空気を変える男@西京極。
◇京滋大学野球 2007年秋季1部リーグ戦 第3節・1回戦◇

@西京極野球場

《第一試合》 佛教大学 5−2 びわこ成蹊スポーツ大学

びわ大 003 000 000=2 H4 E0
佛教大 011 200 10X=5 H8 E1


びわこ:成宮、真田、上月−中村徹  佛教:山田龍、古田−國友、谷澤

《第二試合》 京都創成大学 2−2 花園大学

(写真は佛教大・古田投手)


今秋の京滋リーグは土日の開催が幾分か少なくなっているので、
他の試合との兼ね合いを考えれば観に行く時期がちょっと難しく。
9月最初の3連休中に行われる第3節に1試合だけでも観ておこう、
ということで行って来ました。
午後から所用のため第一試合しか観られませんでしたが・・・

びわこ成蹊大は成宮翔磨(1・八幡商業)、佛教大は山田龍平(3・伊吹)が先発。

2回裏、山田優亮(2・平安)の適時打で佛教大が先制すると、
びわこ成蹊大は1アウト一、三塁の場面で倉田将司(2・仁川学院)が犠飛。
さらに走者を三塁に置き三田賢太朗(3・市立尼崎)の適時打で一旦リードを奪う。
しかしその裏、佛教大は1アウト三塁から東修介(2・天理)が同点適時打を放ち、
1点をめぐる攻防が続く。

4回裏、佛教大は森川隆宏(4・智辯学園和歌山)の三塁打を皮切りに、
2つの四球で満塁とすると、田中裕基(3・京都外大西)の適時打と
物部友徳(4・生光学園)の押し出し死球で再びリード。
5回から登板したびわこ成蹊大二番手の真田将人(1・北大津)からも
7回に物部、東の連続長打で1点を奪って差を広げた。

びわこ成蹊大は4回、5回ともに走者を三塁まで進めたがあと一本が出ず、
6回からは佛教大二本柱のひとり・古田康浩(3・箕面学園)の前に
無安打に封じ込まれた。

先発の山田も5イニングで5奪三振と悪い出来ではなかったとは思いますが、
古田が登板してからは試合の空気がより引き締まったような気がしました。
不思議なものです。

京滋リーグ(1部)では、試合終了のアナウンスのあとに、
試合開始と終了の時刻、試合所要時間が放送されるはずなのですが、
この試合に関してはその時間関連の放送が無く、
少し物足らない感じで球場をあとにしました。
今季、あと1回は観に行ければと思ってはいますが・・・。
ISBN:4480029397 文庫 桂 枝雀 筑摩書房 1996/12 ¥693

職場で自他共に認める“オカン”的存在の先輩から、
先日このようなことを言われました。

「福ちゃん(仮名)な、
アンタはなんでも考えすぎやねんて。
考えても答えが出んようなもんは、
なるようにしかならへんねん。
それを一生懸命考えようとするからしんどなるんや。
たまにはなんも考えんと、ボーっとすることも大事なんやで。」

と言われて「う〜ん、そうなんかなぁ」とやっぱり考えてしまうのが、
私の性分なんでございます。

私がまだ幼い頃、よく“オカン”(こちらは実の母です)から
「ボーっとしてたらあかん」
とよく注意されていた覚えがありまして、
「ボーっとすることはいけないことなんだ」
という思想を無意識のうちに植えつけられてしまってたんですな。
おかげでこんな思慮深い性格に・・・ていう話はこっちへ置いときまして。
ものを考え過ぎるとロクなことがございません。

カミングアウトするわけではないんですが、
野球観戦に明け暮れて呑気に日々を送っていると思われるような私にも、
「頑張れ」と励まされることが一番つらいような“ココロノヤマイ”で、
仕事を一時期お休みしていた時期があったんですな。
枝雀師匠は「死ぬのがこわい病」と例えておられましたが、
それとはちょっと次元の違う話で、そうなった理由はようわからんのですがね。
まぁわかっててもここではたぶん言えない・・・と思います。

どちらかと言えば米朝師匠に心酔していた私にとっては、
生前の枝雀師匠は失礼ながら二の次でして。
ところが何気なーく手に取ったこの本をざっと読んでみますと、
怖いぐらいに自分と性格的にあてはまるところがいくつもあるんですなぁ。
電車の中でひとりうなずき、そして涙・・・は出ませんでしたが。

ただ、私は枝雀師匠の落語のような爆笑ネタを持ち合わせておりません。
これだけは自信を持って言えると思う、今日この頃でございます。
たかが3点、されど3点@王子。
★2007年度日本社会人アメリカンフットボール・X LEAGUE WEST Div. 第1節★


@神戸市立王子スタジアム

《第一試合》 内外電機マーヴィーズ 55−0 アドバ名古屋サイクロンズ

《第二試合》 松下電工インパルス 28−3 SRC神戸ファイニーズ

松下電工
  0   7   0  21=28
  0   0   0   3= 3
SRC神戸


ファイニーズの今季開幕戦は、ホームタウンの神戸・王子スタジアム。
私にとってここでのナイトゲームは初観戦です。
まだ夕方のころはそのままでも良かったのですが、
照明もそれほど明るいわけではなく、暗くなってからは双眼鏡を覗きながらの観戦に。

第1Q早々ファイニーズにチャンスは訪れたものの、
5分過ぎのフィールドゴールが失敗に終わって得点ならず。
しかし、第2Qに入るまで常に敵陣の中でのプレーが続いていたのは
意外と言っては失礼ながら、おおいに期待を持たせてくれました。
第2Qでタッチダウンを許し、ゴールも決められ0−7。
でも前半を7点で食い止められただけでも今日はOKっす。

今季のファイニーズチアリーダー・通称“ファニチア”のハーフタイムは、
どことなくオリエンタルな感じのコスチューム。
薄暗い王子の照明の中で幻想的な雰囲気を出していました。
でも2曲目の『情熱大陸』が終わり切らないうちに
インパルスチアのショーが始まりだしたのはちょっとなぁ(-o-)

第3Qはキャプテン#9林彰の渾身のQBサックもあり、
#25猪飼省吾のインターセプトもありでディフェンスが大活躍。
0−7のままで第4Q、しかも敵陣での攻撃。
開始1分過ぎ#29武田卓也のフィールドゴールが決まり3−7に。
ファニチアも狂喜乱舞の瞬間でした(笑)

まぁ、良かったのはここまでで・・・あとは地力の差が出た形になりました。
残り8分から3つタッチダウンを奪われたときの時計の進み具合が、
どれだけ遅く感じられたことか。

それでも、この3点はとても大きかったと思います。
ファイニーズは2001年に7−43で敗れて以来、
リーグ戦ではインパルス相手にずっと完封負けを食らっていたわけです。
今年も悔しい結果にはなりましたが、確かなステップは刻めたはず。
あとは持続力・・・でしょうか。


ファイニーズ応援席の入口には、ファンがメッセージを書き込めるように
白い横断幕とペンが用意されています。
開始前の観客が多い状態のところで書くのは少々恥ずかしかったので、
試合が終わってからチョコチョコっと書いてきました。
スペルが合ってたかどうかは定かでないですが
また、オリジナルグッズもだんだん増えてきたようですが、
個人的には新しいタオルとLLサイズのTシャツが欲しいところです(^^;



※注 現在『Diary Note』は日記作者が希望するしないに関わらず
トラックバックを受け付けない仕様になっていると思われますので、
その点ご了解下さいませ。
阪神大学リーグ@南港。
◇阪神大学野球 2007年秋季1部リーグ戦 第2節・1回戦◇

@南港中央野球場


《第一試合》 大阪体育大学 8−3 天理大学

大体大 000 004 040=8
天理大 000 001 110=3


大体:村田−庄司  天理:山下−荒田

※6回裏途中から観戦


《第二試合》 帝塚山大学 10−4 関西外国語大学

帝塚大 114 030 010=10 H16
関外大 000 001 300= 4  H5


帝塚:池野−西上、清田  関外:水田、島田、橋本、保田−藤山、松下、戸塚

(写真は帝塚山大・池野投手)



