京滋大学リーグは、佛教大学が8季連続39回目の優勝で
神宮行きをすでに決めている。
乱暴な言い方をすれば、今は“消化試合”の期間に入っていることになるが、
最終節に注目のカードが組まれていれば、そんなことは言っていられない。

佛教大学・古田大将(4・鳥羽)、京都学園大学・梅原伸亮(4・金光大阪)。
京滋リーグを代表するエースの対決に、太陽が丘球場のネット裏が賑わう。

《第一試合》 佛教大学6−5京都学園大学

学園大 012 011 000=5 H7 E2
佛教大 013 000 02X=6 H8 E4

学園:梅原−河本、和田  佛教:古田、東濱、長谷川修、谷掛−小森、馬場、福永

【本塁打】菊野(佛・3回3ラン)、山中(園・5回ソロ)

結果から先に言えば、失策が目立つ試合だった。
2回表裏、そして3回表の得点はそれぞれ失策が絡んでいる。
3回裏、梅原は2アウトを取ってから2人走者を出し、
菊野義朗(4・近大附属)にライトスタンドへ放り込まれて逆転を許した。
古田も3イニング3失点でリズムを掴めないまま、
4回表から東濱優(4・水口)にマウンドを譲った。
(東濱は“アリハマ”と読むらしい。)

5回表、山中(1・三重海星)がレフトへのソロ本塁打で同点に追いつくと、
6回表2アウト一塁からまたもや山中が二塁打を放って1点をリードした。
梅原も中盤から立ち直りそうに見えたが、
8回裏に安打や暴投、失策が絡んで再び同点。
1アウトから満塁策を取ったが、森川隆宏(2・智辯和歌山)の二ゴロが
併殺崩れとなる間に決勝点が入った。

佛教大で8回表から登板した谷掛雄介(1・須知)。
高校時代からその名前だけは耳にしていたが、今日初めて観ることができた。
ちょっと力んでいたのか、投球がワンバウンドとなることも何度かあったが、
いかにも力投派の腕の振りは非常に魅力的だ。

佛教大の応援にはチアと吹奏が来ていた。
個人的には、9番打者の時に演奏される曲がお気に入りである。
かつての三菱自動車京都の応援を思い出す。

《第二試合》 京都教育大学4−2滋賀大学

京教大 202 000 000=4 H8 E1
滋賀大 000 000 101=2 H10 E3

京教:大崎−難波   滋賀:板谷−松本

試合前の練習中、一緒に観ていた“Mr.どやさ”さんから、
一塁側のブルペンで板谷圭介(4・桃山学院)が投げていることを教えられた。
それまでは、今春の開幕戦で観た西山貴之(2・釜石南)が先発か?
と思っていたが、昨年春から色々な意味で注目してきた板谷が投げるとなれば、
当然見過ごすわけにはいかない。

1回表、京教大は2アウト二塁から大崎浩(4・春日丘)が二塁打で先制点。
藤原(康太?1・社)の適時打で2点目。
藤原は3回表にも3点目の適時打を打っている。
板谷は3イニングで6本の安打を浴びる苦しい立ち上がりだったが、
4回以降はノラリクラリの絶妙な投球で的を絞らせず、板谷らしさを充分発揮。

京教大の大崎は先発投手でありながら4番を打っている。
投げては丁寧な投球で滋賀大に連打を許さず、打っては先制二塁打と活躍。
滋賀大もたびたび走者を得点圏へ進めるものの、あと一本が出ない。

9回裏、1アウトから松本圭史(2・神戸商業)が二塁打で出塁。
各務祐亮(4・加納)の投ゴロで三塁へ進むと、
廣田亮(3・乙訓)の適時打で2点目の本塁を踏んだが、反撃はここまで。

京滋リーグのパンフレットが、今春のリーグ戦から二部も含まれるようになって
以前のものより豪華になった。
とは言え、まだ新人選手まではカバーしきれていない。
それは仕方無いとして、京教大の選手の学年が昨年と変わっていないので
見ていてちょっとややこしかった。

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