で一番長い夏を過ごした高校の硬式野球部であることに変わりはない。
セミファイナルを齧る。
←今日はこの位置から。

第二試合の8回表から観た、というのは

観戦記録に含めて良いものか(^^;
(一応打順ひとまわりは観たけど)

《準決勝・第二試合》 
駒澤大学附属苫小牧高校(南北海道)6−5大阪桐蔭高校(大阪)

駒大苫 050 000 000 1=6 H10 E0
大桐蔭 000 000 320 0=5 H7 E2

東京の友人が、居ても立ってもいられず今朝から甲子園入りとのこと。
私は午後から別件(野球とは無関係)で休みを取っていたが、
甲子園には行けたとしても第二試合終了間際だろう、と思っていた。

梅田附近で、携帯で甲子園の途中経過を確認すると
5回終了で5−0と駒苫がリード。
得点だけで見れば大阪桐蔭の敗色濃厚だったが、
何か起こるかも知れないという期待を胸に、阪神電車に乗り込む。

球場正面に着くと大歓声が聞こえてきた。
三塁スタンドの下を過ぎ、レフト外野席入口から入るとほぼ満員の観客。
7回表を終わったところで、得点は5−3になっていた。
辻内崇伸が本塁打を打ったらしい。さっきの歓声はそれか!
三塁側からの『真っ赤な太陽』を聴きながらレフトスタンドの片隅に落ち着き、
友人にメールで到着したことを連絡。

大阪桐蔭は8回裏、小林晃徳の二塁打などで同点に追いついた。
辻内も3回以降は点を取られていないし、しかも9回表は三者連続三振。
8回からにも関わらず観に来たんだから、延長戦にならんかなぁ・・・なった(笑)

10回表、駒苫は先頭の林裕也が二塁打。
犠打で三塁へ進むと辻寛人がライト線への二塁打、林が決勝の本塁を踏んだ。
2アウト後、岡山翔太がレフト前安打。
辻は三塁を蹴って突っ込むが、レフト篠原大がこれ以上ない好返球でタッチアウト。
試合はまだわからない。

10回裏には2アウト一塁で平田良介を迎えるという、手に汗握る場面が。
吉岡俊輔の暴投で走者が二塁へ進み同点の好機が広がる。
しかし吉岡は平田を三振に仕留め、駒苫が2年連続の決勝戦へ。
ちょっとしか観ていないのに、見応えあり過ぎ。

試合終了後、友人と合流して梅田で軽く飲み。
応援好きの身としても明日のカードは文句なし。
二人して「明日も行くぞ〜」と気炎を上げていたのだった(笑)
夏期休暇を順調に消化すべく(笑)今日はお休み。
それでも8月中に完全消化できるかどうか、微妙なところ。

午前中に雑事と所用を済ませ、午後1時少し前に甲子園の準々決勝へ。
第一試合(京都外大西9−1樟南)終了のサイレンを三塁側内野席の
スタンド下の通路で聞いた。
三塁側を選んだのは、駒大苫小牧の応援を至近距離で味わうため。

《第二試合》 駒澤大学附属苫小牧高校(南北海道)7−6鳴門工業高校(徳島)

鳴門工 201 000 300=6 H10 E3
駒大苫 100 000 60X=7 H10 E0

鳴門工:田中暁、八木−上野   駒大苫:松橋、田中−小山

【本塁打】林(駒大苫・1回ソロ)

駒大苫小牧(以下、駒苫)のマーチングバンドは、お揃いの赤のTシャツを着ている。
背中には“Shelties”の文字。そういう名前だったんだ・・・。
(シェルティ、ってどうやらコリーの仲間らしいですな)

駒苫の攻撃前、すっかりお馴染みになった『ブルース・ブラザーズ』のテーマ
(『I Can’t Turn Your Loose』)が演奏されると、
持っているペンで自然とリズムを刻んでしまう。
1番から9番までそれぞれにテーマ曲が用意されているが、
昨年の夏に比べると近頃の高校野球応援の定番っぽい曲が少ない。
指揮の先生の横で女子部員が曲目を書いたスケッチブックを持ち、
各打順ごとにバンドに向けて掲げて指示している。
その曲目を一応メモしておいた(笑)