先週の関六に続いて、南港の軒下にて観戦。
先週よりもちょっとだけゆったりと観ることができました。


*第一試合*

7回裏、森田勇人(3・天理)の適時打で一度は2点差に迫った天理大だが、
8回表に山下真之介(3・天理)が捕まり、
今井雄一(3・神港学園神港)の適時三塁打など5本の長短打で
大体大が再び大きく引き離した。
天理大は9回にも満塁の場面を作るなど粘りを見せるも、点差が大き過ぎた。


*第二試合*

帝塚山が関西外大の先発・水田憲(3・三本松)の立ち上がりを攻め、
高本泰裕(4・智辯学園)の適時打で1点を先制。
2回表には炬口(タケノクチ)広光(1・日南学園)の適時打で追加点を奪うと、
3回表先頭の池田展基(3・星林)から3連続安打を浴びたところで水田は降板。
石田亮介(1・高梁日新)の2点適時打で大きくリードを広げる。

5回表も新垣智基(1・伊都)の適時二塁打などで3点を追加。
先発・池野智久(1・宇部鴻城)も関西外大に連打を許さず、
5回まで被安打2に抑えていて7回コールドが濃厚な展開に。

6回裏、関西外大は1アウトから吉田勝之(3・智辯学園)が四球を選び、
盗塁を試みたところ捕手からの送球が逸れ処理がもたつく間に1点を返す。
7回裏には2つの内野失策で3点が入り、コールド負けは免れた。
ちなみに関西外大に得点が入った2イニングで出た安打は1。
結果的には帝塚山が投打に圧倒したが、あと一歩の詰めの甘さも垣間見えた。


阪神大学リーグは6月の関西地区5リーグ対抗戦で優勝したことで、
明治神宮大会予選の第一シードを獲得しています。
言ってみれば5リーグの中で秋の神宮に最も近いところに居るわけです。
春は6位に終わった帝塚山も開幕節で関西国際大に1勝し、
そして今節で2勝目を挙げるといった健闘を見せています。
どこが優勝してもおかしくない状況の中、果たして抜け出すのは・・・?
混戦の気配@南港。
◇関西六大学野球 2007秋季リーグ戦 第1節・2回戦◇


@南港中央野球場


《第一試合》 龍谷大学 4−0 神戸学院大学

《第二試合》 大阪学院大学 5−2 大阪経済大学

大院大 000 120 002=5
大経大 010 100 000=2


大院:小林−仲谷  大経:則直、朝山、西山、栄藤、岡村−奥山

(写真は大院大・小林投手)



世界陸上の女子マラソンで土佐礼子が3位でゴールインした瞬間を見たり
(地下鉄難波駅で号外をもらいました)
その他何やかんやで関西六大学の開幕2日目は第二試合観戦に照準を合わせ、
お昼過ぎに住之江公園からニュートラムに乗りました。
インテックス大阪で“スーパーコミックシティ関西”というイベントがあることを
事前に知って或る程度の混雑は覚悟していたのですが、
時間帯が良かったのか座席が全部埋まって立客が見られる程度でした。

とりあえず第一試合の終了だけを見届けて、空き始めた軒下へ移動。
真夏のカンカン照りの中でずっと観ているとカラダが持ちません(苦笑)


*第二試合*

2回裏、2アウト一、三塁で中村征貴(2・倉敷商業)の遊直がグラブを弾き
内野安打となる間に大経大がまず1点を先制。
4回表に大院大が仲谷龍二(1・PL学園)の犠飛で追いついたものの、
大経大はその裏すかさず溝口祐貴(3・大阪工大高)の適時二塁打で追加点。

しかし、5回表から大院大は早いカウントから積極的に攻撃を仕掛け、
浅井大希(1・神港学園神港)の適時打と明田直道(1・尽誠学園)の犠飛で
逆にリードを奪った。

4回までに6安打を打たれていた大院大の先発・小林寛(1・江の川)だったが、
球数が多いながらも徐々に調子を掴み出したのか、
5回以降は三塁を踏ませずここぞの場面で三振を奪う好投を見せる。
9回表には明田の適時打などで大きな援護点をもらい、
リーグ戦初先発で初勝利を挙げた。


2試合とも前日敗れた大学が勝ち、開幕節からともに3回戦へ突入。
春は近年稀に見る混戦だった関六はまたもやもつれそうな気配です。
この日の大院大はスタメン10人のうち1回生が8人。
残る2人も2回生と、非常に若いメンバーを揃えてきました。
若さゆえの脆さもあるでしょうが、勢いに乗れば台風の目となるかも知れません。
あと2人@西京極(追記済)。
◇関西学生野球2007秋季リーグ戦 第1節・1回戦◇


@西京極野球場


《第一試合》 立命館大学 23−0 京都大学

立 命 220 014 239=23 H23 E1
京 大 000 000 000= 0  H1 E2


立命:黒田−乗替  京大:水木、天満、長原、山下、西本−吉村、表、森勇

【HR】藤原大(立命・6回ソロ)、籾山(立命、6回3ラン)

 

《第二試合》 関西大学 3−2 近畿大学

近 大 000 000 200=2 H4 E2
関 大 000 300 00X=3 H5 E0


近大:巽、櫻井、安部−石本、國本、林部  関大:武内、岡本、浦、伊勢−田辺

(写真は立命・黒田投手)


*第一試合*

1回表から立命打線が京大先発の水木康介(2・北野)を攻め、
日岡拓也(4・立命館宇治)と籾山幸徳(4・天理)の適時打で2点を先制。
2回表にも藤原大輔(3・立命館宇治)の適時二塁打などで追加点を挙げ
序盤から立命が優位に立つ。
藤原は4回には単打、6回にはレフトへソロ本塁打を放ちサイクル安打の期待が。

立命の先発・黒田巖域(4・立命館宇治)は3回裏に死球、
4回裏に失策の走者を出したもののずっと無安打に抑えていた。

7回表には長谷川大樹(3・東筑)の適時三塁打でついに2ケタ得点。
その後も攻撃の手を緩めることなく得点を重ねて行く。
9回表、すでに3点が入ってなお1アウト満塁の場面で藤原が登場、
今度はセンター頭上を越す長打コースの当たりで走者一掃の三塁打。
関西学生リーグ初のサイクル安打が達成された。

依然として無安打の投球を続ける黒田だったが、
9回裏この回先頭の藤田和也(2・兵庫)を捕邪飛で1アウトとした後、
代打の杉原健太(4・天王寺)に三遊間を破られ初安打を許す。
無安打無得点の記録は途絶えたが残り2人を簡単に終えて完封勝利。
立命が23−0の大差で開幕戦を飾った。


*第二試合*

近大は巽真悟(3・新宮)、関大は武内宏樹(2・大体大浪商)が先発。
4回裏、関大は2アウトながら内野安打と2つの四球で満塁の好機を迎える。
ここで野口大輔(4・佐賀東)が右越適時二塁打で一挙に3点。
この回ボール球が先行していた巽の甘い球を逃さなかった。

関大・武内は5イニングを投げ被安打1と好投。
6回からは岡本慎太郎(3・清教学園)が登板したが、この交替の意味は不明。

7回表、近大は1アウト1塁で関大三番手の浦道生(4・金沢西)から
荒木貴裕(2・帝京第三)、國本剛志(2・近大福山)の連続二塁打で2点を奪う。
ここで関大は伊勢慎也(1・明徳義塾)にスイッチ。
直後に四球を与えたものの、藤田和大(2・済美)のライナーを好捕、
併殺で終えて同点にはさせなかった。
伊勢は1点のリードを守りきって、関大が近大に先勝した。



秋のリーグ戦とは言え、9月が始まったばかりでまだまだ暑い西京極。
スタンドのお客さんはほとんど屋根の下に固まっていました。
応援のほうは京大がいつものように三部応援でしたが、
立命と近大はリーダーのみで、立命は太鼓もなく完全アカペラ状態。
開幕戦にしてはちょっと寂しいスタンド風景でした。
らしいと言えば、らしい@東京D(追記済)。
◇第78回都市対抗野球大会 第3日・1回戦◇


@東京ドーム


《第一試合》 太田市・富士重工業 4−3 鈴鹿市・Honda鈴鹿

H 000 100 200=3 H7 E0
F 000 010 03X=4 H7 E0


※3回表から観戦

鈴鹿:児玉、藤本−西?   富士重:阿部、平井−松尾

【HR】松尾(富士重・5回ソロ)

《第二試合》 豊田市・トヨタ自動車 3−0 大阪市・NTT西日本

T 003 000 000=3 H8 E0
N 000 000 000=0 H6 E0


トヨタ:服部−二葉  N西:笠木、合田、佐々木、藤原−北?

