ATOM FESTIVAL 2006。

2006年12月23日
ATOM FESTIVAL 2006。
←同志社大学・寒梅館のクリスマスツリー

今出川キャンパスの大きなツリーは
撮り損ねましたが・・・。


今日その寒梅館・ハーディーホールで行われた
同志社大學應援團“アトムフェスティバル”に初めて行って来ました。
ここで詳しくは書けませんが、およそ3時間があっという間。
それだけ中身の濃い催しでした。

私は遠方からこれを観にやって来た友人と上段席から観ていまして。
指導部、チアリーダー部、吹奏楽部それぞれのステージの中にあって、
アメリカンフットボールや野球の応援を再現した『ファイト・オン・ステージ』での
盛り上がりが(特に下段席)ものすごいことと言ったらもう・・・。

そして最後は今日限りで引退する4回生がひとりひとり紹介されるなど、
ジーンとしてしまいそうな場面も。

私は同志社の卒業生でもなんでもありませんが、
以前から知っている応援歌なども数々あるもので、
OBになりきってハーディーホールの一夜を楽しんだような感じです。
来年もできれば。
2夜連続で忘年会でしたー。

昨日のほうが楽しかったでーす。

T本キャプテンほかみなさん、ありがとうございましたー。

またよろしくお願いしまーす。

すいませーん、まだ酔ってまーす(笑)

28番。

2006年12月20日 野球 コメント (2)
朝日新聞(大阪本社版)夕刊のあるコーナーで、
今度プロ野球入りする新人選手がひとりずつ連日紹介されている。
18日は大隣憲司(近畿大学→ホークス)、
19日は金刃憲人(立命館大学→ジャイアンツ)だった。
この秋まで関西学生野球をおおいに沸かせてきた両左腕だが、
プロ入りして着けることになった背番号はともに“28”である。

大隣の場合は、“近大の江夏”と称されることもあったりで、
江夏豊のタイガース時代の背番号“28”を着けるのもまぁありかな、と。
(しかし、江夏がホークスに居た頃の背番号は実は“17”だったりする)
ホークスの28番と言えば、最近では“ナベジイ”こと渡辺正和の印象が。
杉本正も確かそうだった。

金刃が入るジャイアンツの28番では、岡島秀樹とか、新浦寿夫とか。
(新浦はホエールズ、ホークスでも28番だった)
他球団でも、ブレーブスの星野伸之、ドラゴンズの都裕次郎、
オリオンズの園川一美、バファローズの前川勝彦。
最近だとファイターズの正田樹、カープの広池浩司、マリーンズの加藤康介。
28番の投手で思い浮かぶのは全部サウスポーだ。

日本のプロ野球の世界では、18番がエースナンバーと呼ばれる傾向にある。
このたびライオンズからレッドソックスへ行くことになった松坂大輔も18番。
市川宗家(市川團十郎)の『歌舞伎十八番』になぞらえて、
“18”という数字をそのジャンルの代表たるものとする説もあったとは思うが、
18番がエースナンバーであると言われるのは、
やはりジャイアンツの影響が大きいように思う。
ある世代は藤田元司を、またある世代は堀内恒夫を思い浮かべるように、
私にとっては桑田真澄が18番のイメージ。
全部右投手である。

28番は左、18番は右とそういう取り決めがあるわけではないだろうが、
同じ背番号の選手をあれこれ思い出してみるとやはり共通点があるというもの。
新たな世代の“28番”としての印象を強く植え付けるような活躍を、
大隣、金刃には見せて欲しいと思っている。
この眼で実際にその投球を見てきたことが誇りに思えるサウスポーだから。
前半だけ@甲子園。
←甲子園球場

第61回毎日甲子園ボウル。

前半はまずまずの天気だったのですが・・・。



昨年はあまりにも寒い思いをしたこともあり、
今年もどうもお天気の具合が悪そうだったので、
甲子園ボウルを観に行くつもりはなかったけれど。

いざ外に出てみると青空。
今日は会社関係のお通夜に出ることが急に決まったので最後までは無理だが、
15時過ぎまでならばどうにか観られるか、と思っていざ甲子園へ。

キックオフ10分前の13時50分頃に甲子園到着、
とりあえず三塁側に入ってとりあえずカレーライスを食べる(笑)


今日はメモを取らずにただ観ていただけ。
「やっぱり甲子園ボウルには“レッツゴーKG”が似合うなぁ」などと思いながら。
昨年のように震え上がるほどの寒さではなかったのでそれは良しとして、
開始早々に法政が(おそらく80ヤード近く突っ走って)タッチダウン。
おいおい・・・という感じの幕開けだった。
法政の2本目のタッチダウンは今度はパス。
関学も1本返したが、その直後にキックオフリターンタッチダウンを許してしまう。
法政のRB#29丸田泰裕の快足ぶりだけが目立って仕方がない。
第2Qはともにタッチダウン2本ずつで、法政が35−21とリードのまま前半終了。
空模様がだんだん怪しくなってきた。

第3Q開始直前、照明塔に灯りが点った。
4分過ぎに関学がタッチダウンを決めたところで私は撤収。
ゲートへの階段を下りる途中で偶然『関学スポーツ』を拾い(笑)、球場をあとにした。

雨が本降りになりつつあった駅までの道で突然の稲光、そして雷鳴。
えらい天気になってきたなぁ・・・。



一応今日の結果。
GAORAを録画してあとで観ようと思います。

◇アメリカンフットボール東西大学王座決定戦 第61回毎日甲子園ボウル◇

法政大学トマホークス 45−43 関西学院大学ファイターズ

法政大 21 14  0 10=45
関学大  7 14  7 15=43



来年は球場の改装工事のため、長居陸上競技場で行われるとのこと。
長居での“甲子園ボウル”か・・・屋根があるのはありがたいけど。
JXB2006@大阪D。
←大阪ドーム(京セラドーム大阪)

“JAPAN X BOWL”のハーフタイムショーにて

上段のSS席よりも1,000円安かったのですが、
このポジションは意外と観やすかったです。



◇第20回アメリカンフットボール日本社会人選手権“JAPAN X BOWL”◇

オンワード・スカイラークス 24−21 鹿島ディアーズ

オンスカ  3  14   0  7=24
鹿   島 0   7  14  0=21


※オンワード・スカイラークスは3年ぶり2度目の優勝
(オンワードオークス時代を含めると3度目)


2年ぶりに関西での開催となったJXB、今年は大阪ドーム。
ドームができた当初は“オール京関戦”のようなイベントもあったが、
これまで行われたアメリカンの試合は数えるほど。
やはり使用料の問題もあるのだろうか・・・いくらかかるのか知らないけれど。
アメリカンの試合にはそこそこ適しているとは思うのだが。

今回は両方とも関東のチームなのでどちらに肩入れするつもりもなかったが、
大学時代に観たことのある選手が多い鹿島のサイドの席を選んでみた。
オンスカもけっこう動員を掛けているようで、思っていた以上の客の入り様。

第1Qにオンスカがフィールドゴールで先制、
第2Qも3分と7分にそれぞれタッチダウンを決めてリードを広げる。
鹿島も前半の残り1分を切ったところでタッチダウンを奪う反撃を見せたが、
前半だけでインターセプト2回を含む3回のターンオーバーを許すなど
かなり苦戦していた。

第3Qの9分過ぎ、鹿島はエンドゾーンまで残り5ヤードのところで
QB#10尾崎陽介が自ら持ち込んでタッチダウン。
12分にはRB#29池場直久のタッチダウンでついに逆転。
前半の劣勢を跳ね返すように、鹿島の攻撃が勢いを見せてきた。