・I Can’t
・ヒット        ※ファンファーレ
・チャンス      ※いわゆる『駒大コンバット』
・パラ銀       ※得点時の『パラダイス銀河』

(以下、1番から順に)
・仕事人
・ムーンライト
・スパルタン
・真っ赤な太陽  ※太陽のイラスト入り
・リンダ       ※『リンダリンダ』(ブルーハーツ)ではない
・恋のフーガ    ※ハートのイラスト入り
・アンセム
・風の少年
・Gパン

正確な曲のタイトルは(実際に聴いてから)どこかで探していただくとして・・・
その曲目は一旦掲げられるとすぐに下ろされ、
ページをめくって次の打順が来たときに備える。
指揮の先生は曲の導入部分だけ指揮をして、あとは試合の状況を見ている。
そして打順が替わるごとにバンドのほうへ向き直る。
譜面台が置かれていないことを思えば、全レパートリーを暗譜しているようだ。

5回の攻撃が終わると、錦織健の『栄冠は君に輝く』が朗々と流れる中で
グラウンド整備が行われる。
この間にも駒苫の演奏がある。
たぶん『セプテンバー』(アース・ウインド&ファイヤー)だろうな、と思っていたら
『アフリカン・シンフォニー』だった。
智辯和歌山などが応援曲として演奏しているお馴染みの曲で、
皆がメガホンをグルグル回すのはいわばお約束(笑)
きちんとフルコーラス、しかももの凄い迫力で、録音しておきたかったぐらい。

試合を観に来たのでなく駒苫の演奏を聴きに(というか観察に)来たみたいだが、
一応危なっかしくてもスコアは付けていたわけで。

1回裏、先頭の林裕也に初球をライトスタンドへ叩き込まれはしたが
鳴門工業・田中暁はよく投げていた。
6回終了まで、アウトは三振(9個)か内野ゴロだけ。
7回表に上野武生の2点適時二塁打などでリードを5点に広げて、
すっかり鳴門工業ペースの試合。

しかしその裏の駒苫は、岡山翔太の安打を皮切りに打者一巡の猛攻。
幸運な当たりが続いたりするなど、何かが乗り移ったような攻撃を見せ、
アルプスだけでなく三塁側全体が沸き上がるような興奮に包まれた。

3回途中から登板した二番手の田中将大がロングリリーフ。
気迫のこもった投球で最後の打者を三振に取り、
昨年に続いて準決勝進出を決めた。

チームの底力といい、観客を惹き込む応援といい。
駒苫のこの勢い、まさに恐るべし。

悲しき夏バテ。

2005年8月16日 音楽
8月も半ばを過ぎ。
ここ数日いろいろあって少々夏バテ気味。
甲子園も佳境に近づき、
来週から都市対抗も始まるのに。

“夏期休暇”はあっても“お盆休み”とは無関係のうちの会社。
それでも私のフロアはいつもの半分ぐらいしか人が居ないので、
やたらに静か。
喧しい上司も休みだと、仕事がはかどるはかどる。
いつもより気楽に仕事ができる環境なのに、
駅の階段で息切れするのはどういうわけだ。
野球を観に行くときはそんなことないのになぁ(苦笑)

疲れているとどうしても甘いものを欲するのか、
ストックしてある井村屋のあずきバーが2日に1本の割合で減っていく。
たまには551のアイスキャンディーが食べたい。



『悲しき夏バテ』は、『ナイアガラ音頭』の布谷文夫の1stアルバム。
私が持っているCDは何度目の復刻になるのだろうか?
・・・マニアック過ぎてどうもスミマセン。
因みにプロデュースは大瀧詠一御大。
昨日の甲子園の応援について思ったこと。