【HR】高坂(トヨタ・3回3ラン)

《第三試合》 横浜市・新日本石油ENEOS 3−1 大阪市・大阪ガス

※1回裏まで観戦

第3日はまずバルコニー席へ。
都市対抗期間中“バルコニー席の住人(笑)”と化す友人らの顔を見に行き、
3回から一緒に観戦。
ホンダ鈴鹿の応援席を真下に見るというロケーションで、
音の響きかたがひと味もふた味も違います。


*第一試合*

3回まで完全に抑えていた富士重工先発の阿部次男だったが、
4回表2アウトから亀山智己(三菱重工名古屋)に初安打を打たれた後
上出真寛、中原久と連打を許して1点を先制される。
その一方、ホンダ鈴鹿の先発・児玉真二は4回まで1安打ピッチング。
しかし5回裏、松尾貢史の左越ソロ本塁打で同点に。

7回表、ホンダ鈴鹿は阿部を再び捕え、
1アウトから村田泰教、中東信二が連続安打で一、二塁と追加点の好機に
ここで西?和成が左中間へ二塁打を放ち二人とも生還。
試合が一気にホンダ鈴鹿ペースへ動くかに思われたが、
阿部の後を継いだ平井英一が連続三振で後続を断つ。

8回裏、富士重工は1アウトから岡本和宏、鬼崎裕司と安打が続き、
この場面で児玉は交替、藤本瞬がマウンドへ上がった。
2アウト目は取ったが、岩元信明には中前へ運ばれまず1点。
そして林稔幸のレフトへの2点適時二塁打でついに逆転。
対面に見る富士重工応援席からまさに怒涛のような歓声が起こった。
平井は9回表も守護神ぶりを発揮し、
昨秋の日本選手権の覇者・富士重工が逆転で勝利をものにした。

いつ見ても独特なノリの良さが溢れるホンダ鈴鹿の応援ですが、
噂に聞いていた『熱闘鈴鹿』を今回初めて生で見ました。
マスターするには難しそうですが、これは結構ハマります。
選手権でもぜひ見たいです。

富士重工は、昨年の選手権での『ビバワセダ』が意外に思えたのですが、
都市対抗でも多用していました。
都市対抗の応援のイメージでは早稲田ではなく明治なもので。
その明治のカラーがかなり薄くなった気がします。



第二試合は下に降りて、ネット裏ほぼ真正面で東京の“師匠”らと観戦。



*第二試合*

トヨタ・服部泰卓、N西・笠木伸二の両サウスポーの先発で試合開始。
笠木は1回表1アウトから3連続安打を打たれたものの、
持ち前の緩急で打ち取って満塁の場面をしのぐ。
しかし3回表、2アウト一、二塁で高阪行俊にバックスクリーンへ運ばれ、
一挙3点を失った。
笠木は4回で降板したが、高阪の3ランが唯一の長打だった。

トヨタは5回表にも2アウトから満塁にしたが、得点には至らず。
その裏N西はこの回先頭の吉岡健太朗、続く越智政仁と安打が出て、
まさにピンチのあとのチャンス、という場面を迎えたが、
その二人とも牽制でアウトになり自らチャンスを潰す形に。

N西は以後も佐々木尚人、藤原紘通が力投を見せ追加点を与えなかったが、
打線は好投を続ける服部の前に反撃の糸口すら見出すことができず、
三塁を踏めないまま完封負けを喫した。

緩急を使って打ち取っていながら一発で決まってしまう、というのも
笠木らしいと言えばらしいのだが。
今日のN西の攻撃を見れば負けるのもやむなし、と言ったところかと。


トヨタ、N西ともチアスティックを使った応援でしたが、
吹奏の音はトヨタのほうがよく聞こえました。
と言うか、トヨタの吹奏はあれだけのチアスティックの音にも負けていないのが凄い。
キーの高さが変わったらしいバビル二世だけはどうにか聞こえましたが。
大阪らしさを出した応援も空振りに終わったような気がします。


第二〜第三試合にかけてドームのあちこちで様々な再会がありまして。
ビールも飲んでいないのにちょっとハイな気分になってしまいました(笑)
第三試合は1回の表裏だけ見て、
初めて聴く生演奏のENEOS応援歌『力と希望』に見送られるかのように
その時点で会える人にひととおり挨拶を済ませてドームを後にしました。
観たい試合ではあったのですが・・・。

東京滞在中の3日間、その3日間ともお付き合いいただいた方から、
ご挨拶だけになってしまった方まで、本当に多くの方と会うことができました。
ふだんは遠く離れていても自分のことをちゃんと覚えていてくれて、
こうして再会を喜び合えるのは幸せなことだとつくづく思った3日間でした。
本当に感謝したいです。
また11月の大阪でお会いできる日を楽しみに。
(それまでにまた意外なところで会ったりして)
三方向から@東京D(追記済)。
◇第78回都市対抗野球大会 第2日・1回戦◇

@東京ドーム


《第一試合》 春日井市・王子製紙 3x−2 鹿嶋市・住友金属鹿島

S 011 000 000=2 H7 E3
O 000 020 001=3x H8 E0


※6回表から観戦


《第二試合》 東京都・JR東日本 7−2 福山市/倉敷市・JFE西日本

J R 002 020 300=7 H7 E1
JFE 000 200 000=2 H6 E2


JR:斎藤貴、木城−澤  JFE:岡本、山下敬、山本、山村−谷

【HR】大?(JFE・4回2ラン)


《第三試合》 東京都・鷺宮製作所 9−4 広島市・三菱重工広島

M 200 200 000=4  H9 E6
S 100 010 16X=9 H12 E0


広製:加治屋、岡崎、岩崎、森脇−松本優  鷺宮:小高、岡崎、黒田−秋山、金本

【HR】村上(鷺宮・1回ソロ)、松本優(広製・4回2ラン)

今回東京行きを告げている主な友人には、
「東京ドームにずっと居るわけではない」と公言していまして。
まぁいろいろとお目当てはあるわけです。

第2日は両国方面を散策してからドーム入りしました。
まず入ったのは外野席、レフト側で第一試合を観戦。
記録は出場選手のメモ程度に留めておいてのんびりと。
私が入った6回表からは点がまったく入らず、
このまま延長戦のような雰囲気もありましたが、
9回裏から登板の住金鹿島・比嘉幹貴(日立製作所)が王子打線に捕まり、
渡邊悟の適時打でサヨナラゲームに。


住金鹿島は応援席でボードによる人文字を作っていました。
ちなみに青と黄色で「GO!」「カシマ」の2パターン。
外野から観ていると演奏は電子ピアノの音だけしか聞こえなかったような…?
(吹奏はちゃんと居ましたが)

王子は「O!J!I!王子レッツゴー!」のコールがいつ聞いてもハマります(笑)


ここで一旦外野席を出ようとしたものの、
外野にも溢れていた住金鹿島応援者の渦に巻き込まれ。
チアスティックを踏んづけて爆発音を鳴らす人が何人かいて、
北関東予選の殺伐とした雰囲気を一瞬感じ取った気がします(苦笑)

22番ゲート附近はJR東日本の応援の列ですごい混雑。
受付には応援用のビブスをまとったSuicaのペンギンが
「こうやって応援してね」とでも言わんばかりに立っていました(写真)