第4Q、1分過ぎにオンスカは4thダウンながら
タッチダウンまであとわずかな距離に迫った。
しかしここでディレー・オブ・ゲームで5ヤードの罰退。
(審判の攻撃開始の合図から25秒以内に開始しないという反則)
オンスカはタッチダウンを諦めてフィールドゴールの隊形を見せたが、
ボールがスナップされてキッカーが蹴ろうというところで、
スナップされたボールをセットするはずの#4石川正憲がそのまま走りタッチダウン。
まさに予想外の逆転劇。

第4Qも残り1分を切って、鹿島が最後の望みを賭けた攻撃。
4thダウンギャンブルも成功させるなど、まだ最後の最後までわからない展開に。
試合終了まで残り7秒、敵陣22ヤードで鹿島はフィールドゴールを狙う。
決まれば同点。
蹴った瞬間、鹿島応援席から歓声が起こった、のだが・・・。
審判の両腕は天を指さず水平に流れていた。
距離は充分ながら、ゴールポストを外れていたようで、ここでゲームセット。
第4Qだけでも非常にドラマチックな今年のJXBだった。


私の位置からはドームビジョンが半分程度しか見えなかったものの、
リプレイの画面は一応全部見られた。
得点画面はトータルの得点&残りタイムアウトの数、そしてボールオンの位置。
まぁこれだけあればどうにかわかるので良しとして、
下段席で私よりもずっと後ろに居た人はそれすらも見えなかったはず。
それを考えれば、バックネット側の得点掲示を使わなかったのは不親切な気がする。

不親切と言えば、今日のアナウンスもそう。
本場のアメリカを意識してか、選手の名前までも英語っぽい発音。
例えば、私が聞きなれているような、
「鹿島ディアーズ・クオーターバック10番尾崎選手、自らボールを持って10ヤード前進、ファーストダウンを獲得。」
といった風のアナウンスではなかったのでどうも馴染めない。
ディレー・オブ・ゲームやホールディングといった反則についての簡単な解説もない。
試合を観慣れている人にとっては審判のコールだけでわかったりするのだろうが、
関西でふだん観ている試合でのアナウンスの丁寧さから思えば、
観戦初心者にはわかりにくかったのではないか、と思ってしまった。
ただでさえルールが複雑で難しいスポーツと思われているだけに。
雰囲気は悪くなかったけど。
ISBN:458303928X 単行本 門田 博光 ベースボールマガジン社 ¥1,890

私の中では、すでに伝説の域に達している人です。
神様のような・・・と言うのは大袈裟かも知れませんが、
門田博光氏に対しては畏敬の念を持たずには居られないわけで。

ただし、私が抱く門田氏のイメージと言えば、
南海ホークスの背番号60のユニフォームでほとんど終わっているのも事実。
オリックスブレーブスの背番号78や、
福岡ダイエーホークスの背番号53は、
失礼な言い方を許してもらえれば“付け足し”のようなもの。
引退後のABC(朝日放送)の解説者としての語り口に対しては、
正直あまり進んで聞こうとまでは思えなかったのも事実。
でも、南海退団以降の門田氏の存在に対して、
決して否定的な考えを持っているわけではありません。
私にとっての門田博光とは、あくまでも“南海ホークスの4番打者”ということで。

この本には、門田博光という人物の“人間らしさ”が溢れています。
野球の技術よりも生き方の参考になりそうな一文もあって
「なるほどなぁ〜」と思わずうなずいてしまうこともある一方、
思わず我が眼を疑うようなくだりもあったり。
興味深く読みました。
門田氏は決して神様ではありません。
が、やっぱり畏れ多い存在なのであります。ハイ。

藤娘が観たい。

2006年12月12日 趣味
藤娘が観たい。
←京都四条・南座の提灯と“まねき”

(12月10日撮影)

顔見世の雰囲気だけでも・・・。
“番付”はさすがに読み応え充分です。



南座の『顔見世』は今年も敢え無く断念。
しかし、来年1月の大阪松竹座『初春大歌舞伎』は
日程さえ合えば観に行けるだろう、と甘い考えなのであるが。
まだいつ行くかを決めかねている状態。

今度の松竹座の演目だが、
特に昼の部は初心者にも易しそうなものが並んでいる。
『毛谷村』は一応笑いどころはあるし、
『勧進帳』はストーリーが非常にわかりやすいし、
『封印切』はモロに上方の芝居だし。
3つを通しで観ても居眠りすることはないと思う(たぶん)。

まぁそれは良いとして、今回観に行きたいと思う演目は、
夜の部の『藤娘』という舞踊である。
このときだけは始まる直前に劇場内が完全に真っ暗になる。
長唄が静かに流れ出したと思ったらいきなり場内がパッと明るくなって、
紫の着物を着た“藤の精”が現れるという、暗転をうまく使った印象的な演目。
この瞬間のトキメキと言ったらそれはもう・・・何と表現して良いのやら。
今回の松竹座では中村扇雀が演じる。
私が歌舞伎を観はじめた10数年前は中村浩太郎(ひろたろう)という名前で、
お姫様役などさせてみたら思わず見とれてしまうぐらい綺麗な役者さんだった。
扇雀の『藤娘』はまだこの眼で観たことがないので、
“幕見”でも良いからぜひ観てみたいもの。

ここで来年の話をしても、もう鬼は笑わないとは思うが。
12月も残り20日を切ってしまったし。

名残の紅葉。

2006年12月10日 趣味
名残の紅葉。
←永観堂 禅林寺(京都市左京区)の総門前にて

12月になっても、
紅葉がまだ残っていました。


久々にそこそこ好天の日曜日。
お昼前に家を出て、ちょっと京都まで。
とりあえずの目的は・・・

*『十八代目中村勘三郎襲名記念展』(美術館「えき」KYOTO)を観る

*南座で『顔見世』の番付を買う(今年も切符は買えず)

の2つだったが、そのあとも若干時間的な余裕があったので、
市バスに乗って永観堂まで行ってみた。
“秋は紅葉の永観堂”と呼ばれるほどの紅葉の名所だが、
私はなぜか今まで秋に行ったことがなかった。
盛りは過ぎていても、まだ見られるはずと信じて。

11月末までは寺宝展があった関係で拝観料が1000円と高かったが、
今日は通常料金に戻って600円。
有名な“みかえり阿弥陀”は、阿弥陀堂の工事のために瑞紫殿に移されていて、
ちょっと違った雰囲気で観ることができた。
観光シーズンのピークは過ぎているのだろうが、訪れる人は多い。
これが11月だったらもっと凄いことになっていて、
ゆっくりと観ることもできなかったかも知れない。

もっとも、帰りのバスは激混みでやって来て1本見送るほどだったのだが。
地下鉄の蹴上まで歩いても良かったかな・・・。

腑に落ちん。

2006年12月9日 野球
間違ったことをしているわけでは無いけれども。

2003年のシーズンオフ、小久保裕紀は実に不可解な“無償トレード”という形で、
ホークスからジャイアンツへ移籍することになった。
(私が聞いていたそれに関する裏話はあくまでも噂の域を出ないので省略する)
そしてそれから3年。
小久保はフリー・エージェントの権利を行使して、
再びホークスへ戻ってきた。

確かに移籍の経緯は明らかに違う。
あくまでも2003年の事件の場合は、“無償トレード”だから、
ジャイアンツからはその代替の選手ももらっていないし、
金銭ももらっていない(はず)。
しかし、今回の場合は小久保のFAに対する“人的補償選手”として、
吉武真太郎がジャイアンツへ移ることになった。

乱暴な言い方をすれば、
タダで相手に渡したモノを返してもらうのに、何かを要求されているようなものだ。
どうも腑に落ちない。
それでなくても他球団からこれでもかとばかりに選手を引っ張って来ているのに。

ホークス→ジャイアンツの移籍と言えば、
今シーズン限りで戦力外となった大道典嘉もそう。
これでホークスには南海時代を知る現役選手が全く居なくなった。

また、岡本劼能(克道)、吉田修司、宮地克彦も戦力外通告を受けている。
来る者があれば去る者もあるのは世の常だが、
これまで何度となく観てきた味のある選手が次々とホークスを去っていくのは、
やはり寂しいものがある。
ただ、寺原隼人の場合は・・・?

