NTT西日本大阪吹奏楽団の第34回定期演奏会“オレンジコンサート”に
行ってきました。
2年連続です。

第1部の最後に演奏された『エル・カミーノ・レアル』(アルフレッド・リード作曲)。
通称『エルカミ』。
吹奏楽に親しんだ人にはおなじみの曲かと思いますが、
私はこれを聞くと、母校(高校)の文化祭を思い出します。

高校に居た頃は吹奏楽部ではないクラブに属していたこともあり、
他の展示やイベントにはあまり出て行くことがありませんでした。
その反動か、卒業してから後輩の招待を受けるたびに、
吹奏楽部のコンサートには毎回のように顔を出していたものです。

そこでスウェアリンジェンやバーンズなどといった作曲家の作品を知り、
もちろんリードの作品もあったわけで。
他の曲も演奏していたはずなのですが、
私にとってはやっぱり『エル・カミーノ・レアル』が最も印象に残る曲。
校庭の砂ぼこりの匂いと、秋の午後特有のどことなく気だるい空気を、
特に中間部のオーボエの音が呼び覚ましてくれるように感じました。


第2部最後は『グレン・ミラー・メドレー』でした。
『アメリカン・パトロール』、『ムーンライト・セレナーデ』、『リトル・ブラウン・ジャグ』、
『イン・ザ・ムード』の4曲メドレー。
私が小学校5、6年生ぐらいの頃だったと思いますが、
初めて買った洋楽のドーナツ盤(うわ、懐かしい表現だ)が、
グレン・ミラーオーケストラの『イン・ザ・ムード』でした。
家族で肥後橋のフェスティバル・ホールまでコンサートを観に行ったこともあります。

ミラー自身は1944年、第二次世界大戦中に乗っていた飛行機が行方不明となって
消息を断ったままですが、
そのサウンドは現在までずっと受け継がれています。
ただ、私としてはやはりミラーが生存していた当時の録音がどうしても聞きたくて、
SP盤を復刻したLPやCDを何枚か買い漁って現在に至る、と。
思い入れはかなりあるほうだと思います。

そして、今日の演奏を聴きながらふと思い出したのが、
映画『グレン・ミラー物語』。
劇場でもTVでも観ました。
ミラーの妻役でジューン・アリスンが出ていたのはぱっと浮かんだものの、
主演のミラーを演じていた俳優の名前が出てこない・・・。
それがジェームズ・スチュアートだと気がついたのは帰りの電車の中。
オソマツでした。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索