夏の甲子園2007応援雑感。
第89回全国高等学校野球選手権大会は、
佐賀北高校の優勝で幕を閉じました。
その夜スカイAの録画放送を見ていましたが、
肝心の8回裏に雷雨が激しくなって
放送が一部途切れたり…orz

でも、野球の神様って本当に居るのかも知れない。
そう思えてしまうような決勝戦でありました。

それでは、球場あるいはTVで見た応援諸々についての感想などを。
(一部アチラの日記と被っている点はご諒承のほど)

*智辯学園(奈良)
兄弟校である智辯和歌山の活躍で近年影が薄くなりつつありましたが、
兄貴分は兄貴分で独自の世界を作っています。
吹奏は中学生が主体のようで、指揮の先生がボードを出して曲を指示。
そのボードでやっとタイトルがわかった曲がいくつかあります。
各イニングごと1曲という基本パターンで、
1回=アフリカン・シンフォニー
2回=三番(智辯学園オリジナル曲?)
3回=ゾナパラ
4回=天舞
5回=君の瞳に恋してる(ボードでは「KK」と略)
6回=サンバ・デ・ジャネイロ
7回=サイレント・ジェラシー(ボードでは「サイジェラ」と略)
8回=三番
9回=アフリカン・シンフォニー
チャンスには智辯和歌山と共通の『ジョック・ロック』。
『アフリカン』は和歌山とはコールが微妙に異なっています。


*尽誠学園(香川)
『大進撃』『聖者の行進』『紅』『チャンス法政』などをメドレーで。
あまり曲の切れ目を感じさせず、吹奏のメンバーも多くて迫力がありました。


*神村学園(鹿児島)
私が観に行ったときは吹奏の主力メンバーがコンクールのため来られず、
控えと卒業生による演奏だったそうですが、
人数の少なさをカバーして余りある応援でした。
毎回『アルプス』から始まって、『サウスポー』『サンバ・デ・ジャネイロ』
『アフリカン』『アトム』『ルパン三世』そしてあの『ジンギスカン』をランダムで演奏。
赤いTシャツの軍団がノリノリでものすごく盛り上がっていました。

*金光大阪(大阪)
マーチングっぽい音でオリジナル曲らしきレパートリーが3曲あり、
『パラダイス銀河』『テキーラ』『サウスポー』なども交えてかなり賑やかに。
吹奏は100人近く居たように見えました。
『サライ』をファンファーレ代わりに1フレーズやってから『紅』へつないだり、
『バン・バン・バン』と『アッコちゃん(スキスキソング)』を掛け合わせたりと
思わぬ裏技もあったりで面白かったです。

この神村学園vs金光大阪はファンファーレもお互い独自の曲を使っていて、
応援演奏好きにとってはたまらない試合であったと思います。

*甲府商業(山梨)
応援歌のメロディーが旧制一高の『アムール川』なのはさすが伝統校。
私は試合途中で帰ったのですが、その後NHK大河ドラマ『風林火山』の
テーマソングを演奏していたらしいです。
もうちょっと観ていたらよかったかも。


*佐賀北(佐賀)
緑の帽子・Tシャツに緑と黄色の2色のタオルが大きく揺れる応援席。
基本は選手別のテーマ曲。市丸大介の『旅人よ』が良かったです。
田中涼の打席で演奏される『サニーデイ・サンデー』での
「たーなかりょー!」というコールは当分忘れられません。
音のキレが良く、曲の切り替えも比較的スムーズ。
チャンスには九州で流行中?の打楽器伴奏の応援(ダンス付き)。
アルプス以外のお客さんも味方につけていました。


*前橋商業(群馬)
リードされての9回に『炎のファイター』。
私にとっての前商の応援はこれに乗せての「前商ガンバレ!」のコールです。


*帝京(東東京)
試合前のシートノック時に『スカイ・ハイ』を演奏。
20年前に見たときもそうでしたから、きっと帝京にとって定番なのでしょう。
基本は選手別のテーマ曲(垣ヶ原達也はもちろん『タッチ』でした)で、
『狙い打ち』『チャンス法政』をチャンス時に演奏。
以前はよく演奏していた『ポパイ』はたまにしか出てきませんでしたが、
『ワンダフル・ガイ』『紅』の演奏は秀逸と言って良いほど。
『プチシルマ』はちょっとオフザケだったかな(笑)


*広陵(広島)
『ポパイ』『暴れん坊将軍』『炎のファイター』『狙い打ち』などをメドレーで。
イニングによっては『突撃のテーマ』もありましたが、
広陵と言えばやっぱり『サウスポー』。
曲の前半でメガホンを持って踊るあの振り付けが、
回を追うごとにアルプスから内野外野へ広まっていくのがわかりました。
広陵は共学ですが、応援には男子校らしさがまだ残っている感じが良いです。


*今治西(愛媛)
選手別テーマ曲。
攻撃開始前のインターバルで『コンバットマーチ』や『花咲爺』などを
小ネタのような感じで演奏(四国の高校でよく見られるスタイルです)。
前列通路で指揮をとるリーダー連がキビキビと動いていました。
レパートリーは春とあまり変わっていなかったような気がしますが、
J−POPだと思うけどタイトルのわからない曲があるのがもどかしくて(苦笑)


以下は球場で見ていなかった分。

*新潟明訓(新潟)
白井貴子の『チャンス』がとても懐かしかったです。

*東福岡(福岡)
「あれ?沖縄でもないのに『ハイサイおじさん』?」と思ったら、
いきなり『サンタが街へやって来る』に替わってずっこけました(笑)
こういうのもありですな。


で、6月27日に『ブラバン!甲子園』というCDが発売されています。
高校野球の応援で人気のある曲を集めたものですが、
原曲や耳に馴染んだものとは違うアレンジのものが何曲かあります。
『サウスポー』などは「これは端折り過ぎやろ」と思ったりするのですが、
これまで全く聴いたことが無いわけでも無く。
今大会では星稜(石川)がこのCDと同じアレンジの『サウスポー』を演奏、
長崎日大(長崎)の『アフリカン・シンフォニー』も同様でした。
元ネタがミュージック・エイトの楽譜だからあっても不思議はないですけどね。
ちなみにCDでの演奏は東京佼成ウインドオーケストラです。
上手いとは思いますが、“応援”として聴くとちょっと違うなぁ、とも思います。

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