ネット裏正面もかなり人で埋まっていたので、
第二試合は一塁側ベンチ(JFE西日本)の20段ほど真上あたりで観戦。
左投手を見るにはそこそこ良いポジションだったかと。
JFE西日本は大会初のダブル都市代表(福山市・倉敷市)で、
市旗も2種類飾られていたものの横断幕は福山市だけでした。
この試合は両チームとも上段席まで入るほどの動員ぶり。


*第二試合*

3回表、JR東日本は1アウト満塁から片岡昭吾の2点適時打でまず先制。
JFE西日本も4回裏に大?有倫が左越2ランを放ち追いついたが、
その直後に失策と向後光洋(NTT東日本)の適時打でJRが再び突き放す。
向後は7回表にも満塁から走者一掃の二塁打を放つなど勝利に大きく貢献。
投げては斎藤貴志と木城寿一朗(NTT東日本)がともに要所を締める投球を見せ、
JR東日本が昨年に続いて初戦で中国地区代表を下す結果となった。


JR東日本は今年も外野で人文字を披露。
昨年は布をヒラヒラさせるだけだったような記憶がありますが、
今年は下から上へのウエーブを見せていました。

JFE西日本はおなじみの『ポパイ』のコールがこれまでと少し違っていて、
その部分だけ聞くと慶應と同じリズムのようです。
かつての“カワテツ”も遠くなりにけり・・・
社会人ではトヨタだけと思っていた『オジャパメン』や、
ガガガSPの『つなひき帝国』なども加わってイメージが変わりつつあります。


第二試合終了後の民族大移動(笑)が落ち着いてから、
ようやくネット裏へ移動、結果として3試合を3つの方向から観ることに。
年に何度も行かないところですから、色んな角度から観たいもので。


*第三試合*

三菱広島がまず初回に平岡隆裕の2点適時打で先制すれば、
鷺宮もその裏、村上純平の本塁打で1点を返し、早々に点の取り合い。

4回表、三菱広島は1アウト二塁で伊東修策が中前安打。
二塁から中野学が本塁突入を試みるもタッチアウト。
ここで鷺宮は先発の小高幸一から岡崎淳二へスイッチしたものの、
続く松本優二にライトスタンドへ運ばれリードを3点に広げられた。

三菱広島先発の加治屋守(ワイテック)は2回以降無難に抑え、
5回に失策絡みで2点目を失ったものの6回までは試合のペースを掴んでいた。
一方、岡崎も替わり端の本塁打以後は緩急自在の投球で追加点を許さず。

7回裏、鷺宮はこの回先頭の下田仁がライトへの三塁打で出塁。
三菱広島は加治屋を諦め、こちらも左腕の岡崎敦男を投入。
ここで代打・宮崎広春の遊ゴロが悪送球を誘って鷺宮に1点が入ったが、
それからが続かずその1点止まり。
しかし8回裏、1アウトから久保尚志が二塁打を放ち、暴投で三塁へ進む。
関大輔が四球で歩いた後、金本裕之の遊ゴロがまたもや悪送球となり同点に。
続く下田もセーフティーバントを成功させて満塁となったところで、
三菱広島は岩崎誠一郎をマウンドへ送ったが、
代打・芦川晃也への2球目を投げたところでボークの判定。
労せずして鷺宮に均衡を破る1点が入った。
芦川はセンターへの2点適時打で勝負あり、村上の適時打でさらにダメ押し。
最終回は岡崎から黒田信広(NTT東日本)へのリレーで三者凡退に片付け、
鷺宮が初戦を突破した。


どう表現して良いのかわかりませんが、鷺宮独自と思われる曲がありまして、
これを聴くと2年前の日本選手権でベスト4まで進んだことを思い出します。
都市対抗では長らく勝利から遠ざかっていた鷺宮、
あのとき同様に旋風を巻き起こすかも知れません。

三菱広島は今年は吹奏付きの応援。
テープ演奏の年もあったりするのでちょっとだけ驚きました。

試合は21時前に終わりましたが、帰りは今日も午前様(苦笑)
終電を気にしなくて良いからと言って(以下略
いただきモノの焼酎が美味しかったです。
しかしよう歩いたなぁー(謎)
切り替え@東京D(追記済)。
◇第78回都市対抗野球大会 第1日・1回戦◇

@東京ドーム

長崎市・三菱重工長崎 6−4 狭山市・Honda

H 200 010 020=4  H8 E0
M 001 004 01X=6 H14 E2


長船:後藤、米藤、濱田−中野   ホンダ:筑川、中嵜、角田、ランドル−佐伯

【HR】伊藤(長船・6回2ラン)


夏の甲子園の余韻もそこそこに、今度は東京ドームの都市対抗。
高校野球モードから社会人野球モードへの切り替えです。
それに合わせてドームでスコアを付けるときに使うメガネも新調しました(笑)

新幹線でお昼過ぎに東京駅には着いたものの、
その後横浜近辺を散策していたので開会式には間に合わず。
でも18時30分からの開幕戦はネット裏でスタメン発表からしっかり観てきました。

ホンダが1回表に岡野勝俊の2点適時打で先制。
三菱長崎は3回裏、池田直樹の犠飛で1点を返したものの、
ホンダ先発・筑川利希也の好投の前に後が続かず、
5回表に田浦英仙(JFE東日本)の適時打で再び2点差とされた。

しかし、ホンダの投手が中嵜良博(JFE東日本)に替わった6回表、
三菱長崎は先頭の松尾大吾が内野安打で出塁すると、
続く4番の伊藤大輔がレフトへの2ラン本塁打で同点に追いついた。
その後も2アウト二塁から中野滋樹(JR九州)の適時二塁打で逆転、
三番手角田理生からも野口心が左中間への適時二塁打を放って、
試合の流れを完全に引き寄せた。
終わってみれば三菱長崎はホンダの4投手に14安打を浴びせたが、
しかもそのうち9本が筑川が交替した6回以降のもの。
ホンダとしては投手の切り替えが誤算だったと言えるかも知れない。

ホンダ応援席には昨年あった本田宗一郎のバルーン人形の替わりに、
なにやらメッセージらしきものがいっぱい書かれた巨大なユニフォームが
ライトのバルコニー席から掲げられていました。
新曲(ボンバー、というタイトルらしい)もありましたが、
覚える前に終わってしまいました(汗)

三菱長崎は昨年同様“長崎さるく博”のキャラクターが壇上に上がって
リーダーの動きを真似するなど愛嬌を振りまいていました(写真)。

で、肝心のメガネはチェックインしたホテルに忘れてきてしまいまして(苦笑)
しかも通路を前に見る席だったので少々落ち着かない観戦ではありましたが、
それでも充分面白い開幕戦だったと思います。

行ってきます。

2007年8月24日
第78回都市対抗野球大会は今日開幕。
私も今日から26日まで東京へ行ってきます。
帰阪後まとめて更新します。
夏の甲子園2007応援雑感。
第89回全国高等学校野球選手権大会は、
佐賀北高校の優勝で幕を閉じました。
その夜スカイAの録画放送を見ていましたが、
肝心の8回裏に雷雨が激しくなって
放送が一部途切れたり…orz

でも、野球の神様って本当に居るのかも知れない。
そう思えてしまうような決勝戦でありました。

それでは、球場あるいはTVで見た応援諸々についての感想などを。
(一部アチラの日記と被っている点はご諒承のほど)

*智辯学園(奈良)
兄弟校である智辯和歌山の活躍で近年影が薄くなりつつありましたが、
兄貴分は兄貴分で独自の世界を作っています。
吹奏は中学生が主体のようで、指揮の先生がボードを出して曲を指示。
そのボードでやっとタイトルがわかった曲がいくつかあります。
各イニングごと1曲という基本パターンで、
1回=アフリカン・シンフォニー
2回=三番(智辯学園オリジナル曲?)
3回=ゾナパラ
4回=天舞
5回=君の瞳に恋してる(ボードでは「KK」と略)
6回=サンバ・デ・ジャネイロ
7回=サイレント・ジェラシー(ボードでは「サイジェラ」と略)
8回=三番
9回=アフリカン・シンフォニー
チャンスには智辯和歌山と共通の『ジョック・ロック』。
『アフリカン』は和歌山とはコールが微妙に異なっています。


