追いつき、追い越せ@太陽が丘。
2006年5月21日 野球 コメント (2)
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京滋大学野球のメッカ・太陽が丘。
京阪宇治駅、JR宇治駅から京阪宇治バスで“太陽が丘”下車。
(少ないですが)近鉄大久保駅からの便もあります。
京阪宇治駅からだと15分ぐらい。
私の場合、太陽が丘へは近鉄大久保から行くほうが何かと都合が良い。
大久保から太陽が丘の中へ行くバスは午前中1本しかないが、
それに乗れば10時30分開始の第一試合には間に合う計算なのだが・・・
近鉄奈良線大和西大寺駅で京都行き急行に乗り換えるつもりが、
ヘマをやらかしてしまって乗り遅れてしまい。
大久保からのバスに乗り継げなくなったので、
仕方なく次の電車で丹波橋まで乗ってから京阪で中書島〜宇治。
結局は大回りして第一試合の2回表に到着。
◇京滋大学野球春季リーグ戦(1部) 第8節1回戦◇
《第一試合》 びわこ成蹊スポーツ大学 4−2 滋賀大学
びわスポ大 002 110 000=4 H6 E0
滋 賀 大 100 000 010=2 H10 E4
びわスポ:田中節、福村−石暮 滋賀:西山、谷−松本
3回表、びわスポ大は滋賀大の失策に乗じるなどで逆転、
4回表には後藤哲也(2・春日)の適時二塁打で3点めを奪う。
滋賀大の先発・西山貴之(3・釜石南)は巧みな投球を見せるも波に乗れず、
5イニングを投げて交替した。
びわスポ大の先発は右の変則派・田中節祥(3・宇和島南)。
沈みこむようなフォームはどう見てもアンダースローっぽいのだが、
投げるときの腕の位置が思ったよりも上に来ていて、球の出所が見にくい。
低い姿勢でのサイドスロー、もしくはスリークオーターのような感じ。
最初観たときは四球を連発するなど安定感が無さそうに思えたが、
これが術中にハマりだすと何とも言えぬ絶妙さが出てくる。
この田中節にタイミングが合っていたような気がしたのが、
滋賀大の7番・岩崎晃(3・星陵=兵庫=)。
田中節から安打3本、8回裏には右中間へ適時二塁打を打っていた。
《第二試合》 京都学園大学 7x−6 佛教大学 (延長10回)
佛教大 501 000 000 0=6 H12 E1
学園大 101 200 200 1=7x H13 E3
佛教:上田、古田、谷掛−谷澤 学園:宮内、近藤、小林健、山本圭−河本、植村
【HR】上田(学園・1回ソロ)、大塚(佛教・3回ソロ)
佛教大が初回から積極的な攻撃を見せる。
1アウトから3人連続単打、これがすべて初球攻撃。
6番大塚誉(2・京都外大西)がストレートの四球を選び押し出しで先制した。
学園大先発・宮内大輔(3・大阪学院大高)の不安な立ち上がりを
佛教大はさらに攻め立て、続く寺本一貴(1・京都外大西)が2点適時打。
その後暴投などでいきなり5点のリードを奪う。
その裏、学園大は先頭の上田永力(1・京都外大西)がセンターへ本塁打。
この上田がこの後に地味ながら大きな役割を果たすことになる。
3回表、佛教大は大塚の本塁打で1点を追加し、
その後も2アウトから2人走者を出して再びビッグイニングを作ろうとする。
ここで大沼賢二(4・上宮)がライト前へ安打、二塁走者が長躯本塁へ向かうが、
ライトを守る上田の好返球で2点目は阻止した。
4回から投手が近藤俊樹(1・愛工大名電)に替わったこともあるが、
佛教大はこのプレー以後思うような攻撃ができなくなる。
3回裏は金田尚秀(2・鳥羽)の適時打、
4回裏は満塁から相手の失策で2点を奪い、学園大が徐々に差を詰める。
近藤、小林健太郎(4・箕面学園)が2イニングずつを締めると、
7回裏1アウト二塁から金田、河原英希(2・鳥羽)の連続長打で追いついた。
