先行・中押し・ダメ押し@京セラD(追記済)。
2007年6月18日 野球◇第78回都市対抗野球大会 大阪・和歌山第一代表決定戦◇
@京セラドーム大阪
日本生命 10−4 松下電器
日本生命 302 001 013=10 H14 E4
松下電器 002 000 020= 4 H11 E1
※日本生命(大阪市)は5年連続49回目の出場
日生:下敷領、渡辺、山脇、竹中−藤田
松下:山本隆之、田中篤、四丹、山本隆司−新田、井上
1回表、日生は2番阿部浩二が足を生かして二塁打で出塁すると、
続く高橋英嗣の安打で先制の本塁を踏んだ。
澄川昌也の遊ゴロで高橋はアウトになるも澄川は一塁に残り、
及川徹の安打で三塁へ進む間に及川も二塁へとさらに塁上を賑わす。
そして多井清人の右前適時打で2人とも還り、
初回から日生の積極的な走塁が功を奏して3点をリードする。
3回表には澄川の右中間適時三塁打と及川のスクイズで2点を追加。
この回を終えたところで松下の先発・山本隆之は無念の降板。
その裏、松下は新田玄気、後界昭一の連打で一、三塁として
大江伸宏の遊ゴロの間に1点を返し、
甲斐俊治の左前適時打で2点目を挙げて食い下がる。
日生の先発・下敷領悠太は4回裏にも新田、後界に連打を許したが
無得点に抑えた。
日生は6回表、二番手の田中篤史を攻めて2アウト満塁とし、
打席に阿部を迎えたところで松下は四丹健太郎にスイッチ。
阿部は二遊間を抜く適時打でまず1点を追加、
しかしセンター坂口直樹の処理が良く二塁走者の田中啓嗣を本塁で刺し、
この回の2点目を阻止した。
ここまで中軸に当たりの出なかった松下は、
6回裏にこの回先頭の4番梶原康司がレフトへ二塁打を放つ。
1アウト後田原隆三郎の安打で一、三塁となったところで、
日生は渡辺翔太をマウンドへ送る。
渡辺はそれまでともに当たっていた新田、後界を打ち取り難を逃れる。
8回表に藤田和男の内野ゴロが失策となる間に1点を追加された松下は、
梶原、吉田憲一郎の連打で好機を作る。
そして田原がレフトへの安打、これの処理を誤る間に2点が入ったが、
山脇大輔のリリーフに後が続かず。
日生は9回表にも1アウト満塁から多井の右中間三塁打でダメを押し、
その裏は竹中慎之介が松下の反撃を封じて第一代表決定戦を制した。
日生にとってはまさに“先行・中押し・ダメ押し”の理想的な得点の追加。
観ていて最後の締めは今回も土井善和か?と思っていたのですが、
20代の4投手がどうにかうまくつないで行けたのは大きいのではないかと。
失策が目立ったのと連打を打たれることがあったのは気になりますが・・・。
大阪・和歌山の第一代表として、本大会でのさらなる活躍を期待しています。
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