まずは、東日本大震災の被害に遭われた皆さまにお見舞いを申し上げますとともに、
一日も早く平穏な生活を取り戻すことができますように、心からお祈りいたします。
3月20日現在、震災の影響で野球だけに限らず様々なスポーツの大会が中止、
もしくは延期となっています。
社会人野球のJABA東京スポニチ大会も決勝戦が試合中の地震により中止され、
一度は18日に延期と発表されたものの結局行われず、両チームの優勝で終了しました。
すでに発表されているその他の大会が今後どうなるかはまだ判明せず。
大阪府春季大会は中止(但しトーナメント方式のオープン戦として試合はあり)、
兵庫県春季大会は昨日から開催されています。
センバツ高校野球は15日に組合せ抽選会が行われましたが、
開催するかどうかの決定は18日に持ち越しされ、予定通り23日開幕で決定。
ただし、開会式の入場行進は取りやめ。
ブラスバンドなどの鳴り物による応援も禁止されるなど、
かなり簡素化された大会になるようです。
そして、プロ野球はパシフィック・リーグが開幕を4月12日に延期すると発表。
セントラル・リーグは25日の開幕を強行するつもりでしたが、
文部科学省からの要請を受けて予定より4日遅い29日の開幕を昨日発表しています。
それぞれの立場で、それぞれの考え方があると思います。
私の場合は非常にドライではあるのですが、
物理的な支障がないのならば試合をやって良いのではないか、という考えです。
社会人野球の企業チームについては、会社や事業所への直接の被害はもちろんのこと、
災害復旧の支援活動などで野球どころではない場合があるはず。
社業優先は当然だと思いますし、
それによって大会日程に(中止を含めて)大幅な変更があるのもやむを得ません。
ただ、「地域を笑顔にします」とぶちあげていたはずのJABAのホームページが、
依然としてお通夜のような状態では今後どうなるのか、不安は増すばかりです。
センバツ高校野球はいつも通り大会を開催しても何の問題もないと思うのですが…。
「ブラスバンドなどの鳴り物による応援」の禁止が今一つ理解できないところ。
阪神淡路大震災のおよそ2ヶ月後に開催されたセンバツでも鳴り物禁止でしたが、
あの当時は被災地でもある附近住民への配慮だけでなく、
いざと言う時の避難を想定してのことも含まれていたのではないかと。
今回の措置は“お祭り騒ぎ”という批判を避けるためのポーズに感じました。
プロ野球開催での特に大きな問題は、
東京電力・東北電力管轄内でのナイトゲームの開催でしょう。
報道でしか知り得ない立場で恐縮ではありますが、
発電所も震災の被害を受けたことで電力が不足し、
計画停電が各地で実施されているような現状でナイトゲームを開催すべきでないのは
誰が見ても明らかなこと。
市民の生活を犠牲にしてまで試合を強行する必要性はどこにもありません。
セ・リーグは一応4日間だけの延期を発表しましたが、
ナイトゲームを取りやめてデーゲームで行うのは4月3日(第3節終了)まで、と
敢えて日を指定しています。
それは5日から東京ドームでGT戦が組まれているからに他なりません。
プロ野球選手会のコメントにもあるような、
今はまだ(試合ができる)時期じゃない、という考えもわかります。
楽天イーグルスのように仙台に本拠地を置いているチームや、
被災地に多くの縁がある選手及び関係者の想いであればなおさらですが、
現実にはウエスタン、イースタンのリーグ戦はすでに開幕していますし、
被災とは直接無関係な球場では試合ができるのです。
心情的な理由で延期を訴えるのは説得力があまり無いよなぁ、とも思えました。
センバツ開催の是非についても「この非常時に野球どころでは無い」と言わんばかりの
反対意見を見かけたことがあります。
でもその根拠は目に見えない心情的な理由によるもの。
その“目に見えないもの”が横行してしまう世の中はかえって恐ろしいです。
全ての娯楽が「不謹慎」の一言で片付けられるような。
被災地・被災者への思いやりは忘れないでおくにしても、
それがゆえに日本全国すべての活動が止められるのはあってはならないこと。
みんなの想いがひとつになるのは素晴らしいことですが、
強制されるべきものではありません。
それぞれの持ち場で、それぞれの活動を続けることも復興の一助だと私は思います。
