今日は、社会人野球日本選手権のセミファイナル。
4チームとも過去日本選手権での優勝経験を持っているが、
日生以外の3つはすべて関東のチーム。
昨日はGAORAで準々決勝の第四試合を終盤だけ観たが、
ホンダ熊本が敗れた瞬間は思わず天井を仰いだもの。
別にENEOSに怨みはないけれど、
西日本のチームがまたひとつ敗れ去ってしまったのがとても残念だったので・・・。

◇第33回社会人野球日本選手権大会 第8日・準決勝◇

《第一試合》 日本生命 8−6 ホンダ

ホ ン ダ 200 000 130=6 H11 E1
日本生命 101 140 10X=8 H13 E2


ホンダ:田中、大田、吉原、ランドル−佐伯、小林  日生:下敷領、土井−佐久間、藤田

ホンダが日生の先発・下敷領悠太の立ち上がりを攻め、
2アウト二塁から金子洋平の左中間二塁打で先制したのに続いて
衣川隆夫の適時打でいきなり2点を奪った。
しかし日生もその裏、2アウト三塁で石田拓郎の二塁ゴロの間に1点を返す。

日生は2回から立ち直ってきた下敷領を助けるかのように、
3回裏は2アウト満塁から澄川の内野安打で同点に追いつくと、
4回裏には田中啓嗣のライト線を破る適時打でついに逆転。
ホンダ先発の田中健太郎をマウンドからひきずり降ろした。
2番手の大田悦生も次の回に捕まり、
佐久間健一の2点適時二塁打などで3点を失って降板。

7回表にホンダが1点を返せば、
その裏に佐久間と佐々木正詞の2本の二塁打で日生が再び突き放す。
試合の流れは日生へと完全に傾きつつあった。

そんな8回表、ホンダは安打と失策で1アウト一、二塁とすると、
岡野勝俊がライトへ二塁打を放ってまず1点。
代打の多幡雄一も適時打で続いて2点を加えたが、後が続かず。
下敷領はこの回限りで、9回表からは土井善和が登板した。
1アウトから安打を1本打たれるも最後は一塁ライナーの併殺で終えて
4年ぶりの決勝進出を決めた。

この試合、5回裏を終了した時点で日生の安打はすでに2ケタの11本。
しかも先発全員出塁を記録している(結果、全員安打はならなかったが)。
1回、3回、4回と1点ずつは取ったが、実はさらに追加点が取れる状況でもあり、
やや消化不良気味の攻撃だったことも確か。
5回の佐久間の適時二塁打(自身の選手権初安打でもあるはず)は、
そんな気持ちを吹き飛ばしてくれるような一打だったように思う。

第二試合開始前のエール交換では、一塁側にも三塁側にもバンドの姿が無かった。
いくら大阪での関東対決とは言ってもそれはないだろう、と思っていると、
1回表ENEOSの攻撃中、一塁側富士重工応援席にゾロゾロと楽器が持ち込まれた。
その裏の攻撃直前にようやく演奏体勢が整ったが・・・掛け持ちも大変だねぇ(謎)

《第二試合》 富士重工業 3−1 新日本石油ENEOS

ENEOS 000 100 000=1 H6 E0
富士重工 100 020 00X=3 H9 E0


ENEOS:廣瀬、谷口−山岡  富士重:阿部、平井−松尾

【HR】岩本(ENEOS・4回ソロ)

富士重工は1回裏1アウト二、三塁、林稔幸の三塁ゴロの間に1点先制。
4回表、岩本裕治のライトへのソロ本塁打でENEOSが同点に追いつけば、
5回裏には富士重工が岩元信明の内野安打と林の二塁打で2点をリードする。
5回までは一進一退の攻防だったが、
その後は走者が出てもあと一本が出ない状況が続いた。

富士重工先発の阿部次男は、
岩本に一発を浴びた以外はENEOS打線を散発に抑える好投。
観ていて何度も「巧いなぁ〜」と唸ってしまう投球があった。
9回表1アウトで山岡剛に安打を打たれたところで平井英一に交替。
その平井が続く2人から連続三振を奪い、見事な守護神ぶりを発揮して逃げ切った。
富士重工の決勝進出は1981年の第8回大会以来25年ぶりになる。

明日はいよいよ決勝戦、4年ぶりの東西対決。
しばらく続いていた“都市対抗に出場できなかったチームの決勝進出”は途絶えたが、
ともに前回決勝に出たときは優勝しているチーム同士の対戦。
明日も特別席の片隅で(地元民としては日生にやや肩入れしながら)、
楽しみたいと思う。

恒例の?応援についての感想はだいたいまとまりましたが、
発表は決勝戦が終わってから、ということで。
明日の両チームのバンドの編成も(訳あって)気になりますし。

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