あと一歩@堺浜。
◇第33回全日本クラブ野球選手権大会 大阪・和歌山一次予選◇

@堺浜野球場


《第一試合》

泉州大阪野球団
005 200 2=9
001 000 0=1
関電グループ硬式野球クラブ


泉州:紙井、市川(直)、竹本−旭
関電:大井、北島−田代


《第二試合》

八尾ベースボールクラブ
100 000 101=3
100 001 20X=4
和歌山箕島球友会


八尾:森田−能勢
箕島:竹中、田中−岩瀬

(写真は八尾ベースボールクラブ・森田投手)



第一試合は、泉州大阪が3回に4安打を集中するなどで5点を奪い、
終始優位に試合を進めました。
そのきっかけとなった1番打者・福本が5打数4安打の大当たり。
7回には8点目となる三塁打を叩き出し、
処理がもたつく間に自ら本塁をも踏んでいます。

関電クラブも何度か得点の機会はありましたが、
6回には3安打を集めながら併殺で好機をつぶすなど思うように機能しないまま、
泉州大阪の継投策の前に1点に抑えられました。


そして、第二試合。
八尾BC1回表の攻撃、安打で出た先頭の押川が盗塁を決め、
内野ゴロの間に三塁へ進むと小橋の中犠飛で先制のホームへ。
幸先よく1点が入りました。
しかし箕島も後藤の適時二塁打で瞬く間に同点。

八尾BCの先発は都市対抗一次予選でも先発した森田。
2回以降も毎回三塁に走者を置く苦しい展開の中で粘りの投球を見せ、
箕島になかなか追加点を許しません。
打線のほうは走者は出すものの攻撃がうまくつながらず、
お互いに次の1点が遠い状況でした。

そんな中でまず均衡を破ったのは箕島でした。
6回裏、2アウト三塁の場面で作野の適時打が出て一旦リード。
八尾BCはその直後、7回表先頭の金銅が内野安打で出塁。
四球と犠打で1アウト二、三塁の場面を迎えて、
押川がスクイズを決め再び同点としました。

ところが、その裏の箕島は2アウト満塁の好機をつかむと、
尾中がライト前に落とす安打で二者を還して突き放します。

2点のビハインドを付けられて迎えた9回表。
7回途中から登板の箕島・田中が簡単に2アウトを取った後制球を乱し、
2四球1安打で塁がすべて埋まり一打逆転の大チャンス。
ここで2番の山田が押し出し死球で1点をもらい、
なおも同点、勝ち越しの好機でしたが後続なくゲームセット。
しかし、強豪・箕島を最後まで追い詰めたその試合には、
「ようやった!」という歓声と拍手が惜しみなく送られました。

都市対抗一次予選の中山クラブ戦も惜しい試合ではありましたが、
そのときと違うのは一時はリードし、離されても一時は追い付いたこと。
そして追い付くだけでなく最終回に逆転勝ちの望みまで生まれたこと。
強豪相手に一泡噴かせるまで、あと一歩のところまで来ています。
その一歩が越えられるかどうか、今後も注目していきたいと思います。

コメント

nophoto
八尾ベースボールクラブ監督 河島 博
2008年5月18日20:35

いつも観戦にきていただきありがとうございます。先日の中山戦・今日の箕島戦と相手を苦しめてはいるのですが勝利には結びついていません。ぜひ修正して秋の日本選手権で結果をだしたいと思います。チーム力は上がってきました。頑張ります。当掲示板にリンクさせていただきました。よろしくお願いします。

福岡屋あるじ
福岡屋あるじ
2008年5月18日22:00

>河島監督
暑い中での試合、お疲れさまでした。
さっそくご覧いただきありがとうございます。
連盟参加以来試合をいくつか観ていますが、
私が観に行った中ではいわゆる“ボロ負け”的な試合がひとつもなく、
その意味では八尾BCに好印象を持っています。
日本選手権予選も時間が許せば観に行く予定ですので、
よろしくお願いします。

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