曇り空に4アーチ@橿原(追記済)。
◇平成19年度春季近畿地区高等学校野球大会 第4日(最終日)・決勝戦◇

@橿原公苑野球場

智辯学園高校(奈良2位) 13−5 県立和歌山商業高校(和歌山)

県和商 113 000 000= 5  H6 E1
智 辯 530 000 23X=13 H14 E0


※智辯学園は35年ぶり2回目の春季大会優勝

県和商:吉本、坂口−辻  智辯:内之倉、中井−土井

【HR】岸田(智辯・1回2ラン)、茂山(智辯・1回2ラン)、古久保(県和商・2回ソロ)、西本(智辯・7回2ラン)


どんよりとした曇り空の橿原公苑。
先週のようなカンカン照りを想定して、
屋根の下の席を確保すべく少し早めに出ようと思っていたのですが、
心配するまでもなく。
それでも、球場には開始の50分ほど前(11時10分頃)に到着。
今度は雨が心配になってきました。

1回表、県和商は三塁打の龍田洋平が暴投で先制の本塁を踏んだが、
智辯はその裏1アウトから三國龍大の左中間二塁打に続いて、
生多良介が同じく左中間を破る三塁打でまたたく間に同点。
そして4番の岸田浩紋が右中間の外野席へ2ラン本塁打を叩き込んだ。
2アウトになってからも智辯の攻撃はさらに続き、
西本大介の二塁打の後に今度は茂山周平の右中間2ラン。
初回から5本の長打を集めるビッグイニングとなった。

2回表に県和商は古久保敦記の本塁打で1点を返すも、
智辯はその裏に失策と生多の適時打で2点を追加、
県和商先発の吉本研吾を早々とKOした。
投手が坂口慶行に替わってからも、関本知矢の犠飛でもう1点。

しかし県和商はなおも食い下がり、
3回表は押し出しの四球と上勇馬の2点適時打で差を3点に詰めた。
坂口は3回裏を3人で打ち取り、ようやくスコアボードに0が入る。

智辯の先発は内之倉敦士だったが、3回裏の攻撃で代打を出されて
4回表からは中井太祐が登板。
それまでの乱打戦が幻だったかのように、落ち着いた展開になってきた。

小休止していた智辯の攻撃が再び目覚めたのは7回裏。
1アウト一塁から西本がライトへの2ランで2ケタ得点に達し、
8回裏はこの回先頭の中井の二塁打から始まる3連続安打と、
岸田の犠飛、そして関本の適時二塁打でダメ押しとも言える3点を奪った。

中井は4回から8回まで県和商打線を無安打に抑えていて、
9回表2アウトから辻和幸に安打を許したがロングリリーフを無失点で終え、
智辯に35年ぶりの春季大会優勝をもたらした。


1回裏の智辯の連続長打はまるで花火を見ているかのようで、
無得点に終わっていた中盤も安打性の当たりがかなりありました。
打球が正面をついてアウトになっていたものの、
思い切りの良いスイングと鋭い金属音が橿原公苑を席捲していました。
中盤以降は音なし状態で終わってしまった県和商も、
失策は捕手の悪送球のみであとは堅い守りを見せていたように思います。

昨年(紀三井寺)に続いて、大量点が入った春の近畿大会決勝戦。
県和商は控え部員中心で応援席から声援を送っていたその一方、
智辯側の応援席は本当に静かなもの。
他地区の春季大会はどのような感じなのかはわかりませんが、
決勝戦なんだからもうちょっと賑やかでも・・・と思ったりするのですが。

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以下追記。

智辯学園の春季大会優勝が、最初発表されていた34年ぶり3回目から、
35年ぶり2回目に訂正されました。
近畿大会パンフには歴代決勝戦の結果が載っているのですが、
それが間違っていたことに端を発したと思われます。
おまけに何年も間違ったまま掲載されていたようで、
智辯が優勝しなければそのままになっていた可能性があります。

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