JXB2006@大阪D。
←大阪ドーム(京セラドーム大阪)

“JAPAN X BOWL”のハーフタイムショーにて

上段のSS席よりも1,000円安かったのですが、
このポジションは意外と観やすかったです。



◇第20回アメリカンフットボール日本社会人選手権“JAPAN X BOWL”◇

オンワード・スカイラークス 24−21 鹿島ディアーズ

オンスカ  3  14   0  7=24
鹿   島 0   7  14  0=21


※オンワード・スカイラークスは3年ぶり2度目の優勝
(オンワードオークス時代を含めると3度目)


2年ぶりに関西での開催となったJXB、今年は大阪ドーム。
ドームができた当初は“オール京関戦”のようなイベントもあったが、
これまで行われたアメリカンの試合は数えるほど。
やはり使用料の問題もあるのだろうか・・・いくらかかるのか知らないけれど。
アメリカンの試合にはそこそこ適しているとは思うのだが。

今回は両方とも関東のチームなのでどちらに肩入れするつもりもなかったが、
大学時代に観たことのある選手が多い鹿島のサイドの席を選んでみた。
オンスカもけっこう動員を掛けているようで、思っていた以上の客の入り様。

第1Qにオンスカがフィールドゴールで先制、
第2Qも3分と7分にそれぞれタッチダウンを決めてリードを広げる。
鹿島も前半の残り1分を切ったところでタッチダウンを奪う反撃を見せたが、
前半だけでインターセプト2回を含む3回のターンオーバーを許すなど
かなり苦戦していた。

第3Qの9分過ぎ、鹿島はエンドゾーンまで残り5ヤードのところで
QB#10尾崎陽介が自ら持ち込んでタッチダウン。
12分にはRB#29池場直久のタッチダウンでついに逆転。
前半の劣勢を跳ね返すように、鹿島の攻撃が勢いを見せてきた。

第4Q、1分過ぎにオンスカは4thダウンながら
タッチダウンまであとわずかな距離に迫った。
しかしここでディレー・オブ・ゲームで5ヤードの罰退。
(審判の攻撃開始の合図から25秒以内に開始しないという反則)
オンスカはタッチダウンを諦めてフィールドゴールの隊形を見せたが、
ボールがスナップされてキッカーが蹴ろうというところで、
スナップされたボールをセットするはずの#4石川正憲がそのまま走りタッチダウン。
まさに予想外の逆転劇。

第4Qも残り1分を切って、鹿島が最後の望みを賭けた攻撃。
4thダウンギャンブルも成功させるなど、まだ最後の最後までわからない展開に。
試合終了まで残り7秒、敵陣22ヤードで鹿島はフィールドゴールを狙う。
決まれば同点。
蹴った瞬間、鹿島応援席から歓声が起こった、のだが・・・。
審判の両腕は天を指さず水平に流れていた。
距離は充分ながら、ゴールポストを外れていたようで、ここでゲームセット。
第4Qだけでも非常にドラマチックな今年のJXBだった。


私の位置からはドームビジョンが半分程度しか見えなかったものの、
リプレイの画面は一応全部見られた。
得点画面はトータルの得点&残りタイムアウトの数、そしてボールオンの位置。
まぁこれだけあればどうにかわかるので良しとして、
下段席で私よりもずっと後ろに居た人はそれすらも見えなかったはず。
それを考えれば、バックネット側の得点掲示を使わなかったのは不親切な気がする。

不親切と言えば、今日のアナウンスもそう。
本場のアメリカを意識してか、選手の名前までも英語っぽい発音。
例えば、私が聞きなれているような、
「鹿島ディアーズ・クオーターバック10番尾崎選手、自らボールを持って10ヤード前進、ファーストダウンを獲得。」
といった風のアナウンスではなかったのでどうも馴染めない。
ディレー・オブ・ゲームやホールディングといった反則についての簡単な解説もない。
試合を観慣れている人にとっては審判のコールだけでわかったりするのだろうが、
関西でふだん観ている試合でのアナウンスの丁寧さから思えば、
観戦初心者にはわかりにくかったのではないか、と思ってしまった。
ただでさえルールが複雑で難しいスポーツと思われているだけに。
雰囲気は悪くなかったけど。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索