無冠の強豪、脱出@京セラD(追記済)。
◇第34回社会人野球日本選手権大会 決勝戦◇

@京セラドーム大阪

トヨタ自動車 4−1 三菱重工名古屋

ト ヨ タ 000 000 040=4 H8 E0
三名古屋 001 000 000=1 H7 E0


トヨタ:中澤、大谷、三次、佐竹、服部−二葉  名航:中根、白倉−西崎

*トヨタ自動車は初優勝



決勝戦は、トヨタ・中澤雅人、三菱名古屋・中根慎一郎と
ともに新人サウスポーが先発。

先に動いたのは三菱名古屋。
3回裏、1アウト一、二塁で籔花新也がセーフティバントを成功させ、
満塁とすると、続く村田泰教の中犠飛で先制。
その後も、三菱名古屋は6回まで毎回安打で走者を出すなど、
試合の主導権を握ったかに思えたが追加点が奪えない状況。
トヨタも6回表に2つの四球とダブルスチールで揺さぶってきたものの、
後続なく1−0のまま試合は終盤へ。

8回表、先頭の秦健悟がまず内野安打で出塁。
2アウトの後、ここまで好投を続けてきた中根も疲れが出てきたのか、
高阪行俊、福田康一が続けて四球を選び満塁とすると、
清水明彦がライトへ弾き返す2点適時打で逆転に成功。
ここで三菱名古屋は白倉昌章にスイッチしたが、
坂田篤彦がその初球を叩いて中越二塁打で走者が2人還り、
一気に3点をリードした。

その裏からトヨタは満を持したかのように服部泰卓をマウンドに送る。
亀山智己に安打は打たれたもののそれ以外は危なげなく、
9回裏も最後の打者を三振で切って取り、
トヨタに初のダイアモンド旗をもたらした。

表彰選手などは以下のとおり。

[最高殊勲選手賞]服部 泰卓(トヨタ自動車)
[敢闘賞]白倉 昌章(三菱重工名古屋)
[打撃賞]清水 明彦(トヨタ自動車)
[首位打者賞]牧田 一晃(JR東日本東北)
[元気賞(応援団賞)]大和高田クラブ



トヨタは選手の層も技術も選りすぐりのチームでしたが、
これまで都市対抗・日本選手権の2大大会での優勝経験がなく、
まさしく“無冠の強豪”と呼ばれるようなチームであったと思います。
今大会では4試合を見ましたが、いずれも圧倒的な勝利ではなく、
ワンチャンスを生かして逃げ切ったような勝利でした。
接戦をモノに出来る力が持続できれば、もっと強いチームになれるはず。
大黒柱のエース・服部のプロ入りで今後どう変わってくるのか、
ちょっと楽しみでもあります。

今大会期間中も、各方面で様々な方とお会いすることができました。
そして新たな出会いもありました。
お世話になりましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

近年はこの時期に「良いお年を〜」なんてご挨拶をしたりするのですが、
来年は選手権のスタートがもう少し早くなるとの噂もチラホラ。
他の大会と重ならないという点では今のほうが良いような気もするものの、
ドームの中に居ながらあの寒さはけっこう身体にこたえるので…(^^;

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