高校野球京都大会決勝(今日は写真無し)。
11時頃に西京極駅のホームに降りると、
改札へ向かう階段に人垣ができていた。

決勝を戦う2校のうち、乙訓高校は長岡天神が最寄り駅。
京都外大西高校は西京極と西院の中間あたり、と言うよりも、
その2つの駅を底辺とした二等辺三角形の頂点ぐらいに位置する。
阪急京都線沿線の高校どうしによる決勝戦。
駅が混雑するわけだ。

《決勝戦》 京都外国語大学西高校3−2乙訓高校

京外西 001 000 200=3 H5 E0
乙  訓 020 000 000=2 H6 E2

京西:北岡、本田−南本   乙訓:峯−家垣

※京都外大西は2年連続7度目の出場

正直に言えば。
8強が揃った段階では、末田勇樹(京都成章)や炭谷銀仁朗(平安)を観たい、
と思っていたのだが。
準々決勝第一試合(乙訓vs京都成章)のKBS京都の中継を少しだけ録画して
後で見てみたら、乙訓の峯研人っていい左投手だなぁ・・・と思ったのである。
その乙訓が準決勝で京都学園に勝ち、初の決勝進出。
新たな観戦の目的ができた。

峯は1回からいきなり満塁のピンチを迎えたが先制点は許さず。
先制したのは乙訓。
2回裏1アウト二、三塁から内野ゴロの間の1点と、菅野浩平の中前適時打で
2点をもぎ取った。
京都外大西も3回表に寺本一貴の適時打で1点を返す。

5回裏、先頭の菅野が内野安打で出塁したところで、
京都外大西は2年生エースの北岡繁和から1年生の本田拓人にスイッチ。
それから乙訓の打球があまり前に飛ばなくなった。
伊良部秀輝を思わせるようなフォームからの球がいかにも重そうだ。

7回表の京都外大西は、2アウト後に失策、四球、死球で満塁の好機を迎えた。
ここで6番南本裕文の打球が三塁線を襲い、二者を還す適時二塁打。
京都外大西は初めてのリードを奪った。
その裏から本田は乙訓に安打を許さず、9回裏は三者連続三振で締めくくって
京都外大西が2年連続で京都の夏を制した。

試合が進むにつれて、一塁側のスタンドがだんだん満員になってきた。
峯がストライクを取ったり、アウトを奪うその度に大きな拍手が沸き起こる。
京都外大西もお馴染みのオリジナルテーマで華やかな応援だったが、
場内の雰囲気は完全に乙訓のホームゲームのようだった。
スタンドからの大声援の中、あと一歩で力尽きた乙訓。
試合後の表彰式などを見た限り、試合に敗れた悔しさよりも
決勝戦まで勝ち残って来れたことへの満足感が表れていた気がする。
一塁ベンチ前で峯を胴上げしている乙訓ナインを見て、
そう思えた。

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