曲を演奏している途中で打者がアウトになった、とする。
打者ごとにテーマ曲がある場合は次の曲を用意するだろうが、
現在演奏中の曲は例え途中でも演奏をストップさせるかどうか。

どちらかと言えば途中でストップさせるほうが多いような気がするが、
律儀に曲の最後まで演奏して終わらせるところもある。
今年のセンバツ準優勝の神村学園(鹿児島)がそうだった。
昨日では第四試合の藤代(茨城)。
藤代の場合は、曲の途中で打者がアウトになっても最後まで演奏して、
その後のコールは次の打者に向けられたものに変わる。
これは友人に言われて気が付いた。
次の曲へ行くまでの間合いが少し長くなりがちだったのは残念。
それが出来れば非常に流れの良い応援になったと思う。

攻撃中はのべつ幕無しで音を出していれば良いというものでもなく、
試合の流れに即して臨機応変な応援ができるかどうか。
それができるだけで称賛に値するものがある。
東京六大学野球の応援はまさにそれにあてはまると思うのだが、
高校の場合はなかなかそうも行かないので。
昨日の試合でも「この場面で選曲を迷ってる場合じゃないだろ?」
と思うようなシーンに何度か遭遇したし。
リーダーなり吹奏なりの指揮系統が試合の状況を見て、
迅速かつ正確に判断できていれば余計な間ができることはないはず。
今大会では駒大苫小牧(南北海道)、天理(奈良)がほぼ完璧に近い。
(甲子園用の即席応援団にそれを求めるのも無理な話だが)

その中で、京都外大西(京都)は試合の流れをちゃんと掴んでいたと思う。
関西(岡山)の「押ーせー押ーせー押ーせ押せかんぜーい」の大合唱も
(もはや古典の部類かも知れないが)好機をより増幅させるような迫力があり、
その点では非常に効果的な応援だった。

選曲の個性では、京都外大西は他の追随を許さない。
まぁ全曲オリジナルだからそれも当然なのだが。
個人的には聖光学院(福島)の「ダイヤモンド・ヘッド」(ベンチャーズ)が
ツボにはまってしまった。
東北地方で流行?の「ドラゴンクエスト・戦闘のテーマ」が、
昨年までやっていたはずの東北(宮城)で出て来なかったのは意外。
桐光学園(神奈川)、藤代のスタンドの乗りの良さはさすが関東。
付け焼刃ではなく、地方大会での盛り上がりをそのまま持って来ているようだった。

今日は甲子園へ行こうと思えば第二試合途中からでも行けたのだが、
天候が思わしくないのと自分の体力その他諸事情を鑑みて自重。
墓参り(自宅から徒歩圏内)と買い物で外に出たぐらい。
夜更かしは身体に悪いっす(苦笑)
超満員@甲子園。
←甲子園・中央特別自由席から

第四試合の5回表から全ての照明が点灯。

今日は11時間ぐらいこの位置に居たことに…?


真夏の甲子園で、4試合を最初から最後までぶっ続けで観ようとすると、
それが屋根の下でもかなりの体力を要するわけで。
もっと若い頃は外野席で4試合観ても平気だったのになぁ(苦笑)

昨夜から愛知の友人が大阪入りしていて、
13日は開門からずっと居るとのことで場所取りをお願いしておいた。
第三、第四と地元勢の試合があり、中央特別自由席は売り切れ確実だし。
私も8時頃甲子園入りし、後から来る予定の友人の分も入場券を確保。

《第一試合》 東北高校(宮城)4−3遊学館高校(石川)

遊学館 011 100 000=3 H9 E1
東  北 100 003 00X=4 H10 E0

遊学館:曽根−馬場   東北:高山、三浦、坂本−竹原

昨年夏も2回戦であったこのカード(東北4−0遊学館)。
東北が6回に4安打とスクイズで逆転。
長打ではなく単打でつなぐ野球を見せた。

この試合を観ていてたびたび唸ったのが、東北の遊撃手・加藤政義の守備。
加藤のところにはほんとに多くの打球が飛んできたのだが、
球へ追いつく動きの俊敏なこと。
1年生からレギュラーだっただけのことはある。
加藤だけに限らず、東北の守備は非常によく鍛えられているようだ。