*尽誠学園(香川)
『大進撃』『聖者の行進』『紅』『チャンス法政』などをメドレーで。
あまり曲の切れ目を感じさせず、吹奏のメンバーも多くて迫力がありました。


*神村学園(鹿児島)
私が観に行ったときは吹奏の主力メンバーがコンクールのため来られず、
控えと卒業生による演奏だったそうですが、
人数の少なさをカバーして余りある応援でした。
毎回『アルプス』から始まって、『サウスポー』『サンバ・デ・ジャネイロ』
『アフリカン』『アトム』『ルパン三世』そしてあの『ジンギスカン』をランダムで演奏。
赤いTシャツの軍団がノリノリでものすごく盛り上がっていました。

*金光大阪(大阪)
マーチングっぽい音でオリジナル曲らしきレパートリーが3曲あり、
『パラダイス銀河』『テキーラ』『サウスポー』なども交えてかなり賑やかに。
吹奏は100人近く居たように見えました。
『サライ』をファンファーレ代わりに1フレーズやってから『紅』へつないだり、
『バン・バン・バン』と『アッコちゃん(スキスキソング)』を掛け合わせたりと
思わぬ裏技もあったりで面白かったです。

この神村学園vs金光大阪はファンファーレもお互い独自の曲を使っていて、
応援演奏好きにとってはたまらない試合であったと思います。

*甲府商業(山梨)
応援歌のメロディーが旧制一高の『アムール川』なのはさすが伝統校。
私は試合途中で帰ったのですが、その後NHK大河ドラマ『風林火山』の
テーマソングを演奏していたらしいです。
もうちょっと観ていたらよかったかも。


*佐賀北(佐賀)
緑の帽子・Tシャツに緑と黄色の2色のタオルが大きく揺れる応援席。
基本は選手別のテーマ曲。市丸大介の『旅人よ』が良かったです。
田中涼の打席で演奏される『サニーデイ・サンデー』での
「たーなかりょー!」というコールは当分忘れられません。
音のキレが良く、曲の切り替えも比較的スムーズ。
チャンスには九州で流行中?の打楽器伴奏の応援(ダンス付き)。
アルプス以外のお客さんも味方につけていました。


*前橋商業(群馬)
リードされての9回に『炎のファイター』。
私にとっての前商の応援はこれに乗せての「前商ガンバレ!」のコールです。


*帝京(東東京)
試合前のシートノック時に『スカイ・ハイ』を演奏。
20年前に見たときもそうでしたから、きっと帝京にとって定番なのでしょう。
基本は選手別のテーマ曲(垣ヶ原達也はもちろん『タッチ』でした)で、
『狙い打ち』『チャンス法政』をチャンス時に演奏。
以前はよく演奏していた『ポパイ』はたまにしか出てきませんでしたが、
『ワンダフル・ガイ』『紅』の演奏は秀逸と言って良いほど。
『プチシルマ』はちょっとオフザケだったかな(笑)


*広陵(広島)
『ポパイ』『暴れん坊将軍』『炎のファイター』『狙い打ち』などをメドレーで。
イニングによっては『突撃のテーマ』もありましたが、
広陵と言えばやっぱり『サウスポー』。
曲の前半でメガホンを持って踊るあの振り付けが、
回を追うごとにアルプスから内野外野へ広まっていくのがわかりました。
広陵は共学ですが、応援には男子校らしさがまだ残っている感じが良いです。


*今治西(愛媛)
選手別テーマ曲。
攻撃開始前のインターバルで『コンバットマーチ』や『花咲爺』などを
小ネタのような感じで演奏(四国の高校でよく見られるスタイルです)。
前列通路で指揮をとるリーダー連がキビキビと動いていました。
レパートリーは春とあまり変わっていなかったような気がしますが、
J−POPだと思うけどタイトルのわからない曲があるのがもどかしくて(苦笑)


以下は球場で見ていなかった分。

*新潟明訓(新潟)
白井貴子の『チャンス』がとても懐かしかったです。

*東福岡(福岡)
「あれ?沖縄でもないのに『ハイサイおじさん』?」と思ったら、
いきなり『サンタが街へやって来る』に替わってずっこけました(笑)
こういうのもありですな。


で、6月27日に『ブラバン!甲子園』というCDが発売されています。
高校野球の応援で人気のある曲を集めたものですが、
原曲や耳に馴染んだものとは違うアレンジのものが何曲かあります。
『サウスポー』などは「これは端折り過ぎやろ」と思ったりするのですが、
これまで全く聴いたことが無いわけでも無く。
今大会では星稜(石川)がこのCDと同じアレンジの『サウスポー』を演奏、
長崎日大(長崎)の『アフリカン・シンフォニー』も同様でした。
元ネタがミュージック・エイトの楽譜だからあっても不思議はないですけどね。
ちなみにCDでの演奏は東京佼成ウインドオーケストラです。
上手いとは思いますが、“応援”として聴くとちょっと違うなぁ、とも思います。
ハイレベル@甲子園(追記済)。
◇第89回全国高等学校野球選手権大会 第12日・準々決勝◇

@阪神甲子園球場

《第一試合》 佐賀北高校(佐賀) 4x−3 帝京高校(東 東京)                       (延長13回)

帝 京 010 200 000 000 0=3  H12 E0
佐賀北 111 000 000 000 1=4x H11 E1


帝京:高島、垣ヶ原−鎌田  佐賀北:馬場、久保−市丸

【HR】副島(佐賀北・3回ソロ)


《第二試合》 広陵高校(広島) 7−1 今治西高校(愛媛)

広 陵 000 220 300=7 H10 E1
今治西 100 000 000=1  H9 E0


広陵:野村、前田−小林   今治西:熊代−潮


甲子園の2試合開催日の第一試合は11時開始。
そして開門は8時30分。
開門と同時に着ければ中央特別自由席は買えるだろう、と踏んで
それに合わせて目覚ましをセットしたら鳴る予定の30分前に
目が覚めてしまいました。
それも何故かこの夏一番と言って良いほどの良い目覚めで、
起きてからの行動がとてもスムーズに進み約30分前倒しで出発。
8時前には甲子園駅に到着しましたが、すでに列は駅前広場まで到達。
暑い中待った甲斐あって、柱が気にならない程度の位置を確保できました。

地元近畿勢は昨日敗れた智辯学園を最後にベスト8へ1校も進めず全滅。
それでも日曜日とあって、中央特別は試合開始前に売り切れた模様。


試合の詳細は省略しますが、心に残ったプレーなどをいくつか。


《第一試合》

3時間12分のハイレベルな延長戦。
良い意味で鳥肌が立つほど痺れる試合を見せてくれた選手たち。



*帝京の先発・高島祥平

まさしく帝京の系譜、と思える右投手。
古くは伊東昭光から小林昭則、芝草宇宙、吉岡雄二、三澤興一などへ連なる
その延長線上に位置しそうなタイプでした。
2イニングで2点を失い降板、でもまだ2年生。



*佐賀北の先発・馬場将史

私、左のサイドスローって好きなんですよ。
球場のスピードガン表示よりも速く見えるときがあり、
クレバーな投球が光りました。



*帝京の二番手・垣ヶ原達也

3回からのロングリリーフ。
登板直後副島に本塁打を浴びましたが、4回以後はまさに奮投。
9回裏1アウト満塁となったところで球審にボールの交換を要求して、
間合いを取るなど心憎いばかりの落ち着きぶりは印象に残りました。



*帝京の4番三塁手・中村晃

大会前から評判の高かった帝京の主砲ですが、
4回と6回に放った二塁打は見事なまでの流し打ち。
パワーだけでなく打撃センスも高校生のレベルを超えていました。
延長に入ってからは好機でも一塁が空いている場面で回ってきたのは
不運でもありましたが。



