鹿工に萌えた夏(笑)@甲子園。
2006年8月19日 野球 コメント (3)
←今日の甲子園
この夏初めての一塁特別自由席。
(5回裏、鹿児島工業の投手が下茂から榎下に交替したところ)
ギッシリ満員でした。
午前8時前。
兵庫県阪神地方に大雨洪水警報発令というテロップがTV画面に流れた。
前日からお天気が心配されたが、まさか警報が出るとは。
とりあえず、第一試合開始の1時間前には甲子園に必着という目標のもと、
身支度を整える。
多かろうが少なかろうが、雨が降るのはほぼ確実のよう。
銀屋根の下の席は空いていないにしても、
傘を差しても後ろの邪魔にならない席が確保できれば。
9時50分頃、甲子園駅到着。
中央特別自由席と三塁アルプス席の売り切れを知らせる声を聞きながら、
一塁特別自由席券を購入。
10時30分頃にはすべての入場券が売り切れたとのこと。
凄いなぁ・・・。
◇第88回全国高等学校野球選手権大会 第14日・準決勝◇
《第一試合》
駒澤大学附属苫小牧高校(南北海道) 7−4 智辯学園和歌山高校(和歌山)
和智弁 120 100 000=4 H8 E2
駒大苫 401 020 00X=7 H10 E3
和智弁:松隈、竹中、芝田−橋本 駒大苫:菊地、岡田、田中−小林
ある程度の打撃戦は覚悟していたが、
両校の先発投手が、ともに3分の2イニングで交替するという状況までは
予想できなかった。
1回裏、駒苫で昨年から4番を打っている本間篤史の適時三塁打で同点。
失策と山口就継の適時二塁打で突き放し、智辯和歌山の先発・松隈利道をKO。
初回からチャンステーマ(駒大コンバット)の勢いが止まらない。
駒苫の選手はみんなバットが良く振れている気がする。
2回表、古宮克人の左中間二塁打で智辯和歌山は1点差としたが、
開始からこの回を終わるまでに45分を要している。
社会人の試合かと思わせるほど。
駒苫のエース・田中将大は2回途中から登板。
いきなり一塁への牽制球で走者を刺して場内を沸かせる。
ワンバウンド気味の球があったり、投げてから身体が横に流れたりで
ちょっとどうかな・・・と思ったが、智辯和歌山の打者が田中を助けてしまう形に。
一塁側からは田中の表情はわからないが、
イニングが進むにつれ、球に気持ちを乗せているかのような
気迫のこもった投球を見せ、次々と三振を奪って行く。
やはり凄い投手である。
《第二試合》
早稲田実業学校高等部(西東京) 5−0 鹿児島工業高校(鹿児島)
鹿 工 000 000 000=0 H3 E1
早 実 310 000 01X=5 H8 E1
鹿工:下茂、榎下−鮫島 早実:斎藤−白川
【HR】後藤(早実・1回3ラン)
最初にも書いたが、私が座っていたのは一塁側(イエローシート)。
今日の一塁側は最初から鹿児島アクセントの言葉が充満していた。
私の今日の気持ちとしては、鹿工(ろっこう)を応援したい立場である。
早実の応援も好きではあるのだが。
2回戦(vs高知商業)で観た榎下陽大の投球ぶりが少し気に入り、
3回戦(vs香川西)をTVで観てさらに気に入ったもので。
スピードガンでは130km/h台そこそこ出るぐらいなのだが、
ストレートがそれ以上に速く見えるところと、いかにも薩摩隼人の風貌。
“萌え”、という表現は少し違うけど(笑)
1回裏、早実は死球と四球の走者を置いて後藤貴司が右中間へ3ラン。
鹿工の先発左腕・下茂(しも)亮平の立ち上がりを攻める。
2回裏には小柳竜巳の適時二塁打でさらに1点を追加。
早実の斎藤佑樹は速いテンポで次々と投げ込んでくる。
制球も良く、鹿工の打者が完全にその術中にはまっているかのよう。
6回表、2アウト一塁で今吉晃一が代打に送られた。
それだけで場内から割れんばかりの拍手。
打席に立って一声雄叫びを上げるとさらに拍手が起こるのは、
水戸泉の塩撒きか高見盛の気合入れのときにも似た光景。
バットを短く持って斎藤と対し、粘りを見せたが最後は空振り三振。
チャンスを逸したにもかかわらず味方からも大きな拍手が起こるのは珍しい。
ええキャラクターやなぁ(笑)
鹿工打線は最後まで斎藤を攻略することができず。
「みんなの願い、全国制覇!」の声援がこだまする中で、
期待の4番・鮫島哲新が三振に倒れてゲームセット。
試合終了後、一塁アルプススタンド前へ向かう選手たちの先頭を走っていたのは、
やっぱり今吉晃一。
しかもそれは試合に勝ったあとのような走りかた、というか飛び上がっていた。
敗れた悔しさよりも、ここまで戦えたんだ、という充実感が溢れていた。
鹿工は今大会が甲子園初出場ながら、
大きな存在感を示して堂々のベスト4。
参考までに、選手権大会が49代表になって以降、
49番目に登場した高校が準決勝まで勝ち進んだのはこれが初めてである。
さぁ、明日はいよいよ決勝戦。
今日に続いて満員になりそうな予感が。
観に行くかどうかは体調と相談のうえ・・・?