疾風怒濤。

2006年12月8日 日常
11月26日、第33回社会人野球日本選手権が閉幕。
これで今年の野球観戦も終わりか・・・という虚脱感に心身とも覆われつつあったとき、
間髪入れずに降りかかってきたのは仕事の山でした。

別に仕事を溜め込んでいたわけではなく。
たまたま27日からの1週間余り、以前から入れていた(または入れられていた)
様々な打ち合わせやらプレゼン(現場説明とも言う)やら同業者の意見交換会やら・・・
とにかく仕事関係のイベントがテンコ盛り。
自分が自分でないような働きっぷりであったわけです。

29日の応援ネタは選手権期間中にある程度書き溜めていて、
決勝戦終了後帰宅してから加筆したものを掲載しましたが、
27日に載せるところを29日に載せてしまうという乱れ様(でも直さず(苦笑))
30日の日記はとりあえずひとつヤマを越えたので書けたようなものです。

で、12月2日は長居球技場でのXリーグ・ファイナル6準決勝、
松下電工インパルスvs鹿島ディアーズを観に行くには行ったのですが・・・
いくらメインスタンドの屋根の下とは言え、
予想外なほどの冷たくて強い風雨の中の試合に我慢ができず、
「最後まで観てたら絶対風邪ひくわ」とばかりに前半終了で退散。
その寒さで頭の線がブチ切れてしまったのか、
PCに向かってもなーんにも文章が出て来ないまま土・日が過ぎて行きました。
(5日の日記が精一杯の状態でした)

そして今週に入れば入ったでもうひとつ仕事のヤマがあり、
とある先輩に思わず説教を垂れてしまうような、
普段の仕事中ではまず有り得ないほどのテンションの高さを一時的に見せたあと、
昨日になってようやく落ち着きを取り戻し・・・
という今日このごろ。
実に怒濤のごとき、ボーナス前の日々でありました。
あとはこれまでの仕事の確認作業が今年中に集まって来るのかどうか(謎)

しかし、ここで油断してしまうとまた風邪を引きそうな気がしてならないので、
気をつけねば。
年末ゆえのお楽しみもあることだし。

そのうち・・・。

2006年12月5日
書こうと思うネタがあっても、
自分なりに納得のいく文章が今のところ書けそうもないので、
しばらくお休みします。

別に病気でもありませんが、そのうち復帰します。

プレオープン。

2006年11月30日 日常
プレオープン。
私の地元に、シネマコンプレックスもある巨大ショッピングモールが
昨日からオープンしている。
(一応グランドオープンは12月4日とのこと)
甲子園球場の約2倍のスケールという触れ込みだけあって、
さすがにデカイ。

ただ、1階から3階までが吹き抜けになっていて、
その吹き抜けを挟んで両側に店舗が立ち並んでいる光景は、
他のどこかでも見たことがあるのであって。
地元に居るという気がまるでしない。
確かに一歩外へ出れば見慣れた交差点があるのだが。

大きな書店やCDショップ、スポーツウェアの専門店が
自宅の徒歩圏内に新しく増えたのはとてもありがたい。
早速その書店で買い物して記念品まで頂戴してきた。
でも、しばらくジッと止まっていると、なんとなく微妙な揺れを感じる。
歩いていれば全く気にならないのだけど、
体調の悪いときには足を運ばないほうが良さそうな・・・。
敏感すぎる人は酔ったりするかも知れないな。

で、その書店のそばにある某スポーツショップには、
野球関係のコーナーにユニフォームのディスプレイが飾られている。
額縁のような枠に納められたそれは、横浜高校のユニフォームと、
清峰高校のユニフォームと、京都外大西高校のプルオーバー。
この3つは前向きだったのでひと目でわかったが、
1つだけ後ろ向きのユニフォームがあった。
その紫色のユニフォームには“TAKAYANAGI 41”の文字。

・・・ヤマハの??信英監督がなぜここに???

それよりも、あの飾ってあるユニを見て即座にその正体がわかるお客さんって、
どのぐらい居るのだろうか?
買い物する機会があったらあのラインアップの由来共々、一度聞いてみようかと。
第33回社会人野球日本選手権大会での、印象に残った応援について。
(私が実際に観た順番)


*和歌山箕島球友会
吹奏のレパートリーは『ダッシュ慶應』と『サウスポー』と『アフリカンシンフォニー』の
以上3曲。だいたいイニングごとに使い分けていた様子。
スタンドではジャージ姿の高校生がポンポンを振っていたりして、
紀三井寺球場に来ているような錯覚を起こしそうな感じがした。
どこの団体かはわからないが、吹奏のメンバーは年齢層がけっこう高そう。


*ホンダ
吹奏のメンバーはバーテンのような衣裳を着ていて、なかなか凝っていた。
ベースのオジさんが実にいい味を出している。
『全開ホンダ』で動き回るお客さんの増殖ぶりは、昨年と比べてかなり控えめ。
1回戦はチアがいなかった。


*JFE東日本
JFE西日本ならともかく、東日本は選手権で生演奏があるのかどうか・・・
と思っていたらちゃんと吹奏付き。
JFEならではのレパートリーもあったが、終盤は『ポパイ』を乱発気味。
神戸大っぽい音だったような気も。


*トヨタ自動車
『TOKIO』は昨年の選手権であったかどうか記憶にない。
『オジャパメン』は得点が入ってからの押せ押せの場面で使われていた。
以前からそうだったっけ?


*日産自動車九州
『軍艦マーチ』から入るメドレーは三菱長崎やJR九州に相通じるものがあるが、
その中に『荒野の果てに』(『必殺仕掛人』テーマ曲)を入れるという渋い選曲。
『イン・ザ・ネイビー』でのドラミングが実にカッコ良いこと。
ドラムのリズムに乗ってチアが壇上に上がるのが以前は恒例だったはずだが、
今回はちょっと違っていたみたい。
でも、同じ日産なら横須賀よりも苅田の応援のほうが私は好きだなぁ。


*三菱重工神戸
チア無し。
「そーれっ、み・つ・び・し・三菱神戸、GOGOGO!」の変わらないフレーズが、
妙に安心できる(笑)


*日本生命
以前はヒットを打ったときにファンファーレは無かったはず。
ファンファーレを入れて流れが途切れるようなことがあるのが惜しい。
しかし、相変わらず元気ですなぁ。



*鷺宮製作所
やはり1回戦はテープ応援。
昨年の準決勝は奇跡だったのか。
ボリュームが抑え気味だったのであまり曲目が確認できず。


*JR四国
都市対抗では完全に慶應ベースの応援で居心地が悪かったのだが、
選手権ではいつもどおりのテープ応援だった。
このほうがJR四国らしいと言えばらしいのだが(苦笑)


*一光
黄色いシャツの一団が曲に合わせて右往左往する『GOGO一光』でおなじみ。
駒大苫小牧よりも原曲に近い『駒大コンバット』が聴けるのも楽しい。


*倉敷オーシャンズ
マイクのお姉さんが1回から13回まで叫びっぱなし。
『サタデイ・ナイト』では男子リーダーとの掛け合いも。
エール交換の歌がいつの間にか(『倉敷賛歌』ではなく)『三菱賛歌』に
なっていたのは気のせい?


