今年3度目の紀三井寺。
←紀三井寺球場

試合終了後、整列して勝利の校歌を聞く(歌う?)
大阪桐蔭高校ナイン。
奥から3人目、頭ひとつ出ているのが中田翔。

今年の高校野球近畿大会の会場は、春・秋とも和歌山市の紀三井寺球場。
なにしろ遠いし、電車賃もかかる。
11月1日から“スルッとKANSAI・3daysチケット”が発売されるので
それまで待っても良かったが、
11月の3、4、5日の3連休は紀三井寺よりも他に行きたいところがあるもので。
ちょっとだけ安い切符をどうにか入手して今日行くことに。
しかし。
1年のうちに3度も紀三井寺へ行くことなど、これまでなかったよなぁ・・・(^^;


◇平成18年度秋季近畿地区高校野球大会 第3日◇

《第一試合(1回戦)》 
 近江高校(滋賀1位) 9−0 京都学園高校(京都3位) (7回コールド)


到着したときにはもう7回表だったので内容は省略。
7回裏に投げた近江の1年生投手・小熊凌祐が三者連続三振でゲームセット。

《第二試合(1回戦)》 
 大阪桐蔭高校(大阪1位) 6−0 天理高校(奈良2位)

天   理 000 000 000=0 H4 E1
大阪桐蔭 010 400 01X=6 H12 E1


天理:井口、尾中−中村   桐蔭:中田−岡田

【HR】生島(桐蔭・2回ソロ)、那賀(桐蔭・4回満塁)

過去の実績から言えば、近畿大会1回戦屈指の好カード。
そして大阪桐蔭の中田翔は以前から注目を集めている選手であり、
ネット裏はもちろん、応援席を除く区域は満員に近い賑わいである。

中田は新チームではエースナンバーを着けているが、
大阪府予選では確か1イニングも投げていないはず。
間違いでなければ、これが新チームになってからの公式戦初登板になる。

中田の振りかぶって左腿を高く上げる投球フォームは、
その恵まれた体躯をより大きく見せていると思う。
球はいかにも重そうだが、力でねじ伏せようとしている風には見えない。
最初のうちは1球1球を確かめるかのようにゆったりと投げていた。

天理の先発は背番号11の井口勇佑。
長身の右サイドスローで、球威よりも制球で勝負するタイプ。

2回裏、2アウトから生島峰至の左越ソロ本塁打で大阪桐蔭が先制。
4回裏には2アウト満塁で那賀裕司のグランドスラムが飛び出した。
那賀は8回裏にも6点目の皮切りとなる二塁打を打っていて、
今日は3安打の大当たりだった。

中田は投球のペースを徐々に上げて行き、
天理に三塁を踏ませぬ好投で4安打完封勝利。
奪った三振は(振り逃げ1を含めて)14個、
ちなみに外野フライでのアウトはわずかに1つだった。
打つほうでは4回打席に立つも快音は聞かれず。
うち2回は敬遠気味の四球で歩かされていた。

大阪桐蔭は、先週の普門館でのコンクールで銀賞を受賞した吹奏楽部が
60人ほどで応援演奏を繰り広げていた。
本塁打で得点したときには進軍ラッパに続いて『森のくまさん』。
奇数回の攻撃は打順ごとに曲を変えていて、
偶数回ではほぼ1曲で通していた(打者が替わるたびに演奏は中断される)。
8月24日の日記で触れた“あの曲”は1度も演奏されず。
まだまだ発展途上かも知れない。

この試合中、5回頃から雨がポツリポツリと降り出して来て
終了までほとんど止むことがなかった。
本降りだった7回表に大阪桐蔭の吹奏は楽器を撤収させ、
7回裏の攻撃では野球部員の太鼓だけが鳴っていた。
8回裏は吹奏楽部員が楽器を持たずにアカペラで応援に加わっていた。

ネット裏の屋根の下ならまだしも、
それ以外のコンクリート席で傘を差しつつの観戦は辛いものがある。
おまけにちょっと寒くなってきたので、
第三試合(北大津7−6東洋大姫路)はノックだけ見て球場を離れた。
朝の気象情報で、折り畳みの傘を持って出ることを勧められたのは良いとして、
「日中は汗ばむほどの陽気」と言っていたのは何だったんだ(苦笑)

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