62季ぶり2度目の優勝@甲子園。
62季ぶり2度目の優勝@甲子園。
◇パナソニック電工杯第64回毎日甲子園ボウル◇


@阪神甲子園球場

関西大学カイザース 50-38 法政大学トマホークス


関西大 7 10 16 17=50
法政大 3 13 15  7=38 




第64回毎日甲子園ボウルを観て来ました。

昨年までの2年間は甲子園球場が改装中のため長居スタジアムで行われ、
甲子園での開催は3年ぶりになります。
どちらかと言えばアメリカンを観るのに適しているのは長居のほうなのですが、
そこはやはり“甲子園ボウル”と名が付いているからには甲子園でないと。

甲子園の外野を横長に使って試合が行われるので、観やすいのはどうしても外野席。
よってライト・レフトの外野席はオール指定席で、
その真ん中あたり、スコアボードを挟んで両側のエリアは特別指定席です。
甲子園ボウルのときはグラウンド上にも特設席が設けられ、
関東代表校の応援席になります。
ただ、甲子園の外野席ってのは指定席にするとわりと窮屈なので、
あまり好きではありません。
ゆえにアルプス~内野の自由席を前売りの段階で選択していました。

甲子園へ向かう途中、尼崎で乗り継ぎの特急を待っていると、
先に自由席に乗り込んでいる友人からその位置を知らせるメールが。

「三塁側三ツ矢サイダーボックス」とのこと。

どこやねん、と思いましたが、行ってみてわかりました。
三塁側内野席、屋根の下のほぼ最上段。
居酒屋みたいなテーブルのある掘りごたつ形式の、4~5人ぐらいが入れる席でした。
テーブルがあるので何かメモするときも便利だし、
遠いながらもフィールドを斜めから観る形なのでゴール裏のアルプスより観やすい、
というなかなかのポジション。
酒も無いのに友人と居酒屋トークを繰り広げながらの観戦は、
もちろん関大に思いっきり肩入れです。

関大は61季ぶりの甲子園ボウルですが、対する法政は2年連続。
しかも甲子園ボウルは1クオーター15分の正式計時ですから、
関大にとってはそれも未知の領域になります。
(法政は東日本代表決定戦“クラッシュボウル”で経験済み)。
少ない点数での接戦ならまだしも、
点の取り合いになると終盤バテが来るだろうから厳しいやろなぁ、と
思っていたのですが・・・。

その点の取り合い、というかノーガードの打ち合いみたいな展開の結果、
関大が50-38で1948年1月に行われた第2回以来62季ぶりの優勝、
大学日本一に輝きました。

前半はどちらかと言えば法政に流れが来ていたと思うのですが、
法政が前半残り1分のタッチダウンで16-10でリードして折り返しかと思われたのが、
その直後のキックオフから関大のRB#1藤森が78ヤードのリターン。
これが実って終了まで12秒のところでタッチダウンパス、
キックも成功して17-16となってハーフタイムを迎えました。

そして圧巻は後半第3Qの残り2分。
法政がタッチダウンと2ポイントコンバージョンを成功させて
27-24と3点差に詰め寄った直後のキックオフ。
またもや藤森がリターン、今度は実に84ヤードを走って自ら持ち込みタッチダウン。
“キックオフリターンタッチダウン”ってのは、
観ている側にどれだけ叫ばせるんや、というプレーであることは間違いないです(笑)

最終第4Q途中でその藤森は怪我のため下がりましたが、
その替わりでもないでしょうがQBの#14原口が走る走る。
残り1分53秒での68ヤードを駆け抜けたタッチダウンで法政に留めを刺しました。

法政も2年生QB#4山口の正確なパスや、RB#29原の見事なランで
フィールドを大いに賑わせていたのですが、
終盤になると山口のパスがだんだん決まらなくなってきて最後まで追い付けず。
何度も中央突破を許したディフェンスの甘さも大量50点につながったかも知れません。
それでも、良いものを観させてもらったと思います。


最後に、法政の応援団。
応援歌の途中で法政のオフェンスとは言え、
プレーコールがかかろうかという時に大太鼓をドンドコやるのは
止めたほうが良いと思うなぁ・・・。

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