*NTT西日本
うまく説明できないが、以前と比べると微妙に構成を変えてきた感じが。
応援団用の大太鼓が破れてしまったのか、9回裏攻撃中に張り替えをしていた。
(まさかそれでサヨナラ勝ちできなかったわけでもないだろうが)
間に語りの入る『走れコウタロー』は12回の攻撃の1度のみだったのが残念。


*東芝
偉大なるワンパターン(これ、褒め言葉ですので)。
『チャージ東芝』を聴くと自然に頭の中でリズムを刻んでいる自分が居る。
『サンバ・デ・ジャネイロ』はいつの間にレパートリーに加わったんだろう。


*伯和ビクトリーズ
得点時に『宮島さん』を歌うのはいかにも広島のチーム。
1回戦と2回戦では応援パターンがちょっと違っていた(リーダーの振り付けも)。
2回戦はテープに合わせて楽器を演奏していたように見えたのだが。


*NOMO BASEBALL CLUB
『どかーん』などの音楽テープに合わせてキッズチアが踊る。
振り付けを忘れて棒立ちになって、ステージ上で相談する場面もあったのはご愛嬌。
ただ、相手の攻撃中まで同じように音楽をずっと流すのは控えたほうが良いと思う。
相変わらず応援歌の歌詞がよくわからない。


*ホンダ熊本
ホンダ3チームの中で『全開ホンダ』のテンポが最もゆっくりな熊本。
しかしそのテンポが何故か妙に心地良い。
『セントポール』の1回目と2回目のつなぎに入る「そーれっ」という掛け声がハマる。


*デュプロ
ここだけは生演奏が無くても充分楽しめる。
テープ(MD?)応援のお手本のようなもの、と勝手に思っているのだが。
久々に応援席に座って、メガホンを大太鼓のリズムに合わせて叩きながら
楽しんできました(笑)


*富士重工業
都市対抗では明治のパターンのイメージがあったスバルの応援だが、
選手権ではガラリと変わっていた(おそらく神戸大の音)。
『ビバ・ワセダ』から始まるところはサンワード貿易を思わせるが、
決勝では日生とほとんど曲がかぶって、しかもアレンジが同じだったのは・・・。
チャンス時には曲の合間のコールを三・三・七拍子でやっていた。
「富士重工」よりも「スバル」とコールしたほうが流れが良さそうな気も。


*松下電器
都市対抗予選とは違い、またもや慶應ベースの応援。
走者が出るまで演奏無し。
奇数回は『アニマル』、偶数回は『パトリオット』と使い分けていたように思う。
最初は未遂に終わっていた『突撃のテーマ』への導入は6回にようやく達成(笑)
昨年はただ飛んでいるだけだった『得点河内』は、それらしき振り付けが復活。


*NTT北海道
まず、オープニングで『2001年宇宙の旅(ツァラツストラはかく語りき)』が
流れたのに驚き。
私としては『バビル2世』のイメージが強かったが、
それ以外の攻撃中の曲目がかなり多彩で楽しかった。
『PAPA’S GOT A BRAND NEW PIGBAG』(後でタイトルがわかった)と
爆風スランプの『旅人よ』を見事に組み合わせたテーマには感動すら覚えたもの。
もっと聴きたかったなぁ。


*新日本石油ENEOS
私としては、日本石油時代にグリーンスタジアム神戸で観て以来の応援。
(あのときはリーダー2人しか来ていなかったはず)
あの独特のコールを思わず「日石!日石!チャンス、チャンス、日石!」と
口走りたくなってしまう(笑)
曲目が個性的なのは良いのだが、生演奏でないのが非常に勿体ない。


*大阪ガス
ここも昔とあまり変わっていないぶん、とても安心して聴いていられる。
曲の途中に語りを入れてだんだん盛り上げて行く『レイダース』は
最終回に聴けたのみ、しかも曲の途中で試合が終わってしまってガックリ。


ついでに、
*西濃運輸(CM)
“JITBOXチャーター便”のCMが今回大阪ドームで流されていたのだが、
あのBGMはどう考えても『パワフルセイノー』にしか聴こえなかったぞ(笑)


個人的には、NTT信越硬式野球クラブを観られなかったのが残念。
今回はこんなところで。
25年ぶり、スバルが輝く@大阪D。
←社会人野球日本選手権・表彰式にて

25年ぶりの優勝旗(ダイヤモンド旗)を受け取る

富士重工業・佐伯真貴主将。

今日は12時頃に大阪ドーム入り。
一塁ベンチ前で日本生命の選手らがアップをしているときに、
日生応援席のバンドから『Happy Birthday To You』の演奏が。
今日は日生の守護神・土井善和の誕生日だ。
プロ野球だと例えば最初の打席で流れたりすることがあるが、粋な演出やなぁ。
果たして、土井は記念すべき日を優勝で飾れるか?

◇第33回社会人野球日本選手権大会 第9日・優勝戦◇

富士重工業 4−2 日本生命

日本生命 000 100 100=2 H9 E0
富士重工 022 000 00X=4 H10 E0


※富士重工業は25年ぶり2回目の優勝

日生:国安、山脇、新家、下敷領−藤田、佐久間  富士重:平井、阿部−松尾

日生の先発は今大会初登板の国安則至。
富士重工は抑えで大活躍の平井英一が先発、
これはまったく予想していなかった。
平井は初回から飛ばし、1回〜2回にかけて4連続三振を奪う力投を見せる。

2回裏、富士重工は神谷譲二と冨村優希の連続安打でノーアウト一、三塁と
絶好の先制機を得れば、鈴木伸太朗の二塁ゴロの間にまず1点。
続く松尾貢史の左前安打で2点目を加えた。

日生は3回表から国安に替わって山脇大輔が登板したが、
安打2本と四球で1アウト満塁となったところで、冨村の打球を足に受けた。
その球は三塁の澄川昌也が素早く本塁へ送って失点は免れたが、山脇は降板。
後を継いだ新家明夫は鈴木に四球を与え、押し出しで1点を失う。
新家は1人に投げただけで昨日先発の下敷領悠太にマウンドを譲り、
捕手も藤田和生から佐久間健一に替わった。
下敷領は松尾への1球目が捕逸となってまた1点、とリードがさらに広がり、
日生にとっては苦しい展開に。

日生は4回表、四球で出た下野敦司を一塁に置いて澄川が左中間へ二塁打、
下野敦が還ってようやく1点。
その裏、2アウトから佐伯真貴が右中間へ長打コースの当たりを放ち、
二塁も回って三塁へ達しようとしたが、中継プレーが良くタッチアウト。
この表裏の様子で流れが変わるか、と思ったのだが・・・。

7回表の日生は、田中啓嗣、佐々木正詞、阿部浩二の3連続安打で
1点を奪ってなお2人を塁上に残しながら後続なく1点止まり。
中盤から好投を続ける下敷領をなかなか援護できない。

