カシコウの夏。

2011年8月6日 野球
カシコウの夏。
カシコウの夏。
8月1日に行われた全国高校野球選手権大阪大会決勝は、
東大阪大学柏原高校が7-6で大阪桐蔭高校にサヨナラ勝ち。
春・夏を通じて初の甲子園出場を果たしました。
夏の大会でタテジマのユニフォームの高校が大阪代表になったのは史上初です。


東大阪大学柏原高校、通称「柏高(カシコウ)」。
私の職場と同じ柏原(カシワラ)市にある私学の男子校です。
以前は「柏原高校」という公立みたいな校名でしたが、
母体の村上学園が東大阪短期大学の4年制部門として
2003年に東大阪大学を設立、
2006年から大学名を冠するようになりました。
野球界では木村恵二(近大→日本生命→福岡ダイエー→西武・引退)、
久本祐一(亜細亜大→河合楽器→中日)が主なOBです。

大阪では興國、此花学院とともに“3K”と称されるほどヤンチャな(笑)男子校でした。
(ちなみに此花学院は現在共学です)
柏原高校時代に母校との試合を住之江球場で観戦したことがあるのですが、
当時はノックの間や試合前の挨拶でスタンドの控え部員が直立不動の姿勢を取るなど、
ピリピリするぐらい礼儀正しかった記憶があります。
上宮高校をセンバツ優勝に導いた田中監督が就任してから8年。
創立48年にして初の甲子園出場、なのですが。
その柏高には吹奏楽部が無く、
準備期間も非常に短いので応援はどうするのかちょっと心配でしたが、
東大阪市立日新高校の吹奏楽部が友情応援に加わるとのこと。
急ごしらえになるのは仕方ないながらも、何とか形にはなりそうです。
大阪大会と同じような声と手拍子だけだと、
甲子園ではただのざわめきと化してしまうので…。


柏原市の高校が甲子園に出るのもまったく初めてということで、
地元は地味ながらも結構盛り上がっています。
市役所本庁舎には懸垂幕が掲げられ、市役所前の国道沿いには幟が立ち並び。
市のスポーツ振興課が主体となって応援バスツアーも企画されました。
初戦は大会第三日(8月8日)第四試合で、至学館高校(愛知)との初出場対決。
ご承知のとおり、NHKでは初戦の中継時に学校とその地元を紹介するVTRが流されますが、
ブドウと大和川、あとはせいぜい河内音頭の全国大会ぐらいしかPRするものが無いので、
どんなVTRで柏原市が全国向けに放映されるのかも楽しみです(笑)

何はともあれ、いろいろな意味でカシコウの甲子園、注目したいと思います。

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