11年ぶりの夏@明石。
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グラウンドだけなら甲子園よりも広い。

兵庫の高校野球、
そして軟式高校野球のメッカ。

夏期休暇2日目。
大阪大会準決勝の舞洲も一応考えたが、
10時開始のうえ炎天下で2試合観るのは少々辛いものがあったので、
同じ炎天下でも決勝戦1試合だけの明石を選択。
(こっちのほうが賑やかでもあるし。)
明石には11時30分頃到着、駅前のダイエーで水分と食糧を調達。
そう言えばダイエー明石店は来月末で閉店するんだったっけ。
5階と6階のジュンク堂書店はどうなるのだろう。

何せ決勝戦だから、開始の1時間前にはスタンド入りしておきたかった。
案の定、続々とお客さんが詰めかけてきて開始直前には内野席が満員に。
外野席へ回るように促すアナウンスがしきりに流れるようになった。

《決勝戦》 姫路工業高校3−2神戸国際大学附属高校

神国附 020 000 000=2 H9 E1
姫路工 120 000 000=3 H6 E1

国際:大西、有元−櫻井   姫工:畑井−澤山

※姫路工業は11年ぶり2度目の出場

1回表、国際が2アウト一、三塁の好機に得点できなかったのに対し、
その裏姫工は1アウト二、三塁で4番の澤山翔太に適時打が出て先制。
国際も2回表に櫻井雅也の二塁打と前田佑介の適時打で逆転したが、
姫工はまたもやその裏に濱野雅也の2点適時打、再びリードした。
打撃戦か?と思われたがあとはゼロ行進。

国際の先発・大西正樹はボール球が先行しがちで、
ストライクゾーンの球もかなり粘られ苦しそうな投球に見えた。
3、4、5回と打たれた安打は内野安打の1本だけだったが、
リズムに乗れないまま6回からマウンドを有元一真に譲り、センターへ回った。

一方の姫工先発・畑井宏之は右のサイドスローで、打たせて取るタイプ。
こちらも毎回のように走者は出していたが、
国際の打者が早いカウントから打ちに行っていたのにも助けられたか、
最後までペースを崩すことはなかった。
与えた四球はわずかに1。巧い投手である。

姫工はノーシードから勝ちあがってきて、11年ぶりの夏の甲子園をもぎ取った。
姫工OBで母校の野球部をずっと応援してきた友人によれば、
ここ(決勝戦)まで来たのは奇跡みたいなものだったとか。
ただし、長打力よりもつなぐバッティングができるチームだし、
実力はともかく勢いだけやったら国際にも勝てる、と試合前に言っていた。
それが本当になった。
表彰式が終わって三塁側の応援席へお祝いを言いに行くと、
彼は日焼けした顔に満面の笑みを湛えて、
いつものように(いや、いつも以上に?)早口の播州弁でまくしたてるのだった。

母校が甲子園に出られるって、いいよなぁ。

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