富士重工は8回表、平井が1アウトを取ったところで阿部次男へスイッチ。
その裏日生も1アウトから土井善和が登板、勝負はまだわからない。
9回表の日生の攻撃は佐久間からだったが、松瀬大が代打に出て安打で出塁。
1アウト後に佐々木正が内野安打、阿部の犠打で2アウト二、三塁とした。
しかし続く石田拓郎が初球を叩き一塁フライでゲームセット。
富士重工が25年ぶりに日本選手権を制した。

この選手権では、富士重工の試合を3試合観ることができたのだが、
投手については阿部と平井の2人しか観ていない。
しかしその3試合で思ったのが、投手を中心にした守りが非常に堅いこと。
今日も遊撃手の鬼崎裕司や三塁手の山下達也などが好守備を見せていた。
事実、全5試合を通じて失点は5、失策はゼロである。

表彰選手は以下のとおり。

[最高殊勲選手賞] 阿部 次男(富士重工業)

[敢闘賞] 下敷領 悠太(日本生命)

[打撃賞] 林 稔幸(富士重工業)

[首位打者賞] 衣川 隆夫(ホンダ)=13打席9打数5安打、5割5分6厘

日本選手権の決勝はここ3年延長戦が続いていて、
今年は素直に9回で終わったのでちょっとモノ足りないような・・・
なんてことを言えるような余裕はなかったけれど(笑)
今年は7回大阪ドームに通い、色々な良いシーンを観ることができた。
(惜しむらくは大会期間中に宴会ができなかったことぐらいか)
参加チーム数がまた増える来年の大会はどうなるかわからないが。

大阪ドームでお会いできた皆様、ありがとうございました。
残念ながらお会いできなかった皆様、来年こそはぜひとも。


ともあれ、私の今年の野球観戦はとりあえず今日が最後。
これからボチボチ集計作業に入ります。
今日は、社会人野球日本選手権のセミファイナル。
4チームとも過去日本選手権での優勝経験を持っているが、
日生以外の3つはすべて関東のチーム。
昨日はGAORAで準々決勝の第四試合を終盤だけ観たが、
ホンダ熊本が敗れた瞬間は思わず天井を仰いだもの。
別にENEOSに怨みはないけれど、
西日本のチームがまたひとつ敗れ去ってしまったのがとても残念だったので・・・。

◇第33回社会人野球日本選手権大会 第8日・準決勝◇

《第一試合》 日本生命 8−6 ホンダ

ホ ン ダ 200 000 130=6 H11 E1
日本生命 101 140 10X=8 H13 E2


ホンダ:田中、大田、吉原、ランドル−佐伯、小林  日生:下敷領、土井−佐久間、藤田

ホンダが日生の先発・下敷領悠太の立ち上がりを攻め、
2アウト二塁から金子洋平の左中間二塁打で先制したのに続いて
衣川隆夫の適時打でいきなり2点を奪った。
しかし日生もその裏、2アウト三塁で石田拓郎の二塁ゴロの間に1点を返す。

日生は2回から立ち直ってきた下敷領を助けるかのように、
3回裏は2アウト満塁から澄川の内野安打で同点に追いつくと、
4回裏には田中啓嗣のライト線を破る適時打でついに逆転。
ホンダ先発の田中健太郎をマウンドからひきずり降ろした。
2番手の大田悦生も次の回に捕まり、
佐久間健一の2点適時二塁打などで3点を失って降板。

7回表にホンダが1点を返せば、
その裏に佐久間と佐々木正詞の2本の二塁打で日生が再び突き放す。
試合の流れは日生へと完全に傾きつつあった。

そんな8回表、ホンダは安打と失策で1アウト一、二塁とすると、
岡野勝俊がライトへ二塁打を放ってまず1点。
代打の多幡雄一も適時打で続いて2点を加えたが、後が続かず。
下敷領はこの回限りで、9回表からは土井善和が登板した。
1アウトから安打を1本打たれるも最後は一塁ライナーの併殺で終えて
4年ぶりの決勝進出を決めた。

この試合、5回裏を終了した時点で日生の安打はすでに2ケタの11本。
しかも先発全員出塁を記録している(結果、全員安打はならなかったが)。
1回、3回、4回と1点ずつは取ったが、実はさらに追加点が取れる状況でもあり、
やや消化不良気味の攻撃だったことも確か。
5回の佐久間の適時二塁打(自身の選手権初安打でもあるはず)は、
そんな気持ちを吹き飛ばしてくれるような一打だったように思う。

第二試合開始前のエール交換では、一塁側にも三塁側にもバンドの姿が無かった。
いくら大阪での関東対決とは言ってもそれはないだろう、と思っていると、
1回表ENEOSの攻撃中、一塁側富士重工応援席にゾロゾロと楽器が持ち込まれた。
その裏の攻撃直前にようやく演奏体勢が整ったが・・・掛け持ちも大変だねぇ(謎)

《第二試合》 富士重工業 3−1 新日本石油ENEOS

ENEOS 000 100 000=1 H6 E0
富士重工 100 020 00X=3 H9 E0


ENEOS:廣瀬、谷口−山岡  富士重:阿部、平井−松尾

【HR】岩本(ENEOS・4回ソロ)

富士重工は1回裏1アウト二、三塁、林稔幸の三塁ゴロの間に1点先制。
4回表、岩本裕治のライトへのソロ本塁打でENEOSが同点に追いつけば、
5回裏には富士重工が岩元信明の内野安打と林の二塁打で2点をリードする。
5回までは一進一退の攻防だったが、
その後は走者が出てもあと一本が出ない状況が続いた。

富士重工先発の阿部次男は、
岩本に一発を浴びた以外はENEOS打線を散発に抑える好投。
観ていて何度も「巧いなぁ〜」と唸ってしまう投球があった。
9回表1アウトで山岡剛に安打を打たれたところで平井英一に交替。
その平井が続く2人から連続三振を奪い、見事な守護神ぶりを発揮して逃げ切った。
富士重工の決勝進出は1981年の第8回大会以来25年ぶりになる。

明日はいよいよ決勝戦、4年ぶりの東西対決。
しばらく続いていた“都市対抗に出場できなかったチームの決勝進出”は途絶えたが、
ともに前回決勝に出たときは優勝しているチーム同士の対戦。
明日も特別席の片隅で(地元民としては日生にやや肩入れしながら)、
楽しみたいと思う。

恒例の?応援についての感想はだいたいまとまりましたが、
発表は決勝戦が終わってから、ということで。
明日の両チームのバンドの編成も(訳あって)気になりますし。
泣くも笑うも50年@大阪D。
←大阪ドームにて

試合を終え、応援団に向かい一礼するNTT北海道ナイン。

こうして、またひとつの歴史が終わりました・・・。



◇第33回社会人野球日本選手権大会 第6日・2回戦◇

《第一試合》 富士重工業 5−2 松下電器

富士重工 000 000 011=2 H5 E0
松下電器 000 001 000=1 H4 E0


富士重:阿部、平井―松尾  松下:山本隆之、田中稔―新田

富士重工・阿部次男、松下・山本隆之の両先発による投手戦が、
5回終了まで続いた。
5回裏を終わってともに1安打ずつ。
しかも山本隆之は無四球、おまけに奪三振ゼロ。
気合のこもったフォームでありながら打たせて取ることに徹する上手さ。
阿部も左腕からの変貌自在な投球が松下打線を惑わせる。

6回裏、松下が1アウト一、三塁の場面で梶原康司の内野ゴロの間に先制点。
今日の山本隆之の出来なら1点で充分かとも思われたが、
7回表に初の四球を出し、2アウト二塁となったところで田中稔士に交替した。
田中稔は7回こそ抑えたが、8回表に捕まる。
安打で出て犠打で二塁に進んだ冨村優希を置いて、
松尾貢史がセンターの頭上を越す二塁打で富士重工が同点に追いついた。

