この3〜4日間、仕事以外では誰とも話す気分になれなかった。
エエ加減立ち直らなあかんなぁ・・・と思い、
土曜日は“センチメンタル・ジャーニー(松本伊代ではない)”にしよう、
と前の日に決めた。
西京極の龍産戦でも南港の選手権近畿予選でも良かったのだが、
とにかく電車に揺られてボーっとしていたい。

伊勢まで、近鉄特急を使わずに急行で2時間以上かけて行ってみた。
ロングシートの電車はこういった旅行には不向きである。
伊勢市駅で降りて、目的のバスの時間までまだ30分ほどあるので
伊勢神宮の外宮まで散歩。
昼間でも薄暗い木立の中を、玉砂利を踏みしめて歩いているだけで
心が洗われるようだ。

三重交通バスに乗って、“河口外科前”で下車。
伊勢女子高校の方向に向かうと、登り坂の遊歩道が現れる。
それを登りきったところに、倉田山公園球場がある。
伊勢神宮奉納・JABA伊勢大会の会場である。
第二試合がすでに始まっており、到着したのは3回裏途中。
第一試合は、東海理化が11−0で一城クラブに勝ったらしい。

《第二試合》 東海REX10−0相模原クラブ

相模原 000 00=0
REX  004 42=10

相模原:川崎、新堀、飛弾−下里   REX:河村−藤尾

藤尾敦のセンターオーバー2点適時打で10点差となり、5回コールド。

東海REXのユニフォームの袖に、各選手の勤務先を書いたワッペンが
付けられているのに気がついたのは4回裏の攻撃中だった。
“新日本製鐵”とか“中京コカコーラボトリング”とか。
出場全選手のそれを確認しようとしている間に試合が終わってしまった。

《第三試合》 JR東海6−1ヤマハ

ヤマハ 000 010 001=2 H12 E1
J東海 302 100 00X=6 H8 E0

ヤマハ:芦川、児玉、斎藤、広岡、鈴木裕、石井−絵鳩、松尾
JR:植野、大角−宮澤

【HR】青山(JR・1回3ラン)、御園生(JR・3回2ラン)

1回表JRはヤマハ先発の芦川武弘の立ち上がりを捉え、
1アウト一、三塁で4番青山眞也がレフトへ大きな先制アーチ。
3回にも御園生博章がライトへ2ランを叩き込んで大きくリード。
4回で6点差がつき、あわやコールドゲームの展開だったが、
ヤマハは5回に星川学の適時打で一矢を報いる。
5回から毎回投手を替えてきたヤマハの前に、
JRは走者を出すもなかなか得点にならず9回まで進んだ。

JR先発・植野竜二郎は連打を何度か浴びるなど
結構ピンチを迎えていたようだが、なんとか1失点で抑えている。
サイド気味のフォームから時折見せるスローボールが効果的。

伊勢大会では、本塁打が出ると
「サンジルシ醸造から“ホームラン賞”が贈られます」
といったアナウンスが入る。
味噌や醤油がもらえたりするのだろうか。

倉田山球場は、中堅122m、両翼97.5m。照明塔付き。
椅子席から芝生席にかけてのロケーションは、
上段席の無い姫路球場のようにも映る。
スコアボードの選手名の欄には守備位置の番号が入るのがややこしいが、
試合前のノック(7分間)のときには5回に“7”が表示され、
残り時間がカウントダウンされるのが面白い。

帰りは宇治山田駅までバス。
停留所で待っていると、消防車が2台鳥羽方向へ走っていった。
宇治山田駅からはちょうど快速急行が来ていたので、
往路同様特急に乗ることなく帰ることになった。
またもやロングシートで2時間以上。
あれやこれや考えるにはちょうど良かったわけだが・・・
それにしても、近鉄大阪線の急行は車両がボロ過ぎないか?

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