あの日と同じ・・・?@南港。
2006年7月23日 野球 コメント (3)
←大阪市南港中央球場
一塁側・桃山学院応援席から。
みんな桃色のタオルを持っています。
(ちなみにスクールカラーではありません)
◇第88回全国高等学校野球選手権大阪大会 2回戦◇
《第二試合》 浪速高校 1−0 桃山学院高校
浪 速 000 000 010=1 H4
桃 山 000 000 000=0 H5
浪速:谷村−廣本 桃山:杤原、仁田、出田−上山
大阪南港上空はいつ雨が降り出してもおかしくないような曇り空。
試合前のシートノックの際に場内のスピーカーから校歌が流れてくる。
大阪大会で校歌が流されるようになってから、桃山はまだ勝ったことがない。
ノックの様子を見ていると「(勝つ以前に)試合になるのか?」と、
さらに不安が募る。
桃山と浪速の対戦で私の記憶にあるのは、
1989年の大阪府春季大会・準々決勝(日生球場)。
浪速・賀喜信也(→松下電器)と桃山・島本昇(→大阪経済大)の投手戦で、
浪速が1−0とサヨナラ押し出しで勝った試合。
その日も雨、確か一塁側だった。
ただ、その時とはわけが違う。
今日は2回戦、しかも桃山は夏の勝利から随分見放されている立場。
対する浪速はこの春の府大会ベスト4。
主将の廣本拓也は各方面でも取り上げられるほどの捕手である。
桃山の先発は背番号11の杤原(とちはら=大会パンフでは「木」+「萬」)明。
左のサイドスローで、フォームがどことなく田中稔士(松下電器)に似ている。
1回表は3人で終え、2回表は四球と死球を出すも点を許さず。
3回表には2アウト一、三塁で四番を迎える危機だったが見事に打ち取った。
球の出所が見にくいのか、浪速の打者からなかなか快音が生まれない。
浪速はエースの谷村啓介が先発。
右腕を一度伸ばして力を込めるかのようにして速い球を投げている。
1回裏、4回裏、5回裏と二塁まで走者を進めるがその後が続かず。
3回ごろから降りだした雨の中、無得点のまま試合は進む。
私にとっては予想外の展開である。
8回表、先頭の清水真宏が四球で出塁。
1アウト後、福井敦朗の犠打で二塁へ進むと、
続く吉澤友喜が三塁へ難しいバウンドの当たりで内野安打。
三塁手からの送球がワンバウンドとなり、
一塁手が球をこぼす間に清水が三塁を回る。
本塁への送球は間に合わず浪速に1点が入った。
杤原は次の谷村にストレートの四球を与えたところで降板。
一塁側から大きな拍手で迎えられた。
8回裏、桃山は今日2安打の畠中稔生が失策で出塁、
内野ゴロの間に三塁まで進んだがあと一本が出ず、
最終回は三人で終わった。
17年前のあの日と同じく、桃山は1−0で敗れたが、
強豪を相手に堂々の戦いを見せてくれた。
杤原はまだ2年生。
来年どう成長しているか、楽しみにしたい。
そして夏の初戦連敗を13でストップさせてくれることを、
先輩は願っています。
一塁側・桃山学院応援席から。
みんな桃色のタオルを持っています。
(ちなみにスクールカラーではありません)
◇第88回全国高等学校野球選手権大阪大会 2回戦◇
《第二試合》 浪速高校 1−0 桃山学院高校
浪 速 000 000 010=1 H4
桃 山 000 000 000=0 H5
浪速:谷村−廣本 桃山:杤原、仁田、出田−上山
大阪南港上空はいつ雨が降り出してもおかしくないような曇り空。
試合前のシートノックの際に場内のスピーカーから校歌が流れてくる。
大阪大会で校歌が流されるようになってから、桃山はまだ勝ったことがない。
ノックの様子を見ていると「(勝つ以前に)試合になるのか?」と、
さらに不安が募る。
桃山と浪速の対戦で私の記憶にあるのは、
1989年の大阪府春季大会・準々決勝(日生球場)。
浪速・賀喜信也(→松下電器)と桃山・島本昇(→大阪経済大)の投手戦で、
浪速が1−0とサヨナラ押し出しで勝った試合。
その日も雨、確か一塁側だった。
ただ、その時とはわけが違う。
今日は2回戦、しかも桃山は夏の勝利から随分見放されている立場。
対する浪速はこの春の府大会ベスト4。
主将の廣本拓也は各方面でも取り上げられるほどの捕手である。
桃山の先発は背番号11の杤原(とちはら=大会パンフでは「木」+「萬」)明。
左のサイドスローで、フォームがどことなく田中稔士(松下電器)に似ている。
1回表は3人で終え、2回表は四球と死球を出すも点を許さず。
3回表には2アウト一、三塁で四番を迎える危機だったが見事に打ち取った。
球の出所が見にくいのか、浪速の打者からなかなか快音が生まれない。
浪速はエースの谷村啓介が先発。
右腕を一度伸ばして力を込めるかのようにして速い球を投げている。
1回裏、4回裏、5回裏と二塁まで走者を進めるがその後が続かず。
3回ごろから降りだした雨の中、無得点のまま試合は進む。
私にとっては予想外の展開である。
8回表、先頭の清水真宏が四球で出塁。
1アウト後、福井敦朗の犠打で二塁へ進むと、
続く吉澤友喜が三塁へ難しいバウンドの当たりで内野安打。
三塁手からの送球がワンバウンドとなり、
一塁手が球をこぼす間に清水が三塁を回る。
本塁への送球は間に合わず浪速に1点が入った。
杤原は次の谷村にストレートの四球を与えたところで降板。
一塁側から大きな拍手で迎えられた。
8回裏、桃山は今日2安打の畠中稔生が失策で出塁、
内野ゴロの間に三塁まで進んだがあと一本が出ず、
最終回は三人で終わった。
17年前のあの日と同じく、桃山は1−0で敗れたが、
強豪を相手に堂々の戦いを見せてくれた。
杤原はまだ2年生。
来年どう成長しているか、楽しみにしたい。
そして夏の初戦連敗を13でストップさせてくれることを、
先輩は願っています。
コメント
母校の試合は毎年観に行きたいと思いつつ、小さい子を持つとなかなか行けないですね。
いつも楽しく読ませてもらってます。がんばって下さい。
そう、ピン高(桃高とも言いますが)なんですわ(^^;
サウスポーの湯浅投手、懐かしいですね。
確か彼は1年からエースナンバーを付けていました。
2年の夏には初戦突破どころか2勝を挙げ、
母校にとっては久々の快進撃を見せてくれたものです。
KGでも投げているのは知ってはいたのですが、
私が観に行った日には出て来なかったのが残念でした。
>ゆうたろう さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
先輩でいらっしゃいますか(私はPLのKKコンビとモロかぶりですので)。
母校も女子が入ったりして、だいぶ変わりましたねぇ・・・。