壽 初春大歌舞伎(幕見)@大阪松竹座。
2005年1月15日今日は、現在関東某所に住む旧友が大阪に来るとのことで、
久々に会って夕食に行く予定だった。
しかし本人の体調の都合で来阪できず、再会は残念ながら延期に。
で、空いた夕方のスケジュールに、
以前からの懸案だった松竹座の“幕見”を入れることにした。
お目当ては夜の部の『廓文章・吉田屋』。1300円也。
遊女・夕霧(片岡孝太郎)に入れ揚げて多額の借金を抱え、
勘当の身分である藤屋の若旦那・伊左衛門(中村扇雀)。
編み笠をかぶり、紙の衣を着たみすぼらしい姿で
夕霧の居る吉田屋に現れるのだが、紙の衣と言ってもそこは舞台のこと。
これがまた綺麗なのである。
ただの紙ではなく恋文を衣に仕立てたようなもので、
“朝な夕な”だの“戀しく”だのそれらしき文言が散りばめられてある。
おまけに襟元の紫が何とも言えず色っぽい。
扇雀の伊左衛門だが、上方の頼りない遊び人の若旦那っぷりが
想像以上に匂い立っていたように思う。
兄・翫雀は立役のみだが、扇雀は女形も立役も両方こなすところは
父・鴈治郎と同じ。
孝太郎の綺麗で華やかな立ち姿は、
『白い巨塔』の佃友博しか知らない人が見たらどう思うやろ?
と一瞬考えてしまうほど。
まだちょっとカタいかな、とも思ったけれど。
番付(プログラム)には、7月の中村勘三郎襲名披露の予告が少々。
昨年秋の平成中村座凱旋公演は行けなかったから、
今度は幕見でなく二等席か三等席を買って観に行きたいもの。
東京の歌舞伎座も一度行ってみたいが、なかなか・・・。
久々に会って夕食に行く予定だった。
しかし本人の体調の都合で来阪できず、再会は残念ながら延期に。
で、空いた夕方のスケジュールに、
以前からの懸案だった松竹座の“幕見”を入れることにした。
お目当ては夜の部の『廓文章・吉田屋』。1300円也。
遊女・夕霧(片岡孝太郎)に入れ揚げて多額の借金を抱え、
勘当の身分である藤屋の若旦那・伊左衛門(中村扇雀)。
編み笠をかぶり、紙の衣を着たみすぼらしい姿で
夕霧の居る吉田屋に現れるのだが、紙の衣と言ってもそこは舞台のこと。
これがまた綺麗なのである。
ただの紙ではなく恋文を衣に仕立てたようなもので、
“朝な夕な”だの“戀しく”だのそれらしき文言が散りばめられてある。
おまけに襟元の紫が何とも言えず色っぽい。
扇雀の伊左衛門だが、上方の頼りない遊び人の若旦那っぷりが
想像以上に匂い立っていたように思う。
兄・翫雀は立役のみだが、扇雀は女形も立役も両方こなすところは
父・鴈治郎と同じ。
孝太郎の綺麗で華やかな立ち姿は、
『白い巨塔』の佃友博しか知らない人が見たらどう思うやろ?
と一瞬考えてしまうほど。
まだちょっとカタいかな、とも思ったけれど。
番付(プログラム)には、7月の中村勘三郎襲名披露の予告が少々。
昨年秋の平成中村座凱旋公演は行けなかったから、
今度は幕見でなく二等席か三等席を買って観に行きたいもの。
東京の歌舞伎座も一度行ってみたいが、なかなか・・・。
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