壮絶二段重ね。

2004年10月31日
朝8時頃眼が覚めたが、晴れてるとは思わなかった。
しかし、今日の甲子園は昨日からの雨の影響で
試合開始は10時30分になったらしい。
完全に中止ならば、神戸ユニバー記念陸上競技場へ
関西学生アメリカンフットボールを観に行く予定にしていたのだが、
甲子園の第一試合だけ観たあとで神戸へ移動することに。
第二試合の全勝対決(関西学院vs立命館・14時開始)に間に合えば。

《甲子園・第一試合》 
市立和歌山商業高校(和歌山1位)9−8東海大学付属仰星高校(大阪2位)

東海仰 000 030 023=8 H14 E2
市和商 000 100 611x=9 H17 E2

仰星:稲田、岩木−東   市商:田島−上野

【本塁打】岩本直(仰星・5回2ラン)、岩木(仰星・5回ソロ)、宮崎(仰星・9回3ラン)

仰星は1点をリードされた5回表、2アウトから岩本直也、岩木優の
連続本塁打で3−1と逆転したが、試合はここからが凄かった。
7回裏の市和商、先頭8番上野峻矢の安打から始まった攻撃は
2人続けてのバントが失策と内野安打となり、信下真也の2点適時打、
1アウト後伊藤翔の2点適時二塁打、坂の適時打、山本貴博の犠飛で
一挙6点のビッグイニングとなった。
8回表仰星は2点を返すとその裏に市和商がまた1点を追加、
流れから言っても勝利を手中にしたかに思えた。
しかし9回表、市和商のマウンドを守ってきた田島康平が連打を浴びる。
二塁走者を牽制でアウトにしたまでは良かったがまた安打で一、二塁。
これまで3安打と当たっていた宮崎大志にライトへ持って行かれ、
起死回生の同点3ランに。
その裏、市和商は坂が今日4本目の安打となるバントヒットで出塁すると
山本が送りバント。
そして上野がレフトへ安打を飛ばし、坂が生還してサヨナラ勝ち。
両校合計31安打が飛び交う壮絶な約2時間半の打撃戦だった。

三塁側市和商スタンドは吹奏が30人ぐらい。
「ライト前!レフト前!おまけにバッターオトコマエ!」
などと控え部員たちが弾けまくっていて、
好機を迎えても冷静だったベンチの様子との好対照ぶりが面白かった。
仰星側は大阪大会と同じような声だけの応援。
こんなところで学校ごとの近畿大会に対する温度差がわかるような・・・?


甲子園から板宿経由で神戸総合運動公園、所要時間約1時間。
「来るんやったら場所取っとくよー」
とメールをくれていた関学ファンの友人を見つけたとたんにキックオフ。
応援歌『新月旗の下に』が高らかに鳴り響く。

関西学院大学FIGHTERS
  0  14  10  6=30
  0   7  14  7=28
立命館大学PANTHERS

関学ファンの真っ只中で試合を観ることはあまり無いのだが、
応援にはなぜか違和感無く付いて行ける。
(でもディフェンス時にも『レッツゴーKG』があるのは少々違和感)
時折雨の降る中での天然芝の試合で、よく滑るシーンが見られた。
友人と喋り(騒ぎ?)ながら観ていたので、何分に誰がTDなどの
記録はまったく付けていない。

第4Q、残り1分と少しのところで立命にタッチダウンを奪われ、
2点差になったところでの関学のオフェンス。
ニーダウンで時間が過ぎるのを待っても良さそうなものだが、
関学QBの河野順がさらに得点を狙うべく攻めに出てきた。
しかしボールをファンブル、立命ターンオーバーで攻守交替。
ジワジワと敵陣に攻め寄って残り35ヤード近くまで進み、時計は残り5秒。
フィールドゴールが決まれば立命が逆転のこれ以上無い場面。
しかし、立命のキックはゴールには入らなかった。

試合前は、もっと少ない得点による接戦になるかと思っていたが、
このぐらいの点の取り合いも非常に面白い。
鳥肌の立つような壮絶な試合展開、無理してでも行って良かった。
今日は勝って歌った関学の校歌『空の翼』を、
再来週は敵側のスタンドで聞くことになるわけだが・・・(汗)

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