実際にこの眼で観ていない試合のことを書くのは気が引けるのだが、
日本野球連盟(JABA)のHPに掲載されているJABA岡山大会の結果について、
4月24日に行われたJR四国と大和高田クラブの内容に
どうも解せないところがあった。

ランニングスコアは以下のとおり。

JR四国 000 020 000 4=6
大和高田 002 000 000 0=2


JABAの記事では“延長10回よりタイブレーク”となっている。

しかし、この試合をマスカットスタジアムで観ていた友人によれば、
タイブレークではなかったという。

毎日インタラクティブの地域ニュース(岡山)に掲載されている記事では、

JR四国は延長十回、四球を足場に4連打を含む5安打を集中。一挙4点を奪って接戦を制した。(以下略)


とある。
この記事には10回表にJR四国が4点を取った経緯はあっても、
10回がタイブレーク方式だったとは書かれていない。
ということは、JABAのHPが誤りということになる。

近頃はその日の試合結果をその日のうちに更新できるようになって、
以前と比べればかなり重宝はしているのだが、これでは困る。
事実、JABAのHPに掲載されていることを鵜呑みにしている人も居るわけだし。

冒頭にも書いた、「観ていない試合のことを書くのは・・・」という理由はここである。
TVの中継を観ていたならまだしも、オフィシャルとは言えネット上の記事だけでは、
勝った負けた程度の薄っぺらな内容のものしか書けないと思う。
実際に観ている試合でさえ忘れがちなシーンが多いのに、
(スコアメモを付けているのはそれを防ぐため、言い換えればボケ防止だが(笑))
ランニングスコアや出場バッテリーだけで何が語れるのか、と。
私はあいにく「講釈師、見てきたような・・・」のごとき技術は持ち合わせていない。
その講釈師然として書かれたものが独り歩きしないとも限らないし。

試合の結果に対する感想はともかく、
観戦記についてはあくまでも現場主義ですので。
内容の正確さはもとより、現場に居なければわからないようなシーンも
その中に盛り込めるように心がけてはいるつもり。
難しいけど。
明日4月29日からはゴールデンウイークとやらで、
中には9連休を取られる方も居られるようですが、
私の場合はカレンダーどおり。
つまり、明日明後日は普通の土・日と何ら変わりがございません。
祝日をひとつ損したような気分。

ま、来週にかけては京阪神を股にかけるにとどまらず、
勢い余って岐阜方面に足を伸ばすことになるかも知れませんが。
(長良川か大垣かは直前まで迷うなぁ)
自宅では時刻表と首っ引きになることが多そうです。
休日出勤が無いことを祈るばかり。

とりあえず今晩のうちに洗濯機を回しておいて、
明日の朝に干せるよう準備だけはしておこう(笑)
手に汗握る?@南港。
←南港中央球場・一塁側から

写っているのは神戸大学応援団総部。

吹奏は来ていませんが、
終始元気に応援していました。


今季はなかなか都合が付かず、今まで観に行けなかった近畿リーグ。
この日を逃せばあきらめていたところだった。
2試合とも手に汗握るような試合。
と言っても、その2つでは握った汗の質が違う気もするのだが(笑)


◇近畿学生野球春季リーグ(1部) 第4節第2日◇

《第一試合》 奈良大学 9−4 和歌山大学

奈良大 101 040 012=9
和歌大 300 000 001=4


奈良:篠原−松下   和大:坂西、宮田−荒木

松下健(3・川西明峰)の適時打で1回表に奈良大が先制すると、
その裏の和歌山大は篠原元(3・斑鳩)の立ち上がりを攻め、
1アウト満塁から太田智之(2・桐蔭)がレフトオーバーの二塁打。
走者一掃で早くも逆転した。

奈良大は3回表に外野手の失策絡みで1点差にすると、
5回表は3本の安打で満塁となったところで山本直哉(4・橿原)が2点適時打。
松下の犠飛でさらに1点を追加し、再びリード。
篠原は2回から立ち直り、
スピードは無いが丁寧な投球で5回までは3人ずつ。
9回表には岩山真敏(4・香里丘)の適時三塁打と
西口和彦(4・山辺)のスクイズで2点、勝利をほぼ手中に収めた。

しかし。
前節の大阪大戦では何が起こったのかは知らないが、
1イニングに13点を取られているだけに油断は禁物。
篠原が先頭から3連続安打を許し、ノーアウト満塁のピンチに。
だが、小門亮介(4・岸和田)の内野安打の間の1点だけになんとか抑え、
今季2勝目となった。

恥ずかしながら、母校の試合を観たのはこれが今年最初。
昨年1部昇格時のメンバーの多くが卒業してしまい、
パンフに写真が載っている選手はわずか17人。
他の5校のように1ページが埋まらない。
1回生がまだ載っていないことを差し引いても、層の薄さは否めない。
正直言って、今季はひとつも勝てずに入替戦か・・・などと思っていたのだが、
勝ち試合を観られただけでも良し。
中盤以降は観ていて力が入りましたわ(^^;


《第二試合》 奈良産業大学 5−4 神戸大学

奈産大 110 010 101=5
神戸大 003 001 000=4


奈産:森田、岡、簫(しょう)、林−山戸   神戸:斎藤−余田

【HR】下濱(神戸・3回3ラン) 山戸(奈産・9回ソロ)