《第二試合》 桐光学園高校(神奈川)3−2聖光学院高校(福島)

聖 光 100 100 000=2 H6 E2
桐 光 000 001 11X=3 H7 E1

聖光:舟田−河野   桐光:山室、石渡−梶

【本塁打】宮川(桐光・8回ソロ)

7回に同点に追いついた桐光が、8回宮川裕基の左越本塁打で逆転。
4回途中からリリーフした石渡智大が聖光に追加点を許さず。

1回戦であわや無安打無得点の投球を見せた聖光の舟田博紀。
3回裏に連打で同点の危機だったが併殺でそれを乗り切ったが、
疲れからか?終盤に自らのミスがもとで点を許してしまったのが惜しい。
ただ、打たせて取るその球は逆球がほとんど無かったはず。
それだけ丁寧な投球だったと思う。

《第三試合》 京都外国語大学西高校(京都)12−10関西高校(岡山)

京外西 201 001 062=12 H19 E2
関  西 130 141 000=10 H14 E1

京外西:坂本、北岡、本田−南本  関西:西所、ダース、中村−平井

【本塁打】船引2(関西・4回ソロ、6回ソロ)

超満員の観衆の中、計33安打が飛び交った壮絶な打撃戦。
5回裏、相手のミスに乗じて一度は6点をリードした関西だが、
京都外大西は8回表2アウト満塁から押し出し四球で1点を取ると
その後二塁打が3本続きついに同点。
9回表も連続適時打で突き放し、京都外大西の粘り勝ち。

8回に追いつかれ、9回にリードを許して降板した関西のダース・ローマシュ・匡。
ベンチに下がる前のキャッチボールですでに泣いていたのか?
終了後、主将の船引俊秀に抱えられるようにしてアルプスへ挨拶に行ったときも、
一番最後にグラウンドをあとにしたときも悔しさを隠そうとしなかった。
その悔しさを忘れることなく、また甲子園のマウンドに帰ってきて欲しい。
(昨秋の県大会から気になっていた選手でもあるし)

《第四試合》 大阪桐蔭高校(大阪)8−1藤代高校(茨城)

大桐蔭 103 030 100=8 H11 E0
藤  代 000 000 010=1 H7 E2

大桐蔭:辻内−川本  藤代:湯本−古庄

【本塁打】平田(大桐蔭・5回3ラン)

試合前のノックは銀屋根に音が聞こえるほどの雨の中だったが、
やがて上空には月が・・・。

大阪桐蔭・辻内崇伸が5回まで毎回2個ペースで三振を奪い、
6回には三者連続で観客の度肝を抜く。
毎回奪取はならなかったが、8、9回のアウトはすべて三振。
結果、藤代の出場選手全員から奪三振19の大会タイ記録を達成。
ボール球が多いのは気になったけれど。

敗れた藤代・湯本五十六も負けじと10奪三振。
随所に制球の良さがうかがえるところが見えた。

5回表、平田良介の本塁打はレフトスタンドへ飛び込む弾丸ライナー。
しかし長打はこの本塁打だけで、3回表は5本の単打を連ねての得点だった。
大技小技なんでもありで、最後まで大阪桐蔭ペースの展開は変わらず。

しかし今日の4試合は、観ていて「中身が濃いなぁ〜」と思わせるものばかり。
第三試合直前に到着した友人によれば、
その時点で全ての入場券が売り切れていたらしい。
そんな意味も含めて、今日の中央特別自由席は額面以上の値打ちがあった。
早起き(と言っても5時50分起床だが)したおかげであり、
良い席を確保してくれていた友人のおかげ。

今日の応援についてはまた後ほど。
明日は・・・どうしようかな?

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