今年も延長・優勝戦@大阪D。
2005年11月27日 野球
←日本選手権・表彰後のダイヤモンド一周
今シーズンの野球観戦もこれが最後かと思うと、
何だかセツナイです。
◇第32回社会人野球日本選手権 第9日・優勝戦◇
松下電器 2x−1 NTT西日本
NTT西
000 000 010 00=1 H6 E1
000 000 100 01=2x H12 E0
松下電器
N西:岸田、徳留、大西、齊藤−大原 松下:山本隆之、田中稔、山本隆司−新田
泣いても笑っても今日が最後の優勝戦。
選手権史上初の大阪対決、とは言われているが、
大阪ドームでこの対戦だとどうしても(以下略)
応援席の入りから言えば、N西のほうが多いように見える。
松下は固まっているところとそうでないところの差があるのに対して、
N西はまんべんなく散らばっている。
だからどうだ、と言うつもりはないが。
松下・山本隆之、N西・岸田護の両先発とも無難な立ち上がり。
2回はともに先頭打者が安打で出塁しながら得点ならず。
山本隆之は早い段階から飛ばしてきていたのか、
5回までに7個の三振を奪っている。
一方、岸田も走者は毎回のように出しても、締めるところは締めていた。
5回裏2アウト二塁、甲斐俊治の遊ゴロをさばこうとした一色和也が
二塁走者の箕野豪と交錯し守備妨害でアウトとなったところは、
運も味方につけていたか。
7回表、久々に走者を二塁に置いたN西の攻撃も得点なし。
その裏の松下は、5番吉田憲一郎が今日3本目の安打で出塁。
犠打で二塁へ進むと、平山嗣人が岸田の7球めをセンターへ弾き返した。
三塁コーチの井上大が腕を回し、吉田が本塁へ突っ込んでくる。
センター廣瀬亮の送球が本塁を守る大原周作のもとへ届く寸前で、
吉田が大原と激突し、ついに均衡が破られた。
岸田は続く新田玄気にも安打を打たれ、徳留慶にマウンドを譲る。
まだ1アウト、しかも走者を二人置くピンチの中で、
徳留は連続三振を奪って苦境を切り抜けた。
先制されたN西がすかさず反撃を見せる。
8回表、安打で出た一色が廣瀬の犠打で二塁へ進むと、
松下はここで田中稔士にスイッチ。
脇谷亮太の投手強襲(記録は遊ゴロ)の間に一色は三塁へ。
宮崎昌樹の打席で、田中の投げた4球めが新田の前でバウンド。
これを逸らす間に一色が還り1−1の同点。
宮崎は結局四球、次の代打井阪真之が二塁塁審に当たる幸運な内野安打と
流れはN西に傾きつつあった。
しかし、松下はこの場面で山本隆司を投入。
黒塚を三塁ゴロに打ち取って追加点を許さず。
その裏、松下は1アウト満塁の好機を併殺でつぶし、
ともにあと一歩の決め手に欠けたまま9回を終了。
日本選手権の優勝戦はこれで3年連続の延長戦へ突入。
11回裏の松下の攻撃。
今日大当たりの吉田がまたもや安打で出塁、これで5の5。
中川英俊が送ろうとしたが三振に倒れ、
次の平山が犠打を成功させて2アウト二塁。
打席には8番の新田が入る。
N西の投手は8回途中から投げている齊藤信介。
高松一高の齊藤、高松商業の新田という同郷対決となったが、
新田が齊藤の初球をセンターへ持って行く。
球は前の回からセンターに入っていた清水信任の頭を越え、
吉田がサヨナラの本塁へ還ってきた。
松下電器の日本選手権優勝は5年ぶり2回目。
第29回(2002年)の日本生命以来、都市対抗の予選で敗れ去ったチームが
これで4年連続優勝したことになる。
【表彰選手】
《最高殊勲選手賞》 山本隆之(松下電器)
《敢闘賞》 岸田 護(NTT西日本)
《打撃賞》 吉田憲一郎(松下電器)
《首位打者賞》 重石勝司(九州三菱自動車)=9打数6安打、6割6分7厘
試合前のノックが始まるその前、N西を応援している友人に
「今日は後攻めやったら勝てるよ」
と言っていたが・・・確かに後攻のチームが勝ったわけで。
手の内を知り尽くした者同士の一戦は、予想どおりの大熱戦。
ワンサイドゲームにならなくて良かったと思うその一方で、
サヨナラゲームという非情な結末につい突っ伏してしまった。
3時間半を越える試合時間、いやそれ以上持っていた緊張感が
解けたせいでもあるかも知れないが。
平常心を取り戻すのには少々時間を要した、と思う。
この大会期間中、私は7日間ドームに行ったことになりますが、
様々な方と大阪ドームで会うことができました。
地元の球場でしょっちゅう会う方。
この大会に合わせて毎年遠方から来てくれる方。
私がドームに居ない間にこっそり来て帰った知人も居るが(笑)
しばらくぶりで再会した方。
この日記を通じて初めて顔合わせした方。
試合の後で飲みに行ったりもしたし。
新たな発見も数々あり、本当に充実した楽しい選手権でした。
皆さん、ありがとうございました。
最後に、松下電器チーム並びにファンの皆さん(特にAさん(笑))、
おめでとうございました。
