藤娘が観たい。

2006年12月12日 趣味
藤娘が観たい。
←京都四条・南座の提灯と“まねき”

(12月10日撮影)

顔見世の雰囲気だけでも・・・。
“番付”はさすがに読み応え充分です。



南座の『顔見世』は今年も敢え無く断念。
しかし、来年1月の大阪松竹座『初春大歌舞伎』は
日程さえ合えば観に行けるだろう、と甘い考えなのであるが。
まだいつ行くかを決めかねている状態。

今度の松竹座の演目だが、
特に昼の部は初心者にも易しそうなものが並んでいる。
『毛谷村』は一応笑いどころはあるし、
『勧進帳』はストーリーが非常にわかりやすいし、
『封印切』はモロに上方の芝居だし。
3つを通しで観ても居眠りすることはないと思う(たぶん)。

まぁそれは良いとして、今回観に行きたいと思う演目は、
夜の部の『藤娘』という舞踊である。
このときだけは始まる直前に劇場内が完全に真っ暗になる。
長唄が静かに流れ出したと思ったらいきなり場内がパッと明るくなって、
紫の着物を着た“藤の精”が現れるという、暗転をうまく使った印象的な演目。
この瞬間のトキメキと言ったらそれはもう・・・何と表現して良いのやら。
今回の松竹座では中村扇雀が演じる。
私が歌舞伎を観はじめた10数年前は中村浩太郎(ひろたろう)という名前で、
お姫様役などさせてみたら思わず見とれてしまうぐらい綺麗な役者さんだった。
扇雀の『藤娘』はまだこの眼で観たことがないので、
“幕見”でも良いからぜひ観てみたいもの。

ここで来年の話をしても、もう鬼は笑わないとは思うが。
12月も残り20日を切ってしまったし。

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