この夏初めての一塁特別自由席。
(5回裏、鹿児島工業の投手が下茂から榎下に交替したところ)
ギッシリ満員でした。
午前8時前。
兵庫県阪神地方に大雨洪水警報発令というテロップがTV画面に流れた。
前日からお天気が心配されたが、まさか警報が出るとは。
とりあえず、第一試合開始の1時間前には甲子園に必着という目標のもと、
身支度を整える。
多かろうが少なかろうが、雨が降るのはほぼ確実のよう。
銀屋根の下の席は空いていないにしても、
傘を差しても後ろの邪魔にならない席が確保できれば。
9時50分頃、甲子園駅到着。
中央特別自由席と三塁アルプス席の売り切れを知らせる声を聞きながら、
一塁特別自由席券を購入。
10時30分頃にはすべての入場券が売り切れたとのこと。
凄いなぁ・・・。
◇第88回全国高等学校野球選手権大会 第14日・準決勝◇
《第一試合》
駒澤大学附属苫小牧高校(南北海道) 7−4 智辯学園和歌山高校(和歌山)
和智弁 120 100 000=4 H8 E2
駒大苫 401 020 00X=7 H10 E3
和智弁:松隈、竹中、芝田−橋本 駒大苫:菊地、岡田、田中−小林
ある程度の打撃戦は覚悟していたが、
両校の先発投手が、ともに3分の2イニングで交替するという状況までは
予想できなかった。
1回裏、駒苫で昨年から4番を打っている本間篤史の適時三塁打で同点。
失策と山口就継の適時二塁打で突き放し、智辯和歌山の先発・松隈利道をKO。
初回からチャンステーマ(駒大コンバット)の勢いが止まらない。
駒苫の選手はみんなバットが良く振れている気がする。
2回表、古宮克人の左中間二塁打で智辯和歌山は1点差としたが、
開始からこの回を終わるまでに45分を要している。
社会人の試合かと思わせるほど。
駒苫のエース・田中将大は2回途中から登板。
いきなり一塁への牽制球で走者を刺して場内を沸かせる。
ワンバウンド気味の球があったり、投げてから身体が横に流れたりで
ちょっとどうかな・・・と思ったが、智辯和歌山の打者が田中を助けてしまう形に。
一塁側からは田中の表情はわからないが、
イニングが進むにつれ、球に気持ちを乗せているかのような
気迫のこもった投球を見せ、次々と三振を奪って行く。
やはり凄い投手である。
《第二試合》
早稲田実業学校高等部(西東京) 5−0 鹿児島工業高校(鹿児島)
鹿 工 000 000 000=0 H3 E1
早 実 310 000 01X=5 H8 E1
鹿工:下茂、榎下−鮫島 早実:斎藤−白川
【HR】後藤(早実・1回3ラン)
最初にも書いたが、私が座っていたのは一塁側(イエローシート)。
今日の一塁側は最初から鹿児島アクセントの言葉が充満していた。
私の今日の気持ちとしては、鹿工(ろっこう)を応援したい立場である。
早実の応援も好きではあるのだが。
2回戦(vs高知商業)で観た榎下陽大の投球ぶりが少し気に入り、
3回戦(vs香川西)をTVで観てさらに気に入ったもので。
スピードガンでは130km/h台そこそこ出るぐらいなのだが、
ストレートがそれ以上に速く見えるところと、いかにも薩摩隼人の風貌。
“萌え”、という表現は少し違うけど(笑)
1回裏、早実は死球と四球の走者を置いて後藤貴司が右中間へ3ラン。
鹿工の先発左腕・下茂(しも)亮平の立ち上がりを攻める。
2回裏には小柳竜巳の適時二塁打でさらに1点を追加。
早実の斎藤佑樹は速いテンポで次々と投げ込んでくる。
制球も良く、鹿工の打者が完全にその術中にはまっているかのよう。
6回表、2アウト一塁で今吉晃一が代打に送られた。
それだけで場内から割れんばかりの拍手。
打席に立って一声雄叫びを上げるとさらに拍手が起こるのは、
水戸泉の塩撒きか高見盛の気合入れのときにも似た光景。
バットを短く持って斎藤と対し、粘りを見せたが最後は空振り三振。
チャンスを逸したにもかかわらず味方からも大きな拍手が起こるのは珍しい。
ええキャラクターやなぁ(笑)
鹿工打線は最後まで斎藤を攻略することができず。
「みんなの願い、全国制覇!」の声援がこだまする中で、
期待の4番・鮫島哲新が三振に倒れてゲームセット。
試合終了後、一塁アルプススタンド前へ向かう選手たちの先頭を走っていたのは、
やっぱり今吉晃一。
しかもそれは試合に勝ったあとのような走りかた、というか飛び上がっていた。
敗れた悔しさよりも、ここまで戦えたんだ、という充実感が溢れていた。
鹿工は今大会が甲子園初出場ながら、
大きな存在感を示して堂々のベスト4。
参考までに、選手権大会が49代表になって以降、
49番目に登場した高校が準決勝まで勝ち進んだのはこれが初めてである。
さぁ、明日はいよいよ決勝戦。
今日に続いて満員になりそうな予感が。
観に行くかどうかは体調と相談のうえ・・・?
コメント
関西在住の鹿児島出身者はそれこそ石を投げれば当たるほど
居ますし、何よりも県民の高校野球に対する熱の入れようが
半端じゃないんですよ。
読みながら今日の一つ一つのシーンがよみがえってきました。
(私は三塁特別自由席の銀傘の下にいました)
ウチの職場(別セクションですが)にも鹿児島出身者が居りまして、
あのイントネーションは毎日のように耳にしています。
文字にすると大阪弁だったりするのですが(笑)
>けいたん さん
ありがとうございます。
けいたんさんの撮られた写真から想像すると、中段通路附近でしょうか?
その写真の中に私の友人が写っているかも知れません(笑)