今シーズンの野球観戦もこれが最後かと思うと、
何だかセツナイです。
◇第32回社会人野球日本選手権 第9日・優勝戦◇
松下電器 2x−1 NTT西日本
NTT西
000 000 010 00=1 H6 E1
000 000 100 01=2x H12 E0
松下電器
N西:岸田、徳留、大西、齊藤−大原 松下:山本隆之、田中稔、山本隆司−新田
泣いても笑っても今日が最後の優勝戦。
選手権史上初の大阪対決、とは言われているが、
大阪ドームでこの対戦だとどうしても(以下略)
応援席の入りから言えば、N西のほうが多いように見える。
松下は固まっているところとそうでないところの差があるのに対して、
N西はまんべんなく散らばっている。
だからどうだ、と言うつもりはないが。
松下・山本隆之、N西・岸田護の両先発とも無難な立ち上がり。
2回はともに先頭打者が安打で出塁しながら得点ならず。
山本隆之は早い段階から飛ばしてきていたのか、
5回までに7個の三振を奪っている。
一方、岸田も走者は毎回のように出しても、締めるところは締めていた。
5回裏2アウト二塁、甲斐俊治の遊ゴロをさばこうとした一色和也が
二塁走者の箕野豪と交錯し守備妨害でアウトとなったところは、
運も味方につけていたか。
7回表、久々に走者を二塁に置いたN西の攻撃も得点なし。
その裏の松下は、5番吉田憲一郎が今日3本目の安打で出塁。
犠打で二塁へ進むと、平山嗣人が岸田の7球めをセンターへ弾き返した。
三塁コーチの井上大が腕を回し、吉田が本塁へ突っ込んでくる。
センター廣瀬亮の送球が本塁を守る大原周作のもとへ届く寸前で、
吉田が大原と激突し、ついに均衡が破られた。
岸田は続く新田玄気にも安打を打たれ、徳留慶にマウンドを譲る。
まだ1アウト、しかも走者を二人置くピンチの中で、
徳留は連続三振を奪って苦境を切り抜けた。
先制されたN西がすかさず反撃を見せる。
8回表、安打で出た一色が廣瀬の犠打で二塁へ進むと、
松下はここで田中稔士にスイッチ。
脇谷亮太の投手強襲(記録は遊ゴロ)の間に一色は三塁へ。
宮崎昌樹の打席で、田中の投げた4球めが新田の前でバウンド。
これを逸らす間に一色が還り1−1の同点。
宮崎は結局四球、次の代打井阪真之が二塁塁審に当たる幸運な内野安打と
流れはN西に傾きつつあった。
しかし、松下はこの場面で山本隆司を投入。
黒塚を三塁ゴロに打ち取って追加点を許さず。
その裏、松下は1アウト満塁の好機を併殺でつぶし、
ともにあと一歩の決め手に欠けたまま9回を終了。
日本選手権の優勝戦はこれで3年連続の延長戦へ突入。
11回裏の松下の攻撃。
今日大当たりの吉田がまたもや安打で出塁、これで5の5。
中川英俊が送ろうとしたが三振に倒れ、
次の平山が犠打を成功させて2アウト二塁。
打席には8番の新田が入る。
N西の投手は8回途中から投げている齊藤信介。
高松一高の齊藤、高松商業の新田という同郷対決となったが、
新田が齊藤の初球をセンターへ持って行く。
球は前の回からセンターに入っていた清水信任の頭を越え、
吉田がサヨナラの本塁へ還ってきた。
松下電器の日本選手権優勝は5年ぶり2回目。
第29回(2002年)の日本生命以来、都市対抗の予選で敗れ去ったチームが
これで4年連続優勝したことになる。
【表彰選手】
《最高殊勲選手賞》 山本隆之(松下電器)
《敢闘賞》 岸田 護(NTT西日本)
《打撃賞》 吉田憲一郎(松下電器)
《首位打者賞》 重石勝司(九州三菱自動車)=9打数6安打、6割6分7厘
試合前のノックが始まるその前、N西を応援している友人に
「今日は後攻めやったら勝てるよ」
と言っていたが・・・確かに後攻のチームが勝ったわけで。
手の内を知り尽くした者同士の一戦は、予想どおりの大熱戦。
ワンサイドゲームにならなくて良かったと思うその一方で、
サヨナラゲームという非情な結末につい突っ伏してしまった。
3時間半を越える試合時間、いやそれ以上持っていた緊張感が
解けたせいでもあるかも知れないが。
平常心を取り戻すのには少々時間を要した、と思う。
この大会期間中、私は7日間ドームに行ったことになりますが、
様々な方と大阪ドームで会うことができました。
地元の球場でしょっちゅう会う方。
この大会に合わせて毎年遠方から来てくれる方。
私がドームに居ない間にこっそり来て帰った知人も居るが(笑)
しばらくぶりで再会した方。
この日記を通じて初めて顔合わせした方。
試合の後で飲みに行ったりもしたし。
新たな発見も数々あり、本当に充実した楽しい選手権でした。
皆さん、ありがとうございました。
最後に、松下電器チーム並びにファンの皆さん(特にAさん(笑))、
おめでとうございました。
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