ラッキーセブン@橿原。
←奈良県・橿原公苑野球場

試合後の表彰式にて。

(左)大和高田クラブ  (右)一城クラブ

◇第77回都市対抗野球大会 奈良県第一次予選 第6日・代表決定戦◇

大和高田クラブ 9−1 一城クラブ

大 和 030 000 600=9 H10 E4
一 城 001 000 000=1 H8 E0


大和:南、田中、松井−大志万   一城:小西、大家英、那須−多田羅

4月23日の倉敷マスカットスタジアム、JABA岡山大会でのこと。
大和高田クラブは柵原クラブと対戦したのだが、
スコアボードには“大 和”と表記されていてほんの少しだけ違和感を覚えた。
と言うのは、私がこれまで馴染んできた表記は“高 田”または“高田ク”であり、
水色のユニフォームの胸の文字も“TAKADA”だったからである。
(白ユニは“YTC”を縦に組み合わせたもの)

5月28日の2回戦、橿原市運動公園のスコアボードは“Y”の一文字、
今日の橿原公苑の表記は“大 和”だった。
クラブのメインスポンサー?が大和(だいわ)ガスでもあるから、
今後はこれで行くのだろうか。

2回表、大和高田は2アウト満塁で三浦泰揮が押し出しの四球を選んで先制。
続く神田泰生がレフト前への適時打、二人が還って3点をリードした。

大和高田の先発は南真人。
1回、2回と1アウトから走者を出しつつも抑えていたが、
3回に安打と2つの失策でノーアウト満塁の危機を迎える。
ここでクリーンアップに打順が回る一城クラブにとっては絶好の好機。
その3番塩谷亮は犠飛でまず1点。
4番多田羅太は死球で出塁し、またも満塁となったが、
続く二人がともに飛球で打ち取られ、追加点は奪えなかった。

一城は6回裏にも松井伸晃の二塁打などで再び満塁としたが、
この回途中から南に替わって登板した田中章裕が反撃を食い止めた。

6回まで毎回走者を許し、4失策(惜しいプレーもあったが)を記録するなど、
リードしていても優位に立っているとは思えなかった大和高田だが、
7回表先頭の三浦の安打を皮切りに満塁の好機を作る。
打席には2回戦で満塁本塁打を打った常板行宏。
常板はレフトへ弾き返してこれが2点適時打となった。
さらに再び満塁となったところで、野々村順の三塁打が飛び出しここで勝負あり。
まさにラッキーセブン。
5回から登板した松井伸哉のロングリリーフも無失点で締めくくり、
大和高田が奈良県代表として23日からの京滋奈予選進出を決めた。

今回の都市対抗奈良一次予選はクラブ選手権の一次予選も兼ねているため、
一城クラブは奈良2位として30日からの東近畿予選に出場することになった。

終盤で地力の差を見せられたような形になった一城クラブだが、
企業チームでの経験を持つ選手も増えて、実力を上げつつあると思う。
ミキハウスの廃部後、大和高田が孤高の存在になるかも知れない中で
今日の中盤までのように堂々と渡り合えるようになれば、
奈良の社会人野球はもっと面白くなってくるだろう。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索