日本アイ・ビー・エム関西G初観戦。
←日本アイ・ビー・エム関西グラウンド(滋賀県竜王町)

中堅122m、両翼100m。

練習しているのは奈良アンビションズクラブ。

社会人野球のファンならばまだ記憶に新しいだろうが、
滋賀県には“日本アイ・ビー・エム野洲”というチームがあった。
ホークスの竹岡和宏やイーグルスの長坂健治もかつて在籍し、
都市対抗でも“野洲町代表”として出場していたチームだが
2003年のシーズンを最後に活動を休止。
しかし、そのグラウンドは現在も都市対抗滋賀一次予選などで使われている。

このグラウンドへオープン戦を観に行ったことがある友人に、
その行きかたを尋ねてみたところ「JR篠原駅からタクシーで行った」とのこと。
おまけに帰りは篠原駅まで歩いたらしい。
地図で見たら相当気合いを入れて歩かなければ・・・と思うような距離だ。
で、あれこれ調べているうちに、至近距離ではなさそうだが
周辺に近江バスの路線が走っていることがわかった。
こうなればもう行く気満々、あとはその日の体力次第ということで・・・。
昨年の同じ日にも日本選手権の滋賀・奈良一次予選で
ミキハウススタジアム(三重県上野市)を目指したことだし。

*日本アイ・ビー・エム関西グラウンドへの道(Aさんに捧ぐ)*
JR近江八幡駅から近江バス“青年の城”行き、または“村田製作所”行きで
“鏡口”下車(所要約15分、350円)。
“村田製作所”行きは日・祝日は本数が激減するが、
両系統合わせてだいたい1時間に1本ペースで走っているので
湖東スタジアムよりは行きやすい(笑)
交差点を新幹線の見える方に向かい、住宅地の中を歩いて約10分。
周辺にコンビニなどは見当たらず。
施設内にカップヌードルの自販機はあるが、
飲食物は事前に近江八幡駅周辺で確保したほうが無難。


というわけで、“村田製作所”行きのバスで鏡口で下りたは良いが
一瞬途方に暮れてしまった。
グラウンドのネットは一応見えるが、一本道で行けなさそうな気がしたのである。
まぁとりあえず行っとけ、見つからんかったらもう一度引き帰したらええわ、と。
ほんの数分で住宅地に入ると、看板の地図に“IBMグランド”の文字が。
カーブをずっと道なりに歩いて行くと意外にあっさり見つかった。
敷地内にはテニスコートや体育館もある。

大阪の社会人チームのどのグラウンドよりも立派な観覧席に入ったときには、
第一試合が5回表まで進んでいた。
スコアボードのブルーがやけに目立つ。
おまけに後攻のチーム名は“IBM”と入ったままだし(笑)
先攻チーム名、選手名は出ないが打順のランプは点いているので、
背番号上のネームと照合しながらメモを取る。
ライト側の住宅街の向こうには新幹線の走る姿が見える。

◇社会人野球日本選手権滋賀・奈良一次予選 2回戦◇

《第一試合》 甲賀健康医療専門学校5−1一城クラブ

一城 001 000 000=1
甲賀 002 010 20X=5

*5回からのバッテリー
一城:西、大家英−多田羅  甲賀:中村−田中

甲賀の森下功介が7回裏にソロ本塁打。
同じく甲賀の二塁手・浦陽介が何度か好守備を見せていた。

《第二試合》 大和高田クラブ14−0奈良アンビションズクラブ(7回コールド)

奈良 000 000 0=0
高田 640 022 X=14

奈良:林、中川健−吉村  高田:橋本、南−大志万、武田

【本塁打】辻田(1回裏満塁)、藤田(2回裏3ラン)

第二試合は観覧席にカップヌードルの香りが漂う中で始まった(笑)

大和高田が1回先頭から3連続四球を選ぶと、
辻田摂がバックスクリーン右へ特大のグランドスラム。
その後も中須賀慎之介の適時打でこの回6点。
2回裏も藤田利樹の3ランなどで2回にして10点の大量リード。
投げては橋本啓が5回を投げて被安打1、奪三振9。
二番手南真人も失策の走者1人を許しただけの完封リレーで圧勝した。

鏡口のバス停に戻ると、目の前の道(国道8号線)がかなりの渋滞。
近江八幡方向を見ると数10m先で大型車がパンクしていて、
その影響らしい。
定刻よりも10分ぐらい遅れてバスがやって来た。
来ることはわかっていても、これを逃すとまた1時間は待たねばならないので
待っているとどうしても不安になる。
いざというときは友人のように篠原駅まで歩くことになるのだろうけど。

日本アイ・ビー・エム野洲というチームが活動していない今でも、
そのグラウンドはこうして使われている。
しかし、先日解散が伝えられたミキハウスの場合、
あの名阪国道沿いの大きなグラウンドはどうなるのだろうか?
帰りのバスの中でそんなことを思っていた。

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