夏期休暇を順調に消化すべく(笑)今日はお休み。
それでも8月中に完全消化できるかどうか、微妙なところ。

午前中に雑事と所用を済ませ、午後1時少し前に甲子園の準々決勝へ。
第一試合(京都外大西9−1樟南)終了のサイレンを三塁側内野席の
スタンド下の通路で聞いた。
三塁側を選んだのは、駒大苫小牧の応援を至近距離で味わうため。

《第二試合》 駒澤大学附属苫小牧高校(南北海道)7−6鳴門工業高校(徳島)

鳴門工 201 000 300=6 H10 E3
駒大苫 100 000 60X=7 H10 E0

鳴門工:田中暁、八木−上野   駒大苫:松橋、田中−小山

【本塁打】林(駒大苫・1回ソロ)

駒大苫小牧(以下、駒苫)のマーチングバンドは、お揃いの赤のTシャツを着ている。
背中には“Shelties”の文字。そういう名前だったんだ・・・。
(シェルティ、ってどうやらコリーの仲間らしいですな)

駒苫の攻撃前、すっかりお馴染みになった『ブルース・ブラザーズ』のテーマ
(『I Can’t Turn Your Loose』)が演奏されると、
持っているペンで自然とリズムを刻んでしまう。
1番から9番までそれぞれにテーマ曲が用意されているが、
昨年の夏に比べると近頃の高校野球応援の定番っぽい曲が少ない。
指揮の先生の横で女子部員が曲目を書いたスケッチブックを持ち、
各打順ごとにバンドに向けて掲げて指示している。
その曲目を一応メモしておいた(笑)

・I Can’t
・ヒット        ※ファンファーレ
・チャンス      ※いわゆる『駒大コンバット』
・パラ銀       ※得点時の『パラダイス銀河』

(以下、1番から順に)
・仕事人
・ムーンライト
・スパルタン
・真っ赤な太陽  ※太陽のイラスト入り
・リンダ       ※『リンダリンダ』(ブルーハーツ)ではない
・恋のフーガ    ※ハートのイラスト入り
・アンセム
・風の少年
・Gパン

正確な曲のタイトルは(実際に聴いてから)どこかで探していただくとして・・・
その曲目は一旦掲げられるとすぐに下ろされ、
ページをめくって次の打順が来たときに備える。
指揮の先生は曲の導入部分だけ指揮をして、あとは試合の状況を見ている。
そして打順が替わるごとにバンドのほうへ向き直る。
譜面台が置かれていないことを思えば、全レパートリーを暗譜しているようだ。

5回の攻撃が終わると、錦織健の『栄冠は君に輝く』が朗々と流れる中で
グラウンド整備が行われる。
この間にも駒苫の演奏がある。
たぶん『セプテンバー』(アース・ウインド&ファイヤー)だろうな、と思っていたら
『アフリカン・シンフォニー』だった。
智辯和歌山などが応援曲として演奏しているお馴染みの曲で、
皆がメガホンをグルグル回すのはいわばお約束(笑)
きちんとフルコーラス、しかももの凄い迫力で、録音しておきたかったぐらい。

試合を観に来たのでなく駒苫の演奏を聴きに(というか観察に)来たみたいだが、
一応危なっかしくてもスコアは付けていたわけで。

1回裏、先頭の林裕也に初球をライトスタンドへ叩き込まれはしたが
鳴門工業・田中暁はよく投げていた。
6回終了まで、アウトは三振(9個)か内野ゴロだけ。
7回表に上野武生の2点適時二塁打などでリードを5点に広げて、
すっかり鳴門工業ペースの試合。

しかしその裏の駒苫は、岡山翔太の安打を皮切りに打者一巡の猛攻。
幸運な当たりが続いたりするなど、何かが乗り移ったような攻撃を見せ、
アルプスだけでなく三塁側全体が沸き上がるような興奮に包まれた。

3回途中から登板した二番手の田中将大がロングリリーフ。
気迫のこもった投球で最後の打者を三振に取り、
昨年に続いて準決勝進出を決めた。

チームの底力といい、観客を惹き込む応援といい。
駒苫のこの勢い、まさに恐るべし。

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