第84回全国高等学校サッカー選手権大会は、
昨日、滋賀代表の野洲高校が延長戦を制して初優勝を遂げた。
関西勢の優勝は第52回(1973年度)の大阪・北陽以来32年ぶり。

第55回大会(1976年度)から会場が大阪から首都圏に移った全国高校サッカー。
首都圏開催となって初めての関西勢の優勝ということになる。

全国高校サッカーの第1回大会は1918(大正7)年、
“日本フートボール大会”という名称で、ラグビーと同時開催だったという。
会場は豊中、主催は大阪毎日新聞。
いまや国立競技場を大観衆で埋めるほどの大会となったその源流は、
大阪にある。
毎日新聞が主催から手を引いたあと、
日本テレビが首都圏へ持って行ってしまったようなものか?
大阪開催のままだったら今ほど大きく扱われていないかも知れないが。

準決勝まで勝ち進めば、国立競技場でプレーができる。
これが高校サッカーの大きな目標になっているのは確か。
そこで思ったことが、平成に入ってからの大会(68回以降)で、
国立でプレーした関西の代表校は何校あるのか?
結果は以下のとおり。


【滋賀】
守山北(73回・4強)
草津東(79回・準優勝)
野洲(84回・優勝)

【京都】
山城(71回・準優勝)

【奈良】
奈良育英(73回・4強)

【兵庫】
滝川第二(77回・4強、81回・4強、82回・4強)

【和歌山】
初芝橋本(74回・4強)


大阪は無し。

大阪の4強進出は、56回(1977年度)の北陽が最後である。
今大会では、大阪朝鮮高級学校が強豪の国見(長崎)に勝つなど
旋風を巻き起こしたが、最後は優勝した野洲にPK戦で敗れ、
あと一歩のところで国立行きは成らなかった。

ひとつ勝つのがやっと、よく勝って2回という最近の大阪代表。
そろそろ国立に出られるような高校が出てこないものかと。

ちなみに、私の母校のサッカー部は全国大会に5回出場した記録が残っている。
ただし“全国中等学校蹴球大会”で、しかも大正時代の話である。
最近の成績なら、府大会でなかなか勝てない野球、ラグビーに比べれば
出られる可能性はあるとは思うのだが。

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