NTT西日本の淀グラウンドは、京都府久世郡久御山町という場所にある。
京阪本線淀駅、または近鉄京都線大久保駅からバスに乗り、
久御山町役場前という停留所で降りて5〜6分歩けば着く。
簡単に書いてしまえばそういうことなのだが、
専用グラウンドを持つ大阪の社会人野球チームの中で、
大阪からの距離が群を抜いて離れているのはNTT西日本である。

だから、でもないが、これまで淀Gで試合を観る機会に恵まれず、
今日のオープン戦が事実上初観戦。

NTT西日本5−1NOMO BASEBALL CLUB

NBC 000 000 010=1
NTT 101 200 10X=5

NBC:藤江、大矢、近藤−天満  NTT:合田、大西、山本−大原、小坂

4回裏、西田朋生の左中間への2ランが圧巻。
NBCは谷祥司郎の左越え適時二塁打で1点を返すにとどまった。

観覧席は一、三塁のベンチ横だけ。
フェンスが低いので観やすいが、球の行方には他のグラウンド以上に気を使う。
ボールボーイを務める新人選手の背中が目の前にある。
宮崎昌樹と河本泰浩が隣同士で並ぶと、
同じアルファベット8文字なのに河本のフォントのほうが細いことまで気が付くほど。
グラウンド後ろの陸上トラックでは、なぜか野口みずきがトレーニングしていた。
淀Gまで何を見に来たんだか(笑)

淀グラウンドのオープン戦は10時30分頃開始なので、
そのあとどこかの球場へ移動するつもりでいた。
京阪淀駅行きのバスが着く時間に合わせて町役場前の交差点にたどり着くと、
淀駅方向から京阪宇治行きのバスがやって来た。
乗り換えがうまく行けば太陽が丘(宇治市)へ行こう、と決めて乗り込む。
で、結局うまく行ったのだが(笑)だいたい40分ぐらいかかった。
ちなみに、久御山町と宇治市は隣りあっている。

今日開幕した京滋大学野球春季?部リーグ。
第二試合(京都学園大学vs滋賀大学)が5回表まで進んでいた。

滋賀大 000 000 000 00=0 H3 E2
学園大 000 000 000 01=1x H7 E0
(延長11回)

滋賀:西山−松本  学園:梅原−河本、和田

最終学年を迎えた学園大・梅原伸亮(4・金光大阪)が目当てなのか、
ネット裏にスカウトの姿が目立つ。
初めて梅原を観た2回生のときを思えば、
直球の速さをより速く見せるような技が加わったように見えた。
ピッチングが進化し続けているのがなんとなくわかる。

しかし、この試合で興味を覚えたのは滋賀大の西山貴之(2・釜石南)。
登録では170cmの小柄なサウスポーは、マウンド度胸充分。
勢いのある球を投げるかと思えば、スローボールを投げてみたり、
クレバーな投球で学園大打線を翻弄していた。

11回裏、1アウト二、三塁で学園大のサヨナラの好機。
三塁走者の石井翔(4・江の川)が猛然と本塁へ突入すると、
打席の和田修平(4・鳥取城北)がスクイズの構え。
西山の投げた球はそれを外して捕手のミットに納まったが、
一塁方向に流れていたため石井の生還を許すことになった。
本塁前でへたり込む西山。
しかし、佛教大の連覇を阻む一番手と目される学園大を
これだけ苦しめるとは全く予想もしておらず、今後が非常に楽しみ。
太陽が丘までハシゴ観戦の甲斐があった。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索