まだまだ。

2004年9月10日
今週末予定のストライキは、ひとまず回避された。
しかし、来週17日までに選手会とNPBの協議が合意に至らなければ、
再びストライキへをすることになるだろう。

選手会の古田敦也会長(スワローズ)が会見で言うことには、
「大阪に近鉄バファローズを残せるかも知れない可能性にかけて」
スト回避を判断したらしい。

古田の揚げ足を取るわけではないが、
ここでちょっと穿った見方をしてみたい(意地悪なヤツだ)。

近鉄球団とオリックス球団の合併が合意に達したとき、
新しいチーム名を“オリックス・バファローズ”として、
本拠地は大阪ドームになるようなことが報道されていた、と思う。
これが正確な内容であるならば、
「バファローズは大阪に残る」
ということになる。
親会社は残っても、消え去ろうとしているのは
本拠を神戸に置くブルーウエーブではないのか?

行こうとする度に不便だの遠すぎるだのと文句は言っていても、
神戸総合運動公園の野球場は大阪ドームよりも
遥かに素晴らしい環境のスタジアム、いや“ボールパーク”である。
ここを本拠地とするプロ野球のチームがなくなってしまうことになるのは、
個人的には大きな損失だと思う。

乱暴な言い方をすれば、3年後には球団から撤退を予定しているなどと
堂々と公言するような“近鉄”にはさっさとお引取り願いたい。
そして新たな親会社や経営母体のもとで
来年も大阪ドームを本拠地にする“バファローズ”が存続して欲しい、
と思うのは夢物語だろうか。
ブレーブス色を払拭するのに躍起になっていたあの宮内オーナーでは
いつまで“バファローズ”でいられるかわかったものではないし。

古田には、できれば
「大阪にバファローズ、神戸にブルーウエーブを残す」
と言って欲しかった。
非常にワガママなお願いかも知れないが。

記者会見を終えようとするとき、NPB側の瀬戸山交渉委員会委員長が
古田に握手を求めたが、古田はこれを拒絶した。
TVでそのシーンを見て、私は思わず
「オトコやなぁ〜」
という言葉を発していたのだった。

戦いはこれから。
戦いは今から。

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