サクラ色@甲子園(追記済)。
◇第79回選抜高等学校野球大会 第1日・1回戦◇       

@阪神甲子園球場


《第一試合》 佐野日本大学高校(栃木) 7−0 大牟田高校(福岡)

佐日大 000 101 005=7 H11 E0
大牟田 000 000 000=0  H4 E6


佐日大:出井−安江   大牟田:阿部、田中−山田

《第二試合》 大阪桐蔭高校 7−0 日本文理高校(新潟)

文  理 000 000 000=0 H1 E1
大桐蔭 200 131 00X=7 H6 E0


文理:栗山−戸澤   大桐蔭:中田、福島、那賀−岡田

《第三試合》 常葉学園菊川高校(静岡) 2−1 仙台育英学園高校(宮城)

菊  川 000 200 000=2 H5 E2
仙台育 000 100 000=1 H5 E1


菊川:田中、戸狩−石岡   仙台育:佐藤由−根元


まずはじめに。
以前から読んでいただいてる方にとってはご承知のことかと思いますが、
甲子園の高校野球の観戦記については、
春・夏ともに試合の詳細よりも応援に関する記述が主となっています。
念のためご了承下さい。


いつもの通院日よりも少々早めに自宅を出たからか、
診察が思いのほか早く済んだので第一試合の4回表途中に甲子園到着。
陽当たりの良い三塁特別自由席で大会初日の行方を見守りました。


*第一試合*

到着するやいなや佐野日大が先制点。
9回表は大牟田の失策が重なったのに乗じて一気に突き放した。
佐野日大の2年生エース・出井優太は安定感抜群。


大牟田の演奏は本格的なマーチングスタイル。
最下段にはマリンバもあり。
「かっとばせー○○、○○、○○」のコールのときのドラミングが非常に軽やか。
攻撃前に演奏される『パイレーツ・オブ・カリビアン』が格好良い。
『さくらんぼ』(大塚愛)は「もう1回!」と声が入るごとにテンポが速くなっていた。

青が目立つ大牟田に対して、佐野日大の応援席はサクラ色に染まっていた。
日大応援歌『花の精鋭』の大合唱はかなりの迫力。
「S!A!N!O!」という掛け声が入る曲も良かった。



*第二試合*

今大会の注目を一手に集める大阪桐蔭・中田翔が先発のマウンドに。
2回表には四球を連発するなどボール球が先攻気味ではあったが、
6回2アウトまで日本文理をノーヒットに抑えていた。
しかも5回までは外野手に全く仕事をさせず。
日本文理の安打は竹石恭介の1本だけに終わった。


昨年春夏に続いて今年の春も日本文理の応援を見ていることになる。
身体を盛んに動かしながらの演奏は、相変わらず曲のつなぎ方が実に絶妙。
選手ごとのテーマが決まっているようだが、
次の選手が出てきても曲の途中で止めることなく、流れを途切れさせない。
昨年夏は最上段だったパーカッションパートが今回は下段に。
『情熱大陸』での乱打ぶりは強烈なインパクト。
指揮者の先生がちょっとコワモテながらとても良い味を出していた。

大阪桐蔭は1イニングを基本的に1曲で通すスタイルになった。
1回=『エル・クンバンチェロ』
2回=『ドラゴンボール』(曲の終わり方が龍谷大と同じ?)
3回=『ワイワイワールド(Dr.スランプ)』
4回=『コンバットマーチ』(実は『ダッシュKEIO』とのミックス)
5回=『狙い打ち』 6回=『どうにもとまらない』(山本リンダ)
7回=『ポパイ』 8回=『紅』
中田の打席だけは『We Will Rock You』(クイーン)が演奏される。
昨夏控えめに復活した91年のチャンステーマは4回終了間際に一瞬出ただけで、
これまた実にもったいない使われ方。
攻撃前には『パイレーツ・オブ・カリビアン』またはアップテンポアレンジの校歌。
この校歌はむしろ得点時に演奏したほうが絶対ハマると思うのだが・・・。
まだまだ試行錯誤の状態かも知れない。
スーザホンがお決まりの最上段でなく下段に位置していたのは珍しいかも。
人文字は青と黄色のポンポンを使ったものはあったが、パネルは無し。



*第三試合*

仙台育英・佐藤由規の投球は以前から観てみたかった。
キレイなフォームからの伸びのある球で、奪った三振はなんと14。
常葉菊川の田中健二朗もなかなか力感溢れるサウスポーで、
1点を争う好ゲームだった。
仙台育英は9回ノーアウト一、三塁の絶好の好機を生かせず。


常葉菊川の『エル・クンバンチェロ』では、「KIKUKO」のコールに合わせて
そのアルファベットが書かれた6本の傘が開くのが見もの。
個人的にはあまり静岡っぽくない感じがしたが、
4回表得点時のファンファーレを聞いて、やっぱり静岡だなぁ・・・と。
仙台育英はバンドが10人そこそこしか居なかった。
野球部の控え部員による声援が中心で、それに演奏が付いていく感じ。
89年夏準優勝当時の応援を思えば寂しい限り。


帰途に軽い夕食のため立ち寄った梅田のうどん屋さんで、
アンジェラ・アキの『サクラ色』が流れていました。
そう言えば、今年初めて甲子園に入ってまず眼に飛び込んで来たのは、
佐野日大アルプスの実に鮮やかなサクラ色。
関西のサクラの開花はもう少し先ですが、甲子園にはもう春が来ています。

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