3連覇@花園。
第91回全国高校ラグビーの決勝戦は、
大会3連覇に王手をかけた東福岡と5大会ぶりの優勝を狙う東海大仰星の対戦。
東海大仰星にとっては前回の決勝と同じ顔合わせになりました。
その様子を簡単に。


東福岡高校 36-24 東海大学付属仰星高校(前半:東福岡22-5仰星)


東福岡、強かったですねぇ・・・。

ボールに対する集中力と言うか、意識の高さをずっと持ち続けていたと思います。
バックスの展開では決して引けを取らない仰星の一瞬のスキを見逃すことなく、
ボールを奪いトライを挙げたところなどは溜め息しか出ませんでした。

そして自陣奥深くからのプレー。
まずはキックで陣地を挽回するパターンをよく見かけるのですが、
遠くへボールを蹴り込めば確かに敵陣でのプレーにはなるものの、
ボールはだいたい相手の手に渡ってしまいます。
東福岡はほとんど自分たちの手でボールを展開させて前へ、前へと進むので、
観ていて面白かったです。
(キックの応酬が続くとどこか間延びしたような雰囲気が漂ったりもするもので)

さらに後半。
ロスタイムは1分と発表されていました。
30分の時点で東福岡が17点差を付けていて逆転は不可能な状況。
ボールを支配していたのは東海大仰星でしたが、
スクラムで東福岡にボールが渡って、
そのまま外へ蹴り出せばノーサイドのはずなのにあくまでトライを目指しました。
ファイナルのゲームをまだまだ続けたい、という意思を示しているかのように。
1分どころか5分を過ぎてもプレーはなおも続けられ、
仰星が必死にボールをつないでトライを奪います。
ゴールは外れてその瞬間にノーサイド。
最後の最後まで楽しませてくれました。

仰星は前半に惜しまれるミスが相次ぎ、
もう1トライ、2トライを取れるところを逃したのが大きかったとは思いますが、
後半はほぼ互角。
ノーサイド直前のトライシーンには意地を感じました。


東福岡の大会3連覇は史上5校目。
高校大会になってからは秋田工業、啓光学園(常翔啓光学園)に続いて3校目です。
おまけに今日の勝利で国内公式戦80戦無敗と、向かうところ敵無しの強さ。
次回の大会で東福岡に土をつける高校は現れるのでしょうか・・・?

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