九州六大学@大谷(追記済)。
2007年5月26日 野球◇九州六大学野球春季リーグ戦 第5週・1回戦◇
@北九州市立大谷球場
《第一試合》 九州国際大学 5x−4 北九州市立大学
北九大 001 021 000=4
九国大 100 003 001=5x
※6回裏途中から観戦
《第二試合》 久留米大学 5−2 西南学院大学
西南大 000 002 000=2
久留米 100 110 11X=5
西南:山内、八木−岡崎 久留米:道遊、飯田−田中智
【HR】白石(久留米・8回ソロ)
《第三試合》 福岡大学 8−0 九州大学
九州大 000 000 000=0
福岡大 130 200 02X=8
※8回表終了まで観戦
九大:藤田、天野−佐藤充、鶴園 福大:榎田−与那覇
天神のバスセンターから小倉行きの高速バスに乗って、
大谷球場に着いたのは第一試合の6回裏途中。
九国大が同点に追いついたところでした。
大谷球場のスコアボードは手動式。
手書きの選手名が小さいのでそれを写すだけでもひと苦労です。
*第一試合*
九国大の左腕・占部良(3・沖学園)が、
8回表に三者連続三振を奪うなど北九大打線を寄せ付けず。
9回裏、この回先頭の宮田佳(4・邇摩)がライトへサヨナラ本塁打で勝負あり。
この試合、九国大の2番DHに入っていたのが脇谷孝徳(3・津久見)。
あとで友人に確認したところ、
脇谷亮太(NTT西日本→ジャイアンツ)の弟とのこと。
もっと早くわかっていれば写真でも撮ってきたのになぁ。
最後の打席の内野ゴロだけしか見ていません(^^;
北九大ですが、以前に写真で見たストライプのユニフォームではなく、
上半身が青一色のシンプルなユニ。
しかもよく見ればノースリーブでした。
一塁側・九国大応援席は吹奏付き(10人足らず?)の応援。
プロの試合を思わせるような大きな旗が2本振られていました。
一方の北九大はテープ演奏によるチアの応援でした。
*第二試合*
久留米大が1回裏2アウト三塁で暴投によって1点を先制。
4回裏は坂井広和(3・東福岡)の適時打、
5回裏も相手のミスで着実にリードを広げる。
制球に苦しんでいた西南大の先発左腕・山内北斗(3・春日)に対し、
久留米大の道遊(どうゆう)翼(4・光)は初回こそ2安打を打たれたが
その後は持ち直していた。
オーソドックスな右のオーバースローである。
6回表、西南大は牧山智昭(2・春日)が内野ゴロ失策で二塁まで進むと、
続く西岡輝(2・九産大附属九州)の犠打が悪送球となる間に1点。
1アウト後、野本荒太(4・長崎商業)の左中間二塁打で2点目を返した。
その裏から西南大は八木修平(1・武蔵台)が登板。
7回裏、三浦大和(4・大分雄城台)の適時二塁打で久留米大が突き放し、
8回裏には白石佳裕(3・中津商業)の左越ソロ本塁打も出て勝負あり。
一塁側・久留米大は吹奏が15人ぐらいで、
打順ごとに曲を入れ替える高校野球のような応援。
西南大は、テープ演奏だったもののリーダーとチアが揃い、
しかも先頭に立っていたのは学生服を来た女子の応援団員でした。
この日の西日本スポーツでも紹介され、球場にはTVカメラも出動。
レパートリーは東京六大学でおなじみの曲のメドレーの中に、
“KOマーチ”と呼ばれる西南大オリジナルの応援歌があり、
緑のメガホンを打ち振ってかなりの盛り上がりぶり。
得点時には“讃美歌445番(御神とともに進め)”。
かつては横浜大洋時代のレオン=リーのテーマで、
桜美林高校の応援でも耳にしたことがありますが、
まさか曲の最後で「アァーメーン」と合唱するとは思いませんでした。
(西南学院はキリスト教・プロテスタントの学校です)
*第三試合*
試合開始は14時45分。
例え試合途中でも、17時01分発の天神行き高速バスに乗らないと、
下手したら飛行機に乗り遅れてしまうかも知れないと思いつつの観戦。
福大は九大の先発左腕・藤田翔平(2・下関西)の立ち上がりを攻め、
田畑大志(4・樟南)の二塁打でまず1点。
2回裏には押し出し四球と橋本光貴(1・鳥栖)の2点適時打で3点を奪い、
4回裏は岳野竜也(3・九産大附属九州産業)の2ランで6点差とした。
藤田は5イニングで9四球の制球難ではあったが、
田畑と岳野の2本の長打を除けばかなり相手打者を詰まらせていた。
時折エゲツナイぐらいのいい球が来たりで、荒削りの魅力たっぷり。
福大先発はこちらも左腕の榎田大樹(3・小林西)
各所で評判を呼んでいるらしい白仁田寛和(4・糸島)ではなかったが、
テンポの良い強気な投球で九大打線を翻弄。
8回までわずか2安打に抑えていた。
どことなく大隣憲司(近大→ホークス)に近い印象が・・・?
あと、2回に適時打の橋本は守備でも活躍。
この1回生、将来有望だと思います。
一塁側・福大応援席は吹奏が約20人。
この日来ていた吹奏の中では最も迫力があったと思います。
レパートリーも豊富。
“バンドチア”と呼ばれる短めの曲が何種類かあって、
これがいかにもアメリカンの応援に使われているような曲がズラリ。
全体の感じでは野球とアメリカンのミックスといった風。
応援だけなら関西学生アメフトに参加しても遜色ない気がします。
得点時には“福大節”。
“近大節”と同じメロディーですが、
もし神宮で近大と対戦したらどうするのか、余計な心配をしてしまいます。
九大は応援団欠席でした。
で、8回表終了と同時に球場を出たので最後まで観られず。
球場からバス停への道で“福大節”が聴こえてきたので、
また点が入ったということだけはわかりましたが。
九州六大学ではリーグ戦のパンフレットが500円で売られていますが、
選手のところには背番号の表記はなし。
そのかわり、各大学のその日ベンチ入りしている選手のメンバー表が、
入口のところに貼られていました(もちろん背番号付き)。
あと、アナウンスでは選手の出身校に都道府県名を入れてみたり、
2度目以降の打席でも背番号をアナウンスしたりと、
私にとってはなかなか新鮮な雰囲気のリーグ戦でありました。
機会があればまた観に行きたいものです。
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