かくて歴史は紡がれる@橿原。
2006年7月17日 野球今朝、起きてからしばらくすると、
空は明るいながらも窓を叩きつけるような雨が。
今日は南港中央球場へ母校の試合を観に行こうと思っていたのだが、
この雨では・・・。
それでも、朝日新聞の速報だと南港では試合をやっているようで。
とりあえず行ってみるか、と家を出た。
さらに雨脚が強くなっていた天王寺駅で携帯の速報を見たところ、
その南港の試合は雨のため3回でノーゲームに。
さっそく行先変更。
近鉄南大阪線に乗り換えて、今度は橿原公苑球場を目指す。
東へ走るごとに雨は弱まり、橿原神宮前駅ではほとんど降っていなかった。
第二試合の開始直前に到着。
◇第88回全国高等学校野球選手権奈良大会 第3日・1回戦◇
《第二試合》 大宇陀高校 14−12 田原本農業・磯城野高校
田農磯 113 300 202=12 H11 E7
大宇陀 300 315 11X=14 H17 E5
田:嶋岡、平元、嶋岡−栗栖 大:鳥谷、南浦、山本宜、河田−横田、鳥谷
【HR】平元(田・4回2ラン)
最近の奈良県は、公立高校の再編とやらで校名が少々ややこしくなっている。
今日の橿原では3試合が行われるのだが、
3試合それぞれに再編に伴う合同チームが出場している。
田原本農業・磯城野(以下、田農・磯城野)もそのひとつ。
田原本農業のユニフォームの胸には筆記体で“Tawaramoto”、
磯城野の胸には“SHIKINO”の文字。
黒の帽子に白を基調としたユニフォームは同じだが、
磯城野のストッキングに赤色が入っているので遠目からでも見分けは付く。
1回表、三塁打と犠飛で田農・磯城野が先制すると、
その裏大宇陀は適時打と失策などですぐさま逆転。
しかし田農・磯城野は2回、3回と得点を追加、
4回表には丹生谷潤、梅本和馬の連続二塁打に加え
平元寿樹の2ランで突き放しにかかった。
4回裏、大宇陀は2アウト満塁で高森公貴が適時打。
野手が球の処理を誤る間に3人とも生還して2点差に迫る。
5回にも高瀬浩樹の適時打で1点を追加。
5回終了時点で両校合わせて8個の失策を数える大味な試合に。
6回裏、田農・磯城野は背番号1で三塁を守っていた平元がマウンドへ。
2アウトを取ってから高森に安打を許すと、
鳥谷優二に左中間を抜かれてついに同点。
その後、雨で集中力が途切れたのか、四球や連打、バッテリーミスも重なり
打者一巡で大宇陀のビッグイニングに。
9回表、4点を追う田農・磯城野は先頭の嶋岡勇貴が二塁打で出塁すると、
連続四球のあとで丹生谷が死球を受けて押し出しで1点。
梅本の犠飛で2点目を挙げ、なお走者を2人置く場面だったが、
続く永井茂孝の大きなレフトフライに飛び出していた二塁走者が戻れず、
あっけなく試合終了。
合計28安打が飛び交う大乱戦だった。
田農・磯城野の野球部員のうち、3年生は田原本農業、
1・2年生は磯城野の生徒である。
1965年のセンバツに出たこともある伝統校・田原本農業の名前は、
今大会、この試合を最後に消えることになった。
ひとつの時代が終わりを迎え、次の時代へ引き継がれる瞬間を
この眼で見たことになる・・・と言って良いものかどうか?
空は明るいながらも窓を叩きつけるような雨が。
今日は南港中央球場へ母校の試合を観に行こうと思っていたのだが、
この雨では・・・。
それでも、朝日新聞の速報だと南港では試合をやっているようで。
とりあえず行ってみるか、と家を出た。
さらに雨脚が強くなっていた天王寺駅で携帯の速報を見たところ、
その南港の試合は雨のため3回でノーゲームに。
さっそく行先変更。
近鉄南大阪線に乗り換えて、今度は橿原公苑球場を目指す。
東へ走るごとに雨は弱まり、橿原神宮前駅ではほとんど降っていなかった。
第二試合の開始直前に到着。
◇第88回全国高等学校野球選手権奈良大会 第3日・1回戦◇
《第二試合》 大宇陀高校 14−12 田原本農業・磯城野高校
田農磯 113 300 202=12 H11 E7
大宇陀 300 315 11X=14 H17 E5
田:嶋岡、平元、嶋岡−栗栖 大:鳥谷、南浦、山本宜、河田−横田、鳥谷
【HR】平元(田・4回2ラン)
最近の奈良県は、公立高校の再編とやらで校名が少々ややこしくなっている。
今日の橿原では3試合が行われるのだが、
3試合それぞれに再編に伴う合同チームが出場している。
田原本農業・磯城野(以下、田農・磯城野)もそのひとつ。
田原本農業のユニフォームの胸には筆記体で“Tawaramoto”、
磯城野の胸には“SHIKINO”の文字。
黒の帽子に白を基調としたユニフォームは同じだが、
磯城野のストッキングに赤色が入っているので遠目からでも見分けは付く。
1回表、三塁打と犠飛で田農・磯城野が先制すると、
その裏大宇陀は適時打と失策などですぐさま逆転。
しかし田農・磯城野は2回、3回と得点を追加、
4回表には丹生谷潤、梅本和馬の連続二塁打に加え
平元寿樹の2ランで突き放しにかかった。
4回裏、大宇陀は2アウト満塁で高森公貴が適時打。
野手が球の処理を誤る間に3人とも生還して2点差に迫る。
5回にも高瀬浩樹の適時打で1点を追加。
5回終了時点で両校合わせて8個の失策を数える大味な試合に。
6回裏、田農・磯城野は背番号1で三塁を守っていた平元がマウンドへ。
2アウトを取ってから高森に安打を許すと、
鳥谷優二に左中間を抜かれてついに同点。
その後、雨で集中力が途切れたのか、四球や連打、バッテリーミスも重なり
打者一巡で大宇陀のビッグイニングに。
9回表、4点を追う田農・磯城野は先頭の嶋岡勇貴が二塁打で出塁すると、
連続四球のあとで丹生谷が死球を受けて押し出しで1点。
梅本の犠飛で2点目を挙げ、なお走者を2人置く場面だったが、
続く永井茂孝の大きなレフトフライに飛び出していた二塁走者が戻れず、
あっけなく試合終了。
合計28安打が飛び交う大乱戦だった。
田農・磯城野の野球部員のうち、3年生は田原本農業、
1・2年生は磯城野の生徒である。
1965年のセンバツに出たこともある伝統校・田原本農業の名前は、
今大会、この試合を最後に消えることになった。
ひとつの時代が終わりを迎え、次の時代へ引き継がれる瞬間を
この眼で見たことになる・・・と言って良いものかどうか?
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