富士重工は9回表、1アウトから岩元信明の安打に続いて、
林稔幸の三塁横を抜く二塁打で岩元が還り最後の最後で勝ち越し。

その裏、先頭の梶原が二塁打とまずは同点のきっかけを作る。
代走の竹村禎晃が犠打で三塁へ進むと、
富士重工は阿部から平井英一へと後を託す。
平井は気迫充分の投球で得点を許さぬ火消し役ぶりを見せ、
松下の選手権連覇を阻んだ。


走者を置いた場面で長打が出たか出なかったか。
その違いで勝負が分かれたようなものだったが、
ともに堅い守りで締まった好ゲームだったと思う。
松下の遊撃手・田原隆三郎のグラブさばきはいつ観ても惚れ惚れする。



《第二試合》 ホンダ熊本 2−0 NTT北海道

N T T 北 000 000 000=0 H3 E2
ホンダ熊 110 000 00X=2 H5 E0


N北:森広―松尾  ホン熊:小山、玉城―工藤


この大会を最後に休部が決まっているNTT北海道。
1回戦を突破したおかげで今日観ることができた。

NTT北海道の先発は森広泰昌。
1回裏、四球と連続安打で早々と1点を失い、
2回裏も工藤隼人の二塁打のあと自らの失策でもう1点を奪われる。
不安な序盤であったが、3回1アウト一、三塁の危機を併殺で終えてからは
落ち着きを取り戻したか、以降は丁寧な投球で抑えていた。

打線のほうは、1回、4回と先頭打者が安打で出塁するもつながりが無く、
ホンダ熊本先発の小山洋史から思うような好機が掴めない。
7回表からは玉城誠が登板、これも危なげない投球だった。

9回表、先頭の船尾隆弘が7球ファールで粘る。
まだまだ終わりたくないという思いがそこに表れているかのように。
船尾は遊飛に倒れたが、続く代打の柿原信教が安打で出塁。
代打の安宅範晃は初球を叩いてニ飛。
山内誠は三塁ゴロ、その球が二塁へ送られてゲームセット。
一塁側からの大きな声援の中で、時の流れを止めることはかなわなかった。

手元の時計では、試合開始13時19分、終了15時07分。
2時間を切るスピーディーなゲームで、
50年に及ぶNTT北海道野球部の歴史が、幕を閉じた。



最初の2試合が早いテンポで進みすぎたせいか。
第二〜第三のインターバルが1時間以上取られていた。
その間大阪ドームに流れていたのは、オリックスBsの“出囃子”オンパレード。
なんだかなぁ・・・。


《第三試合》 新日本石油ENEOS 7−5 大阪ガス

ENEOS 020 005 000=7 H11 E2
大阪ガス 100 012 100=5 H10 E1


ENEOS:廣瀬、谷口、田澤―山岡  大ガス:坂本、宮川、山田幸、小嶋―倉重

【HR】池辺(ENEOS・2回ソロ)、柳田(ENEOS・6回3ラン)、平山(大ガス・6回2ラン)


1回裏に大ガスはノーアウト二、三塁で田中洋平の内野ゴロの間に1点を得る。
ENEOSも2回表、先頭の池辺啓二が右越ソロ本塁打でまず同点。
岩本裕治の右中間二塁打のあと、宮澤健太郎の適時打で2点目を追加。
そして今度は大ガスが5回裏に倉重友ニの適時打で追いつき、
1点を争うシーソーゲームの様相。

6回表、ここまで2回以外は安打を許さなかった大ガス先発の坂本健二だったが、
池辺、岩本、山岡剛に3連打を浴びて1点を失い降板。
2番手宮川兼二郎も宮澤に適時打を許し、山田幸二郎にマウンドを譲る。
その山田幸の替わり端、柳田俊幸がレフトへ3ランを叩き込んで
一挙5点のビッグイニングとなった。

大阪ガスも6回裏に平山涼の2ラン、7回裏に荒川大輔の適時打で徐々に反撃。
大量点を奪われても諦めない粘りを7回までは見せてくれたが、
ENEOSの投手リレーの前に8回、9回とも三者凡退。
30回、31回大会と連続準優勝のあとの1勝が、
大ガスにはまだまだ遠いようだった。

タイガース自由枠の小嶋達也が、9回表1アウト二塁の場面で登板。
日本選手権最初で最後のマウンドは2/3イニング、二塁ゴロと三振だった。
顔見せ登板のようなものだったか。



第三試合の終了時刻は18時37分。
この後どこかへ飲みに行ったとしても不思議ではない時間だが、
明日は仕事なのでさすがにちょっと・・・。
大ガスが勝っていたなら、明日の第四試合を仕事帰りに観に行く予定だったが、
大阪の2チームの敗戦を観たこともありその気がやや失せ気味。
どうしようかなぁ・・・。

惜敗@大阪D。

2006年11月22日 野球
惜敗@大阪D。
←大阪ドーム一塁側・デュプロ応援席にて

こんなところでいかにも仕事帰りの姿でメガホン叩いていたら、

社員と思われてもおかしくないわなぁ(笑)




◇第33回社会人野球日本選手権大会 第5日・2回戦◇

《第一試合》 日本生命 3−2 JR四国

《第二試合》 七十七銀行 4−2 倉敷オーシャンズ

《第三試合》 伯和ビクトリーズ 1x−0 デュプロ (延長10回)

デュプロ 000 000 000 0=0  H7 E1
伯  和 000 000 000 1=1x H8 E1


デュプロ:米澤、矢田、加藤−味園  伯和:石丸、石渡−宮田


3試合開催日の場合、第三試合の開始は16時30分の予定となっている。
頑張って定時に仕事を切り上げて大阪ドームへ急いだとしても、
予定どおりにサクサク進めば下手すると10分ぐらいしか観られない恐れが。
昨日(21日)のトヨタvs日産九州はまさにそんな展開だったようで、
私としては無駄足を踏まずに済んだのだが。

さて、今日の第三試合はデュプロ。
とりあえず観られる可能性に賭けてちょっと急いでみた。
正面入口前のボードが、5回裏でまだ0−0であることを知らせてくれている。


0−0のままで迎えた9回裏。
伯和は先頭の田中靖教がレフトへの二塁打で出塁。
続く石本泰志の一塁ゴロで三塁に進みサヨナラの好機。
デュプロのマウンドには米澤馨士が立っている。
山田大輔が三振で2アウト後、西川貢を敬遠気味の四球で歩かせたが、
遠矢義治をゴロに打ち取って難を逃れた。

延長10回表、デュプロも9回から守備に入った大前辰哉が安打で出て
得点機を作ったが実らず。
その裏から矢田進一が登板。
伯和は1アウト二塁で生野好容の遊ゴロが一塁への悪送球となってニ、三塁。
津田健次を敬遠で歩かせて満塁策を採り、矢田から加藤崇史へスイッチ。
ここで田中が巧くライト前へ落として、伯和が1回戦に続くサヨナラ勝ちで
初のベスト8進出を決めた。



6回からしか観られなかったが、それまで堅い守りを見せていたデュプロが、
延長に入ってから守りのミスが出て敗れてしまったのは非常に惜しい。
いいチームなんだけどなぁ。

順調?@大阪D。

2006年11月20日 野球
◇第33回社会人野球日本選手権大会 第3日・1回戦◇

《第一試合》 富士重工業 11−0 NTT信越硬式野球クラブ (7回コールド)

