気持ちで掴んだ優勝@堺浜。
5月10日@堺浜の続きです。


準決勝の第二試合が終わって30分後に決勝。
ともに二次予選進出を決めているわけですから、
負ければ終わり、のプレッシャーは無いはず。
1位になって二次予選の組み合わせが
どう有利になるかはわかりませんが。
でも、ここで箕島球友会に勝てば、
より自信が出て来ようというものです。


決勝は後攻になった八尾ベースボールクラブ。
1回裏、能勢の適時打で幸先良く1点を先取。
準決勝で最後を締めた森田がそのまま先発のマウンドに上がり、
1回から3回まで3人ずつで片付けるなど、上々の立ち上がりを見せます。

しかし5回表、箕島は1アウト二塁で代打・松井の適時打が出て追い付くと、
6回表には藤阪の右越2ランで逆転、試合は徐々に箕島のペースに。
7回裏に八尾BCは山田の適時二塁打で1点を返したものの、
箕島はその直後にノーアウト満塁からのバッテリーミスで追加点を取り、
終盤に来て決まったかぁ・・・と思わせる雰囲気がありました。

ところが、私にも予想できなかったことが9回に起こります。
6回から投げていた立道に替わって、ライトを守っていた押川が登板。
マウンドに立つ“背番号9”に、眼を丸くするばかり(^^;
その押川、箕島打線を見事三者凡退で終え、9回裏へ。

9回裏から箕島の投手は三番手の中塚。
その替わり端、さっき好投した押川がセーフティバントで出塁。
宮下が犠打で送ると、金銅の内野ゴロが失策を誘って一、二塁に。
2アウト後、決勝ではここまで当たりの無かった安達が粘りを見せ、
8球目をセンターへ。
球はセンターの頭を越えて走者が2人とも生還し、土壇場での同点劇となりました。
続く阿部の打球も鋭い当たりでしたが遊直に倒れ、試合は延長戦へ。

押川は10回表に満塁の危機を無失点で乗り越え、
11回表も2アウトで得点圏に走者を置く場面があったものの、
三振で後続を断ちベンチが異様なまでに盛り上がります。

11回裏、2アウトから安達が安打で出塁、
阿部の3球目に盗塁を成功させると、阿部は左前安打。
杉本コーチの腕が回り、安達は本塁突入を敢行。
打球からしてやや暴走気味だったかも知れませんが、箕島のレフトが慌てたか、
球の処理を誤る間にサヨナラのホームイン!
あまりにも劇的な延長戦の幕切れでした。


リードされても試合を最後まで諦めることなく、
常に相手に向かって行って掴んだのが今回の勝利、だと思います。

仕事の都合で試合に来られなかった選手も居ますし、
ずっと三塁を守っていた仁井が準決勝で自打球を受けて負傷退場、という
アクシデントもありました。
それにも負けず、あらゆる手段を尽くして勝利を目指そうとするその姿勢。
秘密兵器的?な押川の登板もそうですし、
9回裏の各選手の気持ちを乗せるような打球からそれがうかがえました。
精神論をぶつわけではありませんが、
最後にモノを言うのはやっぱり“気持ち”なんやなぁ、と思いましたねぇ。


さて、来月から舞洲で始まる二次予選。
まずは八尾BC、箕島と企業4チームによる総当たりのリーグ戦です。
今度はほとんど平日なので、選手のやりくりがちょっと難しくなります。
条件的には間違いなく不利ですし、そんな中でどれだけの実力が出せるのか、が
正直言ってちょっと気がかりではあります。

その前に、16日からは全日本クラブ選手権の一次予選が始まります。
与えられた枠はたったひとつ。
一発勝負のトーナメントがまたもや待っています。
健闘を期待しています。


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◇第80回都市対抗野球大会 大阪・和歌山第一次予選◇

《第三試合・決勝戦》八尾ベースボールクラブ 5x-4 和歌山箕島球友会

箕 島 000 012 010 00=4
八 尾 100 000 102 01x=5

(延長11回)

箕島:三ツ井、森田、中塚、安達-小早川、濱田(賢)
八尾:森田、立道、押川-能勢、村上

14:54~17:47

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