8回表、佛教大は2アウト二塁で篠原陽介(3・大産大附属)がライト前へ。
上田がまたもや好返球でタッチアウト。
試合の流れをさらに引き寄せるようなプレーに、学園大側が大きく沸く。
試合は延長戦へ。
開始から3時間を越えて新しいイニングに入らないというアナウンスが。
学園大は、8回から山本圭輔(2.洛水)が投げている。
制球の良い左のオーバースロー。
2アウト二、三塁のピンチを迎えたものの三振でこれを切り抜けた。
10回裏、佛教大二番手の古田康浩(2・箕面学園)が
1アウトから安打と四球を出したところで降板。
1点もやれない状況で出てきたのは、谷掛雄介(2・須知)だった。
7番主将の立本将(4・東山)が粘りを見せて四球を選び、満塁。
谷掛はどうにか2アウトめは取ったが、9番大崎将吾(2・南丹)にも粘られる。
一球一球に歓声ともため息ともつかない声があちこちから漏れてくる。
フルカウントからさらにファールで粘る大崎、負けじと力投する谷掛。
ネクストバッターズサークルで祈るようにしてそれを見つめる上田。
最後の球、大崎のバットが出かかったように見えたが、審判はスイングを取らず。
サヨナラ押し出し四球で学園大が3時間19分の熱戦を制した。
1回から5点差が付いてどんな試合になるのやらと思っていたが。
考え方を変えると、それ以後相手に点を与えさえしなければ、
9回までに追いつくのは充分可能ということ。
中盤以降の投手陣や守備陣の頑張りが学園大の逆転勝利を呼んだ、と
言っても良いだろう。
最後の最後までどう転ぶかわからない試合展開に加え、
両校ともに名を連ねた1・2回生の上級生を脅かすような活躍。
太陽が丘まで足を運んだ価値は充分にあった。
京滋大学野球のメッカ・太陽が丘。
京阪宇治駅、JR宇治駅から京阪宇治バスで“太陽が丘”下車。
(少ないですが)近鉄大久保駅からの便もあります。
京阪宇治駅からだと15分ぐらい。
私の場合、太陽が丘へは近鉄大久保から行くほうが何かと都合が良い。
大久保から太陽が丘の中へ行くバスは午前中1本しかないが、
それに乗れば10時30分開始の第一試合には間に合う計算なのだが・・・
近鉄奈良線大和西大寺駅で京都行き急行に乗り換えるつもりが、
ヘマをやらかしてしまって乗り遅れてしまい。
大久保からのバスに乗り継げなくなったので、
仕方なく次の電車で丹波橋まで乗ってから京阪で中書島〜宇治。
結局は大回りして第一試合の2回表に到着。
◇京滋大学野球春季リーグ戦(1部) 第8節1回戦◇
《第一試合》 びわこ成蹊スポーツ大学 4−2 滋賀大学
びわスポ大 002 110 000=4 H6 E0
滋 賀 大 100 000 010=2 H10 E4
びわスポ:田中節、福村−石暮 滋賀:西山、谷−松本
3回表、びわスポ大は滋賀大の失策に乗じるなどで逆転、
4回表には後藤哲也(2・春日)の適時二塁打で3点めを奪う。
滋賀大の先発・西山貴之(3・釜石南)は巧みな投球を見せるも波に乗れず、
5イニングを投げて交替した。
びわスポ大の先発は右の変則派・田中節祥(3・宇和島南)。
沈みこむようなフォームはどう見てもアンダースローっぽいのだが、
投げるときの腕の位置が思ったよりも上に来ていて、球の出所が見にくい。
低い姿勢でのサイドスロー、もしくはスリークオーターのような感じ。
最初観たときは四球を連発するなど安定感が無さそうに思えたが、
これが術中にハマりだすと何とも言えぬ絶妙さが出てくる。
この田中節にタイミングが合っていたような気がしたのが、
滋賀大の7番・岩崎晃(3・星陵=兵庫=)。
田中節から安打3本、8回裏には右中間へ適時二塁打を打っていた。
《第二試合》 京都学園大学 7x−6 佛教大学 (延長10回)
佛教大 501 000 000 0=6 H12 E1
学園大 101 200 200 1=7x H13 E3
