◇ジャパンラグビートップリーグ プレーオフトーナメントマイクロソフトカップ セミファイナル◇
@近鉄花園ラグビー場
サントリーサンゴリアス 40−39 ヤマハ発動機ジュビロ
[前半]サントリー22−13ヤマハ [後半]サントリー18−26ヤマハ
※観衆5,663人
今日中に片付けたかった私事をどうにか正午過ぎまでに済ませて、
2日連続で花園へ。
トップリーグ・マイクロソフトカップのセミファイナルである。
前半は平浩二のトライで先制したサントリーが22−13でリード。
ヤマハの13点は、ネイサン・ウィリアムスがひとりで稼いでいた。
後半も開始早々にサントリーのライアン・ニコラスがトライを挙げると、
ヤマハも直後にウィリアムスがまたトライ、ゴールも成功させて追いすがる。
その後サントリーは菅藤心のドロップゴールなどで得点を追加、
25分の小野澤宏時のトライで40−20とさらにリードが広がり、
ヤマハの敗色ムードが濃厚になりつつあった。
ところが、30分あたりからヤマハの攻撃にスパートがかかってきたのか、
5分ぐらいの間にトライを3つ決めて(うちゴール成功2回)ついに1点差。
サックスブルーに染まったヤマハ応援席が異様なまでの盛り上がりを見せる。
ロスタイムも含めて逆転も充分可能な残り時間。
しかし密集での思うようなボールの支配ができず、
最後は自陣でボールを外に蹴り出されてノーサイド。
ヤマハは文字通り一歩及ばなかった。
20点差が開いたときには、
後半も半分以上過ぎていたせいか席を立つ観客がチラホラ見られた。
このまま行きそうな雰囲気であったのは確か。
しかし、終了まで残り10分の間に見せたヤマハの攻撃は、
観ていて思わず身体を乗り出してしまったほど。
正直言えば、差が開いて半ば諦めモードだったのだが(村田亙も途中交替したし)、
最後の最後で手に汗握る場面を観られただけでも、
今日観に行った価値はあった気がする。
秩父宮では東芝が勝ち、関東勢同士の決勝になったのは少しシャクだけれど。