ISBN:458303878X 単行本 松下 茂典 ベースボール・マガジン社 2006/01 ¥1,575
(画像が出ないが)先週この本を買った。
1979年8月16日。
この日の夜、私は父と宮崎市内の旅館に居た。
当時小学校6年生。
15日の夜、神戸・深江港から“にちなん丸”という船に乗った。
初めての長距離フェリーの旅は、大シケ。
父はこのテの旅は慣れっこだったが、
私は完全に酔ってしまい、船内食堂での朝食が喉を通らなかった。
フラフラの状態で日向港に着き、
日向市から特急“にちりん”で宮崎まで。
あとはバスとタクシーを乗り継いで、西都原へ古墳を見に行った。
そして旅館にたどり着いた頃、この試合がTVから流れていた。
何を食べたのかは覚えていないが、
バヤリースを飲みながら二人でTVにかじり付いていたことは覚えている。
延長に入って2度リードされながら、
2度ともホームランで追いつく凄い展開。
この年の春、私はセンバツの決勝戦を甲子園の外野席で観ている。
箕島高校vs浪商高校。
浪商は牛島和彦−香川伸行のバッテリーで大人気だった。
大阪のチームに肩入れしていた私にとって、
箕島は隣県ながらちょっと憎たらしいチームだったが、
そんなことは忘れてただただ「凄いナァ」と思っていた。
自宅ではなく、旅先のTVで球史に残る試合を観たことによって、
この試合を観ていたときの状況や旅行の日程を今でも思い出せる。
私にとっては別な意味で忘れられない試合である。
次の日は朝から青島海岸で泳いだあと、
特急“おおよど”に乗って父が長い間暮らしていた人吉へ向かったのだった。
深江〜日向の航路も、
フェリー“にちなん丸”も、
特急“おおよど”も、
そして父も。
今は昔…の思い出である。
(画像が出ないが)先週この本を買った。
1979年8月16日。
この日の夜、私は父と宮崎市内の旅館に居た。
当時小学校6年生。
15日の夜、神戸・深江港から“にちなん丸”という船に乗った。
初めての長距離フェリーの旅は、大シケ。
父はこのテの旅は慣れっこだったが、
私は完全に酔ってしまい、船内食堂での朝食が喉を通らなかった。
フラフラの状態で日向港に着き、
日向市から特急“にちりん”で宮崎まで。
あとはバスとタクシーを乗り継いで、西都原へ古墳を見に行った。
そして旅館にたどり着いた頃、この試合がTVから流れていた。
何を食べたのかは覚えていないが、
バヤリースを飲みながら二人でTVにかじり付いていたことは覚えている。
延長に入って2度リードされながら、
2度ともホームランで追いつく凄い展開。
この年の春、私はセンバツの決勝戦を甲子園の外野席で観ている。
箕島高校vs浪商高校。
浪商は牛島和彦−香川伸行のバッテリーで大人気だった。
大阪のチームに肩入れしていた私にとって、
箕島は隣県ながらちょっと憎たらしいチームだったが、
そんなことは忘れてただただ「凄いナァ」と思っていた。
自宅ではなく、旅先のTVで球史に残る試合を観たことによって、
この試合を観ていたときの状況や旅行の日程を今でも思い出せる。
私にとっては別な意味で忘れられない試合である。
次の日は朝から青島海岸で泳いだあと、
特急“おおよど”に乗って父が長い間暮らしていた人吉へ向かったのだった。
深江〜日向の航路も、
フェリー“にちなん丸”も、
特急“おおよど”も、
そして父も。
今は昔…の思い出である。
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