*佐賀北の二番手・久保貴大

5回から登板したエースは球威、安定感ともに充分。
10回、12回と2度のスクイズにも慌てることなく落ち着いて処理し、
帝京に得点を与えませんでした。
甲子園に来てからまだ無失点とのこと。



*帝京の二遊間・上原悠希(二塁手)、杉谷拳士(遊撃手)

この二遊間はまさに鉄壁。
8回裏2つの二塁ゴロを処理したあとも、久保に二遊間を破られそうなゴロが。
取って一塁へ投げても間に合わないような当たりでしたが、
上原が取った瞬間に杉谷へグラブトス、杉谷も素早く送球してアウトに。
内野ゴロであれだけ観客がどよめいたのは高校野球では記憶にありません。
「こいつらホンマに高校生か?」と思いました。



*佐賀北の9番中堅手・馬場崎俊也

13回表1アウト、垣ヶ原の打球を外野フェンスに激突しながらキャッチ。
塀際の超ファインプレーに敵味方関係なく大きな拍手が起こりました。
そしてその裏2アウトから打席が回ってきたときも大拍手。
レフトへの安打を放ちこれがサヨナラ劇への呼び水となりました。
佐賀北はその他の野手も好プレーが続出。
失策1は久保の牽制悪送球のみでしたから、たいしたものです。



*佐賀北の2番遊撃手・井手和馬

高島から2安打を放ち、垣ヶ原に替わってからは犠打を2度成功。
地味に活躍していた2番打者がサヨナラ適時打という大きな仕事を
最後の最後でやってのけました。




《第二試合》

*今治西の4番エース・熊代聖人

1回裏に先制点となる適時二塁打を放ち、3回にも二遊間を抜く安打。
投げても3回を3人ずつで片付けていましたが、
二巡目以降でしぶとい広陵打線に捕まって逆転を許し、
7回を終わって6点差を背負う形に。
9回表は文字どおり最後の力を振り絞って三振狙いの投球。
すべての未練を断ち切るかのようにマウンドで躍動する姿があり、
悲壮感すら覚えたものでした。
その時、1987年の沖縄水産・上原晃の最後のマウンド、
0−7でリードされた9回の最後を三振で終えたシーンが頭をよぎりました。
今西だからあの大学へ行くんだろうなとも思いましたが



応援についてはまた後日にまとめて書くことにします。


今朝買った毎日新聞(大阪本社版)の星占い。

「★蠍座:フットワーク良好。素早い行動が幸運を呼ぶときです。」

まさにそのとおり。
中央特別のわりと観やすい位置を確保できたのも幸運でしたし、
今大会中でも屈指の好ゲームに立ち会えたのも幸運でした。
2試合開催日ならそれほど早起きしなくても最初から観られるし、
最後の最後まで気持ちが持続できる、という訳で観戦を決めたのですが、
その他の意味でもこの日を選んで正解だった、とつくづく思います。
なんつぁならん。
夏の甲子園もそろそろベスト8が揃い始めました。

組合せが決まって以降日記ではスルーしっ放しですが、
全然観ていないわけではもちろんありません。
その話はまた後日まとめて書こうと思っていますので。

ただし、昨年までのように第一試合の開始前から第四試合の終了まで
ずっと中央特別席で根を詰めて観戦できるような体力(というか持続力)が、
今の私にはございません。
以前はハシゴ観戦もしょっちゅうしていたのですが、それも難しく。
無理して以前の状態に戻そうとも思っていませんが、
徐々にその力を付けて行ければ・・・という今日この頃です。
(大きな声では言えませんが、或る薬を常用せねばならぬ状態が続いています。)
リハビリというわけでもないけれど自分の動ける範囲でとにかく動いてみて、
それで大丈夫なら完全復帰も近いな、と勝手に思ったりしているのですが…
どうなんでしょうかねぇ。

それはさておき。
今日は“スルッとKANSAI 3daysチケット”の残り1回分を使って
京都市内をウロウロしたあとで甲子園に寄り、
ライトスタンドで弁当を食べつつ第四試合の7回からのんびり観ていました。
第三試合で日南学園がサヨナラ負けした以外は、九州勢がすべて勝利。
惜しむらくは昨日までに神村学園と東福岡が意外とあっさり負けたことでしょうか。

その神村学園の初戦・金光大阪戦の鹿児島向けの実況放送を
YouTubeでたまたま発見したのですが、解説の是枝さんが面白すぎます。
ネイティブの鹿児島弁、良いですなぁ。
追いつ追われつ@日生千里山。
◇オープン戦(都市対抗壮行試合)◇

@日本生命千里山グラウンド

東京都・セガサミー 8−7 大阪市・日本生命

セガサミー 040 100 003=8 H10
日    生 000 002 401=7 H12


セガサミー:成田、齋藤、井上、木村、上津原、福井−坂田、天野、本村
日生:国安、渡辺、村木、山脇−佐久間、味園

【HR】下野敦(日生・6回2ラン)

(写真は中盤で好投の日生・渡辺投手)


2回表、セガサミーが手塚翔の適時打など4安打を集め4点を先制。
手塚は4回にも適時二塁打を放ち、日生をリード。

セガサミーの先発・成田啓祐(NTT東日本から補強)に抑えられていた日生は、
6回裏から投手が替わったのを契機に反撃を開始。
下野敦司の2ランや澄川昌也、多井清人の2点適時打などで攻め立てて
7回裏には試合をひっくり返した。

しかしセガサミーは9回表1アウト一、二塁から
飯塚智広(NTT東日本から補強)の適時三塁打で再び逆転。
その裏の日生は林弘典の適時打で1点を返すにとどまった。
七大戦@西京極(追記済)。
◇第46回全国七大学総合体育大会 硬式野球の部 第1日・1回戦◇

@西京極野球場


《第一試合》 京都大学 6−4 東北大学

京 都 031 100 001=6 H15 E3
東 北 010 000 300=4 H10 E3


京都:尾藤、山下、水木−吉村  東北:阿部圭、千葉、遠藤、藤原−鈴木

《第二試合》 大阪大学 9−3 東京大学

東 京 010 001 001=3  H7 E2
大 阪 212 112 00X=9 H14 E1


東京:濱田圭、山地−陶山  大阪:渡部、大平−有馬、村上


北から順に、

・北海道大学
・東北大学
・東京大学
・名古屋大学
・京都大学
・大阪大学
・九州大学

の7つの国立大学によって毎年開催されている『全国七大学総合体育大会』。
「七大戦」「七帝戦」とも呼ばれるこの大会、
今年は京都大学が主管となって行われています。
その硬式野球の部は西京極で13日から3日間の日程で開催。
初日の2試合を観てきました。
東大目当てで東京の“師匠”もお連れの方とともに第一試合途中から来場。
その熱心さたるや頭が下がる思いです(^^;


*第一試合*

京大は尾藤陽介(4・新居浜西)、東北大は阿部圭章(3・大館鳳鳴)が先発。
2回表、京大は江藤雄一(4・大阪星光学院)、森紀之(4・明石北)、北村誠之(4・明星)の
3連続安打を皮切りに水木康介(2・北野)の適時打などで3点を先制。
その裏知見寺(チケンジ)学(2・桐蔭学園)、早坂憲人(4・仙台一)の連続二塁打で
東北大に1点を返されるも、その後も宗平雅己(2・立命館)の適時二塁打などで
着実に追加点を奪いリードを広げた。
尾藤は6イニングを投げ7安打を打たれたものの7三振を奪う力投。

東北大は7回裏、2安打に相手失策が重なりノーアウト満塁の好機を迎えると、
ここで管野英志(1・米沢興譲館)がライトへ2点適時打。
続く渡邉智史(3・会津)の中犠飛で差を1点に詰めた。