《第二試合》 松下電器 3−2 西濃運輸

《第三試合》 NTT北海道 8−5 東邦ガス

《第四試合》 ホンダ熊本 5−1 NOMO BASEBALL CLUB

N B C 000 010 000=1 H6 E2
ホンダ熊 000 020 03X=5 H8 E2


NBC:藤江、小池−天満   ホン熊:小山、藤井、玉城−工藤

【HR】北村(NBC・5回ソロ)


仕事帰りに大阪ドームへ。
スコアメモはほとんど取っていないので詳細は省略。

18時開始予定の第四試合ということで、遅くなることを想定して
少しだけ食糧を買い込んでとりあえず一塁側・ホンダ熊本応援席近くへ。
応援を聞きながら適当な位置を探しているうちに4回裏が終わったので、
一応5回表からの観戦に。
(そのあともウロウロしたけれど)

その5回表、NBCの北村直人がライトへ先制のソロ本塁打。
ホンダ熊本はその裏、工藤隼人の2点適時打で逆転した。

NBCは8回途中で藤江均から小池秀郎に交替したが、
これが裏目に出たか、代打の深澤圭、藤野祐次に続けて適時打を許して
リードをさらに広げられる形になってしまった。


20時20分には試合が終わったことを思えば、
今日は4試合開催日にしては順調すぎるぐらい順調なペースだったようで。
試合後に会った友人によれば途中は開始時間をやや前倒ししたらしいし。


応援については後日にまとめて書く予定だが、
今日のホンダ熊本の応援はなぜかとても心地よいリズムに感じた。
NBCはもうちょっと勉強したほうが良さそうかな・・・。
中四国全勝の日@大阪D。
←大阪ドーム(特別席から)

JR四国、32年ぶり日本選手権勝利の瞬間。

いわゆる“2大大会”で勝った試合を観たのは
私は初めてです。

◇第33回社会人野球日本選手権大会 第2日・1回戦◇

《第一試合》 JR四国 3−2 一光

JR四国 000 102 000=3 H7 E1
一  光 000 000 020=2 H7 E0


J四:岩井、上田−松谷   一光:野崎、後藤−新田

JR四国の先発は中郷大樹だと勝手に予想していたが、
出てきたのは岩井慎二。
その岩井、3ボールになることがやけに多く、初回から四球を2つ。
それでいて最後は締めるという内容で一光打線を抑えていた。

一光先発の野崎祥人から1回、3回と安打を打ちながら
得点に結びつかなかったJR四国は、4回1アウトから3連続安打で満塁として
原佑太の一塁ゴロの間に三塁から西村雅之が先制の本塁を踏む。

四球が多かった岩井に対して、野崎は5回まで無四球。
しかし6回表に1アウトを挟みながら3つ四球を与えてまたもや満塁。
そして原の中犠飛でJR四国は1点を追加した。
(失礼ながら)塁を埋めても適時打で点が取れんなぁ、と思っていたところ、
松谷基央がレフトへの適時打で2点目を奪った。

8回裏、それまで散発3安打だった一光が猛反撃。
灘波大志、伊志嶺孝寛(二塁打)に連打が出たあと、
続く秋武祥仁の内野安打で1点を返す。
田中宏和が四球で歩き、1アウト後坂上真世がレフトへの適時打で1点差に迫った。
なおも満塁の場面、陣田匡人の三塁ゴロは本塁に送られタッチアウト。
これで落ち着いたか、岩井は鈴木孝政を左飛に打ち取って難を逃れた。
9回裏は上田大輔が登板、無失点で切り抜けて、
JR四国が第1回大会(1974年、当時は国鉄四国)以来の選手権勝利を飾った。

《第二試合》 倉敷オーシャンズ 4−3 NTT西日本 (延長13回)

オーシャンズ 000 010 002 000 1=4 H12 E0
N T T 西  001 001 100 000 0=3 H13 E1


倉敷:三谷、岡−松島   N西:合田、笠木、徳留、糸川−越智

【HR】小坂(N西・3回ソロ)、森拓(倉敷・13回ソロ)

3回裏、N西が小坂樹の左越えソロ本塁打で先制。
オーシャンズも負けじと2アウトからの3連打で同点に追いついた。
しかしN西は6回裏に越智政仁の中犠飛、
7回裏には西田朋生の適時二塁打で徐々に突き放しにかかる。

8回表、オーシャンズは粘りを見せ、2アウト三塁までこぎ着けるも
この回途中からマウンドに上がった徳留慶に抑えられた。
次の9回表は7番からの打順ということで安心したわけでも無いだろうが、
8回裏の攻撃があまりにも淡白に終わったのを見て、
これから何かが起こりそうな予感が。

9回表、徳留は連続三振で勝利まであと1人とした。
オーシャンズは代打に戸伏康夫を送ると、戸伏はライトへ安打。
1番鈴木貴英がストレートの四球で歩いて一、二塁に。
ここで藤森泰行の打球はレフトの頭を越える二塁打となって、
走者が2人とも還り土壇場で同点。
そして、5回に同点の適時打を打った松島裕一が今度はセンターへ当たりを飛ばす。
藤森は三塁を回って生還を試みたが、黒塚浩行からの好返球に阻まれた。
N西もその裏2アウト満塁をしたがそれを生かせず、今大会2度目の延長戦。

オーシャンズは7回から三谷大介に替わってコーチ兼任の岡政裕が登板。
7回、9回とピンチを迎えたが、そこは百戦錬磨のベテラン。
巧みな投球でN西の反撃を食い止めていた。
N西は10回から糸川真登が投げ、12回までともに無得点。

13回表、この回先頭の森拓男がレフトへソロ本塁打。
一塁側オーシャンズ応援席がまるで爆発したかのような騒ぎを見せる。
1点をもらった岡は、その裏先頭の小坂に安打は許したものの
得点圏への進塁を許すことなく後続を断った。

N西には中盤にまだまだ追加点を奪える好機があったのだが、
あと一本が出なかった。
勝利まであと1アウトという場面を逸したそれ以上に、
1点を取った6回裏も含めて、3人残塁が3度もあったのが悔やまれるところ。
来年への課題か・・・。


《第三試合》 伯和ビクトリーズ 3x−2 東芝

東 芝 100 000 001=2
伯 和 200 000 001=3x


東芝:磯村−飯田  伯和:石丸、石渡−宮田   

(5回裏まで観戦)  

前日のフル観戦+今日の2試合でほとんど体力を使い切ったもので、
詳細は省略。

1回表の東芝の得点は平馬淳の適時打。
その裏の伯和の2点は田中靖教(二塁打)、石本泰志(三塁打)の連続適時打。

東芝の守備が何やらバタバタしているような印象を受けたのだが・・・。

翌日の仕事に疲れを残したくないので、5回終了とともに帰途へ。
伯和のサヨナラ勝ちを知ったのは帰宅した直後。
中・四国の3チームがすべて勝ったという、今から思えば凄い一日だった。
オトナの延長戦@大阪D。
←大阪ドームにて

第一試合の一塁側・ホンダ応援席から試合を見守る
本田宗一郎氏のバルーン人形。

まさか大阪で見られるとは思いませんでした。

今年の社会人野球日本選手権大会は出場チームが増えたこともあって、
準々決勝だけでなく1回戦から4試合開催の日がある。
しかも大会初日からいきなりである。
さらにその前日に大阪入りした東京の“師匠”と夜に合流して、
某所で前夜祭と洒落込んでいたため帰宅は午前0時前。
それでも朝は6時30分に起床、7時30分過ぎには家を出た。
仕事の日と違って朝早いのが苦にならない(笑)

