昨日(17日)の続き。

岡山駅から岡山電軌の路面電車に乗って、岡山城を目指す。
“MOMO”という床が低いちょっと変わった電車だった。
次の停留所の案内に続いてCMが流れるのは別に珍しくないが、
「お父さんも食べた、お母さんも食べた、野村のカツ丼」
というCMのキャッチコピー、私にはインパクト有り過ぎ。

城下(しろした)の停留所から、旭川を見ながら歩くと黒いお城が見える。
青空の中に聳え立つその姿の美しいことよ。
特別展は天守閣の中で催されているが、17時まで見られるようだった。
別にそう急がなくても良かったか?
展示そのものは何時間も掛けて見るほどではなかったけれど、
色々と思いを馳せるには充分だった。
その間に「東京ガスサヨナラ勝ち」の一報が、市営球場に戻った友人から。

岡山城を出たのが15時40分ぐらい。
まだ帰るのは惜しく、岡山県営球場へ寄り道をすることに。
山陽新聞には、県営球場で中国地区大学野球リーグ二部の試合が
昨日行われたことが載っていた。
しかも3試合である。
今日も3試合だとしたらまだやってる可能性はあるぞ、と
岡山駅から県営球場方面へ向かう岡電バスに乗る。

たぶん平成2年だったと思うが、
県営球場へタイガースとホークスのオープン戦を観に行ったことがあるので、
なんとなく記憶にはある。
桃太郎スタジアムを横目に見ながら球場へ歩いていくと、
試合をやってそうな音が聞こえてきたので密かにガッツポーズ(笑)
テーブルに無造作に置かれた残り少ないパンフレットを貰って入ると、
7回表が始まったところだった。

島根県立大学
002 005 001=8
000 001 62X=9
山口大学

(7回表以降のバッテリー)
島県大:土江、西−一色   山口大:春田、池上−鬼塚

県営球場は、マスカットができるまではプロの試合も行われていた球場。
今から思えば、ここでよくプロの一軍の試合ができたなぁ、と
思えるような雰囲気が漂っている。
でも、どこかのんびりしていて良い感じ。
ライト側に“大手まんぢゅう”の広告がポツンと残っている。

スコアボードに書かれていた選手名を書き写すのに必死で、
あまり試合の内容は覚えていない(汗)
私のすぐ前には試合を終えた岡山大の選手が居て、
「このままで終わると思ったら甘いな」などと話している。

気が付けば7回裏1アウト、押し出し死球で山口大がこの回3点目を挙げた。
直後、山口大の四番・前田隆吾(3・小野)が走者一掃の三塁打で同点、
7点差を一挙に追いついた。
8回裏には犠牲フライなどで2点をリードした山口大だが、
9回表に1アウト満塁のピンチを招き、押し出しで1点差に迫られる。
このあと、バッテリーミスが出て三塁から走者が駆け込む。
同点かと思われたが捕手がどうにか本塁を死守し、試合終了。
「球場の写真だけでも撮れれば」と思って来た県営球場だが、
終盤だけしか観ていないものの、大事なところだけはしっかり観たような。

当初は、岡山大会観戦目的で球場に居座るつもりであったのが、
結果としてなんとも落ち着きのない観戦&観光に。
でも、それはそれで非常に充実した一日となったわけで。
野球を観たり、友人と雑談したり、街を歩きまわったり、
歴史の中に浸ったり、帰り際に“えびめし”も食べたり(笑)
心地良い疲れの中、私は新幹線の車中の人となった。

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