2点をリードされた神戸大の3回裏。
安打と四球の走者を置いて、3番の下濱大史(2・生野)がレフトへ3ラン。
あっという間に試合をひっくり返す。

5回表、佐川貴啓(4・PL学園)の適時打で奈良産大が同点に追いつけば、
神戸大は6回裏に林英樹(3・畝傍)の適時打でまた突き放し、
そして7回表に西本泰承(2・日南学園)のスクイズで再び同点。
追いつ追われつの1点を争う展開となった。

奈良産大は先発の森田一彦(4・奈良工業)を3回途中であきらめ、
岡太一(4・松山聖陵)から簫一傑(2・日南学園)へとリレー。
一方、神戸大は斎藤暢克(3・郡山)が粘り強い投球を終盤まで続ける。
毎回のように走者は出しても連打は許さない。

8回裏、神戸大は1アウトから藤田洋平(3・岸和田)が右中間へ三塁打を放つと、
ここで奈良産大は簫から林幸弘(3・北海道栄)にスイッチ。
林は後続を断ち、9回表の攻撃へ。

9回表は、2回に適時打を打っている山戸和樹(4・日南学園)から。
山戸は初球を叩くと、それがレフトスタンドへ突き刺さるソロ本塁打。
これが決勝打となり、奈良産大が2勝して勝ち点を挙げた。

冒頭にも書いたとおり、今日は神戸大学の応援団が来ていた。
リーグ戦での出席具合はどうかわからないが、
野球応援に来ているのを久しぶりに見た気がする。
今日の鳴り物はスネアドラム1つのみ。
宝ヶ池でのアメフットの試合を思い起こさせた。



第二試合の初め。
近くに住んでいると思われる小さな男の子が、
スコアを付けている私のそばに来て、
「なぁなぁ、何書いてるん?もしかしてスカウトなん?」
とか訊いてきた(苦笑)
しまいには私と友人の間にチョコンと座って、ちょっとした野球談義に。
(子どもにわかりやすく説明するのって難しいですなぁ(汗))
やがて他に興味を見つけたのか離れていったが、
休日、しかも近畿リーグで無料の南港中央球場らしい?のどかな光景だった。
JABA京都大会、開幕@西京極。
←西京極球場(第二試合)

一塁側の最も高い位置から眺めれば、
こんな感じです。

三塁後方に見えるのは東山三十六峰・・・だったかと。

今年のJABA京都大会は今日(4月30日)からスタート。
風は少々キツめだがまぁまぁの好天に恵まれた。
屋根の下に居ても、第三試合途中までは寒さを感じず。
このまま順調に暖かくなってくれれば。

◇第58回JABA京都大会 第1日・1回戦◇

《第一試合》 NTT北海道 5−1 甲賀健康医療専門学校

甲 賀 000 100 000=1 H10 E0
NTT北 000 000 32X=5 H9 E2


甲賀:高森、吉田、竹内−熨斗   N北:伊敷−安宅

4回表途中から観戦。
その4回表に甲賀が長谷川裕規の適時打で1点を先制した。

甲賀の先発・高森一生は6回まで好投を続けていたが、
7回裏に後藤優也の同点適時打を含めて4連続安打を許す。
なおも1アウト満塁で高橋理臣がセンターへの浅いフライ。
ここで三塁走者の松田宏明が思い切ってスタートしたのが功を奏して逆転。
NTT北海道は8回裏にも2本の適時打で追加点を挙げ、
好投を続けていた伊敷昇大への大きな援護になった。


《第二試合》 松下電器 2−0 伏木海陸運送

松 下 000 011 000=2 H7 E1
伏 木 000 000 000=0 H7 E1


松下:山本隆之、田中稔−新田   伏木:安土、山崎−坂林

1回、2回と得点圏に走者を進めるもあと1本が出なかった松下だが、
5回表に2アウト二塁から平山嗣人の適時打でようやく先制点を奪う。
6回表にも吉田憲一郎の犠飛で1点追加。

松下の先発・山本隆之は7回まで投げ、被安打6も無四球で失点ゼロ。
要所を締める投球を野手陣の好守備がさらに盛り立てた感が。
8回から登板した田中稔士も持ち味を発揮し、完封リレーで締めくくった。

伏木は安打数では松下と同じであったが、
終盤走者を2人置く場面でいずれも併殺に倒れたのが痛かった。
安土繁春、山崎友彰の2投手が辛抱強く投げてはいたのだが。


《第三試合》 JR東海 3−2 中山硬式野球クラブ

中山ク 000 001 100=2 H5 E1
JR東海 000 111 00X=3 H8 E1


中山:小野−梅田   J海:大福、植野−宮澤、鈴木

JR東海はルーキーの大福翼(大阪産業大)が先発。
5回表2アウトで梅田泰史に打たれるまで、無安打の好投を見せる。

4回裏は失策絡み、5回裏は佐々木隆司の犠飛で1点ずつ奪ったが、
中山クラブ・小野真吾の粘りの投球に思うような攻撃ができないように見えた。
尾辻誠志の適時打で1点差に迫られたその裏、
2アウト三塁で日野原宏和がレフト線への二塁打。
適時打での得点はこの1点のみだった。

7回表、中山クラブが梅田の適時二塁打で2点目を奪ったところで、
JR東海は大福から植野竜二郎に交替。
好リリーフで中山クラブの追撃を振り切った。

JR東海だが、ちなみに西京極のスコアボードには「JR東」とあった。
これだとJR東日本と間違えてしまうではないか(苦笑)

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