一日も早く平穏な生活を取り戻すことができますように、心からお祈りいたします。
3月20日現在、震災の影響で野球だけに限らず様々なスポーツの大会が中止、
もしくは延期となっています。
社会人野球のJABA東京スポニチ大会も決勝戦が試合中の地震により中止され、
一度は18日に延期と発表されたものの結局行われず、両チームの優勝で終了しました。
すでに発表されているその他の大会が今後どうなるかはまだ判明せず。
大阪府春季大会は中止(但しトーナメント方式のオープン戦として試合はあり)、
兵庫県春季大会は昨日から開催されています。
センバツ高校野球は15日に組合せ抽選会が行われましたが、
開催するかどうかの決定は18日に持ち越しされ、予定通り23日開幕で決定。
ただし、開会式の入場行進は取りやめ。
ブラスバンドなどの鳴り物による応援も禁止されるなど、
かなり簡素化された大会になるようです。
そして、プロ野球はパシフィック・リーグが開幕を4月12日に延期すると発表。
セントラル・リーグは25日の開幕を強行するつもりでしたが、
文部科学省からの要請を受けて予定より4日遅い29日の開幕を昨日発表しています。
それぞれの立場で、それぞれの考え方があると思います。
私の場合は非常にドライではあるのですが、
物理的な支障がないのならば試合をやって良いのではないか、という考えです。
社会人野球の企業チームについては、会社や事業所への直接の被害はもちろんのこと、
災害復旧の支援活動などで野球どころではない場合があるはず。
社業優先は当然だと思いますし、
それによって大会日程に(中止を含めて)大幅な変更があるのもやむを得ません。
ただ、「地域を笑顔にします」とぶちあげていたはずのJABAのホームページが、
依然としてお通夜のような状態では今後どうなるのか、不安は増すばかりです。
センバツ高校野球はいつも通り大会を開催しても何の問題もないと思うのですが…。
「ブラスバンドなどの鳴り物による応援」の禁止が今一つ理解できないところ。
阪神淡路大震災のおよそ2ヶ月後に開催されたセンバツでも鳴り物禁止でしたが、
あの当時は被災地でもある附近住民への配慮だけでなく、
いざと言う時の避難を想定してのことも含まれていたのではないかと。
今回の措置は“お祭り騒ぎ”という批判を避けるためのポーズに感じました。
プロ野球開催での特に大きな問題は、
東京電力・東北電力管轄内でのナイトゲームの開催でしょう。
報道でしか知り得ない立場で恐縮ではありますが、
発電所も震災の被害を受けたことで電力が不足し、
計画停電が各地で実施されているような現状でナイトゲームを開催すべきでないのは
誰が見ても明らかなこと。
市民の生活を犠牲にしてまで試合を強行する必要性はどこにもありません。
セ・リーグは一応4日間だけの延期を発表しましたが、
ナイトゲームを取りやめてデーゲームで行うのは4月3日(第3節終了)まで、と
敢えて日を指定しています。
それは5日から東京ドームでGT戦が組まれているからに他なりません。
プロ野球選手会のコメントにもあるような、
今はまだ(試合ができる)時期じゃない、という考えもわかります。
楽天イーグルスのように仙台に本拠地を置いているチームや、
被災地に多くの縁がある選手及び関係者の想いであればなおさらですが、
現実にはウエスタン、イースタンのリーグ戦はすでに開幕していますし、
被災とは直接無関係な球場では試合ができるのです。
心情的な理由で延期を訴えるのは説得力があまり無いよなぁ、とも思えました。
センバツ開催の是非についても「この非常時に野球どころでは無い」と言わんばかりの
反対意見を見かけたことがあります。
でもその根拠は目に見えない心情的な理由によるもの。
その“目に見えないもの”が横行してしまう世の中はかえって恐ろしいです。
全ての娯楽が「不謹慎」の一言で片付けられるような。
被災地・被災者への思いやりは忘れないでおくにしても、
それがゆえに日本全国すべての活動が止められるのはあってはならないこと。
みんなの想いがひとつになるのは素晴らしいことですが、
強制されるべきものではありません。
それぞれの持ち場で、それぞれの活動を続けることも復興の一助だと私は思います。
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