中盤以降は走者を毎回得点圏に進めながら京大はあと一本が出ず、
試合が東北大のペースになりつつあるような雰囲気だったが、
9回表2アウト二塁で藤田和也(2・兵庫)が内野安打。
その送球が逸れる間に二塁走者の森が生還して効果的な6点目を得た。
この試合指名打者で先発出場、7回途中から登板した水木が最後は抑えて
3時間を越える試合は京大の逃げ切り勝ち。

この試合では一塁側に京大応援団が陣取り、
灼熱の中リーグ戦さながらの賑やかな応援を繰り広げていました。
第二試合では阪大応援団も見られるかと思ったものの期待はずれ。
ちょっとスタンドが寂しくなりました。


*第二試合*

師匠によれば、東大は主力メンバーが山形県鶴岡市で合宿中とのことで、
12人のみの参加といささか寂しい陣容。

東大は濱田圭佑(3・攻玉社)、阪大は渡部理央(3・松江北)の先発で
予定よりも1時間以上遅れて開始。
阪大は1回表に先頭の佐藤豪真(1・岡山)が左越三塁打で出塁。
続く野口剛志(3・國學院大久我山)が四球で歩くと、
野津浩史(3・修猷館)のスクイズでまず1点。
野口は2つの暴投で2点目の本塁を難なく踏んだ。

2回表に東大は1アウト三塁から濱田の左犠飛で1点。
しかし阪大もその裏に佐藤の右犠飛で再び差を2点とすると、
3回裏に有馬徹(2・鶴丸)の適時二塁打などで2点を加え、
そこから6回まで容赦なく毎回得点を積み重ねる。
阪大の猛攻の前に、東大は6回表と9回表に1点ずつ奪うのがやっとだった。


阪大はこの試合で20人が出場、
終盤の選手交替ではスコアボードの表示がなかなか追いつかないほどでした。
「この夏一番の暑さ」とも呼べる天候の中で皆反応が鈍かったようです(苦笑)
話にならん@京セラD。
◇パシフィック・リーグ 公式戦◇

@京セラドーム大阪

オリックスバファローズ 4−1 福岡ソフトバンクホークス


※観衆 25,139人


先発2度目の大隣憲司は1回を除けばまぁ及第点。
しかし安打が本多雄一、川?宗則の2本ずつの合計4本では話にならん。
4番打者は何をしてるんだ。
星野JAPAN@スカイマーク(追記済)。
◇北京オリンピックプレ大会 日本代表チーム  練習試合◇

@スカイマークスタジアム

日本代表 2−2 松下電器

松 下 000 100 001=2 H11 E0 
J P N 010 100 000=2  H3 E0


松下:四丹、楠本、山本隆司−新田
日本:大場(東洋大)、若竹(T)、?橋秀(H)、村中(S)、佐藤剛(C)、長谷部(愛知工業大)、久米(明治大)、宮西(関西学院大)−金澤(M)、斉藤(YB)

【HR】吉田(日本代表(C)・2回ソロ)

(写真は日本代表・宮西投手)


北京オリンピックプレ大会(8月18日〜)に出場する日本代表チームが
8日から神戸を拠点に練習を続けていて、今日は松下電器との練習試合。
スカイマークスタジアムで無料で観られるということで、行って来ました。

と言っても日本代表メンバーのほとんどを把握できていないのに、
事前にそれをどこかから拾い出すことなく出かけたのは失敗でした。
それだけプロとは縁遠くなっているわけで(汗)


日本代表の先発は東洋大の大場翔太。
投球練習の段階から球が捕手のミットに収まる音が気持ち良く響く。
初回こそ安打を2本打たれたものの併殺で切り抜け、
2回表は三者連続三振で観客をうならせる。

松下はルーキーの四丹健太郎が先発。
2回表、先頭の吉田圭(C)にライトスタンドへ放り込まれ1点を先制される。

4回表、松下は2人目の若竹竜士(T)から梶原康司がライトへの二塁打。
吉田憲一郎も内野安打で続いたが、田原隆三郎がスクイズ失敗。
しかし平山嗣人と新田玄気が続けて四球を選び、押し出しで追いついた。

その裏の日本代表、2アウト一塁で岡田貴弘(Bs)がレフトへの二塁打で
再びリード。
四丹は毎回のように四球の走者を出すなど不安定な面もあったが、
6イニングを投げて許した安打は吉田、岡田の長打2本のみ。
日本代表が攻め切れなかった感がある。

日本代表は5回以降ほぼ1イニングごとで投手を切り替えていたが、
眼を見張ったのは8回表に投げた長谷部康平(愛知工業大)。
走者を2人背負うなど、本人としての出来がどうだったかは知らないが、
左腕からの152kmのスピードボールは間違いなくインパクトがあった。

最終回のマウンドを任されたのは久米勇紀(明治大)。
松下は1アウトから代打の倉田大祐がレフトへの三塁打を放ち、
ここまで3安打の中川英俊を迎える。
粘られた末遊ゴロに打ち取るも、ここで宮西尚生(関西学院大)にスイッチ。
あと一人で勝利という場面での緊急登板という感じだったが、
梶原がうまくライト前へ運んで再び同点にした。

7回からは楠本学、9回は山本隆司が日本代表の追加点を許さぬ好投を見せ、
真剣勝負の様相が随所に表れていた練習試合は引き分けで終了。


攻撃面ではあまりいいところが見られなかった日本代表ですが、
守りではさすが、と思わせるプレーも。
松下の打者も球に食らいつく姿勢をよく見せていて、
お互い良い刺激になったのでは、と思います。
今年の夏の甲子園の組合せ抽選は、
これまでの東西対決ではなくアトランダムな方法で行われました。
(南北北海道、東西東京に対する配慮はあり)

決まった組合せを、雑感も含めて。

◇第89回全国高等学校野球選手権大会組合せ◇

【第1日・8月8日(水)】
#1 佐賀北高校(佐賀) vs 福井商業高校(福井)
#2 岡山理科大学附属高校(岡山) vs 興南高校(沖縄)
#3 文星芸術大学附属高校(栃木) vs 船橋市立船橋高校(千葉)


福井商業は私が記憶しているだけでも過去3回開幕試合をやったはず。
第三試合では関東勢同士の潰し合いに。
“イチフナ”はユニを元に戻して甲子園に帰ってくることになったんだっけ。


【第2日・8月9日(木)】
#1 松商学園高校(長野) vs 近江高校(滋賀)
#2 今治西高校(愛媛) vs 八代東高校(熊本)
#3 智辯学園和歌山高校(和歌山) vs 仙台育英学園高校(宮城)
#4 尽誠学園高校(香川) vs 智辯学園高校(奈良)


1日で智辯和歌山と智辯学園の両方を観られるのはお得かも。
でもアルプスは別だから当事者は大変だろうなとも。
都市対抗ならベンチをどちらかに合わせそうですがね。


【第3日・8月10日(金)】
#1 駒澤大学附属岩見沢高校(北北海道) vs 帝京高校(東東京)
#2 神村学園高等部(鹿児島) vs 金光大阪高校(大阪)
#3 甲府商業高校(山梨) vs 境高校(鳥取)
#4 花巻東高校(岩手) vs 新潟明訓高校(新潟)


第二試合は非常に楽しみです。
春経験ありの初出場、そして実力のある吹奏楽部の対決。
特に金光大阪の応援がどうなっているか興味あり。


【第4日・8月11日(土)】
#1 愛知工業大学名電高校(愛知) vs 創価高校(西東京)
#2 大垣日本大学高校(岐阜) vs 金足農業高校(秋田)
#3 東福岡高校(福岡) vs 桜井高校(富山)
#4 駒澤大学附属苫小牧高校(南北海道) vs 広陵高校(広島)


特に第一試合と第四試合は好カードの予感。
第四だけでも観に行きたいなぁ。


【第5日・8月12日(日)】
#1 青森山田高校(青森) vs 報徳学園高校(兵庫)
#2 聖光学院高校(福島) vs 岩国高校(山口) 
*3 長崎日本大学高校(長崎) vs 星稜高校(石川)


第三試合から2回戦。
春の初戦敗退を挽回したい報徳はいきなり強敵ですね。


【第6日・8月13日(月)】
*1 常総学院高校(茨城) vs 京都外大西高校(京都)
*2 徳島商業高校(徳島) vs 開星高校(島根) 
*3 楊志館高校(大分) vs 高知高校(高知)
*4 常葉学園菊川高校(静岡) vs 日本大学山形高校(山形)


第一試合はブラスの競演も楽しめそう。
春夏連覇を狙う常葉菊川に昨年の経験充分の日大山形という対戦もなかなか。


【第7日・8月14日(火)】
*1 桐光学園高校(神奈川) vs 日南学園高校(宮崎)
*2 前橋商業高校(群馬) vs 浦和学院高校(埼玉)
*3 宇治山田商業高校(三重) vs (第1日#1の勝者)
*4(以下略)


第二試合も関東同士の潰し合い。
同地域対決は意外に少なかった・・・のかな?