佛教:上田、古田、谷掛−谷澤 学園:宮内、近藤、小林健、山本圭−河本、植村
【HR】上田(学園・1回ソロ)、大塚(佛教・3回ソロ)
佛教大が初回から積極的な攻撃を見せる。
1アウトから3人連続単打、これがすべて初球攻撃。
6番大塚誉(2・京都外大西)がストレートの四球を選び押し出しで先制した。
学園大先発・宮内大輔(3・大阪学院大高)の不安な立ち上がりを
佛教大はさらに攻め立て、続く寺本一貴(1・京都外大西)が2点適時打。
その後暴投などでいきなり5点のリードを奪う。
その裏、学園大は先頭の上田永力(1・京都外大西)がセンターへ本塁打。
この上田がこの後に地味ながら大きな役割を果たすことになる。
3回表、佛教大は大塚の本塁打で1点を追加し、
その後も2アウトから2人走者を出して再びビッグイニングを作ろうとする。
ここで大沼賢二(4・上宮)がライト前へ安打、二塁走者が長躯本塁へ向かうが、
ライトを守る上田の好返球で2点目は阻止した。
4回から投手が近藤俊樹(1・愛工大名電)に替わったこともあるが、
佛教大はこのプレー以後思うような攻撃ができなくなる。
3回裏は金田尚秀(2・鳥羽)の適時打、
4回裏は満塁から相手の失策で2点を奪い、学園大が徐々に差を詰める。
近藤、小林健太郎(4・箕面学園)が2イニングずつを締めると、
7回裏1アウト二塁から金田、河原英希(2・鳥羽)の連続長打で追いついた。
8回表、佛教大は2アウト二塁で篠原陽介(3・大産大附属)がライト前へ。
上田がまたもや好返球でタッチアウト。
試合の流れをさらに引き寄せるようなプレーに、学園大側が大きく沸く。
試合は延長戦へ。
開始から3時間を越えて新しいイニングに入らないというアナウンスが。
学園大は、8回から山本圭輔(2.洛水)が投げている。
制球の良い左のオーバースロー。
2アウト二、三塁のピンチを迎えたものの三振でこれを切り抜けた。
10回裏、佛教大二番手の古田康浩(2・箕面学園)が
1アウトから安打と四球を出したところで降板。
1点もやれない状況で出てきたのは、谷掛雄介(2・須知)だった。
7番主将の立本将(4・東山)が粘りを見せて四球を選び、満塁。
谷掛はどうにか2アウトめは取ったが、9番大崎将吾(2・南丹)にも粘られる。
一球一球に歓声ともため息ともつかない声があちこちから漏れてくる。
フルカウントからさらにファールで粘る大崎、負けじと力投する谷掛。
ネクストバッターズサークルで祈るようにしてそれを見つめる上田。
最後の球、大崎のバットが出かかったように見えたが、審判はスイングを取らず。
サヨナラ押し出し四球で学園大が3時間19分の熱戦を制した。
1回から5点差が付いてどんな試合になるのやらと思っていたが。
考え方を変えると、それ以後相手に点を与えさえしなければ、
9回までに追いつくのは充分可能ということ。
中盤以降の投手陣や守備陣の頑張りが学園大の逆転勝利を呼んだ、と
言っても良いだろう。
最後の最後までどう転ぶかわからない試合展開に加え、
両校ともに名を連ねた1・2回生の上級生を脅かすような活躍。
太陽が丘まで足を運んだ価値は充分にあった。
コメント
勝てば神宮!の気合が両校とも随所に見られまさに息を呑む
とはこのことを言うのだと思いました。
佛教はやはり十連覇の重圧があったのでしょうか?
いままでとは違っていたように思います。
三回戦までなんとか盛り上げてほしいものです。
佛教大は昨日の試合が今季初黒星だったようですね。
10戦全勝での優勝、というプレッシャーもあったかも知れませんね。
それにしても学園大の最後まであきらめない姿勢、凄かったです。
7回の金田、河原の連打は気持ちが打球に乗り移ったかのように見えました。
今日佛教大が勝って、1日おいて西京極で三回戦とのこと。
観に行けませんが昨日に劣らぬ熱戦を期待しています。