日本選手権の始球式はNHK大阪放送局制作の朝の連続TV小説の
出演者がつとめるのが言わば恒例行事。
(そう言えば上野樹里もここで始球式をやったんだった)
今放送されているのは『芋たこなんきん』で、
主演の藤山直美ではなく瀬戸カトリーヌ。
かなり前にあるTV番組で「お父さんはフランス人、お母さんは吉本興業」と
自己紹介していたのを覚えているのだが。

◇第33回社会人野球日本選手権大会 第1日・1回戦◇

※ランニングスコアのチーム名は大阪ドームのスコアボード表記です

《第一試合》 ホンダ 6−0 和歌山箕島球友会

箕 島 000 000 000=0  H2 E0
ホンダ 030 011 01X=6 H12 E2


箕島:森田、吉岡、山本喜−岡橋  ホンダ:大田、吉原−佐伯

【HR】佐伯(ホンダ・6回ソロ)

手元の時計では8時58分開始。

箕島球友会の先発は森田竜平。
以前はノーワインドアップだったが、無走者でもセットポジションで投げるようになって
フォームが少しだけ大人しくなった印象。
それでも打者を幻惑するフォームであることに変わりはない。
なんとか長いイニングを持ちこたえて、
速球派の吉岡大志へとつないでくれればと思っていたが。
2回裏につかまってしまった。
岡野勝俊の適時二塁打で先制を許したあと、連続死球で押し出しの1点を献上。
5回裏に開田成幸の適時打でさらに1点を追加されたところで降板。

ホンダはその後も佐伯亮の本塁打などで着実に得点を追加。
守っても箕島球友会を2安打に抑え、実力の違いを見せたような勝利。
箕島球友会も失策ゼロと堅い守りは見せたが、
攻撃で三塁を踏めずに終わったのはやはり大きな壁であったか。

ドームに入る前、箕島球友会のお膝元・和歌山県有田市のミカンが配られていて、
幸い私も頂戴することができたわけだが。
ドームのあらゆる場所がミカンの香りで包まれていたことは、
これまでの選手権であっただろうか?(笑)

《第二試合》 トヨタ自動車 3−0 JFE東日本

JFE東 000 000 000=0 H3 E0
ト ヨ タ 000 000 12X=3 H6 E0


JFE:中嵜、松村、塩田−畑  トヨタ:服部、佐竹、上野−二葉

JFE東日本は中嵜良博、トヨタは服部泰卓の先発。
ともに5回まで被安打1、四死球無しと、
応援の賑やかさとは裏腹に静かな投手戦。

6回表、JFE東日本が安打(盗塁)、四球、犠打で1アウト二、三塁としたところで
トヨタはルーキーの佐竹功年にスイッチ。
いきなり田浦英仙を四球で歩かせたが、どうにかピンチを切り抜けた。

トヨタは7回裏、2アウトから的場寛一が四球を選ぶと、
続く廣瀬栄作が右中間への二塁打を放ちようやく先制点を得た。
8回裏には秦健悟がレフトの頭を越える2点適時二塁打で突き放す。
JFE東日本は9回表に反撃、満塁の好機を迎えたが
上野弘文が最後の打者を空振り三振に仕留め、トヨタは今年も初戦を突破した。

第一、第二とほぼ順調に試合を消化。
4試合日だから下手したら日付が変わるのでは?と
余計な心配もしていたが、どうやらそれはなさそうで。

しかし、第三試合の展開はまったく予想外だった・・・。

《第三試合》 日産自動車九州 2−0 三菱重工神戸 (延長15回)

日産九州 000 000 000 000 002=2 H10 E1
三菱神戸 000 000 000 000 000=0  H7 E1


日産:永富、井上−河野  神船:木林、赤木、松田、西川−高墳

三菱神戸の先発は木林敏之。
本当かどうかは知らないが、
或る友人は三菱神戸の試合で木林以外の先発を観たことがないらしい。
半分冗談で「また木林かぁ?」と言ったりはしていたが、
それはそれで、木林の味のある投球は観ていて結構楽しいのである。
応援が一瞬無音になったときに聞こえる雄叫びもまた良し。

その木林は、今日は神がかりとも言って良いほどの好投を見せた。
9イニングを投げ終えて、打たれた安打はわずか2本(しかも1本は内野安打)。
一方の日産九州・永富竜男も粘りの投球で、8回まで被安打2。
9回裏、三菱神戸が1アウト一、二塁とあわやサヨナラの場面を迎えたところで
井上昇にマウンドを譲ったが、井上が連続三振でそれを断ち切って
試合はゼロ行進のまま延長戦へ。

11回表、日産九州が河野和幸の二塁打と田中健一の内野安打で好機を作ったが、
松本末弘が遊ゴロ併殺に倒れて得点ならず。
ここまで日産九州は3つの併殺を記録している。

その裏の三菱神戸は、2アウト一、二塁で途中出場の盛田祥嗣がレフトへ安打。
二塁走者の宮田和真が本塁突入を試みたがタッチアウト。
14回裏にも三菱神戸は2アウト二塁からの安打での生還が失敗に終わっている。
得点機の逸し方もそれぞれに特徴があるのだろうか。

13回表途中から、三菱神戸の投手は松田克也に。
15回表、2アウト一、二塁で田中が二遊間を抜ける安打。
二塁から今村直樹が生還して日産九州にようやく1点が入った。
続く松本が11回の併殺を帳消しするかのような適時打をレフトへ転がして2点め。
最後は井上が三菱神戸の反撃を三人で終えて、3時間55分の熱戦が終わった。

年齢のことを言うとちょっと・・・なのではあるが。
木林は34歳。
永富は30歳。
決勝の本塁を踏んだ今村は35歳。
そして、日産九州、三菱神戸とも応援の演奏の音が非常にオトナっぽい。
まさに“オトナの延長戦”(何か怪しい言いかたやなぁ)と、
呼んでしかるべき試合だったように思えた。


《第四試合》 日本生命 10−1 鷺宮製作所

日本生命 050 004 010=10 H18 E0
鷺  宮 001 000 000= 1  H5 E0


日生:下敷領、竹中、渡辺−佐久間、藤田   鷺宮:岡崎、佐藤、川野、小高−秋山、金本

【HR】澄川(日生・6回3ラン)

鷺宮が選手権出場を決めたのを知ったとき、
また岡崎淳二が観られるぞ、と楽しみにしていた。
その岡崎が先発だったが、意外なことに2回にして大きく乱れる。
佐々木正詞の先制2点適時打などで5点を失ったのだが、死球が3つ。
この回打者一巡したところでマウンドを降りた。
もう少し観ていたかったのだが。

日生の先発はアンダースローの下敷領悠太。
3回裏に古賀達也の二塁打と福田晃の内野安打で1点は奪われたが、
それ以外は危なげない投球。

日生は6回表に澄川昌也の3ランなどで4点を挙げ、
8回表はこの試合2本目の三塁打の阿部浩二を田中啓嗣が還してダメを押す。
最終回は渡辺翔太が三人で抑えて締め、
昨年の選手権準々決勝で敗れたリベンジを果たす形で圧勝した。

終わってみれば手元の時計で22時27分。
ドーム入りしたのが8時25分頃だったから、まるまる14時間(汗)
これが連日続いたら確実に体調を悪くしそう。
おまけにゲートが開くたびに冷たい風が吹き込んで来て寒いし。
観戦するだけでも体力が要ります。ハイ。
選手権はまだ始まったばかりなんだけどなぁ・・・。

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