今年は抽選会の生中継をTVで見ることができましたが、
あまりアテになりませんでした。
アノ番組と同じような余計な演出は要らんねん、って(謎)
新しいクラブ大会@関電G。
◇第1回八尾ベースボールクラブ・関電グループ硬式野球クラブ杯争奪野球大会 第2日(予選Bグループ)◇

@関西電力総合運動場内野球場

《第一試合》 全播磨硬式野球団 3−1 八尾ベースボールクラブ

《第二試合》 全播磨硬式野球団 1−1 三重高虎ベースボールクラブ

《第三試合》 八尾ベースボールクラブ 1−0 三重高虎ベースボールクラブ

八尾C 000 100 0=1
高虎C 000 000 0=0


八尾:立道、横川−能勢   高虎:上中、中原−小川

(写真は八尾BC・立道投手)


八尾ベースボールクラブと関電グループ硬式野球クラブの共催による野球大会が、
箕面市の関電グラウンドにて7月28日から3日間の日程で行われています。
参加6チームを2つのグループに分けての予選リーグ(7イニング制)の後、
決勝戦と3位決定戦が行われるという、高砂市長杯と少し似た内容です。

Aグループでは関西メディカルスポーツ学院が2勝で決勝戦へ、
奈良フレンドベースボールクラブが1勝1敗で3位決定戦への進出が決まっています。
今日はBグループの3試合。
その第三試合だけを観てきました。

関電グラウンドへは北大阪急行千里中央駅、または阪急北千里駅から
阪急バス間谷住宅行きで尼谷(にのたに)下車すぐ。
尼谷を経由する便は1時間に2本程度ですが、
小野原、または豊川支所前のバス停からも歩いて行けます。

三重高虎ベースボールクラブの試合を観るのはこれが初めて。
念のためHPから所属選手(背番号無し)をメモして行ったは良いけれど、
実際に見てみたらユニの背中にネームが入っていないのでどうしたものかと。
しかしこの大会は場内アナウンス付きだったので助かりました。
少なくとも松下球場よりは有効活用されているようです(謎)


八尾BCはアンダースローの立道洋史、
三重高虎BCはサウスポーの上中信輝が先発。

1回表裏とも安打2本で1アウト二、三塁の場面があったものの、
八尾BCは併殺、高虎BCは連続三振で得点ならず。

4回表、八尾BCはこの回先頭の2番山田裕之がレフトへの三塁打。
続く金山佳樹がスクイズを成功させて先制点を奪う。
5回表に安打と失策で一、二塁としたところで高虎BCは中原健にスイッチ。
徳重明弘がセーフティーバントを成功させたが後続なく、1−0のまま。

立道は1回裏に連打を浴びた以外は散発2安打に抑え、
三振も6回まで9個奪っていた。
7回裏、死球の走者が犠打で二進したところで横川聡也に交替。
いきなり死球を与えたものの高虎BCの反撃を食い止め、
八尾BCが逃げ切った。


大会本部で今日の結果を確認しましたところ、
全播磨が1勝1分で決勝戦へ、
八尾BCが1勝1敗で3位決定戦へ進むことになりました。
決勝戦、3位決定戦とも明日行われます。

また、来週8月11日からは『第1回近畿クラブ交流大会』が
橿原公苑球場と橿原市運動公園球場で開催されます。
クラブ選手権の予選で敗れたチームによるトーナメントですが、
近畿地方でも近年続々と設立されているクラブチームの試合機会が
このような形で増えて行くのは素直に良いことだと思います。
あとはどれだけ多くの人に知ってもらえ、そして観てもらえるか。
連盟関係者の腕の見せ所、なんですけどねぇ・・・。
ウルトラC打線@橿原(追記済)。
◇第89回全国高等学校野球選手権 奈良大会 決勝戦◇

@橿原公苑野球場


智辯学園高校 13−2 奈良大学附属高校

智 辯 520 002 022=13 H16 E0
奈大附 000 200 000= 2  H8 E2


※智辯学園は5年ぶり14回目の出場

智辯:阪口、内之倉−土井   奈大附:?田、乾、北畑−島中

【HR】岸田(智辯・2回2ラン)、井上(奈大附・4回2ラン)


試合開始早々に智辯は奈良大附属先発・?田の立ち上がりを捕え、
2番稲森翔大を皮切りに5本の長短打を連ねたうえ、
失策も重なって一挙5点を先制する。
2回表には岸田浩紋がライト場外への2ランでさらにリードを広げ、
序盤から奈良大附属を圧倒。

智辯先発の阪口剛は、2回裏井上亮に初安打を許すも後続を併殺に打ち取るなど
落ち着いた投球を見せる。
4回裏、奈良大附属は野村嘉之の二塁打の後、井上が左越2ランで反撃するが
智辯優位の大勢は変わらない。
6回表には稲森のこの試合3安打目となる右中間適時三塁打に加え、
岸田の右前適時打で2点を追加し、?田をマウンドから引きずり下ろした。
替わった乾博彰からも8回表に三國龍大が2点適時三塁打を放ち、
ついに2ケタ得点に。

阪口は7回裏にノーアウト満塁の場面を迎えたが、併殺と三振で得点を許さず、
8回裏からは内之倉敦士がリリーフに立つ。
9回表に主将・佐藤龍司の適時打で13点目を奪いダメ押し、
その裏をきっちり3人で締めて5年ぶりの夏の甲子園行きの切符を手にした。


マウンド附近に歓喜の輪が出来る中、
センターの佐藤がその場でひとり膝に手をついてうなだれていました。
ナインに促されて最後の礼の列に加わったが、明らかに泣いている様子。
佐藤は表彰式で優勝旗を受け取ってからもずっと涙を流していたのですが、
病に倒れ一昨年に世を去った上村恭生・前監督への思いもきっとあったはず。
その後を継いだ小坂将商監督は、法政大学、松下電器で活躍の後
母校に帰りコーチをしていましたが、今度は監督として初の甲子園になります。

初回に5点を奪い、終盤にとどめを刺すように点を重ねるという展開は、
春季近畿大会の決勝戦(6月3日・vs県立和歌山商業)とほぼ同じ。
智辯は前日の準決勝が天理を相手の壮絶な打撃戦だったとのことで、
表彰式では帽子のマークになぞらえて“ウルトラC打線”と称されました。
甲子園でも同様にその打撃が発揮できるかも注目です。


智辯の応援はおそらく全校生徒によるものでしょう。
ライトスタンドまでほぼ埋まり、外野でもリーダーが指揮。
『アフリカン・シンフォニー』と『ジョック・ロック』は智辯和歌山と共通ですが、
あとは独自の選曲。
5回表には『君の瞳に恋してる』をテーマに使っていました。

奈良大附属は打順ごとにテーマ曲が用意されていて、
ヒットのファンファーレのあと『ダッシュ』を1フレーズ演奏してから
再び打順テーマに戻るというスタイル。
塁に走者が埋まれば『正強(奈良大附属の旧校名)音頭』。
曲の途中で切らずに次の曲へとつなぐ流れが非常にスムーズで、
甲子園にそのまま持って来ても遜色ない応援だったと思います。

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