昨日の甲子園の応援について思ったこと。

曲を演奏している途中で打者がアウトになった、とする。
打者ごとにテーマ曲がある場合は次の曲を用意するだろうが、
現在演奏中の曲は例え途中でも演奏をストップさせるかどうか。

どちらかと言えば途中でストップさせるほうが多いような気がするが、
律儀に曲の最後まで演奏して終わらせるところもある。
今年のセンバツ準優勝の神村学園(鹿児島)がそうだった。
昨日では第四試合の藤代(茨城)。
藤代の場合は、曲の途中で打者がアウトになっても最後まで演奏して、
その後のコールは次の打者に向けられたものに変わる。
これは友人に言われて気が付いた。
次の曲へ行くまでの間合いが少し長くなりがちだったのは残念。
それが出来れば非常に流れの良い応援になったと思う。

攻撃中はのべつ幕無しで音を出していれば良いというものでもなく、
試合の流れに即して臨機応変な応援ができるかどうか。
それができるだけで称賛に値するものがある。
東京六大学野球の応援はまさにそれにあてはまると思うのだが、
高校の場合はなかなかそうも行かないので。
昨日の試合でも「この場面で選曲を迷ってる場合じゃないだろ?」
と思うようなシーンに何度か遭遇したし。
リーダーなり吹奏なりの指揮系統が試合の状況を見て、
迅速かつ正確に判断できていれば余計な間ができることはないはず。
今大会では駒大苫小牧(南北海道)、天理(奈良)がほぼ完璧に近い。
(甲子園用の即席応援団にそれを求めるのも無理な話だが)

その中で、京都外大西(京都)は試合の流れをちゃんと掴んでいたと思う。
関西(岡山)の「押ーせー押ーせー押ーせ押せかんぜーい」の大合唱も
(もはや古典の部類かも知れないが)好機をより増幅させるような迫力があり、
その点では非常に効果的な応援だった。

選曲の個性では、京都外大西は他の追随を許さない。
まぁ全曲オリジナルだからそれも当然なのだが。
個人的には聖光学院(福島)の「ダイヤモンド・ヘッド」(ベンチャーズ)が
ツボにはまってしまった。
東北地方で流行?の「ドラゴンクエスト・戦闘のテーマ」が、
昨年までやっていたはずの東北(宮城)で出て来なかったのは意外。
桐光学園(神奈川)、藤代のスタンドの乗りの良さはさすが関東。
付け焼刃ではなく、地方大会での盛り上がりをそのまま持って来ているようだった。

今日は甲子園へ行こうと思えば第二試合途中からでも行けたのだが、
天候が思わしくないのと自分の体力その他諸事情を鑑みて自重。
墓参り(自宅から徒歩圏内)と買い物で外に出たぐらい。
夜更かしは身体に悪いっす(苦笑)

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