◇第90回全国高等学校野球選手権記念南大阪大会・決勝◇
@舞洲ベースボールスタジアム
PL学園高校
003 000 300 100=7 H11 E3
100 010 031 101=8x H13 E1
近畿大学附属高校
(延長12回)
PL:勧野、中野、砂原−岸田
近大附:今井、田中、金田−上岡
日曜日の舞洲で高校野球南大阪大会決勝。
それもPL学園vs近大附属の好カード。
お客さんが集まらないはずはありません。
11時50分ごろJR桜島駅に着きましたが、
アクティブバスの乗り場にはすでにバスが止まっていながら長蛇の列。
積み残し確実でまた20分待たなあかんのか、と思う間もなく次のバスが来ました。
どのぐらいの頻度で走らせているのかわかりませんが、
アクティブバスは多客時の対応を一応しているようです。
球場入りしたときにはまだネット裏の席もそこそこ空きがあって、
狙ったわけではありませんがABCの放送席の数段下で観戦することに。
気が付けば内野席の端のほうまで埋まっているように見えました。
大学や社会人の試合での空いたスタンドを見慣れている身としては、
満員に近い入りの舞洲が或る意味衝撃的でもあり、
帰りのバスにどのぐらいの行列ができるのかを心配してしまうほどでした。
この試合の注目はPLの1年生で4番を打つ勧野。
3回表、1-1の同点に追いついてなお2アウト1塁の場面で、
広い舞洲のレフトフェンスを越える2ランを放ったときの場内の拍手は
期待の大きさをそのまま表しているようでした。
7回表にもリードを広げる2点適時打でこの試合4打点。
投げては先発を任されましたが、5回途中でマウンドを譲るなど、
まだまだ打撃に専念させたほうが良いような印象もありました。
しかし、近大附属も終盤に粘りを見せ、
8回裏に廣野の二塁打と主将・松本の2点適時打で1点差に迫ると、
9回裏には1アウト満塁で廣野の三ゴロが失策を誘いついに同点。
なおも満塁で再度三塁へゴロが転がったときにはヒヤリとしましたが
落ち着いて本塁封殺。
試合は延長戦へ。
PLは10回表、9回途中から登板していた砂原の適時打で1点をリード。
その裏の近大附属はノーアウト一、二塁で金田が遊ゴロ併殺に倒れたものの、
皆藤の二塁打でまたもや同点。
そして12回裏、1アウト二塁の場面で石丸の当たりは二遊間への難しいゴロ。
遊撃手はよく追い付きましたが一塁への送球が大きく逸れ、
その間に走者が還り劇的なサヨナラ。
3時間37分の熱戦は、野球で最も面白いと言われる“8-7”のスコアでした。
試合前の守備練習では鮮やかなボール回しを見せていたPLが、
終盤に失策が集まって結果4点のリードを守れなかったのですから、
野球というものは最後までわからないものです。
“逆転のPL”のお株を奪って南大阪大会を制した近大附属。
実は、おそらくこの夏からだと思いますが、ユニをマイナーチェンジしています。
胸の“近大附?”の文字は同じですが、エンジ色?の縁どりが付きました。
TVで開会式を見たときには「遊学館か?」と思いましたが(笑)
よくよく考えれば大学のユニに少し近づけたデザインになっています。
帽子のマークも今までの白からエンジに白の縁付きになったのもそうではないかと。
一時期は大学に合わせて“KINKI”のロゴを採用したこともありますが、
大阪大会は大学と同じ薄い水色のユニが着られないので、
ユニのデザインでは何かと苦心があるのかも知れません。
閉会式の最後の最後まで球場に居まして、
帰りのアクティブバスも列の前のほうに並べたから良かったのですが、
市バスのほうはやはり積み残しが出ていたみたいで。
渋滞もまだ続いていましたし、
今日のような日は舞洲を出るのも簡単には行きません(汗)
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